JRAと地方競馬の違いは?主催者・NAR・馬券・交流競走を2026年最新データで徹底解説

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JRAと地方競馬の違いは?主催者・NAR・馬券・交流競走を2026年最新データで徹底解説
JRAと地方競馬の違いは?主催者・NAR・馬券・交流競走を2026年最新データで徹底解説
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「JRAと地方競馬は何が違うのか」「地方競馬のレースにも中央競馬の馬が出走できるのか」。競馬を始めたばかりの人だけでなく、長年JRAを楽しんできたファンにとっても、両者の関係は意外と分かりにくいテーマだ。実は、中央競馬と地方競馬の最大の違いは、レースの強さや競馬場の規模ではなく、競馬を開催する主催者にある。JRAは日本中央競馬会が主催する中央競馬、地方競馬は都道府県や市町村などの自治体・一部事務組合が主催する競馬だ。

2026年4月1日現在、地方競馬全国協会(NAR)に登録された競走馬は合計13,848頭。全国15カ所の地方競馬場では、平日や夜間も含めて多彩なレースが開催されている。さらに、JRA所属馬と地方所属馬が同じ舞台で競う交流競走や、ダート競馬の最高峰に位置付けられるJpnI競走も存在する。両者の運営体制、NARの役割、馬券の購入方法、競走馬の移籍事情まで、2026年の公式情報をもとに整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- JRAと地方競馬の違い: JRAは日本中央競馬会が主催し、地方競馬は自治体や一部事務組合が主催する。
- NARの役割: 馬主・競走馬の登録、騎手・調教師の免許、開催業務の支援などを担う。
- 2026年の登録馬: 4月1日時点で13,848頭。全国15競馬場で地方競馬が開催されている。
- 交流競走: JRA所属馬と地方所属馬は、一定の出走条件を満たせば交流競走で対戦できる。
- 馬券の購入: 即PAT、SPAT4、楽天競馬などを利用すれば、インターネットから地方競馬の馬券を購入できる。

【基本から解説】JRAと地方競馬は何が違う?中央競馬との比較

JRAと地方競馬は、どちらも日本の競馬法に基づいて開催される公営競技だ。しかし、主催者、開催する競馬場、開催日程、運営体制には明確な違いがある。

JRAは日本中央競馬会が主催する中央競馬

JRAの正式名称は「日本中央競馬会」。中央競馬を開催する法人であり、農林水産省の監督のもとで競馬事業を運営している。

JRAが開催する競馬場は全国10カ所。

- 札幌競馬場
- 函館競馬場
- 福島競馬場
- 新潟競馬場
- 中山競馬場
- 東京競馬場
- 中京競馬場
- 京都競馬場
- 阪神競馬場
- 小倉競馬場

開催の中心は土曜日・日曜日と祝日。春のクラシック、秋のGⅠシリーズ、有馬記念など、全国的な注目を集める競走が数多く組まれている。

芝とダートの両方を使用し、競走条件や収得賞金などに応じたクラス編成によって競走体系が構築されている。

地方競馬は自治体が主催する競馬

一方、地方競馬は都道府県、指定市町村、特別区、または自治体で構成する一部事務組合などが主催する。

JRAという一つの組織が全国の開催を直接運営する仕組みとは異なり、地方競馬では各主催者がそれぞれの競馬場で開催を行う。

地方競馬の特徴は、平日開催やナイター開催が充実していることだ。

仕事終わりでもレースを楽しめる大井競馬場や川崎競馬場、高知競馬場などは、夜間開催の存在でも知られている。

また、北海道の帯広競馬場では、サラブレッドが走る一般的な競馬とは異なり、馬が重量のあるソリを引いて競う「ばんえい競馬」が行われている。

つまり、地方競馬は単に規模の小さい中央競馬ではない。地域ごとの運営体制や競走体系、競馬文化を持つ独立した開催システムなのだ。

中央競馬と地方競馬の主な違い

両者の特徴を整理すると、次のようになる。

比較項目中央競馬(JRA)地方競馬
主催者日本中央競馬会(JRA)自治体・一部事務組合
競馬場全国10カ所全国15カ所
開催日土日・祝日が中心平日・休日を含む
開催時間主に日中日中・ナイター
競走の特徴芝・ダート・障害ダート中心、ばんえいもある
運営体制JRAが全国的に運営各自治体等が主催
共通支援組織JRA自身が運営NARが各主催者を支援
交流競走地方所属馬が出走できる競走があるJRA所属馬が出走できる競走がある

