腹筋バキバキ女子になるには?筋トレ・食事・体脂肪率と健康リスクを2026年徹底解説
「腹筋バキバキ女子」と呼ばれる女性の引き締まったお腹は、どのようなトレーニングや食事によって作られるのでしょうか。腹筋がくっきり見える理由には、腹直筋や腹斜筋の発達だけでなく、皮下脂肪の量、筋肉の厚み、骨格、脂肪のつき方など、複数の要素が関係しています。単純に体重を落としたり、毎日腹筋運動を繰り返したりするだけでは、理想とするシルエットには近づけません。
2026年現在、女性が健康的に引き締まったお腹を目指すうえで参考になるのが、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」や「日本人の食事摂取基準(2025年版)」、日本スポーツ振興センターが発信する女性アスリート向けの健康情報です。筋トレの具体的なメニューから、食事、体脂肪率と見た目の関係、変化が現れるまでの期間、女性特有の健康リスクまで、科学的な知見をもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 腹筋が見える仕組み:腹筋の筋肉量と皮下脂肪、骨格や脂肪分布の組み合わせで見た目が変わる。
- 効果的な取り組み:プランクやレッグレイズなどの腹筋運動に全身の筋トレを組み合わせ、十分な栄養と休息を確保する。
- 女性特有の注意点:過度な減量やエネルギー不足は月経異常、骨の健康、運動能力に悪影響を及ぼす可能性がある。
【基本知識】腹筋バキバキ女子の特徴と実態!なぜ女性のお腹は割れて見える?
腹筋バキバキ女子とは、腹部の筋肉の輪郭がはっきりと見え、引き締まったウエストや腹部の立体感が特徴的な女性を指す俗称です。特定の競技資格や医学的な身体分類ではなく、主に見た目を表現する言葉として使われています。
注目したいのは、腹筋が見えることと、単に痩せていることは同じではないという点です。腹部の筋肉が発達していても皮下脂肪に覆われていれば輪郭は目立ちにくく、反対に体重が軽くても腹筋の筋肉量が少なければ、はっきりした凹凸が出ない場合があります。
腹筋が割れる理由と仕組み
お腹の正面にある代表的な筋肉は腹直筋です。みぞおち付近から恥骨に向かって伸びており、体幹を丸める動作や骨盤の位置を安定させる働きを担っています。
腹直筋には腱画と呼ばれる横方向の仕切りがあり、筋肉そのものが複数の区画に分かれています。この構造によって、筋肉の凹凸が皮膚の上から見えると、一般にシックスパックと呼ばれる形になります。
一方、腹部の側面には外腹斜筋や内腹斜筋があり、体幹をひねる動作や横に倒す動作、姿勢の安定に関係しています。さらに深部には腹横筋があり、腹部を内側から支える役割を持っています。
シックスパックと腹筋の縦線は別物
腹筋の見た目には、大きく分けて縦のラインが目立つタイプと、横方向の区切りまで見えるシックスパックがあります。
縦線は、腹部中央の白線や腹直筋の外側の輪郭などが目立つことで形成されるラインです。シックスパックは腹直筋の腱画による区画が見える状態を指します。したがって、縦線があるからといって、必ずしも六つの区画が明確に見えるわけではありません。
また、腹直筋の区画の形や左右の対称性には個人差があります。生まれ持った筋肉の構造も関係するため、特定のモデルやアスリートとまったく同じ形を目指す必要はありません。
腹筋バキバキ女子に見られる身体的な特徴
- 腹直筋の発達:お腹の正面に縦横の凹凸が見える。
- 腹斜筋の発達:ウエストの側面に筋肉の輪郭が現れる。
- 体幹の安定性:姿勢を維持しやすく、運動中に身体がぶれにくい。
- 筋肉と脂肪のバランス:腹筋の輪郭を覆う皮下脂肪の量と筋肉の厚みが関係する。
- 身体的な個人差:骨格、筋肉の形状、脂肪の分布などによって見え方が異なる。
ただし、写真や動画で腹筋が目立っているからといって、その人の健康状態や日常の食事、トレーニング量まで判断することはできません。照明、姿勢、撮影時の筋肉の収縮などでも見た目は変わります。SNSで見かける一瞬の身体の状態と、年間を通じた健康的な身体づくりは分けて考える必要があります。

【実践編】女性の腹筋を割る方法!おすすめ筋トレメニューと効果
