【引退理由を検証】2021年の引退表明と2022年の引退試合で何があった?
引退を決断したのはRIZINでの2連敗
春日井が引退を表明したのは、2021年10月2日のRIZIN LANDMARK vol.1です。
今成正和に一本負けを喫した後、RIZIN公式の試合後インタビューで現役引退を明言しました。
引退の背景には、複数の事情がありました。
1. UFCという長年の目標を断念したこと
春日井はもともと、世界最高峰の総合格闘技団体UFCへの参戦を目標にしていました。
しかし、自分の実力を考え、その夢を諦める決断をします。
次の目標として掲げたのが、日本最大級の舞台であるRIZINへの参戦でした。
その目標は実現しましたが、扇久保博正、今成正和との2試合では勝利をつかめませんでした。
2. 身体へのダメージが蓄積していたこと
RIZIN公式インタビューでは、引退理由について身体の状態にも触れています。
春日井は身体がボロボロで、首にも問題を抱えていたと説明しました。
もっと活躍したかったという思いは残っていたものの、競技を続けることの難しさを感じていたようです。
3. 志村道場と故郷に恩返しできなかったという心残り
春日井は、所属していた志村道場と地元の山岡町を全国区にしたいという思いを持っていました。
志村道場の代表に対しても強い感謝を示し、格闘技を続けてこられたのは代表のおかげだと語っています。
引退時の本人の言葉には、目標を達成できなかった悔しさと、支えてくれた人たちへの感謝が表れていました。
2022年5月7日、HEAT50で最後の試合
2021年に引退を表明した春日井ですが、実際には翌年にもリングに上がっています。
舞台は2022年5月7日に開催されたHEAT50。
対戦相手は笹晋久で、MMAルールの5分3ラウンドで試合を行いました。
結果は判定0-1のドロー。
勝敗はつかなかったものの、HEATの記念大会で現役生活に区切りをつけるという意味を持つ試合でした。
ゴング格闘技やイーファイトも、この試合を春日井の引退試合として報じています。
春日井のキャリアと転換点を時系列で整理
ここまでの経歴を、関係者・大会記録・公式プロフィールを基に整理します。
この年表から分かるのは、春日井の引退が一度の決断で格闘技人生を完全に終わらせたものではなかったということです。
選手としての第一線から退いた後も、別の形で競技と向き合い続けています。
【引退後の活動】覆面ファイター「寒天マン」として復帰した理由
引退後も格闘技から離れなかった
引退後の春日井は、従来の選手活動とは異なる形でリングに戻ります。
それが「寒天マン」という覆面ファイターとしての活動でした。
皇治がプロデュースする格闘技イベントNARIAGARIなどに出場し、キックボクシングやMMAの試合を経験しています。
2023年2月のNARIAGARI第1回大会では、寒天マンとしてキックボクシングルールの試合に出場し、判定勝利を収めました。
ゴング格闘技も、寒天マンの正体が春日井“寒天”たけしであることを紹介しています。
なぜ再び試合をするようになったのか
2025年9月のMMAPLANETのインタビューでは、春日井自身が引退後の心理について詳しく語っています。
興味深いのは、現役時代と引退後では試合に対する考え方が変わったという点です。
現役時代はトップを目指し、勝利することに強くこだわっていました。
その一方で、試合になると練習どおりに身体が動かないことがあり、試合後に後悔することも多かったと振り返っています。
引退後は、勝敗だけにとらわれず、自分の実力を出し切ることを重視するようになりました。
インタビューでは、引退後に未練が残ったため復帰したことも明かしています。
「俺は引退して、未練があった。だから復帰しました」
これは、単に現役生活に戻りたかったという話ではありません。
自分が格闘技に対して抱えていた心残りを解消し、若い選手にも挑戦する姿勢を伝えたいという考えがありました。
2025年には本名でDEEPに復帰
寒天マンとしての活動を経て、春日井は2025年9月15日のDEEP127 IMPACTに出場しました。
対戦相手は魚井フルスイング。
試合は2ラウンドの判定3-0で春日井が勝利しました。
この試合は、2022年5月の引退試合以来となる春日井たけし名義でのMMA公式戦でした。
約3年4か月ぶりの実戦復帰です。
また、2025年2月26日のBREAKTHROUGH COMBAT 03ではチェ・ハンギと対戦し、ドローという結果を残しています。
この試合は、直前の欠場者の代役として急きょ出場したものでした。
MMAPLANETのインタビューでは、試合10日前に代役の打診があり、普段から一定レベルの練習を続けていたため出場を決めたと説明しています。
現在の戦績は何勝何敗?
