武尊とロッタンの再戦結果は?2026年5R TKO決着と引退後の現在を徹底解剖
2026年11月6日現在、武尊とロッタン・ジットムアンノンの対戦を振り返るうえで最大のニュースは、2026年4月29日に東京・有明アリーナで開催された「ONE SAMURAI 1」での再戦だ。2025年3月の初対決ではロッタンがわずか80秒で武尊をKO。しかし約1年後の再戦では、武尊が5ラウンド2分22秒にTKO勝利を収め、ONEフライ級キックボクシング暫定世界王座を獲得した。
しかも、この試合は武尊にとって現役最後の一戦だった。初戦の屈辱を晴らし、世界王座を手にして引退するという劇的な結末を迎えた一方、ロッタンも2026年7月にONE Championshipとの再契約を発表。11月13日にはノンオー・ガイヤーンハーダオとの対戦が予定されている。両者の勝敗、再戦までの経緯、試合の勝因と敗因、引退後の武尊の活動、ロッタンの次戦までを時系列で整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 再戦結果:2026年4月29日、武尊がロッタンに5R2分22秒TKO勝ち。暫定世界王座を獲得した。
- 初対決:2025年3月のONE 172ではロッタンが左フックで1R80秒KO勝ちを収めていた。
- 武尊の現在:4月29日の試合を最後に現役引退。格闘技界への貢献や社会活動など、新たな挑戦を続けている。
- ロッタンの現在:2026年7月にONEと再契約。11月13日にノンオーとのムエタイ世界グランプリ準々決勝を控える。
- 再々戦の可能性:7月のイベントで両者が再会し、将来的な再戦を示唆する発言があった。ただし正式決定ではない。
【2026年最新】武尊とロッタンの再戦結果は?5R TKOの全貌
武尊とロッタンの再戦は、2026年4月29日(水・祝)、東京・有明アリーナで行われた「ONE SAMURAI 1」のメインイベントとして実現した。
試合形式は3分5ラウンドのONEフライ級キックボクシング暫定世界王座決定戦。日本の武尊とタイのロッタンが、約1年越しに再び拳を交えた。
試合結果と決着時間
勝者は武尊。5ラウンド2分22秒、TKO勝ちという結果だった。
- 大会名:ONE SAMURAI 1
- 開催日:2026年4月29日
- 会場:東京・有明アリーナ
- 対戦カード:武尊 vs. ロッタン・ジットムアンノン
- 試合形式:ONEフライ級キックボクシング暫定世界王座決定戦
- ラウンド:3分5R
- 結果:武尊が5R2分22秒TKO勝ち
ONE Championshipの公式試合レポートによると、武尊は2ラウンドに左フックで2度のダウンを奪取。最終ラウンドでも右のパンチを中心とする連打でロッタンを追い込み、レフェリーストップを呼び込んだ。
この勝利によって武尊はONEフライ級キックボクシング暫定世界王者となった。初戦で80秒KO負けを喫した相手に、最後の試合でリベンジを果たしたのである。
1Rから5Rまでの試合展開
1R:武尊が初戦の反省を生かして攻防を組み立てる
開始直後、ロッタンは初戦でも武尊を倒した左フックを狙い、積極的にプレッシャーをかける。しかし今回は武尊がしっかりとガードを固め、相手の攻撃を見極めながら対応した。
武尊は前進しながら右カーフキックやローキックを織り交ぜ、ボディへの蹴りも使用。単純なパンチの打ち合いに持ち込まず、足と胴体にも攻撃を散らした。
2R:武尊が左フックで2度のダウンを奪う
試合の流れを決定づけたのが2ラウンドだ。両者が打ち合う展開の中、武尊の左フックがロッタンを捉える。ロッタンはダウンを喫したものの立ち上がり、試合を続行した。
さらに武尊はもう一度左フックを決め、2度目のダウンを奪取。これまで驚異的な打たれ強さを見せてきたロッタンが、同じラウンドで2度倒されるという衝撃的な場面となった。
3R:ロッタンが反撃し、試合は再び激戦へ
ロッタンは前蹴りやパンチでリズムを変え、巻き返しを図る。武尊も攻撃を受けながら応戦し、相手を挑発するような余裕を見せた。
2度のダウンで勝負が決まったわけではない。ロッタンの反撃によって、試合は再び緊迫した打撃戦となった。
4R:両者が一歩も引かない消耗戦