ここで押さえておきたいのは、地方競馬だから必ずレースの水準が低いというわけではないことだ。

地方競馬にもJpnIなどの最高峰の競走があり、JRA所属のトップクラスの競走馬が参戦する。所属先だけで馬の能力を判断するのは適切ではない。

【運営の裏側】地方競馬の主催者とNARの役割を徹底解説

地方競馬を理解するうえで欠かせない組織が、地方競馬全国協会(NAR)だ。

NARは地方競馬を主催する団体そのものではない。各自治体などが主催する競馬を、公正かつ円滑に実施できるように支える公的な地方共同法人である。

地方競馬全国協会(NAR)とは?

NARは1962年8月1日に設立された。2008年1月の競馬法改正によって、地方競馬主催者が主体となる公的な地方共同法人として位置付けられている。

その基本的な目的は、地方競馬の公正で円滑な実施を推進するとともに、馬の改良増殖や畜産振興に貢献することだ。

具体的な業務は次のとおり。

1.馬主・競走馬の登録

地方競馬に出走する競走馬と、その所有者である馬主の登録を行う。

2.騎手・調教師の免許

地方競馬の騎手や調教師について、免許試験や免許交付を実施する。

3.競馬開催の公正確保

裁決、決勝審判、発走などに関する専門知識を持つ開催執務委員を各競馬場に派遣する。

4.競馬の運営改善

薬物検査や公正確保のための調査、競馬場施設の改善などを支援する。

5.全国の開催日程や情報システムの調整

主催者間の開催日程・競馬番組の調整や、全国の競走成績、売上情報などを管理するシステムの運用を担う。

NARは、地方競馬を全国的につなぐ重要な存在だ。

地方競馬の主催者は全国14団体

2026年2月現在、地方競馬の主催者は全国14団体。内訳は道県2団体、市2団体、一部事務組合10団体となっている。

ここで注意したいのは、NARと各主催者の役割を混同しないことだ。

実際に競馬を開催するのは自治体などの主催者であり、NARは登録・免許・開催支援などを担当する。

また、地方競馬の売上の一部はNARに交付され、畜産振興などに活用される。地方競馬の収益は地域財政にも関係しており、単なる娯楽事業にとどまらない公共的な側面を持つ。

