【横浜DeNA時代】移籍後の復活と2019年の活躍
2018年7月にDeNAへ加入した伊藤光は、新しい環境で再び存在感を示しました。オリックス時代に培った経験を生かし、投手陣を支える捕手の一人として起用されます。

2019年は打率.254、8本塁打を記録
DeNA移籍後、特に数字が目立ったのが2019年です。
| 年度 | 出場試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 | 47 | .195 | 1 | 11 |
| 2019年 | 84 | .254 | 8 | 27 |
| 2020年 | 30 | .216 | 0 | 6 |
| 2021年 | 53 | .213 | 2 | 13 |
| 2022年 | 40 | .277 | 0 | 8 |
| 2023年 | 61 | .225 | 1 | 8 |
| 2024年 | 39 | .205 | 1 | 14 |
| 2025年 | 6 | .000 | 0 | 0 |
出典:日本野球機構・年度別打撃成績。2018年はDeNA在籍時の成績。
2019年の84試合出場、打率.254、8本塁打、27打点は、DeNA時代の代表的なシーズン成績です。捕手として出場しながら、打撃でもチームに貢献しました。
2022年には打率.277を記録しています。ただし、出場試合数は40試合。打率だけを見てシーズン全体の貢献度を判断することはできません。
2024年の日本一も経験
DeNA球団は退団発表のなかで、伊藤が在籍期間中に5度のクライマックスシリーズ進出を経験し、2024年の日本一にも貢献したと紹介しています。
伊藤にとってDeNA時代は、個人タイトルを獲得したオリックス時代とは異なり、複数の捕手が競争する環境でチームを支えた期間でした。
2025年は一軍出場が6試合に減少しましたが、これまでの経験やチームへの貢献まで否定されるものではありません。本人も退団コメントで、横浜で過ごした8シーズンを貴重な経験として振り返っています。
【捕手としての評価】伊藤光のリード・守備・打撃を分析
伊藤光の評価を考える際、打率だけに注目するのは適切ではありません。捕手には打撃以外にも、投手の能力を引き出す配球、捕球、盗塁阻止、試合の流れを読む判断力などが求められるからです。
1. 投手の持ち味を生かすリード
J SPORTSの選手紹介では、伊藤について「投手の良さを引き出すリードが光るベテラン捕手」と紹介されています。
この評価を裏付ける象徴的な実績が、2014年の金子千尋との最優秀バッテリー賞です。投手と捕手の信頼関係は、単純な打撃成績だけでは測れません。投手の持ち球や得意なコースを理解し、試合状況に応じて配球を組み立てる経験が必要です。
2. 長年の一軍経験
NPB公式記録によると、伊藤のプロ通算成績は以下のとおりです。
2026年シーズン終了時の一軍通算出場試合数
出典:NPB個人年度別成績
1,085試合という出場数は、プロ野球で長く一軍の戦力として活動してきた証拠です。オリックス、DeNA、楽天という異なる環境でプレーしてきた経験も、捕手としての財産になっています。
3. 打撃面では2013年と2019年が注目シーズン
打撃面では、オリックス時代の2013年に打率.285、DeNA時代の2019年に打率.254を記録しました。
特に2013年は117安打を放ち、2014年も92安打を記録。2019年には8本塁打をマークしています。捕手として守備を担いながら、一定の打撃力も発揮できたことが特徴です。
一方、2025年から2026年にかけては一軍での出場機会が大きく減少しました。年齢やコンディション、若手捕手との競争など、複数の要素が出場機会に影響したと考えられます。ただし、個々の要因がどの程度影響したかは、公開された打撃記録だけでは判断できません。
4. 伊藤光の評価で押さえたいポイント
伊藤光を評価するなら、次の3つの視点を分けて考えると実像が見えてきます。
- 全盛期の実績: 2013~2014年の年間137試合出場、2014年の2つの主要タイトル。
- 捕手としての評価: 金子千尋との最優秀バッテリー賞、投手の持ち味を引き出すリードへの評価。
- 晩年の成績: 2025年、2026年と一軍出場が減少し、2026年は打率.133に終わったこと。
2014年の受賞歴だけで現在の実力を判断することも、2026年の打率だけで過去の実績を否定することも適切ではありません。全盛期と直近の成績を分けて見ることが、伊藤光という捕手を正しく理解するポイントです。
【伊藤光捕手に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:伊藤光捕手は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:2026年シーズンは東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していました。ただし、10月20日に2027年シーズンの契約を結ばない旨を通知されています。11月6日現在、次の所属球団は明らかになっていません。
Q2:伊藤光の2026年の成績は?
A2:22試合出場、打率.133、4安打、1本塁打、2打点です。NPBの2026年シーズン終了時の公式記録に掲載されています。
Q3:伊藤光は2014年にどのようなタイトルを獲得しましたか?
A3:オリックス時代にパ・リーグのベストナイン捕手部門と三井ゴールデン・グラブ賞捕手部門を受賞しました。また、金子千尋とともに最優秀バッテリー賞も獲得しています。
Q4:伊藤光の楽天移籍はトレードですか?
A4:いいえ。2018年のDeNA移籍はオリックスとの交換トレードでしたが、2025年オフの楽天移籍は海外FA権を行使した移籍です。2025年11月18日に楽天との契約合意が発表されました。
Q5:伊藤光の背番号は27ですか?
A5:楽天でプレーした2026年の背番号は27です。NPBの2026年選手記録にも掲載されています。
Q6:伊藤光は現役引退を発表していますか?
A6:2026年11月6日現在、確認できる本人の発信では、今後の進路は未定です。10月25日の投稿で「まだ何も決まっていません」と説明し、11月3日には個人ファンクラブの開設を発表しています。
まとめ:伊藤光の実績と今後の動向を正しく理解する
伊藤光は、明徳義塾高校から2007年の高校生ドラフト3巡目でオリックスに入団し、2014年にベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した実績ある捕手です。
オリックスでは金子千尋とのバッテリーで評価を高め、2018年にはDeNAへトレード移籍。2019年には打率.254、8本塁打を記録し、2024年にはDeNAの日本一も経験しました。
2025年オフには海外FA権を行使して楽天へ移籍しましたが、2026年は22試合、打率.133という成績に終わり、10月20日に翌シーズンの契約を結ばない旨を通知されています。
【プロの結論】伊藤光の本当の価値は通算成績と捕手としての経験にある
伊藤光のキャリアを評価する際に重要なのは、単年の打率だけでなく、長期間にわたって一軍捕手を務めてきた経験です。
2014年のタイトル獲得は、その実力が最も高く評価された時期を象徴しています。一方、2026年の楽天での結果は、ベテラン選手が新天地で競争を続ける難しさも示しました。
今後の注目点は、現役続行を選択するのか、それとも新しい活動に軸足を移すのかという点です。11月3日のファンクラブ開設は新しい動きですが、それだけで野球選手としての引退を意味するわけではありません。
オリックス、DeNA、楽天の3球団で積み重ねた経験と実績は、伊藤光のプロ野球人生を語るうえで欠かせないものです。今後の本人からの発表が、次のキャリアを知る重要な手がかりになります。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績・2014年度表彰記録、オリックス・バファローズのトレード発表、横浜DeNAベイスターズの退団発表、東北楽天ゴールデンイーグルスの選手契約発表、日刊スポーツの2026年報道。 (出典: 伊藤 光 捕手(Yahoo!ニュース))