上野動物園のパンダ歴代15頭を総整理!名前の由来・返還日・2026年最新の現在を徹底解説
2026年11月現在、上野動物園ではジャイアントパンダを飼育していません。1972年に日本へやってきたカンカン・ランランから、全国的な人気を集めたシャンシャン、2021年に誕生した双子のシャオシャオ・レイレイまで、半世紀以上にわたって上野の歴史を彩ってきたパンダたちは、すべて中国へ返還されました。
上野動物園の公式飼育記録をたどると、歴代のパンダは合計15頭。名前の漢字や由来、親子関係、来園・誕生・返還の時期には、それぞれ異なる物語があります。さらに、2026年1月に中国へ渡ったシャオシャオとレイレイは、同年9月29日に中国で一般公開されました。現在の状況も含め、歴代パンダの名前と歩みを整理します。
📌 この記事の重要ポイントまとめ - 歴代パンダは15頭: カンカン・ランランからシャオシャオ・レイレイまで。2012年生まれの名前のない赤ちゃんも1頭に数えられます。 - 2026年1月28日: シャオシャオとレイレイが中国へ返還され、上野動物園のパンダ飼育がいったん終了しました。 - 2026年9月29日: シャオシャオとレイレイが中国・四川省の雅安碧峰峡基地で一般公開されました。 - 現在の上野動物園: パンダのもりにジャイアントパンダはおらず、レッサーパンダなどが展示されています。 - 再来日の予定: 2026年11月現在、新たなパンダの具体的な来園時期は発表されていません。
【2026年最新】上野動物園のパンダは現在いない?最後の2頭と中国での近況
上野動物園のジャイアントパンダは、2026年1月にシャオシャオとレイレイが中国へ返還されたことで、飼育個体がゼロになりました。
最後まで上野で暮らしていたのは、2021年6月23日に誕生した双子の兄妹です。
最後のパンダはシャオシャオとレイレイ
シャオシャオ(暁暁)
- 性別:オス
- 誕生日:2021年6月23日
- 父親:リーリー
- 母親:シンシン
- 名前の意味:夜明けの光が差し、明るくなる
- 中国返還日:2026年1月28日
レイレイ(蕾蕾)
- 性別:メス
- 誕生日:2021年6月23日
- 父親:リーリー
- 母親:シンシン
- 名前の意味:蕾から美しい花が咲き、未来につながる
- 中国返還日:2026年1月28日
東京都の発表によると、2頭の最終観覧日は2026年1月25日でした。その後、1月27日に上野動物園を出発し、中国へ向かいました。動物園の公式飼育履歴では、返還日は1月28日と記録されています。
つまり、1月27日は上野を出発した日、1月28日は中国へ返還された日です。この2つの日付は混同されやすいため、区別して覚えておきたいところです。
シャオシャオ・レイレイは中国で公開された?
返還後の2頭についても、2026年に大きな進展がありました。
2026年9月29日、中国・四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地で一般公開が始まりました。
上野で生まれた2頭は、中国に到着した後、新しい飼育環境に適応する期間を過ごしていました。返還から約8か月後、一般の来園者が再び姿を見られるようになったのです。
AFPBB Newsなどの報道によると、公開初日には竹を食べたり、屋外の運動場を歩き回ったりする姿が確認されました。
さらに、同じ基地には2023年に中国へ返還された姉のシャンシャンも暮らしています。上野動物園で成長を見守られた3頭が、中国で新しい生活を送っていることになります。
上野動物園の「パンダのもり」はどうなった?
