献血で足りない血液型は?2026年最新の需給データと不足の理由を徹底解説
「献血で足りない血液型はA型やB型なの?」「O型やAB型の血液は不足していない?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。献血では、血液型によって必要とされる量が異なるうえ、地域や季節、医療機関の需要によって不足する血液の種類が変わります。実際、日本赤十字社は血液型別の在庫や医療機関の需要を管理しながら、必要な献血への協力を呼びかけています。
2026年11月5日時点で確認できる厚生労働省の最新の年度実績は、2025年度の献血・供給実績です。2026年7月1日の献血推進調査会では、必要な血液は安定的に確保できていると報告される一方、若年層の献血者減少や将来の安定供給に向けた課題も明らかになりました。この記事では、A型・B型・O型・AB型の需給の考え方から、400mL献血や成分献血の必要性、冬場の献血不足、ラブラッドの最新情報まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 血液型別の不足:不足する血液型は固定されておらず、A型・B型・O型・AB型のいずれも地域や時期によって協力が必要になる。
- 2026年の実態:2025年度は延べ約500万人が献血に協力し、必要な血液を安定的に確保。一方、20代・30代の献血者減少が課題となっている。
- 協力のポイント:400mL献血や成分献血、冬場の継続的な献血が重要。ラブラッドを利用すれば予約や献血記録の確認もできる。
【結論】献血で足りない血液型は決まっていない!A型・B型だけが不足するわけではない
最初に答えを示すと、献血で不足する血液型は年間を通して固定されているわけではありません。
日本赤十字社が管理する血液製剤の需給は、A型・B型・O型・AB型という血液型だけでなく、赤血球・血小板・血漿といった製剤の種類、医療機関の使用量、地域の献血者数などによって変動します。
血液型ごとの不足状況をどう考えるべきか
一般的なABO式血液型には4種類あります。それぞれの血液は輸血時の適合条件が異なるため、特定の血液型だけを大量に確保すればよいわけではありません。
- A型:A型の患者に必要となる赤血球製剤などを確保する必要がある。
- B型:B型の患者に適合する血液製剤の安定供給が必要。
- O型:O型の患者に使う製剤のほか、緊急時の輸血対応でも重要な役割を持つ。
- AB型:AB型の患者に適合する製剤を確保する必要がある。血漿製剤ではAB型の血漿が重要な役割を果たす。
ここで注意したいのは、人口に占める血液型の割合と、実際に不足する血液型は同じ意味ではないということです。
例えば、ある血液型の人が多くても、献血への参加率が低ければ必要量を確保できない可能性があります。逆に、人口比率が低い血液型でも、医療機関の需要に応じた供給体制が整っていれば、直ちに不足するとは限りません。
2026年11月の東京都の献血状況にも注目
地域によって必要な献血の種類が変わることを示す例が、東京都赤十字血液センターの公表情報です。
同センターが2026年10月29日に更新した10月30日~11月5日の献血状況では、400mL献血についてA型・B型・O型・AB型のすべてが「非常に困ってます」と表示されていました。成分献血についても4つの血液型すべてに協力が必要な表示が出ています。一方、200mL献血は4つの血液型すべてが「安心です」とされていました。
これは、特定のA型やB型だけが不足しているという単純な状況ではなく、血液型と献血方法を組み合わせて必要量を確保する必要があることを示す事例です。
ただし、日本赤十字社の説明によると、こうした表示は血液センターの直近の実在庫をそのまま示すものではありません。医療機関に必要な血液を安定して届けるための協力要請の目安です。
したがって、SNSなどで「A型が不足している」「B型が余っている」という情報を見かけても、それだけで全国の需給状況を判断するのは適切ではありません。

【2026年最新データ】日本赤十字社の血液在庫と献血者数の実態
2026年の献血事情を理解するには、厚生労働省の献血推進調査会で報告された2025年度の実績が重要です。
2026年7月1日に開催された令和8年度第1回献血推進調査会では、日本赤十字社から2025年度の供給実績と献血者数が報告されました。
2025年度の献血・供給実績
日本赤十字社の報告によると、2025年度に医療機関へ供給した輸血用血液製剤は合計1,752万単位でした。
| 項目 | 2025年度実績 | 内容 |
|---|---|---|
| 赤血球製剤 | 652万単位 | 出血や貧血などの治療に使用 |
| 血漿製剤 | 215万単位 | 血液凝固因子の補充などに使用 |
| 血小板製剤 | 884万単位 | 止血機能の補充に使用 |