腹筋を目立たせるためには、腹部の筋肉を鍛えることと、全身の筋肉量や身体活動を適切に管理することが基本です。腹筋だけを毎日鍛えるよりも、腹直筋・腹斜筋・体幹全体に刺激を与えながら、下半身や背中などの大きな筋肉も鍛えるほうが、バランスのよい身体づくりにつながります。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。自重を使った運動も筋力トレーニングに含まれるため、特別な器具がなくても取り組めます。
自宅でできる腹筋女子向けトレーニング5選
1.プランク:腹部全体と体幹の安定性を鍛える
プランクは、うつ伏せの状態から前腕とつま先で身体を支えるトレーニングです。腹直筋や腹横筋を含む体幹の筋肉が、姿勢を維持するために働きます。
- 肘を肩の真下に置く。
- 頭からかかとまでをできるだけ一直線に保つ。
- お腹に力を入れ、腰が反ったりお尻が上がりすぎたりしないようにする。
- 最初は20〜30秒を目安に行う。
- 慣れてきたら30〜40秒程度まで延ばす。
長時間耐えることよりも、正しい姿勢を維持することが大切です。腰に痛みが出る場合は中止し、膝をついた姿勢など負荷の軽い方法に変更します。
2.レッグレイズ:腹直筋を中心に下腹部周辺を鍛える
レッグレイズは、仰向けの状態で脚を持ち上げるトレーニングです。脚を動かす際には股関節屈筋群も働きますが、腹部の筋肉は骨盤や腰椎を安定させる役割を担います。
- 仰向けになり、両脚を伸ばす。
- 腰が反りすぎないように腹部に力を入れる。
- 脚をゆっくり持ち上げる。
- 腰が浮かない範囲でゆっくり下ろす。
- 8〜12回を目安に繰り返す。
腰への負担が気になる場合は、膝を軽く曲げたニーレイズやリバースクランチから始めるとよいでしょう。
3.クランチ:腹直筋の収縮を意識する
クランチは、仰向けになって上半身を少し持ち上げる運動です。腹直筋を中心に刺激を与えられます。
- 膝を曲げて仰向けになる。
- 手は胸の前か頭の横に添える。
- 息を吐きながら肩甲骨が床から離れる程度まで上体を丸める。
- 反動を使わず、ゆっくり元に戻す。
- 10〜15回を目安に行う。
首を手で引っ張らず、お腹を縮める感覚を意識することがポイントです。
4.サイドプランク:腹斜筋と体幹の側面を鍛える
サイドプランクは身体を横向きにして支える運動です。外腹斜筋や内腹斜筋など、体幹の側面にある筋肉が姿勢の維持に働きます。
- 横向きになり、肘を肩の真下に置く。
- 腰を持ち上げて身体を一直線にする。
- 左右それぞれ15〜30秒を目安に維持する。
- 慣れるまでは膝を床につけてもよい。
ウエスト周辺の筋肉を鍛えるだけでなく、左右の体幹の安定性を整える運動としても活用できます。
5.デッドバグ:腰を安定させながら腹部を鍛える
デッドバグは仰向けで手足を交互に動かすトレーニングです。腹部に力を入れながら四肢を動かすため、体幹の安定性を身につける練習に適しています。
- 仰向けになり、両腕を天井に向ける。
- 股関節と膝を約90度に曲げる。
- 対角線上の腕と脚をゆっくり伸ばす。
- 腰が反らない範囲で元の位置に戻す。
- 左右交互に8〜10回程度繰り返す。
初心者向けの1週間トレーニング例
毎日同じ部位を追い込む必要はありません。筋肉に刺激を与えた後は回復する時間を設けましょう。以下は、運動習慣のない成人が無理なく始めるための一例です。
- 月曜日:クランチ、プランク、デッドバグ。
- 火曜日:ウォーキングなどの軽い有酸素運動。
- 水曜日:スクワット、ヒップリフト、サイドプランク。
- 木曜日:休息または軽いストレッチ。
- 金曜日:クランチ、レッグレイズ、プランク。
- 土曜日:ウォーキングや自分が楽しめる運動。
- 日曜日:休息。
各種目は2セット程度から始め、フォームが安定したら2〜3セットに増やします。全身の筋トレにはスクワットやヒップヒンジ、背中を鍛えるローイングなども取り入れましょう。
大切なのは、回数を競うことではありません。正しいフォームで動ける範囲を少しずつ広げ、疲労や痛みが残る場合は休息を優先してください。
