【超RIZIN.3】朝倉未来vs平本蓮の試合内容とTKO決着の理由
2024年7月28日、さいたまスーパーアリーナで開催された超RIZIN.3。メインイベントは、66.0kg契約、RIZIN MMA特別ルールの5分5ラウンドで行われた。
試合は開始から大きな動きを見せた。
1ラウンドの攻防
RIZIN公式試合レポートによると、序盤は両者とも打撃で探り合った。
- 朝倉未来:右ミドルキックを先制し、左右のローキックを繰り出す。
- 平本蓮:左ストレートを軸に攻撃。途中でオーソドックスに構えを変え、右ストレートも放った。
- 決定的な場面:平本が前進しながら左ストレートを当て、左右のフックを連続して打ち込む。
- フィニッシュ:倒れた朝倉にパウンドを浴びせ、レフェリーが試合を止めた。
結果は1R2分18秒、TKO。判定にもつれ込むことなく、平本が勝利を決めた。
平本蓮が勝利した最大のポイント
今回の勝因を単純に「パンチが強かったから」と説明するのは不十分だ。
注目すべきなのは、平本が距離を詰めながら左ストレートを当て、その直後に左右のフックへつなげた連続攻撃である。
朝倉はミドルキックやローキックで試合を組み立てようとしたが、平本の前進と打撃の連係によって対応を迫られた。
さらに、ダウン後のグラウンドパンチまで攻撃を途切れさせなかったことが、TKO決着につながった。
ただし、試合時間は約2分18秒。5ラウンドを想定した試合だったものの、長期戦におけるスタミナや組み技の優劣まで比較できる内容ではなかった。
試合後、平本が朝倉に伝えた言葉
平本は勝利者コメントで、朝倉に対する感謝を口にした。
「朝倉未来ありがとう。そして引退しないでください」
長年にわたって挑発を繰り返してきた相手に対する言葉として、印象的な場面だった。単なる勝敗を超えて、平本自身の格闘家としての歩みに朝倉が影響していたこともうかがえる。
【因縁の経緯】朝倉未来と平本蓮はなぜ対戦することになったのか
2人の関係は、2024年の対戦発表から始まったわけではない。
発端は2020年。平本が朝倉の写真を貼ったサンドバッグを殴る動画を公開したことだった。
当時、平本はキックボクシングからMMAへと活動の幅を広げていた。一方の朝倉は、RIZINのトップファイターとして存在感を確立していた。
格闘技の実力だけでなく、発信力や知名度を含めて両者の関係が注目されるようになった。
2020年から2024年までの主な出来事
2020年:挑発から始まった関係
平本が「朝倉未来をぶん殴ってみた」という趣旨の動画を公開。朝倉を挑発する発信が注目を集め、SNS上でのやり取りも続いた。
2023年1月:対立がさらに激化
朝倉は平本とのやり取りについて、格闘技と関係のない話や周囲の人物への言及が増えたことを問題視。法的措置を検討していることを自身の発信で明らかにした。
2023年:対戦への機運が高まる
朝倉は平本の格闘技の実力についても評価するようになり、対戦の可能性が現実味を帯びていった。
2024年3月16日:正式決定
六本木ヒルズアリーナで行われたRIZINの記者会見で、榊原信行CEOが超RIZIN.3の開催と朝倉対平本を発表した。
2024年7月28日:直接対決
さいたまスーパーアリーナのメインイベントで対戦。平本が1R2分18秒TKOで勝利した。
この経緯で見逃せないのは、2人の関係が単なる興行上の演出ではなかった点だ。
平本は朝倉を挑発する一方、朝倉の存在が自身のMMA挑戦に影響したことも語っていた。対立と尊敬が同居していたからこそ、試合後の感謝の言葉にも意味があった。
【戦績・実力比較】朝倉未来と平本蓮の違いをデータで検証
2人の実力を比較するには、直接対決の結果だけでなく、身体的な特徴や2026年までの戦績も見る必要がある。
RIZINの選手情報に掲載されているプロフィールを整理すると、興味深い違いが浮かび上がる。
朝倉未来と平本蓮のプロフィール比較
