【発売順一覧】佐久間宣行の著書はどれから読む?出版社・発売日を整理
佐久間宣行さんの著書を発売順に並べると、初期の仕事術からラジオパーソナリティとしての活動記録、独立後のキャリア論、人生相談まで、関心の広がりが見えてきます。

2026年11月時点で押さえておきたい主な単著・ラジオ番組本は、次の8冊です。
※発売日は出版社・書誌情報を基準に整理。ラジオ番組本はニッポン放送が発行し、扶桑社が発売する作品を含みます。
この一覧から読み取れるのは、佐久間さんの著書が単なる仕事術のシリーズではないということです。2014年のテレビ制作現場での思考法から、2021年以降のラジオと独立生活、2024年のメンタルや人生相談、2026年のエンタメ論へと、テーマが変化しています。
なお、2014年の『できないことはやりません』は、後年の『ずるい仕事術』にも通じる仕事観を知るうえで興味深い一冊です。テレビ東京という組織の中で、限られた予算や条件を逆手に取る発想が紹介されています。
【徹底比較】『ずるい仕事術』と『ごきげんになる技術』は何が違う?
佐久間宣行さんの本を初めて読む人が迷いやすいのが、この2冊です。どちらも仕事や人生をテーマにしていますが、解決しようとする問題が異なります。
『佐久間宣行のずるい仕事術』は、成果を出すための本
2022年4月発売。副題は「僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた」です。
本書は、佐久間さんが22年間のサラリーマン生活で培った仕事の考え方を、62の方法に整理したビジネス書です。
内容は仕事術、人間関係、チーム、マネジメント、企画術、メンタルの6分野。単に長時間働くのではなく、限られた時間と自分の得意分野を使って成果を出す方法を紹介しています。
特に注目したいのは、次のような考え方です。
- 自分が楽しめる仕事を強みとして活用する。
- 雑務や小さな仕事を次のチャンスにつなげる。
- 社内で無用な対立を生まないコミュニケーションを考える。
- 自分の得意ではない仕事に過剰なエネルギーを使わない。
- メンタルを守りながら、長く成果を出せる働き方を選ぶ。
いわゆる精神論ではなく、組織で働く人が日々直面する問題に対して、具体的な行動の選択肢を示すところが魅力です。
会社員として評価されたい人、上司や同僚との関係に悩んでいる人、企画やクリエイティブの仕事をしている人には、最初の一冊としておすすめできます。
『ごきげんになる技術』は、自分をすり減らさないための本
2024年7月26日に集英社から発売された『ごきげんになる技術』の正式な副題は「キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方」です。
本書で扱われるのは、自分の感情や不安との付き合い方。全81の視点から、仕事や人間関係で気持ちが揺れるときに、どう自分を立て直すかを考えています。
特徴的なのは、佐久間さんが考える「ごきげん」の意味です。いつも明るく、何事にも前向きでいることではありません。ネガティブな感情を抱えることも含めて、自分のメンタルを安定させ、ブレない軸を持つことを指しています。
目次には、次のテーマが並びます。
- 悩みや失敗から自分の本音を知る
- ネガティブを飼い慣らす
- 悩みを仕事の伸びしろとして考える
- 年代別の諦め方で夢を叶える
- ネガティブな感情から自分を守る
- ごきげんを生きる力につなげる
若い頃のように何でも勢いで乗り越えられなくなった人や、仕事で結果を出しているのに不安が消えない人に向いた内容です。
実際の評判は?読者レビューから見える魅力
読者の評価を見る際には、レビューサイトごとの評価と感想を分けて考える必要があります。
たとえば、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」では、『ごきげんになる技術』に67件の評価で平均3.9という表示が確認できます。レビューでは、「ごきげん」を単なるポジティブ思考ではなく、メンタルが安定している状態と捉える考え方や、日常で実践できる工夫が好意的に受け止められています。
一方、自己啓発書として読む場合、すべての悩みに対する即効性のある解決策を期待すると、少し物足りなく感じる可能性もあります。医療的なメンタルケアの専門書ではなく、著者自身の経験や考え方を通じて、生活の姿勢を見直すタイプの本だからです。
2冊を選ぶなら、悩みの種類で決める