【比較・検証】女性の体脂肪率と腹筋の見え方!縦線やシックスパックの違い
女性の腹筋がどの程度見えるかを考えるとき、よく話題になるのが体脂肪率です。腹部の筋肉の上にある皮下脂肪が厚いほど、筋肉の輪郭は見えにくくなります。しかし、腹筋が見える体脂肪率には、すべての女性に当てはまる明確な基準があるわけではありません。
同じ体脂肪率でも、腹筋の筋肉量や骨格、脂肪のつき方によって外見は異なります。測定機器や測定条件によって体脂肪率の数値自体にも差が出るため、インターネット上で紹介されている特定の数値を、そのまま健康的な目標に設定することは避けたいところです。
体脂肪率だけで腹筋の見た目は決まらない
腹筋の輪郭に影響する要素は主に次の4つです。
- 皮下脂肪:筋肉の輪郭を覆う脂肪の量。
- 筋肉の厚み:腹直筋や腹斜筋がどの程度発達しているか。
- 骨格・筋肉の形状:腹直筋の区画や骨盤、肋骨などの身体的特徴。
- 脂肪の分布:身体のどの部分に脂肪がつきやすいかという個人差。
特に女性は、ホルモンの影響なども含めて身体の状態が変化します。月経周期に伴う水分量の変動や、食事、睡眠、運動後の状態によっても、お腹の見え方が変わることがあります。
腹筋の縦線とシックスパックの比較
それぞれの見た目と関係する筋肉を整理すると、次のようになります。
| 見た目・部位 | 主に関係する構造 | 代表的なトレーニング | 特徴・役割 |
|---|---|---|---|
| 腹筋の縦線 | 腹直筋の輪郭・白線 | クランチ、プランク | 腹部中央の縦方向のラインが目立つ |
| シックスパック | 腹直筋・腱画 | クランチ、リバースクランチ | 腹直筋の区画が凹凸として見える |
| ウエストの側面 | 外腹斜筋・内腹斜筋 | サイドプランク、体幹回旋運動 | 体幹の側面を支え、ひねる動作に関係する |
| 腹部の深部 | 腹横筋 | デッドバグ、プランク | 腹部の安定性や姿勢の維持に関係する |
このように、目指す腹部の形によって注目したい筋肉は異なります。ただし、特定の運動だけで脂肪を狙った場所から選択的に落とせるわけではありません。腹筋運動で筋肉を鍛えることと、全身の身体活動によって体脂肪を管理することは、別々の課題として考える必要があります。
腹筋を見せるために極端な減量は必要?
必ずしも必要ではありません。腹筋のラインを出すことだけを目的に食事量を大幅に減らすと、筋肉の維持に必要な栄養や、日常生活を送るためのエネルギーまで不足するおそれがあります。
体脂肪率の数字を下げることよりも、筋力が向上しているか、疲れにくくなっているか、睡眠や月経の状態が安定しているかなど、複数の指標で身体の変化を判断することが大切です。
【食事編】腹筋女子の食事メニュー!女性に必要なたんぱく質と栄養バランス
腹筋を鍛えても、筋肉の材料や運動に必要なエネルギーが不足すれば、十分なトレーニング効果は得られません。食事では、たんぱく質だけを増やすのではなく、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルを含めてバランスよく摂取することが基本です。
女性のたんぱく質摂取量は1日50gが基本的な目安
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に基づくと、18〜64歳の女性のたんぱく質の推奨量は1日50gです。これは一般的な健康な成人女性を対象とした基準であり、筋トレの強度や運動量、体格、妊娠・授乳などによって必要量は変わります。
また、推奨量は筋肉を最大限に発達させるための特別な競技者向け目標ではありません。運動量の多い人は、管理栄養士などに相談しながら個別に必要量を検討することが適切です。
たんぱく質を含む食品には次のようなものがあります。
- 肉類:鶏肉、豚肉、牛肉など。
- 魚介類:鮭、サバ、マグロ、イワシなど。
- 卵・乳製品:卵、牛乳、ヨーグルト、チーズなど。
- 大豆製品:豆腐、納豆、豆乳、厚揚げなど。
一度に大量に食べるのではなく、朝食、昼食、夕食に分けて取り入れると、日常生活の中でも続けやすくなります。
腹筋を目指す女性の食事メニュー例
朝食