| 輸血用製剤合計 | 1,752万単位 | 医療機関への供給実績 |
| 全血献血 | 343万人 | 200mL・400mL献血 |
| 血漿成分献血 | 99万人 | 血漿を採取する献血 |
| 血小板成分献血 | 57万人 | 血小板を採取する献血 |
| 献血協力者合計 | 約500万人 | 各献血方法の延べ実績 |
| 原料血漿供給量 | 120万L | 血漿分画製剤の原料 |
注目すべきなのは、2025年度も医療機関への供給に必要な血液を安定的に確保できたと、日本赤十字社が報告している点です。
つまり、2026年に全国的な血液不足が一律に発生していると判断するのは正確ではありません。一方で、必要な量を確保できていることと、将来も安定して確保できることは別問題です。
若い世代の献血者が減少している
同じ調査会で明らかになった大きな課題が、年代別の献血者数の変化です。
2024年度と2025年度を比較すると、10代の献血者数は全国で2,690人増加しました。しかし、20代は1万508人、30代は1万4,752人の減少となっています。
また、日本赤十字社の説明では、50代以上の献血者が増加している一方、コロナ禍以降は40代の献血者減少も目立っています。
この数字から見えてくるのは、現在の供給を支えている献血者の年齢構成が変化していることです。
今すぐ必要な血液を確保できていても、継続的に献血する若い世代が十分に増えなければ、数年後の安定供給に影響する可能性があります。
血液製剤の需要は横ばいでも、原料血漿の需要は増加
もう一つ見逃せないのが、輸血用血液と医薬品の原料となる血漿の需要の違いです。
日本赤十字社によると、輸血用血液製剤の需要は全体としておおむね横ばいで推移しています。一方、血漿分画製剤の原料となる血漿の必要量は増加傾向にあります。
背景の一つとして挙げられているのが、自己免疫性神経疾患などに使用される免疫グロブリン製剤の需要増加です。
献血は輸血だけを目的とするものではありません。血漿から作られる医薬品も患者の治療に必要であり、成分献血の重要性が高まっています。
【仕組みを比較】ABO式・Rh式血液型と地域別の不足状況
血液型別の不足を正しく理解するには、ABO式血液型とRh式血液型の違いを知っておく必要があります。
ABO式血液型とは?
ABO式血液型は、赤血球の表面にあるA抗原・B抗原などの違いによって分類されます。
A型はA抗原、B型はB抗原を持ち、AB型は両方の抗原を持っています。O型はA抗原・B抗原を持ちません。
赤血球輸血では、患者の血液型と適合する製剤を選ぶことが基本です。適合しない血液を輸血すると、抗原と抗体の反応によって赤血球が破壊される溶血性副作用が起こる可能性があります。
Rh式血液型とは?
Rh式血液型では、特にD抗原の有無が重要です。D抗原がある場合はRh陽性、ない場合はRh陰性と分類されます。
そのため、一般的に使われる血液型表記には、A型Rh陽性、A型Rh陰性などの区別があります。
血液型の適合性はABO式だけで判断できるものではありません。Rh式や不規則抗体なども考慮し、医療機関と血液センターが安全性を確認します。
血液型と献血・輸血の関係
| 血液型 | 赤血球の特徴 | 需給管理でのポイント |
|---|---|---|
| A型 | A抗原を持つ | A型患者に適合する赤血球の確保 |
| B型 | B抗原を持つ | B型患者に適合する赤血球の確保 |
| O型 | A・B抗原を持たない | 緊急時の赤血球輸血でも重要 |
| AB型 | A・B抗原を持つ | AB型患者向けの赤血球や血漿の確保 |
| Rh陰性 | D抗原を持たない | 適合する希少な血液の確保も重要 |
なお、O型は赤血球輸血で緊急時に使用されることがありますが、すべての患者に無条件で使えるという意味ではありません。また、血漿製剤ではABO式の適合関係が異なります。
「O型は万能」「AB型は誰からでも輸血できる」といった説明を、すべての血液製剤に当てはめるのは誤りです。
地域によって献血の協力要請が異なる理由
日本赤十字社は全国を7つのブロックに分け、血液製剤の需給を管理しています。ブロック内の血液センター間で製剤数を調整し、医療機関への安定供給を図る仕組みです。
そのため、ある都道府県で献血の協力要請が出ていても、全国のすべての地域で同じ状況とは限りません。
例えば、東京都で400mL献血への協力が強く求められている時期でも、別の地域では成分献血や別の血液型の確保が優先される可能性があります。
日本赤十字社は、血液型別の在庫状況について各都道府県の血液センターで確認するよう案内しています。献血に行く前には、全国平均の情報よりも、自分が住む地域の最新の協力要請を確認することが合理的です。
【不足する理由】冬場の献血者減少と血液製剤の有効期間
献血不足の背景には、単純な献血者数の問題だけでなく、血液を長期間保存できないという医学的・物流的な制約があります。