『佐久間宣行のずるい仕事術』
職場での立ち回り、企画、チーム運営、時間の使い方を学びたい人向け。
『ごきげんになる技術』
不安、焦り、失敗、人間関係などで気持ちが疲れている人向け。
この2冊は競合する本ではありません。『ずるい仕事術』が仕事の進め方を整える本なら、『ごきげんになる技術』は仕事を続ける自分自身の状態を整える本です。両方読むと、仕事の成果と心の安定を別々に考える視点が得られます。
【2026年最新刊】『深夜3時のエンタメ過剰摂取』の内容と読みどころ
『50歳ラジオパーソナリティ佐久間の深夜3時のエンタメ過剰摂取』
佐久間宣行 著/扶桑社発売・ニッポン放送発行
税込・224ページ・四六判
ISBN:978-4-594-10219-7
2026年の最新刊は、佐久間宣行さんがパーソナリティを務める『オールナイトニッポン0(ZERO)』の書籍化第4弾です。副題に「2023-2025」とあるように、2023年から2025年までのラジオ活動を中心に構成されています。
扶桑社とニッポン放送の公式告知によると、今回のテーマは、50歳を迎えた佐久間さんが語るエンタメの楽しみ方。お笑い、映画、漫画、音楽、舞台など、幅広いジャンルを取り上げています。
収録内容は?注目したい6つのポイント
公式に紹介されている主な収録内容は次のとおりです。
1. 本人が語る「50歳とエンタメ過剰摂取」
年齢を重ねたことで変化する作品の感じ方や、エンタメとの付き合い方が中心テーマ。
2. 厳選フリートーク
番組で展開されたトークを活字で楽しめる構成。
3. ゲストトーク特別収録
インパルス・板倉俊之さん、渡辺直美さんとのトークを収録。
4. サンボマスター・山口隆さんへの特別インタビュー
音楽の現場で活躍する人物との対話も見どころ。
5. 最近おもしろかったエンタメのオールリスト
佐久間さんが面白いと感じた作品を振り返るための資料としても楽しめる。
6. 「ラジオを聞かないとわからない」シリーズ出張版
番組ならではの文脈や、リスナーとの共有感を楽しめる企画。
最新刊で注目したいのは「50歳」という視点
この本の面白さは、単なるおすすめ作品の紹介にとどまらない点です。
20代や30代の頃に面白いと感じたものと、50歳になってから心に残るものは、必ずしも同じではありません。生活環境や仕事上の立場が変われば、作品の受け止め方も変化します。
テレビ番組を制作する側としてエンタメを見てきた佐久間さんが、ラジオという比較的自由な場で語ることで、作品の面白さだけでなく、その背景にある作り手の工夫や視聴者の反応も楽しめる構成になっています。
また、インパルスの板倉俊之さん、渡辺直美さん、サンボマスターの山口隆さんという異なる分野のゲストが参加している点も特徴です。
仕事術を学ぶ目的で読む本ではありませんが、面白いものを探し続ける姿勢や、年齢を重ねても好奇心を保つ方法に関心がある人には、特に読み応えがある一冊です。
【ラジオ番組本を解説】普通のサラリーマンから脱サラパーソナリティへ
佐久間宣行さんの著書を語るうえで、ラジオ番組本のシリーズは外せません。
『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』の書籍シリーズは、番組のフリートークやゲストとの対談だけでなく、佐久間さん自身の仕事や生活の変化を追える点に特徴があります。
第1弾『普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる』
2021年6月30日発売。ニッポン放送発行、扶桑社発売の番組本です。
テレビ東京の社員だった佐久間さんが、2019年にラジオパーソナリティになるまでの経緯や、番組でのトークをまとめています。
収録内容には、語りおろしエッセイ、厳選フリートーク、ゲストトーク、スペシャルインタビュー、本人描きおろしショート漫画、おすすめエンタメやグルメなどがあります。
会社員としてテレビ番組を制作する立場にありながら、深夜ラジオという新しい活動に挑戦した背景を知ることができます。
第2弾『脱サラパーソナリティ、テレビを飛び出す』
2022年11月2日発売。テレビ東京を退社してフリーランスになった佐久間さんの転換期を描く番組本です。
2021年は、テレビ東京を退社しただけでなく、YouTubeや動画配信、他局の番組、Netflix作品などにも活動を広げた時期でした。
番組本の第2弾には、厳選フリートークやゲストトーク、アンガールズ・田中卓志さんへのインタビューなどが収録されています。
