【2026年最新】五味孝氏は武道館ラストライブ後どうしている?ソロツアーと現在の活動
2026年8月10日の日本武道館公演は、五味孝氏にとってT-BOLANの活動を締めくくるだけでなく、ギタリストとして新しい活動に移る節目でもあった。

2026年8月10日、日本武道館でT-BOLANが活動終了
T-BOLANは2025年9月から全国47都道府県を巡るラストライブツアー「SING THE BEST HIT JOURNEY 47」を開催。その最終地点として選ばれたのが、日本武道館だった。
実は、武道館を最後の舞台にするきっかけには五味の思いがあった。2026年3月のテレビ朝日系報道によると、メンバーで今後について話し合う中、五味が少年時代から憧れていた日本武道館で最後を迎えたいと提案したことが、公演決定につながったという。
つまり、武道館は単に大きな会場だから選ばれたわけではない。ギタリストとして音楽を続けてきた五味にとって、少年時代からの夢をかなえる場所でもあった。
日刊スポーツの公演レポートによると、当日は約1万人の観客が集まり、約3時間にわたって全24曲を披露。デビュー曲「悲しみが痛いよ」で幕を開け、「離したくはない」などの代表曲を届けた。
終盤には、ファンが「離したくはない」を合唱する場面もあった。T-BOLANが長年積み重ねてきた楽曲と、ファンとの関係性を象徴するフィナーレだった。
武道館公演後の五味孝氏はソロ活動へ
五味は武道館公演の約1か月前、2026年7月8日に自身のInstagramで、T-BOLANの活動終了後にも別の音楽活動を予定していることを示唆していた。日刊スポーツは、この投稿を紹介し、本人がT-BOLANとは別の活動について告知を予告していたと報じている。
その後、具体的な活動として注目されたのが、10月の「Gomi Takashi 4th Tour 2026 The Future is Now」だ。T-BOLANの肩書だけに依存せず、自身の名前を掲げてステージに立つソロツアーである。
Gomi Takashi 4th Tour 2026 The Future is Now
10月4日・東京
The Top Beat Club
開場16:30/開演17:00
会場スケジュールでSOLD OUT表記
10月17日・大阪
Bigtwin Diner PANHEAD GROOVE
ソロツアーの大阪公演
10月18日・名古屋
LIVE HOUSE CIRCUS NAGOYA
東名阪ツアー最終公演
公演日程・会場情報:各会場のイベント掲載情報、チケット公演情報。
このツアーで注目したいのは「The Future is Now」というタイトルだ。直訳すれば「未来は今」。T-BOLANの最終公演を終えた後に、自身の名前を掲げてツアーを行うというタイミングとも重なる。
東京公演についてはThe Top Beat Clubの公式スケジュールにSOLD OUTと記載された。少なくとも、ソロ名義のライブに一定の観客需要があることを示す材料だ。ただし、東京公演の完売だけをもって全公演の動員や評価を断定することはできない。
B ZONE GUITAR SUMMIT Vol.14にも出演
五味の2026年の活動を語るうえで、もう一つ見逃せないのが「B ZONE GUITAR SUMMIT Vol.14」だ。
この企画は、B ZONEにゆかりのあるギタリストたちが集結するセッションシリーズ。2026年は約2年ぶりのビルボードライブ開催となり、大阪・名古屋・横浜の3都市で公演が組まれた。
出演者は以下の4人だ。
- 増崎孝司(DIMENSION)
- 五味孝氏(T-BOLAN/electro53)
- 柴崎浩(WANDS/abingdon boys school)
- AKIHIDE(BREAKERZ)
サポートメンバーにはベースの高橋佳輝、ドラムの平陸が参加。大阪公演は10月21日、名古屋公演は10月22日、横浜公演は11月2日に開催された。ビルボードライブ横浜での開催は初めてだった。
この企画の魅力は、異なるバンドや音楽プロジェクトで活動してきたギタリストの個性が、一つのステージに集まることだ。
T-BOLANでは歌を支えるメロディアスなギターが中心だった五味も、ギターサミットではほかのプレイヤーと演奏技術や音色を競い合う立場になる。バンド活動終了後も、演奏家としての五味を聴ける機会が続いていることは大きい。
【ギター・使用機材】五味孝氏の愛用テレキャスターとAER Compact 60/4