理由1:冬場から春先に献血者が減少する
日本赤十字社は、特に冬場から春先にかけて献血者が減少しやすいと説明しています。
主な理由は次のとおりです。
- 風邪などの体調不良によって献血できない人が増える。
- 学校や企業、団体などの献血協力を得にくくなる。
- 年末年始や年度末などで生活や仕事の予定が変わる。
- 寒さによって外出や献血会場への訪問を控える人が増える。
特に学校や企業での集団献血は、多くの人が一度に協力できる機会です。長期休暇や年度替わりでこうした機会が減ると、必要な血液を計画的に確保しにくくなります。
そのため、冬場の献血協力は重要です。特定のキャンペーン期間だけでなく、年間を通じた継続的な参加が求められています。
理由2:血液製剤には有効期間がある
献血した血液は、いつまでも保存できるわけではありません。製剤の種類によって使用できる期間が決まっています。
| 血液製剤 | 有効期間 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 赤血球製剤 | 採血後28日間 | 貧血や出血時の赤血球補充 |
| 血小板製剤 | 採血後6日間 | 血小板減少や止血機能の補充 |
| 血漿製剤 | 採血後1年間 | 血液凝固因子の補充 |
| 全血製剤 | 採血後21日間 | 赤血球と血漿を同時に補充する場合 |
特に血小板製剤は有効期間が短く、長期的な在庫を積み上げることができません。
血液センターは、医療機関の需要を予測しながら採血量を調整しています。必要量より大幅に多く献血を集めても、すべての血液を期限内に使い切れるとは限りません。
献血が必要なのは、単に大量の血液を集めるためではありません。必要なタイミングで、必要な血液型と製剤を、適切な量だけ確保するためです。
理由3:献血可能人口の減少と世代交代
2026年の献血推進調査会で議論された中長期的な課題が、少子高齢化による献血可能人口の減少です。
若年層の献血者は、コロナ禍以降に回復傾向を示している部分もありますが、コロナ禍以前の水準には戻っていません。
一方、20代・30代は仕事や家事、育児などで献血の時間を確保しにくい世代でもあります。調査会では、企業への献血バスの配車回数を増やすなど、献血に参加しやすい環境を整える必要性も議論されました。
現在の血液供給を支える50代以上の献血者が将来、献血可能年齢を超えていくことも考慮すると、若い世代の継続的な参加は重要な課題です。
【400mL献血と成分献血】どちらが必要?献血方法ごとの役割を解説
献血に行くと、200mLではなく400mL献血を勧められたり、成分献血を案内されたりすることがあります。
これは、単に一度に多くの血液を集めたいからではありません。患者の安全性や、医療現場で必要とされる製剤の種類を考慮したものです。
400mL献血が必要とされる理由
日本赤十字社が400mL献血を推奨する理由の一つは、輸血を受ける患者が接する献血者の人数を減らせることです。
例えば、800mLの赤血球製剤を確保する場合、200mL献血由来の血液では4人分が必要ですが、400mL献血由来なら2人分で済みます。
輸血に関わる献血者の人数が少なくなれば、異なる献血者に由来する血液に接する機会を減らすことができます。その結果、輸血後の副作用リスクを低減することにつながります。
ただし、400mL献血ができるかどうかは年齢、体重、健康状態、血色素量などの基準によって判断されます。希望すれば誰でも400mL献血ができるわけではありません。
成分献血とは?血漿献血と血小板献血の違い
成分献血は、血液中から必要な成分だけを採取し、残りの成分を体内に戻す献血方法です。
主に次の2種類があります。
① 血漿成分献血
血液から血漿を採取する方法です。血漿は血液凝固因子などを含み、輸血用の血漿製剤だけでなく、免疫グロブリン製剤やアルブミン製剤などの原料にも使われます。
日本赤十字社は、献血された血液の半数以上が医薬品の原料として利用されることを説明しており、血漿成分献血の重要性が高まっています。
② 血小板成分献血
血小板を中心に採取する方法です。血小板は止血に必要な成分であり、血液疾患の患者や治療中の患者などに使用されます。
血小板製剤は保存期間が短いため、必要な量を継続的に確保することが欠かせません。
自分に合った献血方法を選ぶ基準
| 献血方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 200mL献血 | 全血を採取する方法 | 200mLの基準を満たす人 |
| 400mL献血 | 一度に多くの全血を確保できる | 年齢・体重などの基準を満たす人 |
| 血漿成分献血 | 血漿を中心に採取する | 血漿の需要に応じて協力できる人 |
| 血小板成分献血 | 血小板を中心に採取する | 血小板の需要に応じて協力できる人 |