パンダがいなくなったからといって、上野動物園の「パンダのもり」が閉鎖されたわけではありません。
東京都が2026年9月に発表した案内でも、同施設ではジャイアントパンダを飼育していないことが明記されています。一方、パンダと同じ中国の高地に生息するレッサーパンダやキジ類は引き続き展示されています。
パンダのもりという施設名は残っていますが、現在は展示の中心が変わっている点に注意が必要です。
【歴代15頭一覧】カンカン・ランランからシャオシャオ・レイレイまで
上野動物園の公式サイトには、これまで飼育したジャイアントパンダの履歴が掲載されています。
歴代15頭の内訳を理解するうえで注意したいのが、2012年に生まれたオスの赤ちゃんです。この個体は正式な名前がつく前に亡くなりました。
そのため、歴代15頭のうち、名前がついている個体は14頭です。
上野動物園の歴代パンダ15頭・来園年表
以下は東京都・東京動物園協会の公式飼育履歴を中心に整理した一覧です。
出典:恩賜上野動物園「これまで飼育したパンダたち」。
歴代パンダの関係性と家族構成
上野動物園の歴史を理解するには、単純な名前の一覧だけでなく、親子関係も重要です。
| 親・個体 | 子ども・関係 |
|---|---|
| カンカン・ランラン | 1970年代の初代パンダ |
| フェイフェイ・ホァンホァン | チュチュ、トントン、ユウユウの両親 |
| リーリー・シンシン | 2012年の赤ちゃん、シャンシャン、シャオシャオ、レイレイの両親 |
| シャオシャオ・レイレイ | 2021年生まれの双子 |
特にリーリーとシンシンは、上野動物園の繁殖研究において大きな役割を果たしました。
2頭の間には3回の出産があり、シャンシャンと双子のシャオシャオ・レイレイの計3頭が無事に成育しています。
なお、2012年生まれの最初の子どもは、生後6日目に亡くなっています。上野動物園の公式保全記録でも、この3頭の成育が共同繁殖研究プロジェクトの成果として紹介されています。
上野動物園のパンダ史を変えた3つの転換点
1.1972年:日本初のパンダブーム
カンカンとランランが来園したことで、上野動物園は全国的な注目を集めました。日中国交正常化を記念した来園であり、動物交流の象徴的な出来事でもありました。
2.1985~1988年:日本での繁殖と成育
ホァンホァンとフェイフェイの間に3頭が誕生。1985年のチュチュは短い命でしたが、1986年のトントン、1988年のユウユウは成育に成功しました。
3.2011~2021年:自然繁殖による家族の誕生
リーリーとシンシンの来園後、自然交配による繁殖が実現。2017年にはシャンシャン、2021年には双子のシャオシャオとレイレイが誕生しました。
この流れを見ると、上野動物園のパンダ史は、単なる人気動物の展示史ではなく、日本の飼育・繁殖技術の発展とも深く結びついています。
【名前の由来】カンカン・ランランからシャンシャンまで漢字の意味を解説
パンダの名前は、かわいらしい響きだけでなく、漢字にも注目すると、それぞれの個性が見えてきます。
特に2011年以降の名前には、命名時の選考理由や込められた意味が公式資料に残っています。
カンカン・ランランの名前の由来
カンカン(康康)
1972年10月28日に来園したオス。ランランとともに日本のパンダブームのきっかけになりました。
ランラン(蘭蘭)
カンカンと同日に来園したメス。日本に初めてやってきたジャイアントパンダの1頭です。
中国語の名前には「康康」「蘭蘭」という漢字が使われています。
ただし、現在公開されている上野動物園の公式飼育履歴には、個別の命名理由までは記載されていません。漢字の意味と、実際に名前をつけた際の意図は分けて考える必要があります。
チュチュ・トントン・ユウユウの由来
この3頭は、上野動物園で生まれたパンダたちです。
- チュチュ(初初): 日本で初めて誕生したジャイアントパンダだったことから「初初」と命名。
- トントン(童童): 1986年6月1日生まれ。上野で初めて無事に成育したパンダ。
- ユウユウ(悠悠): 1988年6月23日生まれ。1992年に日中国交正常化20周年を記念し、リンリンとの交換で北京動物園へ移動。
チュチュは生後43時間で亡くなりましたが、日本で初めて生まれたパンダとして記録されています。
トントンは上野で育った最初の成功例として、繁殖史に残る存在です。
リーリー・シンシンの名前の意味
リーリー(力力)
オス。名前には「活発で、力持ち」というイメージが込められています。
シンシン(真真)
メス。「純真」「天真」など、優しく純粋なイメージを表しています。
2頭の名前は2011年に決定しました。
公募では合計40,438件の応募があり、東京都と東京動物園協会による選考委員会で候補が絞られました。
リーリーとシンシンという名前には、共同繁殖研究の成功と明るい未来への期待が込められています。
シャンシャン(香香)の名前の由来
シャンシャンは2017年6月12日に上野動物園で誕生したメスです。
名前の漢字は「香香」。
東京都の命名発表によると、「香」という字には花が開くような明るいイメージが込められています。また、呼びやすさも選考理由の一つでした。
命名にあたっては、32万2,581件もの応募が寄せられています。そのうちシャンシャンという名前への応募は5,161件でした。
上野動物園で自然繁殖によって生まれ、無事に成育した初めてのパンダとして、国内外から大きな注目を集めました。
2023年2月21日に中国へ返還されましたが、現在も上野のパンダ史を代表する個体として知られています。
シャオシャオ・レイレイの名前の由来
シャオシャオ(暁暁)
オス
夜明けの光が差し、明るくなるという意味。
レイレイ(蕾蕾)
メス
蕾から美しい花が咲き、未来につながっていくという意味。
2021年10月8日に東京都が発表した命名理由では、2頭の名前を組み合わせることで、明るい夜明けから未来へつながるイメージも表現されています。
2頭は同じ2021年6月23日に誕生した、上野動物園初の双子のジャイアントパンダです。
名前の意味そのものが、双子の誕生を祝う希望を表している点も印象的です。
【返還の経緯】シャンシャン・リーリー・シンシン・双子はなぜ中国へ?