タイトルにある「テレビを飛び出す」は、テレビ業界を完全に離れたという意味ではありません。テレビ制作の仕事を続けながら、活動する場所や仕事の形を広げていった変化を表しています。
第3弾『ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日』
2024年2月29日発売。2022年から2023年までの番組や日常をまとめた作品です。
この時期の佐久間さんは、テレビ番組のプロデュースだけでなく、ドラマ演出、アイドルプロデュース、配信番組、イベントなど、さまざまな分野で活動していました。
本書には、バカリズムさん、さらば青春の光の森田哲矢さん、三四郎、ランジャタイなどとのゲストトークが収録されています。さらにアルコ&ピースとの特別対談や、グルメ・仕事・珍事件・家族や友人をテーマにしたフリートークも楽しめます。
仕事の記録だけでなく、佐久間さんの普段の考え方や人間関係を知りたい人に向いた一冊です。
第4弾『深夜3時のエンタメ過剰摂取』
2026年3月発売の第4弾は、これまでのシリーズからテーマをさらにエンタメ全般へ広げています。
第1弾から第3弾までを追うと、ラジオの開始、会社からの独立、仕事の拡大という佐久間さん自身の変化が見えてきます。そして第4弾では、50歳という節目でエンタメをどう楽しむかという視点が前面に出ています。
4冊を通して読むと、単なるラジオの文字起こしではなく、ひとりの制作者が仕事と趣味をどのように結びつけているかを追体験できます。
【おすすめの読む順番】目的別に選ぶ佐久間宣行の本
佐久間さんの本は、必ずしも発売順に読む必要はありません。目的がはっきりしているなら、興味のあるテーマから入るほうが読みやすくなります。
初めて読む人におすすめの順番
『佐久間宣行のずるい仕事術』
仕事に対する考え方を知る。著者の基本的な仕事観をつかむ入口。
『ごきげんになる技術』
成果だけでなく、精神的な安定や自分との付き合い方を学ぶ。
『その悩み、佐久間さんに聞いてみよう』
職場やキャリアの具体的な悩みに対する考え方を知る。
『普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる』
会社員から新しい挑戦を始めた経緯を楽しむ。
『脱サラパーソナリティ、テレビを飛び出す』
独立後の働き方と活動の広がりを追う。
『ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日』
仕事以外の話やゲストとの掛け合いを楽しむ。
『50歳ラジオパーソナリティ佐久間の深夜3時のエンタメ過剰摂取』
最新のエンタメ談義まで追いかける。
もちろん、佐久間さんの初期の仕事観を知りたい場合は、2014年の『できないことはやりません』を最初に読むのもおすすめです。
目的別・おすすめ作品
| 読者の目的 | おすすめ作品 |
|---|---|
| 仕事の効率を上げたい | ずるい仕事術 |
| メンタルを安定させたい | ごきげんになる技術 |
| 職場の人間関係に悩んでいる | その悩み、佐久間さんに聞いてみよう |
| 企画力を身につけたい | できないことはやりません |
| 独立や転職を考えている | 脱サラパーソナリティ、テレビを飛び出す |
| ラジオの雰囲気を楽しみたい | 普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる |
| エンタメ作品を知りたい | 深夜3時のエンタメ過剰摂取 |
【プロの結論】最初の一冊は「今の自分の課題」で決める
佐久間さんの著書の魅力は、華やかな成功談だけでなく、普通の会社員として経験してきた試行錯誤がベースにあることです。
ただし、読者が抱える課題によって適した本は異なります。
仕事で結果を出したいのに、職場の人間関係や組織のルールに疲れているなら『ずるい仕事術』。成果を求めるあまり、自分の機嫌や気持ちを後回しにしているなら『ごきげんになる技術』。転職や上司との関係など、具体的な問題に答えを探しているなら『その悩み、佐久間さんに聞いてみよう』が適しています。
ラジオ番組本は、ノウハウを覚えるよりも、佐久間さんの人柄や発想の源泉に触れるための作品です。仕事術の本と番組本を同じ基準で評価しないことが、選書で失敗しないポイントです。
【よくある質問】佐久間宣行の本に関するFAQ
Q1:佐久間宣行の最新刊は何ですか?
