【結論】天心vs武尊は地上波で放送された!ただし大会当日の中継は中止
答えは「大会当日のフジテレビ生中継は中止されたが、後日、地上波で特別番組が放送された」です。

ここで混同されやすいのが、2022年6月19日の大会本番と、同年7月以降のテレビ放送です。大会本番はABEMAのPPVが独占生配信を担当。一方、後日放送された「完全版」は、TOKYO MXなどの独立放送局13局による地上波特別番組でした。
つまり、「天心vs武尊は地上波で一度も放送されていない」という認識は正確ではありません。
2022年の放送形態は2段階
- 6月19日:ABEMAで全試合をPPV独占生配信。
- 6月20日:ABEMAで那須川天心vs武尊戦のノーカット無料放送。
- 7月24日:TOKYO MX1で「THE MATCH 2022 天心VS武尊 完全版」を放送。
- 8月:全国の独立放送局12局でも順次放送。
特に重要なのは、TOKYO MXの番組が単なる試合映像の再放送ではなかったことです。試合前後のドキュメンタリーや、ライブ配信では公開されなかった映像も盛り込まれていました。
【フジテレビ中継中止の真相】2022年5月31日に何が起きたのか
当初、THE MATCH 2022はフジテレビでの地上波生中継が予定されていました。那須川天心と武尊という異なる団体を代表するスター選手の対決であり、格闘技ファン以外にも訴求できる大型コンテンツとして期待されていた大会です。
ところが、開催まで約3週間となった2022年5月31日、フジテレビが突然、放送を見送ると発表しました。
フジテレビが発表した中止理由
フジテレビが公式に公表した説明は、次の内容です。
「6月19日(日)の『THE MATCH 2022』は、主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりましたので、ここにお知らせいたします」
この発表では、契約が成立しなかった背景や具体的な交渉内容までは説明されませんでした。後日の取材に対しても、フジテレビ側は「諸般の事情を総合的に考慮した結果」という趣旨の説明をしています。
放送中止の背景にあった報道問題
当時、背景として大きく取り上げられたのが、週刊ポストによるRIZIN関係者と反社会的勢力との関係をめぐる報道でした。
大会実行委員を務めていた榊原信行氏はRIZINのCEOでもあり、この報道がフジテレビの判断に影響したのではないかと、スポーツメディア各社が伝えています。
ただし、ここで区別すべきなのは、報道された疑惑とフジテレビが公式に発表した中止理由です。フジテレビは契約不成立を説明したものの、報道された問題が直接の決定理由だったと公式に断定したわけではありません。
中止発表当日の緊急記者会見では、榊原氏、K-1プロデューサーの中村拓己氏、RISE代表の伊藤隆氏が出席。榊原氏はフジテレビ側から突然の連絡があったことを説明し、放送再考を求めました。
報道によれば、榊原氏は中止に至った最終的な原因は明確ではないと説明する一方、週刊誌報道が一因になったとの見方を示しています。大会側と放送局側の説明には温度差があり、最終的に地上波生中継は実現しませんでした。
放送中止が格闘技界に与えた影響
この出来事が注目されたのは、単に人気選手の試合がテレビで見られなくなったからではありません。
従来、大型格闘技イベントでは地上波テレビが幅広い視聴者への入口となり、スポンサーや興行全体の認知度を高める役割を担っていました。しかし、THE MATCH 2022では、テレビ局との契約が成立しなくても、ABEMAのPPVを中心に大会を成立させる道が選ばれました。
榊原氏も当日の会見で、地上波の経済的な比重が以前より小さくなっていることや、ネット配信の可能性について言及しています。地上波の放送枠だけに依存しない興行モデルが、格闘技界で現実的な選択肢になっていることを示した出来事でした。
【放送日・配信経路一覧】THE MATCH 2022のテレビ放送を時系列で整理
ここでは、フジテレビの中継中止からABEMAの生配信、TOKYO MXを含む13局の地上波放送、さらに2025年の無料再放送までを整理します。
この放送日程は、RIZIN公式の番組情報、TOKYO MXの番組ページ、2022年7月16日付の日刊スポーツの報道などに基づいています。
TOKYO MXを含む全国13局の完全版とは?
2022年7月24日に最初に放送された番組の正式名称は「格闘技史上最大の決戦 THE MATCH 2022 天心VS武尊 完全版」です。
TOKYO MX1では19時から21時までの2時間枠で放送されました。
その後、岐阜放送、三重テレビ、テレビ埼玉、KBS京都、とちぎテレビ、テレビ和歌山、テレビ神奈川、サンテレビ、千葉テレビ、びわ湖放送、奈良テレビ、群馬テレビへと放送が広がりました。
注目すべきは、番組内容です。大会の試合映像に加えて、選手たちの舞台裏に密着したドキュメンタリーや、ライブ配信では公開されなかった未公開映像も紹介されました。
したがって、TOKYO MXの完全版は、単にABEMAの映像をそのままテレビで流したものではなく、別の視点から大会を振り返る特別番組として位置づけられます。
【無料視聴方法・見逃し配信】2026年に天心vs武尊を見るには?