- ご飯
- 納豆と卵
- 具だくさんの味噌汁
- ヨーグルト
昼食
- ご飯または雑穀米
- 焼き魚または鶏肉
- 野菜の副菜
- スープ
間食・トレーニング後
- 牛乳または豆乳
- ヨーグルト
- バナナなどの果物
夕食
- ご飯
- 豆腐や魚、肉を使った主菜
- 野菜料理
- きのこや海藻を使った副菜
これは食事の組み合わせを考えるための一例であり、特定の摂取カロリーや減量を目的とした献立ではありません。必要な食事量は体格や活動量によって異なります。
炭水化物と脂質を極端に減らさない
腹筋を見せたいと考える女性の中には、ご飯やパンなどの炭水化物を避ける人もいます。しかし、炭水化物は運動時のエネルギー源となる重要な栄養素です。
脂質も、ホルモンの働きや細胞膜の構成などに関係するため、極端に減らすことはおすすめできません。肉や魚、大豆製品、卵などからたんぱく質を取り入れつつ、主食や良質な脂質も適切に確保しましょう。
プロテインは食事だけで必要なたんぱく質を摂取しにくい場合の補助食品です。飲めば自動的に腹筋が割れるわけではなく、通常の食事を置き換える必要もありません。
厚生労働省の情報でも、たんぱく質は多く摂れば摂るほど健康によいというものではないと説明されています。腎臓の病気がある人などは、摂取量について医師や管理栄養士に相談する必要があります。
【期間・変化】腹筋が割れるまで何か月?女性のトレーニング効果を検証
腹筋が割れるまでの期間について、すべての女性に当てはまる標準日数はありません。運動経験、現在の筋肉量、身体組成、トレーニング内容、食事、睡眠などによって変化の速度が異なるためです。
重要なのは、筋力が向上することと、外見上の腹筋の凹凸が見えることは、必ずしも同じタイミングで起きないという点です。筋肉の使い方や姿勢が改善しても、見た目に大きな変化が現れるまでには、さらに時間が必要な場合があります。
最初の8〜12週間はトレーニングの定着を重視
トレーニングを始めたばかりの時期は、回数や負荷を増やすことより、正しいフォームを身につけることが重要です。8〜12週間程度を一つの振り返り期間として設定し、運動の継続状況や筋力、姿勢の変化を確認するとよいでしょう。
ただし、この期間で必ずシックスパックが完成するという意味ではありません。すでに運動習慣がある人と、初めて筋トレに取り組む人では、変化の現れ方も異なります。
身体の変化を判断する4つのポイント
- 筋力:以前より正しいフォームで運動できるようになったか。
- 持久力:プランクなどの姿勢を安定して維持できるか。
- 姿勢:日常生活で身体を安定させやすくなったか。
- 回復状態:運動後に適切な休息を取り、疲労を翌日以降に持ち越していないか。
体重だけを成果の判断基準にしないことも大切です。筋肉量が増えれば体重が大きく変わらなくても、身体のラインや運動能力が変化することがあります。
見た目が変わらないときに確認したいこと
毎日腹筋運動をしているのに見た目が変わらない場合、トレーニングの負荷が適切でない、運動の種類が偏っている、回復が不足しているといった可能性があります。
また、腹筋のトレーニングだけで体脂肪を落とそうとしていないかも確認したいところです。全身の筋力トレーニングやウォーキングなどを組み合わせ、無理のない身体活動を継続することが現実的な方法です。
短期間で結果を出そうとして食事量を極端に減らしたり、疲労が残っているのに毎日運動したりする必要はありません。長く続けられる方法を選ぶことが、結果的に安定した身体づくりにつながります。

【女性特有の健康問題】利用可能エネルギー不足とRED-Sに注意
腹筋バキバキ女子を目指す際、特に知っておきたいのが利用可能エネルギー不足です。これは、食事から摂取するエネルギーに対して運動などで消費するエネルギーが多く、身体の正常な機能を維持するためのエネルギーが足りなくなる状態を指します。
問題は、必ずしも極端なダイエットをしている人だけに起こるわけではないことです。練習量や運動量が増えたのに食事量を変えていない場合や、忙しさから食事を抜くことが続いた場合にも注意が必要です。
女性アスリートの三主徴とRED-Sとは?