A1:2026年11月時点で確認できる最新刊は、2026年3月3日発売の『50歳ラジオパーソナリティ佐久間の深夜3時のエンタメ過剰摂取』です。扶桑社から発売され、ニッポン放送が発行しています。
Q2:佐久間宣行の本で一番おすすめなのはどれですか?
A2:初めて読むなら『佐久間宣行のずるい仕事術』がおすすめです。仕事の進め方や人間関係、企画、マネジメントなど幅広いテーマが扱われています。メンタル面に関心があるなら『ごきげんになる技術』が向いています。
Q3:『ずるい仕事術』と『ごきげんになる技術』はどちらを先に読むべきですか?
A3:仕事の成果や職場での立ち回りを改善したいなら『ずるい仕事術』、不安やネガティブ思考との付き合い方を学びたいなら『ごきげんになる技術』を先に読むとよいでしょう。
Q4:ラジオ番組本はラジオを聞いていなくても楽しめますか?
A4:楽しめます。フリートークだけでなく、語りおろしエッセイやゲストとの対談、インタビュー、書籍独自の企画も収録されています。番組を知らない人でも佐久間さんの考え方やエンタメへの関心に触れられます。
Q5:『その悩み、佐久間さんに聞いてみよう』はどんな人に向いていますか?
A5:職場の人間関係、転職、上司や部下との付き合い方、仕事のモチベーションなどに悩んでいる人に向いています。仕事だけでなく、プライベートの悩みも扱っています。
Q6:佐久間宣行の本は発売順に読まなければいけませんか?
A6:その必要はありません。仕事術や人生相談の本は独立して読めます。ラジオ番組本については、第1弾から第4弾まで順番に読むと、会社員からフリーランスへ移った時期や活動の変化を理解しやすくなります。
まとめ:佐久間宣行の本は仕事術・人生相談・ラジオ本から選ぼう
佐久間宣行さんの著書は、2014年の『できないことはやりません』から2026年の『50歳ラジオパーソナリティ佐久間の深夜3時のエンタメ過剰摂取』まで、仕事とエンタメの両面から楽しめるラインアップになっています。
特に押さえておきたいのは、次の3冊です。
- 仕事の進め方を変えたい:『佐久間宣行のずるい仕事術』
- 自分の気持ちを整えたい:『ごきげんになる技術』
- 最新のエンタメ談義を楽しみたい:『50歳ラジオパーソナリティ佐久間の深夜3時のエンタメ過剰摂取』
佐久間さんの仕事観には、得意なことを見極め、無理に他人と競争せず、自分が面白いと思えることを仕事につなげる姿勢が一貫しています。
まずは今の自分が何を求めているかを考えて、一冊選んでみてください。仕事の悩みを整理するためでも、少し気持ちを軽くするためでも、エンタメをもっと楽しむためでも、佐久間宣行さんの本にはそれぞれ違った入口があります。
2026年の最新刊をきっかけに、過去の仕事術やラジオ番組本まで読み進めれば、テレビ制作の現場からラジオ、独立後の活動へと続く佐久間さんの発想の変化も楽しめるはずです。 (出典: 佐久間 宣行 本(Yahoo!ニュース))