ここで注意したいのが、春日井の通算戦績です。
恵那市観光協会のプロフィールには、プロ戦績36戦26勝9敗1分と掲載されています。
一方、復帰後の試合を含む格闘技戦績データベースのFIGHT BASEでは、29勝9敗3分1無効試合、合計42戦という集計が掲載されています。
両者の数字は一致していません。
観光協会の紹介は観光大使としての経歴紹介であり、最新の全試合を反映した戦績データベースとは更新時点や集計対象が異なる可能性があります。
そのため、記事やプロフィールを見る際には、どの時点の戦績なのかを確認することが大切です。
少なくとも2025年9月のDEEP127での勝利は、DEEP公式結果でも確認できます。
【現在の活動】寒天ファイトスピリットの代表・トレーナーとして後進を育成
寒天ファイトスピリットとは?
2026年現在の春日井を語るうえで重要なのが、寒天ファイトスピリットです。
HEAT24の中村店公式ページでは、同ジムのトレーナーとして春日井健士の名前が掲載されています。
また、スポーツ用品ブランドVIAの2025年12月24日付の紹介記事では、春日井が寒天ファイトスピリットの代表兼トレーナーを務めていると紹介されています。
ジムの名前には、春日井ならではの思いが込められています。
- 寒天:故郷・恵那市山岡町の名産品である細寒天
- FIGHT SPIRIT:格闘技に必要な闘志や精神面の強さ
ジム公式ページによると、現役時代に心技体の中でも精神面が重要だと感じ、メンタルトレーナーの資格を取得したことが名称の由来になっています。
技術だけでなくメンタル面も指導
寒天ファイトスピリットの指導内容は、MMAの技術だけに限定されていません。
公式ページでは、次のような指導方針が紹介されています。
- 格闘技の基本姿勢
- 寝技
- 打撃
- 組み技
- メンタルトレーニング
- キッズ向けの運動・格闘技指導
- プロ選手を目指す人への指導
特に注目したいのは、小学生向けのキッズクラスにも力を入れていることです。
プロ志望の選手だけではなく、運動能力を高めたい子どもや、健康づくりを目的とする人も対象にしています。
春日井が現役時代に経験したプレッシャーや、試合で実力を発揮する難しさを、後進への指導に生かしている点も特徴です。
プロ練習会を率い、セコンドとしても活動
2025年のMMAPLANETのインタビューでは、引退後に中部地方のプロ選手の練習会を率い、セコンドとして活動してきたことが明かされています。
春日井は、自分自身の試合経験やメンタル面の研究を若い選手に共有していました。
また、2026年10月30日のゴング格闘技の報道でも、春日井の指導を受ける濱口奏琉が紹介されています。
濱口は大阪から名古屋に拠点を移し、春日井の指導を受けながら試合に臨んでいる選手です。
これは、春日井の活動が単なるジム運営にとどまらず、実際の選手育成にもつながっていることを示す近況です。
【恵那市観光大使】山岡細寒天のPRと地域貢献
2016年に恵那市観光大使へ就任
春日井は、2016年6月19日に恵那市観光大使に任命されました。
出身地は恵那市山岡町。
観光協会の公式プロフィールには、格闘技と山岡町の寒天を多くの人に知ってもらうため、PR活動を行っていることが記載されています。
格闘家として知名度を高めながら、故郷の名産品を発信するという活動は、春日井のキャリアを貫くテーマでもあります。
山岡細寒天の魅力を発信
山岡細寒天は、恵那市山岡町の伝統産業です。
地域の冬の気候を利用して製造され、全国的にも高い生産シェアを持っています。
春日井のリングネームに「寒天」が採用されているのも、この地域とのつながりが理由です。
2023年には、恵那市内で開催されたイベントでミット打ち体験を実施しました。
参加者がパンチを打ち、春日井がその強さを評価するという内容で、子どもから大人まで楽しめる企画でした。
体験者には寒天ラーメンなどの寒天商品が渡され、春日井自身も「ヘルシー」という言葉を広めようと呼びかけています。
この様子は恵那市の公式ウェブサイトでも紹介されています。
また、2023年には山岡細寒天の普及への貢献に対し、恵那観光大使として感謝状も贈呈されました。
この活動から分かるのは、春日井が単に観光大使の肩書きを持っているだけではないということです。
格闘技イベントでの知名度を、地元の産業や観光に還元する役割を担っています。
【2026年最新】春日井“寒天”たけしの現在とInstagram
現在は格闘技指導と地域活動が中心
2026年11月現在、春日井の活動を整理すると、大きく3つに分けられます。
第一に、格闘技ジムでの指導。
寒天ファイトスピリットで、プロ選手からキッズ、一般のトレーニング希望者まで幅広く指導しています。
第二に、選手育成とメンタル面のサポート。
自身が経験してきた試合のプレッシャーや精神面の課題を、後輩選手に伝えています。
第三に、恵那市のPR活動。
観光大使として山岡細寒天の魅力を伝え、地元とのつながりを保っています。
2025年のインタビューでも、格闘技を人生のすべてにするのではなく、人生を豊かにするための手段として捉える考え方を語っています。
Instagramの公式アカウントは?