女性アスリートの健康問題として知られているのが、女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad)です。主に次の3つの問題が関連しています。
- 利用可能エネルギー不足:運動量に対して食事から得られるエネルギーが不足する。
- 視床下部性無月経:エネルギー不足などの影響で月経が止まる。
- 骨の健康への悪影響:骨密度の低下や骨粗しょう症につながる可能性がある。
さらに国際オリンピック委員会(IOC)は、スポーツにおける相対的エネルギー不足をRED-S(Relative Energy Deficiency in Sport)として整理しています。2023年のIOCコンセンサスステートメントでは、長期的または深刻なエネルギー不足が、女性・男性のアスリート双方の身体機能や精神面に悪影響を及ぼす可能性が示されています。
その影響は生殖機能や骨格系だけにとどまりません。免疫機能、代謝、心血管系、血液、運動パフォーマンスなどにも関係することが指摘されています。
月経不順や疲労骨折は身体からのサイン
日本スポーツ振興センターのハイパフォーマンススポーツセンターが運営する「Female Sport ナビ」でも、女性アスリートの利用可能エネルギー不足について情報を発信しています。
同センターの解説では、エネルギー不足によって月経周期が乱れたり、無月経になったりすることがあり、エストロゲンの低下を通じて骨密度にも悪影響が及ぶ可能性が説明されています。
特に注意したいサインは次のとおりです。
- 運動量を増やした時期から月経不順が始まった。
- 月経が3か月以上止まっている。
- 疲労が抜けにくく、日常生活でも強い倦怠感がある。
- 運動能力が低下している。
- 繰り返し疲労骨折や運動によるけがを経験している。
これらの症状にはさまざまな原因が考えられますが、食事と運動のバランスが崩れている可能性もあります。月経が止まった場合は、身体が絞れている証拠として受け止めず、婦人科やスポーツ医学に詳しい医療機関に相談することが大切です。
健康を守りながら引き締まった身体を目指すには
日本スポーツ振興センターの解説では、利用可能エネルギー不足の改善にあたり、食事量を増やすことと運動量を調整することの両方が重要とされています。
つまり、身体に不調が出ている場合、さらに食事を減らして運動量を増やすのは適切な対応ではありません。炭水化物を含む食事を確保し、必要に応じてトレーニング量を減らしながら、身体の回復を優先することが必要です。
また、腹筋を一年中はっきり見せることが健康的な生活の条件ではありません。月経が正常に保たれ、十分な食事を取り、運動を楽しめる状態を維持することのほうが、長期的な健康という観点では重要です。
【プロの結論】腹筋バキバキ女子を目指す人が知るべき判断基準
腹筋バキバキ女子という言葉からは、腹部の筋肉が際立つ華やかな外見が連想されます。しかし、実際に目指すべきなのは、単に体脂肪率を下げた身体ではなく、十分な筋肉と運動能力、健康状態を備えた身体です。
腹筋を割るための取り組みには、向いている人と、まず健康状態を優先したほうがよい人がいます。
健康的な筋トレを始めやすい人
- 現在の健康状態に大きな問題がなく、運動習慣を身につけたい人。
- 見た目だけでなく、姿勢や体幹の安定性も改善したい人。
- 食事と休息を確保しながら、長期的にトレーニングを続けられる人。
- 体重の数字だけにこだわらず、筋力や身体機能の変化を評価できる人。
減量よりも健康管理を優先したい人
- 月経不順や無月経が続いている人。
- 食事を抜くことや極端なカロリー制限を繰り返している人。
- 疲労やけがが続き、運動後の回復が不十分な人。
- 体重や体型への不安から、食事や運動を過度に制限してしまう人。
- 妊娠中、産後、持病があるなど、運動方法について個別の配慮が必要な人。
こうした人は、自己判断で減量や高強度トレーニングを進めるのではなく、医師や管理栄養士、運動指導の専門家に相談することをおすすめします。
よくある3つの誤解
誤解1:腹筋を毎日すれば早く割れる
筋肉には回復の時間が必要です。毎日同じ部位を高強度で鍛えるよりも、適切な頻度と負荷で継続するほうが合理的です。
誤解2:腹筋運動だけでお腹の脂肪が落ちる
腹筋運動は筋肉を鍛えるためのもので、腹部の脂肪だけを選択的に落とす方法ではありません。全身の筋トレや有酸素運動、食事のバランスを組み合わせることが必要です。
誤解3:体脂肪率が低いほど健康で美しい
体脂肪率が低いことと健康であることは同義ではありません。特に女性の場合、エネルギー不足による月経異常や骨の健康への悪影響に注意が必要です。見た目の完成度だけで健康状態を判断しないことが重要です。
【腹筋バキバキ女子】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:女性が腹筋を割るには毎日筋トレする必要がありますか?