五味孝氏のギターサウンドを理解するうえで欠かせないのが、長年使い続けているテレキャスタータイプのギターだ。機材専門誌のインタビューや本人の発言をたどると、単にヴィンテージ機材を好むのではなく、演奏時の反応や音の伸びを重視していることが分かる。
メインギターはSeymour Duncan製TLタイプ
ギター・マガジンの2022年のインタビューによると、五味がメインとして使用してきたのは、1985~1986年製のSeymour Duncan製TLタイプ。20~21歳ごろに購入し、長年愛用しているギターだ。
五味がこのギターを選び続ける理由として挙げているのが、音の立ち上がりの速さと演奏時の一体感。テレキャスタータイプ特有の反応のよさを重視しており、自分の演奏がそのまま音に現れるような感覚を大切にしている。
また、1961年製のFender Telecasterもライブ用として使用。メインギターとは異なるヴィンテージならではの音色を使い分けている。レコーディングではFender Custom ShopのStratocasterやLSL InstrumentsのTLタイプなども使用している。
主な使用機材とサウンドの特徴
| 機材 | メーカー・モデル | 使用目的・特徴 |
|---|---|---|
| メインギター | Seymour Duncan TLタイプ | 1985~86年製。反応の速さを重視 |
| ライブ用ギター | Fender Telecaster | 1961年製ヴィンテージ |
| ギター | Fender Custom Shop Stratocaster | レコーディングで使用 |
| オーバードライブ | Y.O.S. Smoggy Overdrive | クリーンの輪郭や歪みの調整 |
| オーバードライブ | VEMURAM Jan Ray | 音の押し出しを調整 |
| 歪み系 | idea sound product RTX | 歪みや音の伸びを補う |
| アンプ | Fender Twin Reverb | 1966年製の実機 |
| アンプ | Fender Princeton Reverb | レコーディングで使用 |
| アンプ | Matchless SC-30 | スタジオ所有機材を使用した録音例 |
| アコースティック用 | AER Compact 60/4 | アコギのライブ現場で使用 |
この一覧はギター専門誌などで紹介された使用例を整理したもの。2026年現在のすべての演奏で同じ機材を使用しているという意味ではない。特にMatchless SC-30は、2022年のレコーディング取材でスタジオ所有品と説明されている。
AER Compact 60/4を愛用する理由
五味の機材で、アコースティックギターを演奏する人からも参考になるのが、AERのCompact 60/4だ。
2025年7月1日、キクタニミュージックが公開した五味の機材紹介記事では、本人がこのアンプをアコースティックギターのライブ現場で必ず使っていると紹介している。
その理由として挙げられたのは、次の3点だ。
- 会場ごとのモニター環境に左右されにくい音作り
- リバーブを含めたプリアンプとしての性能
- 持ち運びやすい軽量設計
特に興味深いのは、会場が変わっても自分の音色を安定させたいという考え方だ。ギタリストにとって、楽器の性能だけでなく、演奏環境による音の変化を抑えることもライブの完成度を左右する。
同じ記事では、K.E.Sの電源関連機器KIP-V.A.C.9やKIP-001についても本人のコメントが掲載されている。KIP-V.A.C.9のノイズ対策や可変電圧ポートを評価する一方、KIP-001についてはデジタルノイズの回り込みを指摘しており、機材の長所と短所を具体的に説明している。
五味孝氏のギターサウンドはなぜ印象に残るのか
五味の演奏スタイルには、大きく3つの特徴がある。
1つ目は、メロディを重視したギターソロ。
ギター・マガジンのインタビューで五味は、最初に弾いたテイクの鮮度やパッションを大切にしていると語っている。頭の中で細かく設計してから弾くより、最初に出てきたフレーズを録音し、必要に応じて音を整理するアプローチだ。
この考え方は、T-BOLANの楽曲における歌とギターの関係にもつながる。ボーカルを邪魔せず、必要な場所では印象的なメロディを奏でる。ギターが歌の一部として機能している点が特徴だ。
2つ目は、音の伸びを重視した歪みの使い方。
五味はY.O.S.ギター工房のSmoggy OverdriveやVEMURAMのJan Ray、idea sound productのRTXなどを使い分けてきた。T-BOLAN以外のセッションやelectro53では、オーバードライブを複数段重ねる方法も取り入れている。