上野動物園のパンダを語るうえで欠かせないのが、中国への返還です。
日本で生まれ育ったパンダであっても、共同保護・繁殖研究プロジェクトの協定に基づいて飼育されている個体には、返還期限が設けられています。
シャンシャンの中国返還は2023年2月21日
シャンシャンは2017年6月12日に上野動物園で誕生しました。
当初の返還期限はその後何度か延期され、最終的に2023年2月21日に中国へ返還されました。
返還先は中国ジャイアントパンダ保護研究センターの施設です。
シャンシャンの返還は、上野で生まれたパンダが中国で新しい生活を始める象徴的な出来事となりました。
リーリー・シンシンは2024年9月29日に返還
リーリーとシンシンは、2024年9月29日に中国へ返還されました。
東京都の2024年8月30日付発表によると、2頭は当初、2026年2月20日まで飼育する予定でした。
しかし、返還に向けた協議では、2頭が高齢期に入る前に中国へ戻し、生まれ育った環境で治療を受けられるようにすることが望ましいと判断されました。
背景には健康面の事情もありました。
- リーリーには2022年から嘔吐などの症状が見られていた。
- リーリーとシンシンの両方に2023年9月から高血圧の症状が確認された。
- 2頭とも降圧剤の投与を受けていた。
東京都と中国野生動物保護協会が専門家を交えて協議し、返還を決定しています。
したがって、単純に契約期限が来たから返されたという説明だけでは、2頭の返還の背景を十分に理解できません。健康状態への配慮も大きな要素でした。
シャオシャオ・レイレイは2026年1月28日に返還
最後に上野を離れたのが、シャオシャオとレイレイです。
2頭の返還は東京都と中国野生動物保護協会との協定に基づくもので、当初から2026年2月20日が協定上の期限となっていました。
実際には2026年1月27日に上野動物園を出発し、翌28日に中国の飼育施設へ到着しています。
この返還によって、1972年のカンカン・ランラン来園以来続いてきた日本のジャイアントパンダ飼育の歴史は、大きな転換点を迎えました。
【なぜパンダがいない?】中国野生動物保護協会との協定と今後の来園予定
「上野動物園からパンダがいなくなったのはなぜ?」という疑問には、飼育契約と国際的な保護研究の仕組みを理解する必要があります。
パンダは単なる動物の貸し借りではない
1972年のカンカンとランランは、日中国交正常化を記念して中国から贈られた個体でした。
その後、パンダの交流は繁殖・保護研究を目的とする国際協力へと発展していきます。
特に重要なのが、東京都と中国野生動物保護協会による「ジャイアントパンダ繁殖研究プロジェクト」です。
2010年に協力協定が結ばれ、2011年にはリーリーとシンシンが中国ジャイアントパンダ保護研究センターから上野動物園に貸与されました。
この取り組みでは、単に展示するだけでなく、次のような活動が進められていました。
- 飼育下での繁殖研究
- パンダの健康管理と疾病予防
- 行動観察や生態に関する研究
- 中国側研究機関とのデータ共有
- 野生のジャイアントパンダの保護への貢献
上野動物園の公式保全資料によれば、こうした共同研究を通じて、リーリーとシンシンの子ども3頭が無事に成育しました。
そして2026年1月までに、協定で定められたジャイアントパンダ全頭の返還が完了しました。
日本に新しいパンダが来る可能性は?