| 比較項目 | 朝倉未来 | 平本蓮 |
|---|---|---|
| 生年月日 | 1992年7月15日 | 1998年6月27日 |
| 2026年11月時点の年齢 | 34歳 | 28歳 |
| 身長 | 177cm | 173cm |
| リーチ | 178cm | 179cm |
| 主な特徴 | 打撃・カウンター・総合的な試合運び | パンチを中心とした打撃技術 |
| 2024年7月の直接対決 | TKO負け | TKO勝ち |
| RIZIN掲載戦績 | 20戦14勝5敗 | 8戦5勝3敗 |
| ポイントランキング | フェザー級3位 | フェザー級7位 |
出典:RIZIN選手プロフィール・ポイントランキング。戦績は各選手ページの掲載値。ランキングは公開ページの確認時点。
身長では朝倉、リーチでは平本
身体データでは朝倉が177cmで平本が173cm。身長差は4cmある。
一方、リーチは朝倉が178cm、平本が179cm。平本のほうが1cm長い。
この数字だけで打撃の優劣は決められないが、距離の取り方やパンチの届く範囲を考える際には参考になる。
打撃技術の違い
朝倉の強みは、相手の動きを見ながら攻撃を合わせるカウンター技術や、パンチと蹴りを組み合わせる戦い方にある。
平本はキックボクシングをバックグラウンドに持ち、パンチの精度やコンビネーションを武器としている。
2024年の直接対決では、平本の打撃の連続性が勝敗を左右した。
ただし、2026年の戦績を見れば、両者とも異なるタイプの強豪と対戦し、MMAの経験を重ねている。現在の実力を2024年の試合だけで固定して評価するのは適切ではない。
【2026年最新戦績】朝倉未来は青木真也にTKO、平本蓮はダウトベックに判定勝利
2026年9月10日、京セラドーム大阪で開催された「ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」。
この大会では朝倉と平本がそれぞれ別の相手と対戦した。
朝倉未来 vs 青木真也
2026年9月10日・超RIZIN.5/71.0kg契約
朝倉の対戦相手は、グラップリング技術で知られる青木真也。
試合は1ラウンドから組み技の攻防が展開された。
青木はテイクダウンを狙い、朝倉の背後を取る場面も作った。さらにバックからの関節技を狙ったが、朝倉は腕を挟んで防御。最後は青木の腕十字の動きに対応しながらパウンドを連打した。
結果は1R2分39秒、レフェリーストップによるTKO勝利。
2024年の平本戦で敗れた朝倉が、2026年9月にはグラップリングの実力者を相手にフィニッシュ勝利を収めたことは、現在の競技力を考えるうえで注目すべき結果だ。
平本蓮 vs カルシャガ・ダウトベック
2026年9月10日・超RIZIN.5/66.0kg契約
平本はカザフスタンの強豪カルシャガ・ダウトベックと対戦した。
この試合は平本にとって、2024年7月の朝倉戦以来、約774日ぶりのMMA復帰戦だった。
1ラウンドではダウトベックがタックルからテイクダウンを奪い、左ストレートでも平本を揺らす場面を作った。
2ラウンドもダウトベックの組み技が目立ったが、平本は構えを変えながら蹴りやパンチで対応。
3ラウンドでは右の三日月蹴りから左ボディへの攻撃を見せた。
最終結果は、29-28、27-29、29-28のスプリット判定2対1で平本の勝利。
3人のジャッジのうち2人が平本を支持した、接戦だった。
この試合は、単純なKO勝利とは違う意味を持つ。平本が打撃だけでなく、相手のテイクダウンに対応しながら3ラウンドを戦い抜いた点が重要だ。
2026年9月の両者の結果一覧
| 選手 | 対戦相手 | 結果 | 決着 |
|---|---|---|---|
| 朝倉未来 | 青木真也 | 勝利 | 1R2分39秒TKO |
| 平本蓮 | カルシャガ・ダウトベック | 勝利 | 3R判定2-1 |