春日井のInstagramについては、RIZIN公式プロフィールにアカウントが掲載されています。
Instagram
@kantentakeshi
RIZIN公式プロフィール掲載アカウント
YouTubeについても「寒天ヘルシーちゃんねる」がRIZIN公式プロフィールに記載されています。
試合情報だけでなく、ジムやトレーニング、格闘技に関する活動を追う際の確認先になります。
2026年の情報を見る際に押さえたい3つのポイント
春日井について調べると、古いプロフィールと新しい試合情報が混在していることがあります。
特に、次の3点は区別して理解する必要があります。
- 引退時期: 引退表明は2021年10月、引退試合は2022年5月。
- 競技復帰: 2023年以降は寒天マンとして活動し、2025年9月にはMMA公式戦にも復帰。
- 現在の立場: ジムでの指導・選手育成と地域PRが活動の重要な柱。
公開されている試合記録で確認できる直近のMMA公式戦は、2025年9月15日のDEEP127です。
2026年には指導者としての活動も格闘技メディアで紹介されており、現在の春日井を理解するうえでは、選手時代の実績だけでなく育成活動にも注目する必要があります。
【プロの結論】春日井“寒天”たけしの本当の魅力は引退後にある
春日井の経歴を振り返ると、格闘家としての評価と、引退後の活動を切り離して考えることはできません。
HEATで2階級を制し、RIZINという大舞台にも立った一方、目標としていたUFCには届かず、2021年には引退を決断しました。
しかし、その後も格闘技を完全に手放すことはありませんでした。
覆面ファイターとして再びリングに立ち、自分自身の未練と向き合い、後輩の指導にも力を入れるようになっています。
ここには、春日井のキャリアを理解するための重要な視点があります。
現役引退と、格闘技人生の終了は同じではないということです。
競技者として勝利を追い続ける段階から、経験を伝え、選手を育て、地域に貢献する段階へと役割が変化しました。
また、寒天ファイトスピリットという名前にも、その考え方が表れています。
格闘技の技術だけではなく、精神面も鍛えるという方針は、現役時代に自身が抱えていた課題を次世代に伝える取り組みでもあります。
春日井の活動を評価する際には、次の3つの基準が参考になります。
1. 競技実績: HEAT2階級制覇やRIZIN参戦など、選手としての実績。
2. 指導実績: プロ選手の育成、セコンド、メンタル面のサポート。
3. 地域貢献: 恵那市観光大使としての山岡細寒天のPR活動。
この3つを合わせて見ることで、春日井“寒天”たけしという人物の全体像が見えてきます。
春日井“寒天”たけしに関するよくある質問(FAQ)
Q1:春日井“寒天”たけしの年齢は何歳ですか?
A1:1988年7月27日生まれで、2026年11月現在38歳です。
Q2:春日井“寒天”たけしは本当に引退したのですか?
A2:2021年10月にRIZINで引退を表明し、2022年5月にHEAT50で引退試合を行いました。その後、寒天マンとしての活動を経て、2025年9月にはMMA公式戦に復帰しています。
Q3:春日井“寒天”たけしはRIZINで何勝していますか?
A3:RIZINでは2試合に出場し、扇久保博正と今成正和に敗れています。RIZINでの戦績は0勝2敗です。
Q4:春日井“寒天”たけしはHEATの王者だったのですか?
A4:はい。HEATのバンタム級とフライ級で王座を獲得した2階級王者です。
Q5:現在は何をしているのですか?
A5:寒天ファイトスピリットの代表・トレーナーとして、格闘技指導や選手育成に取り組んでいます。また、恵那市観光大使として山岡細寒天のPR活動も行っています。
Q6:春日井“寒天”たけしのInstagramはありますか?
A6:RIZIN公式プロフィールにInstagramのアカウント「@kantentakeshi」が掲載されています。
Q7:寒天マンと春日井“寒天”たけしは同一人物ですか?
A7:はい。寒天マンは、春日井が引退後に活動していた覆面ファイターの名前です。本人もMMAPLANETのインタビューで、その活動について説明しています。
まとめ:春日井“寒天”たけしは格闘技と故郷をつなぐ存在へ
春日井“寒天”たけしは、HEATでの2階級制覇、RIZIN参戦、2021年の引退表明、2022年の引退試合を経て、格闘技との関わり方を変えてきました。
その後も寒天マンとしてリングに立ち、2025年にはDEEPで実戦復帰。2026年現在は寒天ファイトスピリットでの指導や選手育成を重要な活動として続けています。
さらに、2016年から務める恵那市観光大使として、故郷の山岡細寒天を広める活動にも取り組んでいます。
彼の経歴を理解するうえで大切なのは、2021年の引退表明だけで現在を判断しないことです。
格闘家として積み上げた経験を、指導者として次世代に伝え、地元の魅力を全国に届ける。
それが2026年現在の春日井“寒天”たけしを理解するための重要なポイントです。
今後は寒天ファイトスピリットからどのような選手が育つのか、そして山岡細寒天のPR活動がどのように広がっていくのかにも注目が集まります。 (出典: 春日井 寒天 たけし(Yahoo!ニュース))