「もう一度試合を見たい」「当時は有料だったので無料で見たい」という人にとって、最も重要なのがABEMAの再放送実績です。
2022年6月20日に試合単体を無料放送
ABEMAは大会翌日の6月20日21時から22時まで、那須川天心vs武尊戦をノーカットで無料放送しました。
これは大会全試合の再放送ではなく、メインイベントに絞った特別番組です。当時のABEMA番組情報には、放送後にABEMAプレミアム会員が見逃し視聴できる旨も記載されていました。
ただし、この視聴案内は2022年当時のものです。現在も同じ見逃し視聴が利用できるという意味ではありません。
2025年7月6日には全試合を無料再放送
さらに注目したいのが、2025年7月6日の再放送です。
ABEMAは「世界格闘技の日」に合わせて、格闘技ファンが選ぶ伝説の一戦の調査を実施。その結果、那須川天心vs武尊が1位に選ばれたことを受け、「THE MATCH 2022」全試合のノーカット無料再放送を決定しました。
放送概要は以下のとおりです。
- 放送日:2025年7月6日(日)
- 開始時刻:午前10時
- 放送チャンネル:ABEMA格闘チャンネル
- 内容:THE MATCH 2022全編
- 視聴料金:無料
2022年6月20日のメインイベント無料放送以来、約3年ぶりとなる無料再放送でした。スポニチも同日の再放送を報じており、当時は試合を振り返る視聴者の反応が紹介されています。
2026年11月現在の再放送予定は?
今回確認できたABEMAの公式番組情報では、2025年7月6日の無料再放送が直近の確認可能な全編再放送実績です。2026年11月時点で、新たな2026年の再放送日時を告知する公式情報は確認できません。
そのため、現時点で「2026年に無料再放送が決定した」「今すぐ全編を無料で見られる」と断定することはできません。
今後の視聴を希望する場合は、次の順番で確認するのが現実的です。
1. ABEMA公式番組表・格闘チャンネル:「THE MATCH 2022」「那須川天心」「武尊」で番組を検索する。
2. ABEMAの番組詳細:見逃し視聴の対象か、無料配信か、PPV購入が必要かを確認する。
3. RISE・K-1の公式情報:大会映像や特別番組の再配信告知を確認する。
4. TOKYO MXの番組情報:完全版の再放送が発表されていないか確認する。
特に注意したいのは、ABEMAの過去の番組ページが検索結果に表示されることと、現在その映像を再生できることは別だという点です。過去の配信日時が掲載されていても、見逃し視聴期間が終了している場合があります。
当時のPPV料金はいくらだった?
大会当時、ABEMAが案内していた一般視聴チケットは税込5,500円でした。ABEMAプレミアム会員向けには20%割引があり、税込4,400円で購入できました。
那須川天心応援チケットと武尊応援チケットは、それぞれ税込7,700円。選手に関連する特典映像などが付属する形式でした。
なお、これは2022年の大会当時の販売価格です。2026年の再放送や視聴料金を示すものではありません。
【試合結果を振り返る】那須川天心が武尊に判定5-0で勝利
対戦相手
放送経緯と並んで検索されることが多いのが、世紀の一戦の結果です。
2022年6月19日、東京ドームで行われたメインイベントは58kg契約、3分3ラウンド、延長1ラウンドのキックボクシングルールで実施されました。
勝者は那須川天心。判定は5-0で、5人のジャッジ全員が那須川を支持しました。
公式採点と試合の決定的な場面
RISE公式の大会結果に記録されている採点は次のとおりです。
第15試合・58kg契約
那須川天心 判定勝ち
5人のジャッジの採点
第1ラウンド
那須川の左フックによるダウンが試合の大きな分岐点となった。
第1ラウンド終盤、那須川が左フックで武尊からダウンを奪いました。その後も武尊は前進して反撃を試みましたが、試合は3ラウンドを戦い切って判定に持ち込まれました。
RISE公式の記録でも、那須川の判定5-0と第1ラウンドのダウンが確認できます。
なぜこの試合は特別だったのか
2人の対戦が実現するまでには長い時間がかかりました。
那須川はRISEを代表する選手、武尊はK-1を代表する選手として、それぞれ異なる団体で実績を積み上げていました。ファンが対戦を望んでも、団体間の事情などがあり、簡単には実現しなかったカードです。
それぞれの競技人生を背負った選手が東京ドームのリングで直接対決したことが、大会の歴史的な意味を強めました。
試合後には両者が抱き合い、互いの健闘をたたえました。那須川にとってはキックボクシングのラストマッチを飾る勝利でもあり、勝敗だけでは語り切れない場面として記憶されています。