4ラウンド終盤には激しいパンチの応酬が繰り広げられた。ロッタンも攻撃を当てて反撃し、武尊を追い込もうとする。
しかし、武尊も最後まで攻撃の手を緩めず、ラウンド終了間際には鋭い打撃を当ててロッタンにダメージを与えた。
5R:武尊の猛攻でロッタンが倒れ、TKO決着
最終ラウンドでは会場から武尊コールが沸き起こる。武尊の右がロッタンを捉え、続くパンチの連打でダウンを奪った。
ロッタンは再び立ち上がったものの、武尊の攻撃を受けてロープ際に追い込まれる。レフェリーが試合を止め、5R2分22秒で武尊のTKO勝ちが決まった。
武尊は世界王座を手にし、プロ格闘家としてのキャリアを勝利で締めくくった。

【初対決から再戦まで】武尊とロッタンの因縁を時系列で整理
この再戦が特別だった理由は、単なるタイトルマッチではなかったからだ。
武尊にとってロッタンは、長年追い求めてきた相手であり、キャリア最大級の敗北を与えた選手でもある。一方のロッタンにとっても、K-1三階級制覇を達成した日本のトップファイターとの再戦は、自身の打撃能力を証明する重要な機会だった。
2025年3月:初対決はロッタンの80秒KO勝ち
両者が初めて対戦したのは、2025年3月の「ONE 172」。舞台はさいたまスーパーアリーナだった。
試合開始直後からロッタンは積極的に前進。武尊が攻撃を組み立てる前に左フックを叩き込み、わずか1ラウンド1分20秒でKO勝ちを収めた。
日本を代表するキックボクサーが、海外の強豪に短時間で敗れるという結果は大きな衝撃を与えた。
ONEの公式試合レポートでも、この初戦は武尊にとって忘れられない敗北として紹介されている。
2025年11月:武尊が再起戦でピューリックを撃破
初戦から約8カ月後の2025年11月16日、武尊は東京・有明アリーナで開催された「ONE 173」に出場。デニス・ピューリックとフライ級キックボクシングルールで対戦した。
武尊は1ラウンドから積極的に攻め、複数のダウンを奪うなど優勢に試合を進める。最終的に2ラウンド2分49秒、TKO勝ちを収めた。
試合後、武尊は次の試合を最後に現役を引退する意向を表明。そして、その最後の相手としてロッタンとの再戦を希望した。
リングにはロッタンも登場し、再戦への期待が一気に高まった。
2026年2月:再戦が正式決定
2026年2月27日、武尊の公式サイトが再戦決定を発表。ONE Championshipも3月2日に公式発表を行った。
舞台は4月29日の「ONE SAMURAI 1」。試合はONEフライ級キックボクシング暫定世界王座決定戦として、3分5ラウンドで行われることになった。
武尊にとっては、ロッタンへのリベンジと世界王座獲得、そして引退という3つの目標が重なる試合となった。
2026年4月29日:武尊が勝利し、現役引退
約1年越しの再戦は武尊のTKO勝ちで決着。暫定世界王座を獲得し、現役生活を終えた。
両者の関係を整理すると、次のようになる。
| 時期 | 出来事 | 結果・意味 |
|---|---|---|
| 2018年6月 | ロッタンがRISEで那須川天心と対戦 | 延長判定で敗れる |
| 2025年3月 | ONE 172で武尊とロッタンが初対決 | ロッタンが1R80秒KO勝ち |
| 2025年11月16日 | 武尊がONE 173でデニス・ピューリックと対戦 | 武尊が2R2分49秒TKO勝ち。次戦での引退を表明 |
| 2026年2月27日 | 武尊公式サイトが再戦を発表 | ONE SAMURAI 1での対戦が正式決定 |
| 2026年4月29日 | ONE SAMURAI 1で再戦 | 武尊が5R2分22秒TKO勝ち |
| 2026年7月 | 武尊とロッタンがONEの大会で再会 | 将来的な再戦の可能性について言及 |
| 2026年7月23日 | ロッタンがONEと再契約 | 現役続行を明確にする |
| 2026年11月13日 | ロッタン対ノンオー | ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝の予定 |
この流れを見ると、2025年3月の敗北が再戦への出発点となり、同年11月の再起戦が最後の挑戦につながったことが分かる。
【勝因と敗因を分析】なぜ武尊はロッタンに勝てたのか?
