レコード大賞2021の予想を徹底検証!Da-iCE「CITRUS」受賞の理由と候補10曲の明暗
2021年の日本レコード大賞は、誰が受賞するのか。LiSAの「明け星」、Da-iCEの「CITRUS」、Awesome City Clubの「勿忘」など、話題性も音楽的な個性も異なる楽曲が候補に並び、発表前から注目を集めた。第63回「輝く!日本レコード大賞」で最終的に大賞を獲得したのは、Da-iCEの「CITRUS」。新人賞の頂点となる最優秀新人賞にはマカロニえんぴつが選ばれた。
2026年現在、あらためて振り返ると、2021年のレコ大は、アニメ主題歌の圧倒的な存在感、SNSや配信を通じた楽曲の広がり、そしてアーティスト自身の表現力が交差した大会だった。大賞候補となった優秀作品賞10曲を整理し、LiSAとDa-iCEの比較、受賞結果と事前予想の違い、審査基準まで詳しく解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 大賞の結果:第63回日本レコード大賞はDa-iCEの「CITRUS」が受賞。
- 有力候補:LiSA「明け星」、Awesome City Club「勿忘」、NiziU「Take a picture」など全10曲が優秀作品賞に選出された。
- 新人賞の結果:INI、TAEKO、マカロニえんぴつ、望月琉叶の4組から、マカロニえんぴつが最優秀新人賞を獲得。
【結果を先に確認】レコード大賞2021の大賞はDa-iCE「CITRUS」だった
2021年12月30日に開催された第63回「輝く!日本レコード大賞」。大賞に選ばれたのは、5人組ダンス&ボーカルグループDa-iCEの楽曲「CITRUS」だった。
主催は公益社団法人日本作曲家協会、後援はTBS。最終審査と音楽発表会は東京・初台の新国立劇場中劇場で行われ、午後5時30分から午後10時までTBS系で生放送された。新型コロナウイルス感染防止対策により、前年に続いて無観客での開催となった。
大賞発表の前には優秀作品賞に選ばれた10組が出演。最終的に「CITRUS」を披露したDa-iCEが栄冠を手にした。総合司会は安住紳一郎と吉岡里帆、アシスタントはTBSアナウンサーの江藤愛が務めた。
もう一つの注目結果が新人賞部門だ。最優秀新人賞にはマカロニえんぴつが選出された。さらに最優秀歌唱賞はMISIA、日本作曲家協会選奨は竹島宏が受賞。特別国際音楽賞にはBTSが選ばれている。
つまり、2021年のレコ大は大賞がDa-iCE、新人部門がマカロニえんぴつという結果で幕を閉じた。これは後年の公式受賞者一覧にも記録されている確定した結果だ。(公益社団法人日本作曲家協会・第63回日本レコード大賞公式記録)

【候補曲を総整理】優秀作品賞に選ばれた10曲とアーティスト
2021年11月18日に行われた審査委員会を経て、翌19日に優秀作品賞10曲と新人賞4組が発表された。
優秀作品賞は日本レコード大賞の最終候補となる賞であり、選出された10曲が大賞を争う。発表された楽曲は次のとおりだ。
| アーティスト | 楽曲 | 注目された特徴・関連性 | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| LiSA | 明け星 | テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編のオープニングテーマ | 優秀作品賞 |
| 純烈 | 君がそばにいるから | 歌謡曲・ムード歌謡の魅力を伝える作品 | 優秀作品賞 |
| 乃木坂46 | ごめんねFingers crossed | 秋元康が作詞を担当したグループ作品 | 優秀作品賞 |
| Da-iCE | CITRUS | ドラマ「極主夫道」の主題歌 | 日本レコード大賞 |
| NiziU | Take a picture | J.Y. Parkらが制作に参加したポップナンバー | 優秀作品賞 |
| DA PUMP | Dream on the street | ダンスパフォーマンスとグループの個性 | 優秀作品賞 |
| AKB48 | 根も葉もRumor | ダンスパフォーマンスでも注目された楽曲 | 優秀作品賞 |
| 三浦大知 | Backwards | 高い歌唱力とダンス表現 | 優秀作品賞 |
| 氷川きよし | Happy! | ポップな表現に挑戦した作品 | 優秀作品賞 |
| Awesome City Club | 勿忘 | 映画「花束みたいな恋をした」と結びついた楽曲 | 優秀作品賞 |
この10曲の顔ぶれを見ると、2021年の音楽シーンが一つのジャンルに偏っていなかったことが分かる。アニメソング、アイドルポップ、ダンスミュージック、歌謡曲、バンドサウンドまで、幅広い作品が評価対象になった。
特に押さえておきたいのは、優秀作品賞の10曲がランキング形式で発表されたわけではないという点だ。表の掲載順や発表順を、そのまま大賞獲得の可能性の順位として解釈することはできない。
候補発表の段階で確定していたのは、10曲すべてが大賞の審査対象になったという事実である。(日本作曲家協会公式発表、2021年11月19日付報道)
【大賞予想の核心】LiSA「明け星」とDa-iCE「CITRUS」は何が違った?