これは単に大きな音を出すためではない。チョーキングやロングトーンで音が途中で途切れず、フレーズの余韻を表現できるようにするための工夫だ。
3つ目は、楽曲に応じた柔軟なアレンジ。
ギターを弾くこと自体を目的にせず、必要がなければギターを入れないという考え方も持っている。こうした姿勢は、ボーカル中心のロックバンドで長く演奏してきた経験と、インストゥルメンタル活動の両方から培われたものだ。
【electro53とメンバーの関係】五味孝氏のもう一つの音楽的な顔
T-BOLAN以外の五味の活動を理解するうえで欠かせないのが、electro53(エレクトロ53)だ。
electro53は、五味孝氏とベーシストの恩賀周平による音楽ユニット。2010年から活動しており、ギターを中心にしたインストゥルメンタルやデジタル技術を取り入れた音楽表現を追求している。
2022年のYOUNG GUITARのインタビューでは、五味自身がelectro53での活動がT-BOLANの楽曲制作にも影響を与えたと説明している。打ち込みやデジタル環境を利用したアレンジへの理解は、バンドでの制作にも還元されていた。
森友嵐士との関係は良好なのか
五味と森友嵐士の関係は、T-BOLANの音楽を理解するうえで興味深いポイントだ。
2022年のギター・マガジンの対談で五味は、1990年代には森友とアレンジやギターフレーズをめぐって意見がぶつかることが多かったと振り返っている。
森友はギターの具体的な弾き方を指示するというより、雨が降るような雰囲気、雪が降るようなイメージといった感覚的な要望を伝えていたという。五味は、その抽象的なイメージをギターの音に変換するため、何度も演奏を重ねた。
一見すると衝突の多い関係だが、音楽制作において互いに妥協しなかったことの裏返しでもある。実際、2022年のインタビューでは、距離を置いたデータのやり取りが増えたことで、以前よりスムーズに進む場面も増えたと説明している。
上野博文との関係とT-BOLANのメンバー構成
上野博文はT-BOLANのベーシストであり、五味とともにバンドの演奏を支えてきたメンバーだ。
上野は2015年にくも膜下出血で倒れ、長期の療養とリハビリを経験した。さらに2025年のラストツアー開始前にはステージ4の肺がんが判明したことが報じられた。それでもツアーのステージに立ち続ける姿は、多くの観客にとって忘れがたいものとなった。
森友がボーカル、五味がギター、上野がベースという構成は、T-BOLANのサウンドを形成する重要な柱だった。バンドの活動が終わったからといって、メンバー間で築いてきた音楽的なつながりまで消えるわけではない。
ただし、2028年の新しい企画について、五味や上野がどのような形で参加するかは、現時点で公表された具体的な出演情報とは分けて考える必要がある。
【2028年にT-BOLANは復活する?】新章始動の意味と今後の展望
2026年8月10日の武道館ラストライブでは、T-BOLANの物語が完全に終わるわけではないことを示す発表があった。スクリーンに映し出されたのは「2028.7.10 THE NEXT CHAPTER FOREVER BEGINS」というメッセージだった。
これを見たファンの間では、T-BOLANが2028年に再結成するのではないかという期待も生まれた。しかし、森友嵐士は8月24日に放送されたフジテレビ系「ノンストップ!」で、発表の意味を説明している。
森友によれば、2028年の企画は従来のT-BOLANのメンバーが再びライブステージに立つという話ではない。未来に残すT-BOLANをファンと一緒につくるための、新しい挑戦・プラットフォームを構築する構想だという。
2028年7月10日に向けた「T-BOLAN Tears」
2026年11月現在、T-BOLANの新しい公式サイトには「T-BOLAN Tears – 2028.7.10 DEBUT」という名称が掲げられている。
サイトでは「一雫が、伝説になる」というコンセプトのもと、ファンが想いを投じる参加型の仕組み「Fan Drops」が展開されている。単に過去の楽曲やライブ映像を保存するだけではなく、ファンの参加を通じて新しいT-BOLANの価値を形にする企画として注目される。
この発表は、従来のバンド活動の再開と、T-BOLANという名前や音楽を未来へ継承するプロジェクトを区別する必要があることを示している。
2028年に五味孝氏が再びステージに立つ可能性は?