武尊の勝利を単純に「気持ちの強さ」で説明するのは十分ではない。両者の試合内容を比較すると、初戦からの修正、攻撃の組み立て、ダウンを奪ったタイミングが大きなポイントだった。
武尊の勝因1:初戦で受けた左フックへの対応
初戦の武尊は、ロッタンの左フックを受けて80秒でKO負けを喫した。
再戦では、ロッタンが同じ左フックを狙ってきても、武尊はガードを固めて対応。相手のパンチを警戒しながら蹴りを返すことで、初戦のように一撃で試合を終わらせられる展開を避けた。
これは単なる防御ではなく、相手の得意な攻撃を意識しながら自分の攻撃を組み立てる戦術的な修正だった。
武尊の勝因2:カーフキックとボディ攻撃の活用
再戦の序盤、武尊はパンチだけに頼らず、右カーフキックやローキック、ボディへの蹴りを組み合わせた。
ロッタンは前進しながらパンチを当てることを得意とする選手だ。そこで武尊は、相手の顔面だけを狙うのではなく、攻撃の対象を分散させた。
この組み立てによって、初戦とは異なる攻防のリズムを作ることができた。
武尊の勝因3:2Rの2度のダウン
試合の大きな転換点は、2ラウンドに奪った2度のダウンだった。
ロッタンは非常に打たれ強く、倒されても立ち上がる能力に定評がある。しかし、同じラウンドで2度ダウンを奪われたことで、試合の流れは武尊側に傾いた。
3ラウンド以降もロッタンは反撃を続けたが、武尊は相手の攻撃に対応しながら決定的なチャンスを待った。
ロッタンの敗因:得意の前進力を勝利につなげられなかった
ロッタンの強みは、強烈なパンチと前進力、そして驚異的な耐久力だ。相手の攻撃を恐れずに距離を詰め、打ち合いで主導権を握る戦い方を得意としている。
実際、再戦でも3ラウンドから前蹴りやパンチで反撃し、4ラウンドには激しい打ち合いを展開した。
しかし、武尊の防御とカウンターへの対応が初戦とは異なっていた。さらに2ラウンドのダウンによって、ロッタンは攻めるだけでなく、ダメージを抱えながら戦う必要が生じた。
5ラウンドでは武尊の右を中心とした攻撃を止められず、最終的にレフェリーストップとなった。
両者の違いを一言で整理すると
- 武尊:初戦の弱点を修正し、蹴りとパンチを組み合わせながら決定的な攻撃につなげた。
- ロッタン:持ち味の前進力と打ち合いの強さを発揮したが、2度のダウンから試合を立て直しきれなかった。
重要なのは、ロッタンが弱くなったから負けたという単純な話ではないことだ。初戦で通用した攻撃を武尊がどう受け止め、どのように修正してきたのか。その違いが最終的な勝敗を分けた。

【武尊の現在・引退後】引退理由と2026年の活動を追跡
2026年4月29日のロッタン戦を最後に、武尊はプロ格闘家としての現役生活を終えた。
ONE公式の試合レポートによると、武尊のプロ通算戦績は46勝5敗。K-1三階級制覇を成し遂げ、最後はONEの暫定世界王座を獲得してキャリアを締めくくった。
引退を決めた理由は首のヘルニアだった
2026年5月1日に行われた引退会見で、武尊は引退を決めた理由の一つとして首のヘルニアを明かした。
本人によると、ロッタンとの初戦後あたりから首の症状が出始め、しびれや片側の筋力低下も経験していたという。
これまでの武尊は、多少のダメージを受けても前進し、限界まで自分を追い込むスタイルを貫いてきた。しかし、身体の状態が変化する中で、以前と同じような戦い方を続けることが難しくなっていた。
引退会見では、自分の弱さや身体の限界を知ったことが、逆に今回の勝利につながったという趣旨の説明もしている。
つまり、引退は単に勝てなくなったからではない。自分が最高の状態で戦える時間を考え、最後の舞台を自分自身で選んだ決断だった。
引退後は指導者ではなく、新しい分野への挑戦を希望
引退前の2026年4月、日刊スポーツのインタビューで武尊は、引退後の活動について具体的に語っていた。
「指導者はやらないですね。格闘技に関しては、解説とかはやるかもしれないですけど。ジムに関しても全然、僕はそういうの(経営など)を考えてないです」
本人は、人に厳しく指導することが得意ではないため、指導者には向いていないと説明している。また、幼少期から格闘技を続けてきたからこそ、それだけで人生を終わらせたくないという考えも示した。
一方で、映画やドラマなどのアクション分野には関心を持っている。試合で観客を楽しませることが好きだった武尊にとって、アクション作品は新たな表現の場になり得る。