両者とも2026年9月の試合を勝利で終えている。したがって、2024年の直接対決で平本が勝ったという事実と、2026年現在の競技力は分けて考える必要がある。
RIZINフェザー級の最新ランキング
公開されているポイントランキングでは、次の順位となっている。
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | ラジャブアリ・シェイドゥラエフ | 1,742 |
| 2位 | 秋元強真 | 1,678 |
| 3位 | 朝倉未来 | 1,646 |
| 4位 | クレベル・コイケ | 1,624 |
| 5位 | ヴガール・ケラモフ | 1,618 |
| 6位 | AJ・マッキー | 1,612 |
| 7位 | 平本蓮 | 1,604 |
ここで注意したいのは、ポイントランキングとタイトル保持者の区別だ。
2026年11月時点でRIZINのフェザー級王者として掲載されているのは、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ。朝倉と平本はポイントランキング上位に位置しているが、両者ともフェザー級王者ではない。
ランキングの数字だけで実力のすべてを判断することもできない。対戦相手のレベル、試合内容、階級、勝利の決まり方を併せて評価する必要がある。
【敗因と試合後の反応】朝倉未来はなぜ平本蓮に敗れたのか
2024年の試合を振り返る際、注目すべきなのは朝倉の敗北を一つの理由に決めつけないことだ。
公式記録から読み取れる直接的な敗因は、平本の打撃連係に対応しきれず、ダウン後のパウンドを受けたことにある。
朝倉未来の敗因として考えられる3つのポイント
1. 平本の左ストレートへの対応
平本は左ストレートを軸に攻撃を組み立てた。朝倉が蹴りを使って距離を作ろうとする場面でも、平本は前進して打撃を当てている。
2. 連続攻撃への対応
一発のパンチで終わらず、左右のフックを重ねたことで朝倉の防御が崩れた。
3. ダウン後のグラウンド対応
ダウン後に平本がパウンドをまとめたことで、レフェリーストップに至った。
ここで重要なのは、試合結果から確認できるのは実際の攻防と決着であり、朝倉の心理状態やコンディションの詳細まで断定できるわけではないという点だ。
朝倉未来の試合後の反応
朝倉は試合翌日の2024年7月29日、自身のSNSで次の趣旨を発信した。
「自分が戦うのは一旦終わりにします」
また、練習は続け、選手のサポートや格闘技界への貢献も続けたいという考えを示した。
この発言は、当時の引退表明として大きく報じられた。
しかし、その後も朝倉はRIZINのリングに戻り、2025年、2026年と試合を重ねている。2024年の発言を現在も有効な引退宣言として扱うのは誤りだ。
平本蓮の試合後の評価
平本は朝倉戦で大きな勝利を手にしたものの、その後は負傷によって競技活動に影響が出た。
2025年3月、右肩の外傷性肩関節不安定症で手術を受け、全治6カ月と診断されたことが発表された。
この負傷により、予定されていた朝倉との再戦も中止となった。
その後、平本は2026年9月のダウトベック戦でMMAに復帰。接戦を制して勝利したことで、再びフェザー級戦線で存在感を示した。
【再戦の可能性】朝倉未来と平本蓮はもう一度戦うのか
ファンにとって最大の関心事の一つが、朝倉未来と平本蓮の再戦だ。
実際、両者の再戦は一度正式に発表されていた。
2025年5月4日の再戦はなぜ中止になった?
2024年大みそかのRIZINイベントで、2025年5月4日の東京ドーム大会「THE MATCH 2」における再戦が発表された。
しかし、2025年3月3日、RIZINは試合中止を発表。
理由は平本の右肩の負傷だった。
診断名は外傷性肩関節不安定症。手術が必要となり、全治6カ月とされた。
このため、朝倉対平本の再戦は実現しなかった。
2026年11月現在、再戦は決定している?