現時点で確認できるのは、五味が2026年の武道館公演をもってT-BOLANの現体制でのライブ活動を終え、その後も自身のソロツアーやギターセッションに参加していることだ。
2028年の新企画に五味がどのように関与するか、従来のメンバーが新しい音源制作に参加するのか、具体的な活動内容は今後の公式発表が待たれる。
ただし、T-BOLANの名前が残り続けることと、五味がギタリストとして演奏を続けることは両立する。2026年のソロツアーやB ZONE GUITAR SUMMITへの出演は、その可能性を考えるうえで重要な動きだ。
【プロの結論】五味孝氏がT-BOLANに残したものと、ソロ活動の本当の価値
五味孝氏の音楽的な功績を、T-BOLANのギタリストという肩書だけで評価するのは十分ではない。
その本質は、ボーカルの歌を生かすメロディアスなギター、楽曲の感情を引き立てるアレンジ、そして自分の音を追求し続ける演奏家としての姿勢にある。
特に重要なのは、T-BOLANという大きな看板を持ちながら、electro53やソロ名義で別の音楽表現を模索してきた点だ。1990年代のロックサウンドに固執するのではなく、デジタル技術やインストゥルメンタルの可能性も取り入れてきた。
今後の五味の活動を評価する際には、次の3つの視点が役立つ。
- T-BOLANの楽曲を聴きたい人:「離したくはない」「Bye For Now」などで、歌と一体になったギターの魅力に注目する。
- ギタリストとしての五味を知りたい人: ソロツアーやB ZONE GUITAR SUMMITで、バンドとは異なる演奏表現を確認する。
- 音楽制作や機材に関心がある人: Seymour DuncanのTLタイプやAER Compact 60/4、歪み系エフェクターの使い分けに注目する。
反対に、2028年にT-BOLANの従来メンバーが必ず再結成ライブを行うことを期待している人は、現段階の発表内容を正しく理解する必要がある。新章の構想は、従来のバンドライブの復活とは異なるものだからだ。
五味孝氏の魅力は、過去のヒット曲だけにとどまらない。T-BOLANで培った経験を持ちながら、個人のギタリストとして新しい音楽の可能性を追い続けているところにある。
【五味孝氏の現在と経歴】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:五味孝氏は現在も音楽活動をしていますか?
はい。2026年11月現在も活動している。10月には「Gomi Takashi 4th Tour 2026 The Future is Now」を開催し、11月2日にはB ZONE GUITAR SUMMIT Vol.14に出演した。T-BOLANの活動終了と本人の音楽活動終了は別の話だ。
Q2:五味孝氏はT-BOLANを脱退したのですか?
2026年8月10日の日本武道館公演をもって、T-BOLANは現体制でのバンド活動に終止符を打った。単に五味だけが脱退したという出来事ではなく、バンドとしての活動終了である。
Q3:五味孝氏の代表的な愛用ギターは何ですか?
長年愛用しているSeymour Duncan製TLタイプが代表的だ。1985~1986年製で、演奏時の反応の速さを重視している。また、1961年製のFender Telecasterもライブで使用してきた。
Q4:electro53とは何ですか?
五味孝氏と恩賀周平による音楽ユニット。2010年から活動し、インストゥルメンタルやデジタル技術を取り入れた音楽表現を展開している。T-BOLANとは異なる五味の音楽的な一面を知る手掛かりになる。
Q5:T-BOLANは2028年に再結成するのですか?
従来のメンバーが再びライブステージに立つという再結成発表ではない。森友嵐士は2028年7月10日の新章について、未来に残すT-BOLANをファンと一緒につくるプラットフォームという趣旨を説明している。
Q6:五味孝氏が愛用するアコースティックギター用アンプは何ですか?
AER Compact 60/4だ。2025年にキクタニミュージックが公開した紹介記事で、本人がアコースティックギターのライブ現場で使用していることを明かしている。
まとめ:五味孝氏はT-BOLANの歴史を背負いながら次の音楽へ進む
五味孝氏は、1991年のT-BOLANメジャーデビューから日本武道館でのラストライブまで、バンドのギタリストとして35年にわたる歴史を歩んできた。
2026年8月10日にT-BOLANの現体制での活動は終了したが、五味自身は10月のソロツアーや11月のB ZONE GUITAR SUMMITなど、新たなステージに立ち続けている。
そして2028年7月10日には、T-BOLANの名前を未来へ継承する新しいプロジェクトが予定されている。ただし、それは従来のバンドの再結成とは異なる構想だ。
五味孝氏がT-BOLANに残したものは、ヒット曲のギターフレーズだけではない。歌を生かす演奏、作品を優先するアレンジ、そして長年使い続けるギターに象徴される、自分の音を追求する姿勢だ。
これから注目すべきなのは、T-BOLANの過去を振り返ることだけではなく、五味孝氏がソロギタリストとしてどのような音楽を生み出していくかという点である。武道館は終着点であると同時に、彼個人の音楽人生にとって新しい出発点にもなっている。
主な参考資料:T-BOLAN公式サイト・公式ファンクラブ、テレビ朝日、日刊スポーツ、音楽ナタリー、WOWOW、ギター・マガジン、YOUNG GUITAR、BARKS、キクタニミュージック、Billboard Live、The Top Beat Club。 (出典: 五味 孝 氏(Yahoo!ニュース))