2026年11月現在、新しいパンダの来園時期は決まっていません。
東京都は以前から中国側に新たな貸与を希望していましたが、2025年12月の報道では、中国野生動物保護協会から正式な回答がない状況と伝えられていました。
また、2026年1月の中国外務省の会見では、日本の人々が中国へパンダを見に来ることを歓迎する一方、日本への新規貸与について具体的な説明はありませんでした。
その後、2026年9月のTBS NEWS DIGの報道でも、日中関係が悪化するなか、新たな貸与の見通しは立っていないと伝えられています。
ここで区別したいのは、2026年1月の返還は協定に基づくものであり、新たな貸与が未定であることとは別の問題だという点です。
将来の再来園の可能性がなくなったわけではありません。しかし、具体的な来園日や新しい個体の名前を確定情報として扱える段階にはありません。
パンダの情報で間違えやすい3つのポイント
| よくある誤解 | 正しい情報 |
|---|---|
| 上野のパンダは15頭全員に名前がある | 2012年生まれの1頭は名前がなく、15頭のうち14頭が命名されています |
| シャオシャオとレイレイは1月27日に中国へ返還された | 27日は上野出発日、28日が中国への返還日です |
| 中国へ返還された後は公開されていない | 2026年9月29日から中国で一般公開されています |
こうした違いを押さえておくと、過去のニュースや古いブログ記事を読んだ際にも、現在の状況を正しく把握できます。
【プロの結論】上野動物園のパンダ史から読み解く名前と返還の意味
上野動物園のパンダの歴史を振り返ると、名前には時代ごとの特徴があります。
1970~1980年代はカンカン、ランラン、ホァンホァンなど、親しみやすい反復音の名前が並びました。
2011年以降は、リーリーやシンシンのように意味を明確に込めた名前、さらにシャンシャン、シャオシャオ、レイレイのように未来や希望を連想させる名前が選ばれています。
その変化は、パンダが単なる展示動物ではなく、国際的な保護研究の象徴として扱われるようになった流れとも重なります。
上野動物園のパンダ史で特に覚えておきたいこと
1. 1972年: カンカン・ランランが来園し、日本のパンダブームが始まった。
2. 1985年: チュチュが日本で初めて誕生したパンダとなった。
3. 1986年: トントンが上野で初めて無事に成育した。
4. 2011年: リーリーとシンシンが繁殖研究プロジェクトで来園した。
5. 2017年: シャンシャンが誕生し、国内外で大きな人気を集めた。
6. 2021年: 上野動物園初の双子、シャオシャオとレイレイが誕生した。
7. 2026年: 双子の返還によって上野のパンダ飼育が終了し、中国での一般公開が始まった。
パンダの名前を調べる際には、名前だけでなく、漢字、誕生日、親子関係、返還日まで確認することが大切です。
とりわけ、2012年の名前のない赤ちゃんを含めるかどうかで、歴代の頭数の数え方が変わります。
【上野動物園のパンダの名前】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:上野動物園の歴代パンダは全部で何頭ですか?
上野動物園の公式飼育履歴を基にすると、合計15頭です。2012年に生まれ、生後6日で亡くなった名前のないオスも含まれます。正式な名前がついた個体は14頭です。
Q2:上野動物園で最後まで飼育されていたパンダは誰ですか?
シャオシャオとレイレイです。2021年6月23日に誕生した双子で、2026年1月28日に中国へ返還されました。
Q3:シャンシャンは現在どこにいますか?
2026年の報道によると、中国・四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地で暮らしています。同じ基地には弟妹のシャオシャオとレイレイもいます。
Q4:シャオシャオとレイレイは中国で公開されていますか?
はい。2026年9月29日から中国・四川省の雅安碧峰峡基地で一般公開されています。返還から約8か月後の公開となりました。
Q5:リーリーとシンシンはなぜ2024年に返還されたのですか?
2頭が高齢期に入る前に中国へ戻り、生まれ育った環境で治療を受けられるようにするためです。リーリーの嘔吐症状や、2頭の高血圧などが背景にありました。
Q6:上野動物園に新しいパンダが来る予定はありますか?
2026年11月現在、具体的な来園予定は発表されていません。東京都は新たな貸与を希望していますが、実現時期は未定です。
Q7:カンカンとランランはいつ上野動物園に来ましたか?
1972年10月28日です。日中国交正常化を記念して中国から贈られ、日本で初めて飼育されたジャイアントパンダとなりました。
まとめ:上野動物園のパンダの歴史は2026年に新たな段階へ
上野動物園のパンダは、1972年のカンカン・ランランから2026年のシャオシャオ・レイレイまで、15頭が半世紀以上にわたって人々に親しまれてきました。
名前の由来をたどると、初初という日本初の誕生を記念した名前から、シャンシャンの花開くような明るさ、シャオシャオとレイレイの未来への希望まで、それぞれに異なる願いが込められています。
2026年1月28日の双子の返還によって、上野動物園のパンダ飼育は一つの区切りを迎えました。しかし、歴史が終わったわけではありません。
9月29日にはシャオシャオとレイレイが中国で一般公開され、姉のシャンシャンとともに新しい生活を送っています。
今後の焦点は、中国との保護研究協力がどのように続き、新たなパンダの来園が実現するかです。
カンカン・ランランからシャンシャン、シャオシャオ・レイレイへ。上野動物園のパンダの歴史は、日本と中国の交流、動物の繁殖研究、そして多くの人々の記憶をつなぐ歴史でもあります。 (出典: 上野 動物園 パンダ 名前(Yahoo!ニュース))