【2026年の視聴判断】地上波・ABEMA・見逃し配信の違い
2026年に過去の試合映像を探すなら、放送形態の違いを理解しておくと、検索結果に惑わされにくくなります。
地上波の完全版とABEMAの全編配信は別物
TOKYO MXなどの完全版は、地上波向けに制作された約2時間の特別番組です。未公開映像や舞台裏を含む構成が特徴でした。
一方、ABEMAのPPVは大会全体を生中継するための配信サービスです。全試合をリアルタイムで追いたい人に向いた視聴方法でした。
2025年7月のABEMA無料再放送は、さらに別の機会として実施されたものです。過去のPPV購入者だけが見られる仕組みではなく、告知された無料放送枠でした。
目的別に選ぶ視聴方法
- 試合の勝敗や決定的な場面を確認したい人:公式大会結果や公式ハイライトが便利。
- 大会全体を最初から見たい人:ABEMAの全編再放送・見逃し配信の告知を待つ。
- 未公開映像や舞台裏を見たい人:TOKYO MXの完全版に関する公式情報を確認する。
- 今すぐ確実に見たい人:現在再生可能と明記された公式配信枠があるか、購入前に確認する。
動画共有サイトなどで「天心vs武尊完全無料」「永久保存版」と紹介されていても、公式の配信権利や映像の完全性が確認できないものには注意が必要です。試合の一部映像と大会全編も区別しておきましょう。
【天心武尊の地上波放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:那須川天心vs武尊は地上波で放送されましたか?
A1:大会当日の2022年6月19日に予定されていたフジテレビの生中継は中止されました。ただし、7月24日のTOKYO MX1を皮切りに、全国の独立放送局13局で「THE MATCH 2022 天心VS武尊 完全版」が放送されています。
Q2:フジテレビが放送を中止した本当の理由は何ですか?
A2:フジテレビの公式発表は「主催者側との契約に至らず」というものでした。当時はRIZIN関係者をめぐる週刊誌報道も背景として報じられましたが、フジテレビが具体的な原因を詳細に公表したわけではありません。
Q3:2026年に天心vs武尊を無料で見られますか?
A3:2025年7月6日にはABEMAが大会全編をノーカット無料再放送しました。ただし、2026年11月5日時点で次回の無料再放送日時は確認できません。ABEMAの公式番組表や格闘チャンネルで新しい告知を確認してください。
Q4:ABEMAプレミアムに加入すればTHE MATCH 2022を見られますか?
A4:ABEMAプレミアムへの加入だけで、過去の大会映像が必ず視聴できるわけではありません。番組の配信状況や見逃し視聴の対象期間を確認する必要があります。2022年当時のPPV料金や会員割引は、現在の視聴条件とは異なります。
Q5:TOKYO MXの完全版は何時間の番組でしたか?
A5:2022年7月24日のTOKYO MX1での放送は19時から21時までの2時間でした。試合映像だけでなく、舞台裏のドキュメンタリーや未公開映像も含まれていました。
Q6:那須川天心と武尊の試合結果はどうなりましたか?
A6:2022年6月19日のTHE MATCH 2022で、那須川天心が武尊に判定5-0で勝利しました。第1ラウンドに武尊からダウンを奪い、5人全員のジャッジから支持を得ています。
まとめ:天心vs武尊は地上波でも放送されたが、2026年の再放送は未発表
那須川天心vs武尊の「THE MATCH 2022」は、フジテレビの地上波生中継が開催直前に中止されたことで大きな話題になりました。しかし、大会そのものは予定どおり2022年6月19日に東京ドームで開催され、ABEMAのPPVによって全試合が独占生配信されました。
その後、TOKYO MXをはじめとする全国13局で完全版が放送され、2025年7月6日にはABEMAでも大会全編の無料再放送が実現しています。
2026年11月現在、次回の再放送日時は確認できていません。今後の視聴を希望する場合は、ABEMAの公式番組表とRISE・K-1・TOKYO MXの公式発表を確認するのが確実です。
この一戦をめぐる放送問題から見えてくるのは、地上波の中継がなくなっても、配信サービスや独立放送局を通じて歴史的な試合を届ける方法は残されているということです。那須川天心の判定5-0という結果とともに、THE MATCH 2022は日本格闘技の放送史においても印象的な大会となりました。 (出典: 天心 武尊 地上波(Yahoo!ニュース))