引退後の心境を率直に告白
5月7日には、自身のSNSで引退試合から1週間が経過した心境を報告した。
「ゆっくりだけど第二の人生に向けて気持ちを整理して次の挑戦に進んでいきたいと思います。みんな本当にありがとう」
また、試合前の数カ月間は恐怖と向き合い続けていたため、試合が終わってからも数日間は、まだ試合が終わっていないのではないかと思うほど緊張が続いていたという。
長年、勝敗がすべてを左右する世界で戦ってきた選手にとって、引退は身体だけでなく精神面でも大きな転換点となる。武尊の発言からも、その変化がうかがえる。
2026年9月にはRIZINで引退セレモニー
9月10日、京セラドーム大阪で開催された「超RIZIN.5」では、武尊の引退セレモニーが行われた。
武尊はリング上でファンや格闘技関係者に感謝を伝え、日本だけでなく世界の格闘技界を一緒に盛り上げてほしいと呼びかけた。
10カウントゴングを聞き、改めて現役生活に区切りをつけた形となった。
社会活動にも取り組む「DREAM UP! PROJECT.」
武尊の引退後の活動で注目したいのが、自身が代表を務める「DREAM UP! PROJECT.」だ。
武尊の公式サイトによると、同プロジェクトは子どもたちが学び、スポーツや音楽など多様な経験に触れられる機会をつくることを目指している。
2025年の活動をもとに、ミャンマーのシャン州にはシュエタウンタン僧院学校が建設された。2025年11月13日に完成し、約1,200人の子どもたちが通っているという。
武尊自身も2026年8月17日に現地を訪問。9月20日には第2回イベントを開催し、スポーツ体験やトークショーなどを通して参加者と交流した。
格闘技で培った知名度や人脈を、次世代の子どもたちのために活用する活動は、現役時代とは異なる武尊の新しい挑戦といえる。
復帰の可能性はある?7月には意味深な発言も
2026年7月17日、タイのルンピニースタジアムで開催されたONE Friday Fights 162に、武尊がサプライズ登場した。
その際、引退後も身体を鍛え続けている理由を聞かれ、武尊は次のように答えている。
「引退した後も身体を鍛え続けて、いつかカムバックする時が来るかも、しれない」
この発言は会場を沸かせたが、現役復帰の正式発表ではない。引退後もトレーニングを続ける姿勢と、将来への可能性を冗談交じりに語ったものとして受け止める必要がある。
同じ場面ではロッタンもリングに上がり、武尊と再会。ロッタンは、復帰した際には再び対戦できる小さなチャンスがあればいいと話した。
現時点で武尊の現役復帰やロッタンとの3度目の試合は正式決定していない。
【ロッタンの現在・2026年】ONE再契約とノンオー戦の最新情報
武尊が引退した一方、ロッタンは現役続行を選択している。
2026年7月23日、ロッタンはONE Championshipとの新たな契約を発表した。契約問題などを経て、再びONEの舞台で戦うことが明確になった。
ロッタンはONEの元フライ級ムエタイ世界王者
ロッタン・ジットムアンノンは、タイを代表するムエタイ選手の一人で、「アイアンマン」の異名を持つ。
ONEでは2018年にデビューし、2019年にはジョナサン・ハガティーを破ってフライ級ムエタイ世界王座を獲得した。
その後、強烈なパンチと前進力、驚異的な耐久力を武器に王座を防衛。ONEの公式紹介では5度の防衛を記録した選手として紹介されている。
ただし、2024年にはジェイコブ・スミスとのタイトル戦を前に計量・水分量検査の問題で王座を剥奪された。したがって、2026年11月現在のロッタンは、元ONEフライ級ムエタイ世界王者という立場だ。
ロッタンの戦績は?274勝と275勝目の意味
ロッタンの通算戦績については、タイの国内戦績を含めるかどうかなど、記録の集計方法によって数字が異なる。
ONE Championshipの2026年9月の公式特集では、ロッタンの通算勝利数を274勝と紹介している。一方、2026年の世界グランプリ発表では、次戦で通算275勝目を狙う選手として紹介された。
ONEでの戦績についても、同団体の公式特集では17勝3敗と記載されている。
こうした数字を確認する際は、通算戦績とONE参戦後の戦績を混同しないことが大切だ。
ロッタンの次戦は2026年11月13日のノンオー戦
2026年11月6日現在、ロッタンの次戦として正式発表されているのがノンオー・ガイヤーンハーダオとの対戦だ。