2021年のレコード大賞予想で、特に比較したいのがLiSAの「明け星」とDa-iCEの「CITRUS」だ。どちらも強い個性を持つ楽曲だが、作品が広がった背景や評価されるポイントには違いがあった。
LiSA「明け星」はアニメとの強い結びつきが武器
LiSAの「明け星」は、テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編のオープニングテーマとして制作された楽曲だ。
2021年10月にアニメの放送が始まり、楽曲は10月18日に先行配信、11月17日にCD発売となった。作詞・作曲・編曲を担当したのは梶浦由記。劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の主題歌「炎」と同じ制作陣による作品だった。
LiSAは前年の2020年にも「炎」で日本レコード大賞を受賞している。アニメ作品との連動、幅広い知名度、力強い歌唱という点で、2021年も大賞候補として注目する理由は十分にあった。
ただし、2021年の「明け星」は11月17日発売。年末の審査時点では比較的新しい作品だった。楽曲の注目度だけでなく、その年度を代表する作品としてどう評価されるかが焦点だった。
Da-iCE「CITRUS」は作品の完成度と歌唱表現が強み
対するDa-iCEの「CITRUS」は、2020年11月25日に発売された21枚目のシングルだ。日本テレビ系ドラマ「極主夫道」の主題歌として書き下ろされた作品で、作詞にはメンバーの工藤大輝と花村想太が参加している。
ロックバラードの力強さと、ボーカル2人の歌唱を生かした構成が特徴。ドラマの世界観と楽曲のメッセージを結びつけた作品でもあった。
LiSAの「明け星」がアニメ作品との結びつきによって強い存在感を持ったのに対し、「CITRUS」は楽曲そのものの表現力や制作面にも注目できる候補だった。
日本作曲家協会の公式記録では、「CITRUS」の作曲はKaz Kuwamuraと中山翔伍、作詞は工藤大輝と花村想太、編曲は中山翔伍とTomoLow。メンバー自身が制作に携わったことも、グループの音楽的な個性を考えるうえで見逃せない。
なぜLiSAではなくDa-iCEだったのか
最大のポイントは、レコード大賞が単純な人気投票ではないことだ。
日本作曲家協会が公表する審査基準では、作曲・作詩・編曲を通じた芸術性、独創性、企画性に加え、優れた歌唱によって作品が生かされていること、大衆から強い支持を得ていること、その年度を強く反映・代表する作品であることが評価対象となる。
この基準に照らせば、「明け星」の話題性だけでなく、「CITRUS」の楽曲構成、歌唱、制作面の特徴も評価の対象となる。大賞の結果は、単にどちらのアーティストが有名だったかという比較では説明できない。
なお、審査の具体的な採点配分や各作品の得票数は、公開されている実施要項には記載されていない。したがって、LiSAが何票差で敗れた、あるいは配信成績だけでDa-iCEが上回ったといった説明はできない。

【残る8曲も検証】Awesome City Club、NiziU、乃木坂46らの可能性
Da-iCEとLiSAに注目が集まりやすかった一方、残る8曲にもそれぞれ異なる魅力があった。2021年の候補選出を理解するには、楽曲ごとの特徴も押さえておきたい。
Awesome City Club「勿忘」
「勿忘」はAwesome City Clubの代表的な注目作品の一つ。映画「花束みたいな恋をした」との結びつきもあり、作品の世界観と楽曲が重なり合う形で多くのリスナーに届いた。
男女ツインボーカルを生かした表現と、印象に残るメロディーが特徴だ。映画と音楽の相乗効果という観点では、2021年の候補曲の中でも独自の立ち位置にあった。
NiziU「Take a picture」
NiziUの「Take a picture」は、明るく軽快なポップサウンドが特徴。J.Y. Parkをはじめとする複数の作家が制作に参加している。
グループの持つポップなイメージと親しみやすい楽曲性が、幅広い層に向けたアピールポイントとなった。アイドルポップの存在感を示す候補の一つだった。
乃木坂46「ごめんねFingers crossed」
乃木坂46の「ごめんねFingers crossed」は、秋元康が作詞を担当。作曲には杉山勝彦とAPAZZIが参加し、編曲はAPAZZIが担当した。
グループとしての知名度だけでなく、楽曲の完成度や作品としての表現が評価対象となった。過去に2017年、2018年と日本レコード大賞を受賞したグループであることも、歴代の流れを振り返るうえで興味深い。
AKB48、DA PUMP、三浦大知、氷川きよし、純烈
AKB48の「根も葉もRumor」は、グループのダンスパフォーマンスを前面に出した作品。DA PUMPの「Dream on the street」は、ダンスを強みとするグループの方向性と結びついた楽曲だった。
三浦大知の「Backwards」は歌唱とダンスの両面で表現力を発揮する作品。氷川きよしの「Happy!」は従来の演歌・歌謡曲のイメージにとどまらないポップな表現が印象的だった。