2026年11月5日時点で、両者の再戦について新たな正式日程は確認できない。
一方、朝倉は2026年9月に青木真也をTKOで破り、次の試合として12月31日の超RIZIN.6でルイス・グスタボとの対戦が選手情報に掲載されている。
平本は同年9月にダウトベックを破ったが、次の対戦相手については選手ページに掲載がない。
再戦実現を左右する要素は、主に次の3点だ。
- 競技上の必要性: フェザー級のタイトル戦線やランキング上の位置づけ。
- 選手側の意向: 両者が再戦を希望するかどうか。
- 大会運営上の判断: RIZINがどの大会でカードを組むか。
両者には過去の対戦実績と大きな注目度がある。しかし、話題性だけで再戦が決まるわけではない。
現時点では、再戦の可能性は残っているものの、開催決定と受け取れる発表はない。
朝倉未来vs平本蓮の試合動画は見られる?
2024年の試合映像を確認するなら、RIZIN公式の配信・動画情報が第一候補となる。
特に確認したいのは次の3つだ。
1. RIZIN公式YouTubeの超RIZIN.3関連動画・ハイライト
2. RIZIN公式の試合レポートに掲載されたROUND 1の記録
3. 公式PPVのアーカイブ配信情報
試合全編とハイライトは別物なので、映像を探す際には注意したい。過去のPPVアーカイブは配信期間や販売状況が変わる場合がある。
【朝倉未来vs平本蓮】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝倉未来と平本蓮の試合はどちらが勝ちましたか?
A1:2024年7月28日の超RIZIN.3では、平本蓮が1ラウンド2分18秒、グラウンドパンチによるTKOで朝倉未来に勝利しました。
Q2:2026年9月の朝倉未来と平本蓮の試合結果は?
A2:朝倉未来は青木真也に1R2分39秒TKO勝利。平本蓮はカルシャガ・ダウトベックに3R判定2対1で勝利しました。
Q3:朝倉未来と平本蓮の再戦はいつですか?
A3:2025年5月4日に予定されていた再戦は、平本の右肩の負傷で中止になりました。2026年11月5日現在、新たな再戦日程は発表されていません。
Q4:平本蓮が朝倉未来に勝った理由は何ですか?
A4:左ストレートを軸とした打撃から左右のフックにつなげ、ダウン後もパウンドで攻め切ったことが直接的な勝因です。
Q5:朝倉未来と平本蓮の身長・リーチは?
A5:朝倉未来は身長177cm、リーチ178cm。平本蓮は身長173cm、リーチ179cmです。
Q6:2026年のRIZINフェザー級ランキングで2人は何位ですか?
A6:公開されているポイントランキングでは、朝倉未来が3位、平本蓮が7位です。フェザー級王者はラジャブアリ・シェイドゥラエフです。
Q7:朝倉未来は青木真也と対戦して勝っていますか?
A7:はい。2026年9月10日の超RIZIN.5で対戦し、1ラウンド2分39秒、グラウンドパンチによるTKOで勝利しています。
まとめ:朝倉未来と平本蓮の因縁は2026年も続くのか
朝倉未来と平本蓮の対決は、2024年7月の超RIZIN.3で平本のTKO勝利という形で決着した。
しかし、2人の競技人生はそこで終わっていない。
2026年9月には朝倉が青木真也をTKOで破り、平本もカルシャガ・ダウトベックとの接戦を判定で制した。両者とも勝利を重ね、再びRIZINのフェザー級戦線で注目される存在となっている。
今回の対決を理解するために押さえておきたいのは、次の3点だ。
- 2024年の直接対決では平本が1R2分18秒TKO勝利。
- 2026年9月の試合では朝倉・平本の両者が勝利。
- 2025年に予定された再戦は中止となり、2026年11月現在も新たな日程は未発表。
格闘技における勝敗は、その日のコンディション、技術、戦術、相性によって変わる。2024年の勝者が平本だったことは揺るがない事実だが、2026年の両者の戦績もまた、現在の実力を考えるための重要な材料である。
朝倉が次戦でどのような結果を残すのか。そして平本がフェザー級の上位戦線でどこまで存在感を高めるのか。再戦が実現するかどうかも含め、今後のRIZINの動向が注目される。 (出典: 朝倉未来 vs 平本蓮(Yahoo!ニュース))