試合は11月13日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「The Inner Circle 38」で行われる予定となっている。
- 大会:The Inner Circle 38
- 開催日:2026年11月13日
- 会場:タイ・バンコク、ルンピニースタジアム
- 対戦カード:ロッタン・ジットムアンノン vs. ノンオー・ガイヤーンハーダオ
- 競技:ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝
この試合は、武尊との再戦とは異なり、キックボクシングではなくムエタイの試合だ。
ノンオーは元ONEバンタム級ムエタイ世界王者で、同階級では7度のタイトル防衛を達成した実績を持つ。2026年にはフライ級へ転向し、再び世界王座を狙っている。
実は、両者の対戦は2025年11月の「ONE 173」でも予定されていた。しかし、ロッタンが試合週に体調を崩して入院したため、試合は延期となった。
今回の対戦は、その約1年越しの仕切り直しとなる。
勝者には世界王座への挑戦権につながるチャンス
今回の試合は、2026 ONEフライ級ムエタイ世界グランプリの準々決勝に位置付けられている。
トーナメントの優勝者にはWGPの銀のベルトと、ONEフライ級ムエタイ世界王座への挑戦権が与えられる。
ロッタンにとっては、武尊戦の敗北から再起するだけでなく、かつて保持していたムエタイの頂点を再び目指すための重要な一戦となる。
武尊との試合ではキックボクシングの暫定王座を争ったが、今度は自らが実績を築いてきたムエタイで勝負する。その意味でも、ロッタンの2026年後半を占う試合だ。

【再々戦はある?】武尊とロッタンの現在の関係と今後の可能性
武尊とロッタンの関係は、2026年4月の再戦で終わったわけではない。
7月17日のONE Friday Fights 162で両者が再会した際、武尊はロッタンにリングへ上がるよう呼びかけ、2人はハグを交わした。
武尊はロッタンに対して、また強くなって戻ってきてほしいと伝え、次の試合を楽しみにしていると話した。
これに対してロッタンは、自分が必ず戻ってくることを強調したうえで、武尊が復帰した際には再び対戦できる機会があればいいと語った。
武尊は引退、ロッタンは現役続行という違い
再々戦を考えるうえで、最も大きな違いは両者の競技生活の状況だ。
武尊は2026年4月29日のロッタン戦を最後に引退し、9月にはRIZINで引退セレモニーも行った。現在は社会活動やイベント、格闘技界への貢献などに取り組んでいる。
一方、ロッタンはONEと再契約し、11月13日のノンオー戦に向けて現役選手として準備を進めている。
そのため、両者の3度目の対戦は現時点では具体的な計画ではない。
再々戦を期待するファンが注目すべきポイント
再々戦が実現するかどうかを判断するうえで、注目したいのは次の3点だ。
- 武尊の現役復帰:本人が復帰を正式発表するかどうか。
- ロッタンの競技活動:ノンオー戦や世界グランプリでの結果、その後の試合予定。
- ONEとの交渉:両者が同じ大会で再び対戦できる条件が整うかどうか。
特に武尊は引退の理由として首のヘルニアを公表している。復帰の可能性を考える場合も、単にトレーニングを続けているという情報だけでは判断できない。
7月の発言は将来への可能性を感じさせるものだったが、再々戦の正式決定とは区別する必要がある。
【プロの結論】武尊とロッタンの2試合が格闘技界に残したもの
武尊とロッタンの2試合を振り返ると、単なる勝ち負け以上に、トップ選手が敗北から何を学び、どのように戦い方を変えるかというテーマが浮かび上がる。
初戦ではロッタンが武尊の攻撃を上回り、80秒で試合を終わらせた。再戦では武尊が相手の得意な攻撃を警戒し、蹴りを織り交ぜながら試合を組み立て、2度のダウンから最終的なTKO勝ちへとつなげた。
同じ選手同士でも、準備やコンディション、戦術の違いによって結果は大きく変わる。これは格闘技の試合を分析するうえで、非常に分かりやすい実例だ。
「80秒KO」と「5R TKO」は別々の試合として理解する
検索では、初戦と再戦の結果が混同されることがある。
2025年3月のONE 172ではロッタンが80秒KO勝ち。2026年4月のONE SAMURAI 1では武尊が5R2分22秒TKO勝ちだ。