献血方法は、自分で自由に決められる場合ばかりではありません。会場の受け入れ状況や血液センターの需要、事前検査の結果などによって案内が異なります。
無理に400mL献血を選ぶ必要はありません。健康状態を確認したうえで、医療側が必要とする献血方法に協力することが大切です。

【献血の実践ガイド】ラブラッドで予約する方法と2026年の最新変更点
献血への協力を考えている人にとって、予約のしやすさや会場の情報を確認できることは重要です。
日本赤十字社の献血Web会員サービス「ラブラッド」は、献血予約や献血記録の確認などに利用できるサービスです。
2026年1月から献血カード・献血手帳はアプリへ移行
2026年1月5日から、日本赤十字社は献血カードと献血手帳の新規発行・更新を終了し、ラブラッドアプリへの移行を進めています。
2026年7月の献血推進調査会では、ラブラッドの会員数が2025年度に478万人となったことが報告されました。
また、予約率も大きく上昇しています。2018年10月の導入時と2025年度を比較すると、次のような変化がありました。
- 血小板成分献血:28.9%から92.6%へ上昇。
- 血漿成分献血:21.4%から90.6%へ上昇。
- 全血献血:1.5%から43.9%へ上昇。
予約の普及は、献血者の待ち時間を減らすだけでなく、血液センターが必要な献血者数を計画的に確保するうえでも役立ちます。
2026年11月2日にラブラッドアプリが利用再開
2026年の最新情報として、ラブラッドアプリは10月16日から一時的にサービスを停止していました。
これは、国立研究開発法人情報通信研究機構が10月13日に公表した、公開アプリを悪用する攻撃手法への注意喚起を受けた予防的措置です。
その後、日本赤十字社は安全性の確認を行い、2026年11月2日13時からアプリ版の利用を再開しました。
日本赤十字社は、今回の確認でアプリを安全に利用できることを確認し、攻撃や情報漏えいも確認されていないと公表しています。
2026年11月5日時点では、アプリの予約機能やプッシュ通知なども利用可能です。
献血に協力するまでの流れ
- ラブラッドに登録し、利用できる献血会場を確認する。
- 希望する日時と献血方法を選び、予約する。
- 当日は本人確認や問診を受ける。
- 血圧、脈拍、体温、血色素量などの事前検査を受ける。
- 医師などによる確認を経て、献血を行う。
- 献血後は十分に休憩し、水分補給を行う。
献血前には体調を整え、問診では病歴や服薬状況などを正確に申告してください。健康状態によっては献血できない場合もあります。
献血をする前に知っておきたい注意点
- 睡眠不足や体調不良のときは無理をしない。
- 献血前には水分を補給する。
- 食事を抜いた状態で献血しない。
- 医師やスタッフの判断に従う。
- 献血後は十分な休憩を取る。
また、献血を希望しても、血液の確保状況によっては受付できない場合や、会場ごとに協力をお願いする献血方法が指定される場合があります。事前に最新の情報を確認しておくと安心です。
【プロの結論】本当に必要なのは特定の血液型だけでなく継続的な献血
献血不足という言葉から、特定の血液型が常に不足しているような印象を持つ人もいます。しかし、2026年の公的資料から読み取れる本質は、もっと複雑です。
必要な血液を安定して届けるためには、血液型、製剤の種類、地域、季節、献血者の年齢構成を総合的に考えなければなりません。
判断基準1:血液型別の呼びかけを地域単位で確認する
全国的な不足情報だけを見て判断するのではなく、自分の地域の血液センターが何を必要としているかを確認してください。
例えば、A型やB型の協力要請が出ている地域があっても、別の地域ではO型やAB型が必要とされることがあります。同じ地域でも、400mL献血と成分献血では必要な協力状況が異なります。
判断基準2:400mL献血と成分献血の役割を理解する
輸血用の赤血球製剤を安定して確保するには400mL献血が重要です。一方、血漿分画製剤や血小板製剤の需要には成分献血が欠かせません。
どちらが優れているという問題ではなく、患者が必要とする製剤によって役割が異なります。
判断基準3:献血可能なときに定期的に参加する
血液製剤には有効期間があり、献血は一度に大量に集めれば解決するものではありません。
特に冬場から春先は献血者が減りやすいため、健康状態や献血間隔の基準を守りながら、年間を通じて協力することが大切です。
2026年7月の献血推進調査会では、必要な血液量を確保できている一方で、若年層の献血者を増やす必要性が議論されました。現在の安定供給を将来につなげるには、継続して参加できる人を増やす取り組みが欠かせません。
【献血で足りない血液型】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:献血で一番不足しやすい血液型は何型ですか?
