【意味を解説】「モクモクしちょるだけ」の正体はスモーカーへのネットミーム
「モクモクしちょるだけ」は、単純に煙が出ている様子を表す言葉として使われる場合もありますが、ワンピース関連のネットコミュニティでは、主にスモーカーを揶揄する表現として定着しています。
スモーカーは、海軍に所属する「白猟のスモーカー」という異名を持つ人物です。自然系悪魔の実であるモクモクの実を食べており、自分の体を煙に変化させられます。
ところが、物語が新世界編に進むにつれて、強敵との戦闘で苦戦する場面が目立つようになりました。その結果、かつてルフィを追い詰めた実力者という印象と、後半の戦績とのギャップがネタにされています。
スモーカーの公式プロフィール
『ONE PIECE』登場人物
- 異名:白猟のスモーカー
- 所属:海軍G-5
- 階級:中将
- 年齢:36歳
- 誕生日:3月14日
- 悪魔の実:モクモクの実
- 声優:大場真人
これらはONE PIECE.comの公式キャラクター紹介に掲載されている情報です。公式設定では、スモーカーはG-5基地の01部隊長であり、上層部の意向に必ずしも従わない一方、部下から厚い信頼を寄せられています。
つまり、ネットでの呼び名は彼の人格や海軍での評価を表したものではありません。あくまで戦闘描写を中心に作られた、ファンによる風刺的なニックネームです。
【元ネタを徹底解説】エースの「敗北者」シーンがなぜスモーカーのネタになった?
このミームの面白さを理解するには、マリンフォード頂上戦争で描かれたエースと赤犬のやり取りを知る必要があります。
元になったのは原作第573話付近の名場面
物語の舞台は、海軍本部と白ひげ海賊団が激突したマリンフォード頂上戦争です。
海軍大将の赤犬(サカズキ)は、白ひげを侮辱する発言をします。それを聞いたポートガス・D・エースが激怒し、立ち止まるという展開が描かれました。
この場面は、エースと白ひげの親子のような関係、そしてエースの誇りを象徴する重要なシーンです。原作では第573話付近、アニメでは第482話から第483話にかけての頂上戦争の展開と関係しています。
コラ画像では登場人物とセリフが改変された
ネット上で広まったのは、この印象的な場面を利用した非公式のコラージュ画像です。
元の場面に登場する人物をスモーカーに置き換え、白ひげに向けられた侮辱をスモーカーに向けたものへと改変しています。
そこで登場するのが「モクモクしちょるだけの敗北者」という表現です。
赤犬の独特な語尾や広島弁風の口調を残したことで、原作のセリフのように見える仕上がりになっています。しかし、実際には尾田栄一郎氏が描いた原作の正式なセリフではありません。
元ネタを解説するサイト「タネタン」では、2019年1月26日に記事が公開され、同年2月6日に更新されています。少なくとも2018年末から2019年初頭には、この表現がネット上で使われていたことが確認できます。
【なぜ弱いと言われる?】スモーカーがネタにされるようになった3つの理由
スモーカーがこれほどまでにネタにされる背景には、単なる敗北回数だけでは説明できない事情があります。
1. 初登場時の圧倒的な強キャラ感
スモーカーはローグタウン編で登場した当初、ルフィにとって非常に厄介な敵でした。
自然系の能力によって攻撃を受け流し、海楼石を仕込んだ十手を武器にするなど、当時のルフィでは簡単に突破できない強さを見せていました。
公式キャラクター紹介でも、ローグタウンでルフィを取り逃がしたことが、その後も続く因縁の始まりとして紹介されています。
読者からすれば、将来的にルフィと何度も激突するライバルになるのではないかと期待されるポジションでした。
2. 覇気の登場によって能力の優位性が変化した
モクモクの実は、体を煙に変化させる自然系の能力です。
初期の物語では、自然系能力者に通常の物理攻撃を当てることが難しく、能力そのものが大きな防御上の優位性になっていました。
しかし、武装色の覇気が本格的に描かれるようになると、自然系能力者にも攻撃を当てられるようになります。
その結果、煙になるだけで攻撃を回避できるという初期の強みは、以前ほど絶対的なものではなくなりました。
さらに、煙を広範囲に展開する戦い方についても、相手に攻撃範囲を与えてしまうのではないかというファンの考察が生まれています。
3. パンクハザード編での苦戦が決定打になった
ミームが定着した大きな理由は、パンクハザード編での戦闘描写です。