どちらも同じ相手との対戦だが、勝者も決着までの時間も異なる。この2つを混同しないことが、試合結果を正しく理解する第一歩になる。
暫定王座と通常の世界王座は区別する
もう一つ注意したいのが、武尊が獲得したベルトの名称だ。
武尊が手にしたのは、ONEフライ級キックボクシングの暫定世界王座である。ムエタイの世界王座とは競技が異なり、通常の世界王座とも区別される。
そのため、武尊がONEの全競技を通じた絶対王者になったという意味ではない。暫定王座を獲得したという事実を正確に理解することが重要だ。
格闘家の引退はキャリアの終わりではない
武尊の現在を見ると、引退は格闘技との決別ではないことが分かる。
本人は解説やアクション分野への関心を示し、DREAM UP! PROJECT.を通じた社会活動にも取り組んでいる。現役時代に築いた知名度や経験を、違う形で生かす段階に入った。
一方、ロッタンは現役選手として世界グランプリに挑む。両者は同じ試合を経験した後、まったく異なる道を歩み始めている。
この対照こそ、2026年の武尊とロッタンを追ううえで見逃せないポイントだ。
【武尊とロッタン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:武尊とロッタンの再戦はどちらが勝ちましたか?
A1:2026年4月29日のONE SAMURAI 1で、武尊が5ラウンド2分22秒TKO勝ちを収めました。ONEフライ級キックボクシング暫定世界王座も獲得しています。
Q2:武尊とロッタンの初対決の結果は?
A2:2025年3月のONE 172で対戦し、ロッタンが左フックで1ラウンド80秒KO勝ちしました。
Q3:武尊の引退試合はロッタン戦ですか?
A3:はい。2026年4月29日のロッタン戦が現役最後の試合となりました。武尊は勝利して暫定世界王座を獲得し、現役生活を終えています。
Q4:武尊は引退後、何をしていますか?
A4:格闘技界への貢献や社会活動に取り組んでいます。自身が代表を務めるDREAM UP! PROJECT.では、ミャンマーでの学校建設や子どもたちの支援にも関わっています。解説や映画・ドラマのアクション分野にも関心を示しています。
Q5:武尊は現役復帰する可能性がありますか?
A5:2026年7月に、いつかカムバックする可能性について本人が冗談交じりに発言しました。ただし、正式な現役復帰の発表はありません。
Q6:ロッタンの次戦はいつですか?
A6:2026年11月13日に、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「The Inner Circle 38」で、ノンオー・ガイヤーンハーダオと対戦する予定です。ONEフライ級ムエタイ世界グランプリの準々決勝です。
Q7:武尊とロッタンの3度目の対戦は決まっていますか?
A7:2026年11月6日現在、正式決定していません。7月の再会では両者が将来的な再戦の可能性に触れましたが、武尊は引退しており、具体的な試合日程や契約は発表されていません。
まとめ:武尊は王者として引退、ロッタンは次の頂点へ
武尊とロッタンの再戦は、2026年4月29日のONE SAMURAI 1で実現し、武尊が5R2分22秒TKO勝ちという結果で決着した。
初戦の80秒KO負けから約1年。武尊は戦い方を修正し、ロッタンから2度のダウンを奪って暫定世界王座を獲得した。この勝利が現役最後の試合となり、K-1三階級制覇からONEの世界王座獲得まで続いたキャリアに幕を下ろした。
引退後の武尊は、格闘技界への貢献やDREAM UP! PROJECT.などの社会活動に取り組んでいる。7月には将来の復帰を示唆する発言もあったが、現役復帰やロッタンとの再々戦は決まっていない。
対するロッタンはONEと再契約し、11月13日にノンオーとの大一番を迎える。武尊との再戦で敗れた後も、ムエタイの頂点を目指す挑戦は続いている。
2026年の両者を追うなら、武尊については引退後の活動と格闘技界への関わり、ロッタンについてはノンオー戦と世界グランプリの行方に注目したい。80秒KOから5R TKOへとつながった2人の物語は、それぞれ異なる次の章へ進んでいる。
主な確認資料: ONE Championship公式試合結果・試合レポート、武尊公式サイト、日刊スポーツの引退会見報道、ONE公式のロッタン再契約・次戦発表。
(出典: 武 尊 ロッタン(Yahoo!ニュース))