純烈の「君がそばにいるから」は、歌謡曲の魅力を伝える候補として存在感を示した。ジャンルも活動スタイルも異なるアーティストが同じ審査対象に並んだことは、2021年のレコ大の特徴の一つだ。
【新人賞の予想と結果】マカロニえんぴつが最優秀新人賞を受賞
大賞と並んで注目されたのが、新人賞部門だ。2021年の新人賞には、INI、TAEKO、マカロニえんぴつ、望月琉叶の4組が選ばれた。
その中から最優秀新人賞を獲得したのはマカロニえんぴつだった。
マカロニえんぴつが評価された背景
マカロニえんぴつは、ボーカル・ギターのはっとりを中心とするロックバンド。バンドならではの演奏表現と、ポップなメロディーを両立する音楽性を持つ。
2021年はバンドとしての認知度を広げていた時期であり、新人賞の選出はその活動を象徴する結果となった。新人賞は単なるデビュー直後の活動歴だけで決まるものではない。
日本作曲家協会の実施要項では、新人賞について、対象年度内に初めて顕著な活動をし、大衆から支持され、将来性を認められた歌手に贈る賞と説明している。そして最優秀新人賞は、その新人賞受賞者の中から最も優秀と認められた歌手に贈られる。
2021年の新人賞4組
INIは、オーディション番組から誕生した11人組グループ。グループとしての注目度と今後の展開が期待された。
TAEKOは、新人賞に選出されたソロアーティスト。異なる音楽的背景を持つ候補者が並んだことで、新人部門にも幅が生まれた。
マカロニえんぴつは、バンドならではの音楽性と支持を背景に最優秀新人賞を獲得した。
望月琉叶も新人賞に選ばれ、ソロ歌手として評価を受けた。
結果として、2021年は大賞のDa-iCEと最優秀新人賞のマカロニえんぴつという、異なるスタイルのアーティストが大きな賞を獲得した大会となった。

【予想と結果を比較】2021年のレコ大を読み違えやすかった理由
レコード大賞2021の予想を振り返るとき、最も注意したいのは「話題になった曲」と「大賞に選ばれる曲」を同じ基準で考えないことだ。
LiSAの「明け星」は「鬼滅の刃」という大きな作品との結びつきがあり、前年の大賞受賞者という実績もあった。Awesome City Clubの「勿忘」は映画との相乗効果、NiziUの「Take a picture」はポップカルチャーにおける存在感が注目材料となった。
一方、Da-iCEの「CITRUS」は、ドラマ主題歌として生まれた楽曲であり、作詞にメンバーが参加している。グループの歌唱力と楽曲の完成度を含め、審査基準に沿って評価できる材料があった。
ここで重要なのは、当時の予想に公式な順位が存在したわけではないということだ。候補発表後の報道や音楽ファンの注目度を振り返ることはできるが、特定のアーティストが世論調査で圧倒的1位だった、あるいは審査前から受賞が確実視されていたと断定することはできない。
日本レコード大賞の審査基準を理解する
公益社団法人日本作曲家協会の実施要項には、大賞と優秀作品賞の評価に関する基本的な考え方が示されている。
- 芸術性:作曲、作詩、編曲を通じて作品として優れているか。
- 独創性:ほかの作品にはない表現や個性があるか。
- 企画性:作品の制作意図や構成に優れた特徴があるか。
- 大衆の支持:多くの人々から支持を得ているか。
- 年度の代表性:その年の音楽シーンを反映する作品か。
- 歌唱表現:優れた歌唱によって楽曲の魅力が生かされているか。
これらを踏まえると、音楽配信の再生回数、CD売上、SNSでの話題性だけで大賞を予測するのは難しい。数字は楽曲の広がりを知る材料になるが、それだけで審査結果を説明できるわけではない。
歴代受賞曲から見る2021年の位置づけ
2021年の結果は、歴代受賞曲と並べることでさらに理解しやすくなる。
- 2019年:Foorin「パプリカ」
- 2020年:LiSA「炎」
- 2021年:Da-iCE「CITRUS」
- 2022年:SEKAI NO OWARI「Habit」
- 2023年:Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」
- 2024年:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
2020年にはLiSA、2021年にはDa-iCE、2022年にはSEKAI NO OWARIが大賞を獲得している。アニメ主題歌、ダンス&ボーカルグループ、バンドという異なる音楽的背景を持つアーティストが続いた。
この流れからも、レコード大賞は毎年同じジャンルや同じタイプのアーティストが有利になる賞ではないことが分かる。2021年のDa-iCEの受賞も、幅広い音楽表現が評価対象となる大会の一例として位置づけられる。(TBSテレビ・日本レコード大賞歴代受賞者一覧)
【よくある質問】レコード大賞2021の予想と結果に関するFAQ
Q1:レコード大賞2021の大賞は誰が受賞しましたか?