A1:毎日行う必要はありません。厚生労働省の身体活動・運動ガイド2023では、成人の筋力トレーニングは週2〜3日が推奨されています。腹筋も休息日を設けながら、無理のない頻度で鍛えましょう。
Q2:女性の腹筋が見える体脂肪率は何%ですか?
A2:全員に共通する体脂肪率の基準はありません。筋肉量、脂肪分布、骨格、測定方法などによって見え方が異なります。特定の数値を追いかけて無理な減量をすることは避けてください。
Q3:プランクとレッグレイズはどちらが効果的ですか?
A3:目的が異なるため、優劣を一概には決められません。プランクは体幹全体の安定性を鍛える運動で、レッグレイズは脚を動かしながら腹直筋などを働かせる運動です。両方を適切なフォームで組み合わせるとよいでしょう。
Q4:腹筋が割れるまでには何か月かかりますか?
A4:現在の筋肉量や身体組成、運動経験によって異なります。8〜12週間をトレーニングの振り返り期間として設定する方法はありますが、シックスパックが現れるまでの保証期間ではありません。
Q5:腹筋を鍛える女性はプロテインを飲むべきですか?
A5:必須ではありません。厚生労働省の2025年版食事摂取基準では、18〜64歳の女性のたんぱく質推奨量は1日50gです。通常の食事で必要量を確保できていれば、プロテインを追加する必要はありません。
Q6:腹筋を鍛えていたら生理が止まりました。運動を続けても大丈夫ですか?
A6:月経が止まった場合は、運動を続けながら自己判断で減量することは避けてください。利用可能エネルギー不足などが関係している可能性もあるため、婦人科などの医療機関に相談しましょう。
まとめ:腹筋バキバキ女子を目指すなら見た目と健康の両立が大切
腹筋バキバキ女子のような引き締まったお腹は、腹直筋や腹斜筋を中心とした筋力トレーニング、全身の身体活動、バランスのよい食事、十分な休息を組み合わせることで目指せます。
プランク、レッグレイズ、クランチ、サイドプランクなどは、自宅でも取り組みやすい代表的な運動です。ただし、腹筋だけを鍛えても腹部の脂肪が選択的に落ちるわけではありません。全身の筋力トレーニングを取り入れ、身体全体の機能を高めることが大切です。
また、腹筋の縦線とシックスパックは異なる構造であり、体脂肪率だけで見た目が決まるわけでもありません。骨格や筋肉の形状には個人差があるため、他人と同じ腹筋の形を目指す必要はありません。
特に女性は、過度な食事制限による利用可能エネルギー不足に注意が必要です。月経異常や疲労、骨の健康への悪影響は、身体からの重要なサインです。見た目を優先して健康を損なうような方法は避けましょう。
2026年に腹筋女子を目指すうえで大切なのは、体脂肪率の数字や短期間の見た目の変化ではなく、筋力・栄養・休息・健康状態を総合的に整えることです。自分の身体の特徴を理解し、無理なく継続できるトレーニングと食生活を選ぶことが、長く健康的な引き締まった身体につながります。
主な参考資料:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」、厚生労働省 e-ヘルスネット「たんぱく質」、日本スポーツ振興センター・ハイパフォーマンススポーツセンター「Female Sport ナビ」、国際オリンピック委員会「2023年RED-Sコンセンサスステートメント」。 (出典: 腹筋 バキバキ 女子(Yahoo!ニュース))