スモーカーはトラファルガー・ローとの戦いで不利な状況に陥り、ヴェルゴとの戦闘でも苦戦します。
特にヴェルゴ戦では、武装色の覇気をまとった攻撃を受け、追い詰められる様子が描かれました。公式アニメ第616話のあらすじでも、スモーカーが覇気をまとった攻撃に苦しむ展開が紹介されています。
さらに、その後のドフラミンゴによるG-5襲撃では、部下を守るために立ち向かったものの、スモーカーは重傷を負います。最終的には元海軍大将の青キジ(クザン)に救われました。
ただし、ここで見落としてはいけないのが、スモーカーは自分の勝利だけを優先していたわけではないという点です。部下を守るために危険を引き受けた行動も、戦闘結果とは別に評価する必要があります。
【関係者・経緯まとめ】モクモクしちょるだけに関係する人物と出来事
このミームを正しく理解するには、登場人物それぞれの役割を整理するのが近道です。
以下は、原作の人物関係とネットミーム上の役割をまとめた比較表です。
この表から分かるように、ミームには複数の物語上の出来事が組み合わされています。赤犬とエースの場面が画像の土台であり、スモーカーの戦績が笑いの材料になっているという構造です。
特に重要なのは、赤犬とスモーカーが実際にこのような会話を交わしたわけではないという点です。両者の関係を描いた公式エピソードと、ファンが作ったコラ画像は別物です。
【ネットの反応・炎上】なぜ「モクモクしちょるだけ」は長く使われるのか?
この言葉が広まった理由は、ワンピースの読者なら元ネタを理解しやすく、作品を知らない人にも言葉の響きだけで意味が伝わりやすいことにあります。
ネット上では煙や湯気にも使われている
興味深いのは、スモーカー本人をいじる用途だけにとどまっていないことです。
2018年12月には、温泉から立ち上る煙や雲の写真に、このフレーズを組み合わせた投稿が確認できます。また、2019年1月にも同じ表現を使った投稿が記録されています。
つまり、キャラクターへの皮肉から、実際に煙が出ている状況を面白く表現する言葉へと用途が広がったわけです。
ネットの反応は大きく3つに分かれる
このミームに対する反応は、主に次のように整理できます。
- ネタとして楽しむ層: 赤犬とエースの名場面とのギャップや、スモーカーの戦績を笑いに変えて楽しむ。
- スモーカーを応援する層: 戦闘結果だけではなく、部下思いの性格や海軍としての信念を評価する。
- 能力を考察する層: モクモクの実の応用方法や、覇気への対抗策、覚醒の可能性などを議論する。
こうした反応が生まれるのは、スモーカーが単なる一発限りの敵キャラクターではなく、初期から登場している継続的な人気キャラクターだからです。
本当に炎上騒動が起きたのか?
「モクモクしちょるだけ」に関連して検索されることのある炎上という言葉ですが、今回確認できる中心的な話題は、ファンコミュニティ内でのキャラクターいじりです。
特定の人物による問題発言や、公式作品をめぐる重大な不祥事が発端となった騒動とは性質が異なります。
また、原作者や公式運営がこのミームを正式に認定したという情報も、公式キャラクター紹介や関連する公式作品情報からは確認できません。
したがって、炎上という言葉だけを見て、スモーカーや作品関係者に実際のトラブルが起きたと受け取るのは適切ではありません。
【2026年最新情報】スモーカーの現在とモクモクの実の今後、噂の真相
2026年11月5日時点で、スモーカーについて押さえておきたいのは、ネット上のネタと原作の最新展開を混同しないことです。
スモーカーは現在も海軍中将として紹介されている
ONE PIECE.comの公式キャラクターページでは、スモーカーは海軍中将、G-5基地01部隊長として掲載されています。年齢は36歳、誕生日は3月14日です。
また、原作ではエッグヘッド編の第1117話で久しぶりに姿を見せました。ビローアバイクに乗って海上を移動しながら、たしぎに連絡を取る場面です。これは長期間登場していなかったスモーカーの状況を考えるうえで注目された出来事でした。
2026年には原作単行本第115巻が7月3日に発売され、公式サイトでは11月2日発売の週刊少年ジャンプ掲載分として第1197話の先行紹介も掲載されています。作品全体の物語は進んでいますが、スモーカーについては公式プロフィールと実際の登場描写を分けて把握する必要があります。
モクモクの実は本当に弱いのか?