A1:Da-iCEが「CITRUS」で受賞しました。第63回日本レコード大賞は2021年12月30日に開催されました。
Q2:LiSAの「明け星」は大賞を受賞しましたか?
A2:いいえ。「明け星」は優秀作品賞に選ばれましたが、大賞はDa-iCEの「CITRUS」でした。
Q3:2021年の優秀作品賞は何曲でしたか?
A3:10曲です。LiSA、純烈、乃木坂46、Da-iCE、NiziU、DA PUMP、AKB48、三浦大知、氷川きよし、Awesome City Clubの作品が選出されました。
Q4:2021年の最優秀新人賞は誰ですか?
A4:マカロニえんぴつです。新人賞に選ばれたINI、TAEKO、マカロニえんぴつ、望月琉叶の4組から選ばれました。
Q5:レコード大賞2021はいつ放送されましたか?
A5:2021年12月30日午後5時30分から午後10時まで、TBS系で生放送されました。
Q6:日本レコード大賞は売上や再生回数だけで決まりますか?
A6:いいえ。日本作曲家協会の実施要項では、芸術性、独創性、企画性、大衆の支持、年度を代表する作品であること、歌唱表現などが評価の対象として示されています。
Q7:Da-iCEの「CITRUS」は2021年に発売された曲ですか?
A7:いいえ。2020年11月25日に発売された楽曲で、日本テレビ系ドラマ「極主夫道」の主題歌でした。2021年の第63回日本レコード大賞で大賞を獲得しています。
まとめ:レコード大賞2021はDa-iCE「CITRUS」が音楽シーンを代表した大会
2021年の第63回日本レコード大賞は、Da-iCEの「CITRUS」が大賞を獲得し、マカロニえんぴつが最優秀新人賞に輝いた。
優秀作品賞にはLiSA「明け星」、Awesome City Club「勿忘」、NiziU「Take a picture」、乃木坂46「ごめんねFingers crossed」など、幅広いジャンルの10曲が選ばれた。特にLiSAとDa-iCEの比較は、作品の話題性と審査基準に沿った評価の違いを考えるうえで興味深い。
2026年に振り返ると、2021年のレコ大から得られる教訓は明確だ。大賞を予想する際には、単純な人気や知名度だけでなく、楽曲の完成度、歌唱表現、独創性、そしてその年の音楽シーンをどれほど象徴しているかを考える必要がある。
LiSAの「明け星」が候補として高い注目を集めたことと、Da-iCEの「CITRUS」が実際に大賞を獲得したこと。この二つの事実を並べて見ることで、レコード大賞という賞の評価軸と、2021年の音楽シーンの多様性がより鮮明になる。
当時の予想と実際の結果を照らし合わせることは、単なる受賞者の答え合わせではない。楽曲がどのように支持され、どのような表現が評価されるのかを知るための、音楽賞の楽しみ方の一つでもある。
主な参考資料:公益社団法人日本作曲家協会「第63回日本レコード大賞」「日本レコード大賞 実施要項」、TBSテレビ「輝く!日本レコード大賞 歴代受賞者一覧」、TBSテレビ番組発表資料、日刊スポーツ2021年11月19日付受賞者発表記事、LiSA公式サイト、Da-iCE公式サイト。 (出典: レコード大賞 2021 予想(Yahoo!ニュース))