A1:全国で常に一番不足している血液型は決まっていません。A型・B型・O型・AB型のいずれも、地域や時期、製剤の種類によって協力が必要になります。
Q2:A型やB型は献血が不足しているのでしょうか?
A2:A型やB型だけが全国的に不足しているというわけではありません。日本赤十字社は血液型別の需要と在庫を管理しており、地域ごとに必要な血液型への協力を呼びかけています。
Q3:O型は誰にでも輸血できる万能血液型ですか?
A3:O型の赤血球は緊急時に血液型が判明していない患者に使用されることがありますが、すべての状況で無条件に輸血できるわけではありません。血漿製剤では適合関係も異なります。
Q4:400mL献血が200mL献血より推奨されるのはなぜですか?
A4:同じ量の血液を確保する場合、400mL献血のほうが少ない献血者から製剤を確保できます。輸血を受ける患者が接する献血者の人数を減らし、副作用リスクを低減できることが理由の一つです。
Q5:冬場に献血不足が起きやすいのはなぜですか?
A5:風邪などの体調不良で献血できない人が増えるほか、学校や企業、団体による献血協力の機会が減るためです。特に冬場から春先は継続的な献血が求められます。
Q6:血液はどのくらい保存できますか?
A6:赤血球製剤は採血後28日間、血小板製剤は6日間、血漿製剤は1年間が有効期間です。製剤によって保存期間が異なるため、継続的な献血が必要です。
Q7:2026年11月現在、ラブラッドで献血予約はできますか?
A7:日本赤十字社は2026年11月2日13時にラブラッドアプリの利用を再開しました。献血予約やプッシュ通知などの機能も利用可能です。
Q8:自分の血液型が不足していなくても献血する意味はありますか?
A8:あります。血液型別の需要は変動しますし、赤血球だけでなく血漿や血小板も医療に必要です。自分の血液型が現在不足していなくても、今後の安定供給を支える協力になります。
まとめ:2026年の献血不足は血液型よりも需給バランスと継続性が重要
献血で足りない血液型は、A型やB型などに固定されているわけではありません。A型・B型・O型・AB型のすべてが、地域や時期、献血方法によって協力を必要とする可能性があります。
2026年に公表された最新の年度実績では、2025年度に約500万人が献血に協力し、医療機関への血液供給に必要な量は安定的に確保されました。しかし、20代・30代の献血者減少や少子高齢化による献血可能人口の減少は、今後の大きな課題です。
また、赤血球製剤の有効期間は28日間、血小板製剤は6日間です。血液を長期間保存できない以上、冬場を含めて年間を通じて献血を続けることが欠かせません。
自分の血液型が不足しているかどうかだけに注目するのではなく、地域の血液センターが求めている献血方法を確認し、健康状態や献血基準に合わせて協力することが大切です。
献血は、特定の血液型の人だけが担うものではありません。一人ひとりの継続的な協力が、輸血を必要とする患者や血液由来の医薬品を必要とする患者の命を支えています。
主な参照資料・公的根拠
- 厚生労働省「令和8年度第1回献血推進調査会議事録」
- 日本赤十字社「血液事業の現状とこれから」
- 日本赤十字社「輸血用血液製剤一覧」
- 日本赤十字社「在庫状況」「献血状況の表示について」
- 日本赤十字社「赤血球の血液型」
- 東京都赤十字血液センター「2026年11月の献血状況・献血協力要請」
- 日本赤十字社「ラブラッドアプリの利用再開について」 (出典: 献血 足り ない 血液 型(Yahoo!ニュース))