この疑問に対しては、能力そのものと、能力者の戦闘実績を分けて考える必要があります。
煙を自在に操る能力には、攻撃だけでなく、移動、拘束、視界の妨害、広範囲への展開など、さまざまな応用の余地があります。
一方で、煙という性質上、相手の能力や戦闘環境によっては十分な攻撃力を発揮できない可能性もあります。
重要なのは、能力の性質がそのままキャラクターの強さを決めるわけではないことです。覇気の習熟度、体術、戦術、経験など、複数の要素が戦闘結果を左右します。
そのため、モクモクの実を単純に弱い能力と決めつけるのは早計です。
よくある3つの噂を検証
| 噂・疑問 | 確認できる情報 |
|---|---|
| 原作で赤犬がスモーカーに言ったセリフ? | いいえ。非公式コラ画像の表現 |
| スモーカーは死亡した? | 第1117話で登場しており、死亡説を裏付ける情報はない |
| モクモクの実は公式に最弱認定された? | そのような公式設定は確認できない |
特に注意したいのが、ファンの間で使われる「最弱」「上位互換」といった表現です。これらは能力の比較や戦闘描写をもとにした評価であり、公式のランキングや設定とは異なります。
【プロの結論】スモーカーの評価は敗北数だけでは決まらない
スモーカーのキャラクターとしての魅力は、単純な戦闘力だけではありません。
海軍という組織に所属しながら、自分自身の正義を大切にする姿勢や、立場を超えて部下を守ろうとする行動が、長く読者に支持されてきた理由の一つです。
また、初期のルフィにとって大きな脅威だった人物が、物語のスケール拡大によって相対的に目立たなくなったことも、ミームが生まれた背景にあります。
今後の展開を考えるなら、注目したいポイントは3つです。
- 覇気を使った戦闘技術がどこまで進化するのか。
- モクモクの実の新しい応用方法が描かれるのか。
- たしぎやG-5の部下たちとの関係が、物語でどう描かれるのか。
これらは今後の展開に対する考察であり、確定した公式発表ではありません。スモーカーが再び重要な役割を担うかどうかは、原作の続報に注目したいところです。
【よくある質問】モクモクしちょるだけに関するFAQ
Q1:「モクモクしちょるだけ」は原作の正式なセリフですか?
A1:いいえ。原作の正式なセリフではありません。赤犬とエースの「敗北者」をめぐる場面を改変した非公式コラ画像が元ネタです。
Q2:「モクモクしちょるだけ」は誰のことを指していますか?
A2:基本的には『ONE PIECE』に登場する海軍中将スモーカーを指します。モクモクの実の能力者であることが、呼び名の由来です。
Q3:スモーカーは本当に弱いキャラクターなのですか?
A3:一概には言えません。新世界編で強敵に苦戦したことからネタにされていますが、海軍中将としての実力や部下を守る行動など、戦績以外にも評価できる要素があります。
Q4:「しちょる」はどういう意味ですか?
A4:「している」という意味合いの方言風の表現です。このミームでは赤犬の特徴的な口調をまねた言い回しとして使われています。
Q5:2026年現在、スモーカーは死亡していますか?
A5:死亡したという公式情報はありません。原作第1117話にも登場しており、公式キャラクター紹介では海軍中将として掲載されています。
Q6:モクモクしちょるだけは炎上から生まれた言葉ですか?
A6:炎上事件が発端となった言葉ではありません。ワンピースのファンが作ったコラ画像を中心に広まったネットミームです。
まとめ:モクモクしちょるだけの元ネタと2026年の注目ポイント
「モクモクしちょるだけ」は、ワンピースのスモーカーを題材にしたネットミームです。赤犬とエースの「敗北者」をめぐる有名な場面を改変したコラ画像が元ネタとなっています。
スモーカーがネタにされるようになった背景には、ローグタウンでの強キャラとしての登場、新世界編での苦戦、覇気の登場による戦闘環境の変化があります。
一方、公式設定では海軍中将としてG-5を率いる人物であり、部下からも信頼されています。ネット上の「弱い」という評価だけで、キャラクターの魅力を判断することはできません。
2026年も『ONE PIECE』の物語は進行中です。スモーカーの再登場やモクモクの実の新たな能力描写があれば、この定番ミームの評価にも変化が生まれるかもしれません。
元ネタを知れば笑える一方で、原作を読み返すとスモーカーの別の魅力にも気づけるはずです。
主な情報源:ONE PIECE.com公式キャラクター紹介・公式アニメ各話情報・公式原作コミックス情報、元ネタ解説サイト「タネタン」。 (出典: モクモク し ちょ る だけ(Yahoo!ニュース))