【菅田将暉が演じたマサル】映画『闇金ウシジマくん Part2』と原作の違い
実写映画『闇金ウシジマくん Part2』でマサルを演じたのは、俳優の菅田将暉です。
映画は2014年5月16日に公開され、監督は山口雅俊。原作は真鍋昌平の漫画で、上映時間は133分です。
映画版でのマサルの立ち位置
映画版のマサルも、愛沢とのトラブルをきっかけに丑嶋と出会います。
愛沢に捕まり、金を要求される立場だったマサルは、丑嶋のもとで働くことになります。
しかし、映画版では母親の借金問題などを通して丑嶋との関係が悪化。カウカウファイナンスをクビになり、丑嶋に恨みを抱く人物として描かれています。
TBSチャンネルの作品紹介でも、マサルは「カウカウファイナンスをクビになりウシジマに恨みを抱くヤンキー」として紹介されています。
原作漫画と映画版の違い
| 比較項目 | 原作漫画 | 映画版 |
|---|---|---|
| マサルの俳優 | 実写化なし | 菅田将暉 |
| 入社のきっかけ | 愛沢とのトラブル | 愛沢とのトラブル |
| 高田との関係 | 教育係として接する | カウカウの従業員として登場 |
| 一度目の裏切り | 顧客を奪い、後に再雇用 | 映画のストーリー内で描写 |
| 母親の借金 | 丑嶋への恨みの原因 | 丑嶋との対立の原因 |
| その後 | ヤクザくん編・逃亡者くん編へ進む | 原作の後年の逃亡劇までは描かない |
原作では、マサルは愛沢に殺されかけた後、高田に救われ、丑嶋に謝罪して再雇用されます。その後もカウカウファイナンスで働き続け、復讐心を抱えながら物語に関わります。
一方、映画版は「ヤンキーくん」編を中心とした独立した映画作品です。原作の第36巻以降に描かれる沖縄での逃亡や、のどかとの別れまでを映像化したものではありません。
菅田将暉版マサルの見どころ
菅田将暉が演じるマサルの魅力は、荒っぽいヤンキーとしての外見と、母親を大切にする青年としての内面の対比にあります。
マサルは決して最初から悪人だったわけではありません。
経済的に恵まれない環境で育ち、仕事もなく、社会との接点も限られていた青年です。丑嶋との出会いによって仕事と収入を得たものの、母親の借金をきっかけに、その関係は崩れていきます。
映画では、こうした青年が闇金の世界に巻き込まれていく過程が、菅田将暉の演技を通して表現されています。
なお、丑嶋馨を演じるのは山田孝之、高田を演じるのは崎本大海です。綾野剛も情報屋の戌亥役で出演しています。
【プロの結論】マサルは単なる裏切り者ではない!人物像を読み解く3つのポイント
マサルの物語を理解するうえで、押さえておきたいポイントは3つあります。
1. 被害者だった青年が、加害する側にも回っていく
マサルは母親の借金問題に苦しむ立場から物語に登場します。
しかし、カウカウファイナンスで仕事を覚えると、自分も他人から金を取り立てる側になります。
顧客名簿を盗んで独立しようとしたことも、その延長線上にあります。
つまり、マサルは単純に闇金の被害者だったわけではありません。自分が苦しめられた仕組みを、今度は自分が利用する側にもなっていたのです。
2. 丑嶋を憎みながら、その生き方から学びたかった
マサルの感情は、憎しみだけでは説明できません。
自分を雇ってくれた丑嶋に対する恩義と、母親を追い詰めたことへの怒りが同時に存在しています。
沖縄での最終的な対面でも、マサルは丑嶋に対して複雑な感情をぶつけます。
この矛盾こそが、彼の人物像を印象的なものにしています。
3. 最後に選んだのは、他人の生活を守ることだった
のどかとの別れは、マサルの成長を象徴する場面です。
かつては自分の利益や復讐を優先し、他人の生活を脅かす行動を取っていました。
しかし最後には、自分がそばにいることで相手の生活を壊す可能性を考え、別れることを選びます。
この変化は、母親を守れなかった過去を持つマサルが、今度は他人の生活を守ろうとした姿として読むことができます。
マサルの結末は、成功や完全な更生を描いたものではありません。それでも、誰かを守るために自分から離れるという選択に、彼の変化が表れています。
【ウシジマくんマサルに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ウシジマくんのマサルの本名は何ですか?
A1:本名は加賀勝(かが・まさる)です。原作漫画の第2巻、第8話「ヤンキーくん(1)」で登場する青年で、カウカウファイナンスに入社します。
Q2:マサルが丑嶋を裏切った理由は何ですか?
A2:母親がカウカウファイナンスから借金をしており、丑嶋が母親を風俗で働かせようとしたことが、憎しみの大きな原因です。その後も復讐心を抱き、顧客名簿の持ち出しやヤクザ側への加担など、複数の裏切りを重ねます。
Q3:マサルは最後に死亡しますか?
A3:死亡しません。沖縄で丑嶋に捕まりますが、奪った金を返した後に解放されます。その後、のどかと再会して別れを告げます。原作では、それ以降の具体的な人生は描かれていません。
まとめ:マサルの最後は沖縄での別れ!原作と映画の違いも押さえよう
『闇金ウシジマくん』のマサルこと加賀勝は、母子家庭で育ち、愛沢とのトラブルをきっかけにカウカウファイナンスで働き始めた青年です。
物語の重要なポイントを振り返ると、次のようになります。
- 初登場: 原作第2巻の「ヤンキーくん」編。
- 入社理由: 愛沢とのトラブルで丑嶋に出会い、仕事を与えられたため。
- 高田との関係: 教育係として仕事を教わり、危機を救われた。
- 裏切りの理由: 母親の借金問題をきっかけに丑嶋への憎しみが生まれた。
- 沖縄での結末: 丑嶋に捕まるが殺されず、のどかとの別れを選ぶ。
- 実写版: 映画『闇金ウシジマくん Part2』で菅田将暉が演じた。
2026年11月現在、原作漫画は全46巻で完結しており、マサルの逃亡劇も過去のエピソードとして最後まで読むことができます。
マサルの物語が印象に残る理由は、彼が単なる悪人でも、かわいそうな被害者でもないからです。
貧しさから抜け出したいという欲望、母親を守りたいという気持ち、丑嶋への憎しみ、そして認められたいという未熟な感情。これらが複雑に絡み合い、彼の人生を動かしていきました。
マサルは丑嶋に勝ったわけでも、完全に救われたわけでもありません。それでも最後に他人の平穏を優先したことが、彼の物語に残された小さな変化だったのです。 (出典: ウシジマ くん マサル(Yahoo!ニュース))