【野杁正明の戦績と経歴】K-1二階級制覇からONE世界王座へ
野杁正明は1993年5月11日生まれ、愛知県名古屋市出身のキックボクサー。2026年11月現在33歳で、team VASILEUSに所属している。

国内ではK-1を中心に実績を積み、スーパー・ライト級とウェルター級の2階級でK-1 WORLD GP王者に輝いた。国内のタイトルだけでなく、海外の強豪と対戦してきた経験も豊富だ。
主なキャリアとタイトル獲得歴
- 2009年: K-1甲子園優勝。
- 2011年: Krush YOUTH GP優勝。
- 2010年代: KrushやK-1で実績を積み、国内トップファイターとして評価を確立。
- 2021年: K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座を獲得。
- 2022年: K-1 WORLD GPウェルター級王座を獲得。
- 2024年: ONE Championshipで国際舞台に本格参戦。
- 2025年1月: シャーキル・タクレティにKO勝利。
- 2025年3月: タワンチャイ・PK・センチャイにTKO勝利し、ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王座を獲得。
- 2025年11月: スーパーボンとの王座統一戦で判定0-3の敗北。
- 2026年8月: リウ・メンヤンに1ラウンドKO勝利。
- 2026年10月: シアサラニに判定2-1で勝利し、トーナメント決勝進出。
これらの実績はK-1公式プロフィール、ONE Championshipの大会記録、各大会の試合結果で確認できる。
リウ・メンヤンへのKO勝利が示した復活
2026年の野杁を語るうえで外せないのが、8月8日のONE SAMURAI 2だ。
野杁は中国のリウ・メンヤンと対戦し、1ラウンド2分59秒、左フックによるKO勝利を収めた。
リウは2024年12月のONE Friday Fights 92で野杁に判定勝ちしていた相手。野杁自身も、この敗戦をきっかけに引退を考えるほどの苦しさを経験したと、試合前の会見で振り返っている。
それだけに、2026年8月のリベンジKOは単なるトーナメント1回戦の勝利ではなかった。敗戦を乗り越え、世界のトップ選手と再び戦うための大きな転換点だった。
続くシアサラニ戦も勝利し、2026年はトーナメント2連勝。決勝進出という結果だけを見ても、野杁が再び世界の頂点を目指す位置に戻ってきたことが分かる。
通算戦績を見る際の注意点
野杁の戦績については、公開データベースによって集計方法や更新時期に違いがある。
K-1公式プロフィールには65戦51勝(27KO)14敗0分と掲載されている。一方、Mニュースの立ち技選手名鑑では、68試合収録、集計対象66試合で52勝14敗0分と表示されている。
後者の試合一覧は2026年8月のリウ・メンヤン戦までの掲載となっており、10月17日のシアサラニ戦が反映されていない。したがって、通算数字だけでなく、各大会の最新結果も合わせて確認することが大切だ。
【プロの結論】野杁正明の次戦を左右する3つの重要ポイント
野杁正明の2026年は、リベンジKO、準決勝突破、そして負傷告白という大きな出来事が続いた一年となった。
ここから先を考えるうえで、注目すべきポイントは3つある。
1. グレゴリアン戦はコンディションが最優先
グレゴリアンは、単純な打ち合いだけでなく、相手の動きを制限する圧力と連続攻撃に優れた選手だ。
野杁が本来の距離感やフットワークを取り戻せるかどうかは、勝敗を左右する重要な要素になる。左足第2趾の回復が不十分なまま試合に出ることは、競技面でもリスクが大きい。
12月や1月のオファーを断った判断は、目先の勝負よりも決勝の質を優先する姿勢として理解できる。
2. 決勝を制すればスーパーボンへの再挑戦が見えてくる
野杁がグレゴリアンに勝てば、トーナメント優勝者としてスーパーボンへの世界タイトル挑戦に進む道が開ける。
2025年11月のONE 173では、スーパーボンに判定0-3で敗れ、暫定王座の統一に失敗した。野杁にとって正規王座への再挑戦は、キャリアの大きな目標の一つだ。
ただし、トーナメント優勝と世界タイトル戦の開催時期は別問題。王者のスケジュールや大会編成も関係するため、優勝した直後にタイトル戦が実現するとは限らない。
3. 復帰時期は公式発表と本人の発信を分けて判断する
今後の情報収集では、次の3点を確認するのが有効だ。
- ONE Championshipの公式大会ページに決勝カードが掲載されたか。
- 野杁本人が練習再開や負傷回復について発信したか。
- グレゴリアンとの試合日・大会名が正式に発表されたか。
特にSNS上では、12月開催や2027年2月開催といった日程情報が独り歩きする可能性がある。開催構想、メディアによる予想、正式な試合発表は、それぞれ異なる情報として扱う必要がある。
野杁の現在の状況を判断するなら、試合日程よりも先に負傷からの回復状況を見るべきだ。
【野杁正明の試合に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:野杁正明の直近の試合結果は?
2026年10月17日のONE SAMURAI 4で、モハメド・シアサラニに判定2-1で勝利した。これによりフェザー級キックボクシングトーナメントの決勝進出を決めている。
Q2:野杁正明の次戦はいつ?
次戦の予定はマラット・グレゴリアンとのトーナメント決勝。ただし、2026年11月6日時点で正式な開催日は未発表。2027年2月開催の可能性も報道されているが、確定情報ではない。
Q3:野杁正明の怪我はどこ?
左足の人差し指にあたる第2趾の脱臼骨折。2026年9月の練習中に負傷し、10月17日のシアサラニ戦でも再び骨折したと本人が説明している。手術の可能性にも言及しているが、実施や復帰日は確定していない。
Q4:野杁正明が決勝で戦う相手は?
アルメニア出身のマラット・グレゴリアン。GLORYで3度の世界王者となった実績を持つ強豪で、今回のトーナメントではルオ・チャオの計量失敗により準決勝を戦わず決勝進出を決めた。
Q5:野杁正明は優勝するとスーパーボンと戦える?
ONE SAMURAIフェザー級キックボクシングトーナメントの優勝者には、スーパーボンが保持するONEフェザー級キックボクシング世界王座への挑戦権が与えられる。野杁が決勝を制すれば、正規世界王座への再挑戦につながる。
まとめ:野杁正明の次戦は回復後のグレゴリアン戦に注目
2026年10月17日、野杁正明はモハメド・シアサラニとの接戦を判定2-1で制し、ONE SAMURAIフェザー級キックボクシングトーナメント決勝へ進出した。
決勝の相手はマラット・グレゴリアン。勝てばスーパーボンへの世界タイトル挑戦が見えてくる、キャリア上の重要な一戦だ。
しかし、試合前から左足第2趾の脱臼骨折を抱え、準決勝中にも再び骨折したという負傷の実態が明らかになった。12月・2027年1月の試合オファーも断っており、復帰時期はまだ見通せない。
2026年11月6日時点で確定しているのは、シアサラニ戦の勝利とグレゴリアンとの決勝進出。決勝の日程と復帰日は未定だ。
ファンにとって待ち遠しいのは、野杁とグレゴリアンが万全の状態で向き合う瞬間だろう。焦ってリングに戻るのではなく、しっかりと負傷を治し、世界最高峰の舞台で本来の力を発揮できるか。今後の公式発表と本人の回復報告に注目したい。 (出典: 野 杁 正明 試合(Yahoo!ニュース))