【2026年最新データ】地方競馬の登録馬13,848頭と全国15競馬場

地方競馬の規模を把握するうえで注目したいのが、NARが公表している登録馬の統計だ。

2026年4月1日時点の登録馬数

地方競馬全国協会の公式公表資料によると、2026年4月1日現在の地方競馬登録馬は次のとおり。

- サラブレッド系:12,925頭
- ばんえい競走馬:923頭
- 合計:13,848頭

同日時点の登録馬主は6,173名となっている。

この13,848頭という数字は、地方競馬に登録されている競走馬の数であり、日本国内のすべての競走馬や生産馬を合計した数字ではない。

また、ばんえい競走馬が923頭含まれている点も重要だ。地方競馬には一般的なサラブレッド競走だけでなく、独自の競技体系が存在している。

地方競馬の競馬場一覧【2026年版】

2026年度の地方競馬総合ガイドブックなどで確認できる全国15競馬場は以下のとおり。

北海道
- 帯広競馬場(ばんえい競馬)
- 門別競馬場

東北
- 盛岡競馬場
- 水沢競馬場

関東
- 浦和競馬場
- 船橋競馬場
- 大井競馬場
- 川崎競馬場

北陸・東海
- 金沢競馬場
- 笠松競馬場
- 名古屋競馬場

近畿
- 園田競馬場
- 姫路競馬場

四国
- 高知競馬場

九州
- 佐賀競馬場

合計15競馬場で、全国12都道県に所在する。

なお、札幌競馬場と中京競馬場は過去に地方競馬の開催実績があるものの、現在の地方競馬の開催場15カ所には含まれていない。

主要な組織・競馬場・競走馬の関係

地方競馬の仕組みは、複数の組織が役割を分担することで成り立っている。

エンティティ主な役割関係性
JRA中央競馬の開催地方競馬との交流競走を実施
地方競馬主催者地方競馬の開催自治体や一部事務組合が運営
NAR登録・免許・開催支援地方競馬主催者を全国的に支援
農林水産省競馬行政の監督地方競馬の指導監督を担う
地方競馬場レースの開催地域ごとに異なるコース・開催日程を持つ
競走馬・馬主競走への参加・所有NARの登録制度に基づいて活動

この関係から分かるのは、地方競馬が一つの全国運営会社によって開催されているのではなく、自治体を中心にしたネットワークによって成立しているということだ。

地方競馬の開催日程はどう確認する?

地方競馬は年間を通して開催されているが、全国15競馬場すべてが毎日開催しているわけではない。

競馬場ごとに開催日が割り振られ、月によって開催する場所も変わる。

2026年11月分についても、地方競馬情報サイトの月別開催日程で各競馬場の予定が掲載されている。

日程表では、通常開催、ナイター開催、ダート交流重賞の実施日などを区別できる。

特にナイター開催は地方競馬の大きな特徴だ。大井、川崎、船橋、高知などでは、開催時期に応じて夜間のレースが組まれる。

開催日程は天候などによって変更・中止になる場合もあるため、実際に馬券を購入する際は当日の公式開催情報を確認したい。

【中央と地方の接点】JRA地方交流競走とダートグレード競走JpnIの仕組み

JRAと地方競馬は、別々の主催者によって運営されている。しかし、競走馬の所属先が異なるからといって、両者が完全に分断されているわけではない。

その象徴が地方競馬交流競走とダートグレード競走だ。

JRAと地方競馬の交流は1995年から拡大

中央と地方の交流は、1995年が「交流元年」と呼ばれるほど大きな転換点になった。

それ以前は、JRA所属馬が地方競馬に登録されたまま出走できる競走は限られていた。

1995年以降、地方競馬の主要重賞に中央所属馬が参戦できるようになり、中央のダート重賞にも地方所属馬が出走できる仕組みが拡大した。

さらに、重賞だけでなく条件クラスの交流競走も整備されていった。

JRAの公表資料によると、2025年には12の地方競馬主催者で、ダート交流重賞46競走を含む合計169競走が実施された。

この数字からも、中央と地方の交流が一部の大レースだけに限定されたものではないことが分かる。

地方所属馬がJRAのレースに出走する仕組み

地方競馬に所属する馬がJRAの指定交流競走などに出走する場合、自由に出走できるわけではない。

競走ごとに出走資格や選定基準が設定されており、収得賞金、競走成績、馬齢などの条件に応じて出走馬が決まる。

2026年度のJRA競馬番組にも、地方競馬所属馬が中央競馬指定交流競走に出走する場合の決定方法や、GⅠ競走およびステップ競走への出走馬選定方法が掲載されている。

一方、JRA所属馬も地方競馬の指定交流競走やダートグレード競走に参戦できる。

つまり、所属先は異なっていても、定められた出走資格を満たせば同じ競走で能力を競えるのだ。

ダートグレード競走とは?

ダートグレード競走は、中央と地方のダート重賞を全国横断的に格付けした競走体系だ。

日本グレード格付管理委員会によって格付けされ、国際競走は「G」、それ以外の競走は「Jpn」と表記される。

格付けは次の3段階。

- JpnI:最上位
- JpnII:中位
- JpnIII:下位

JpnIは地方競馬におけるダート競走の最高峰を示す格付けの一つで、中央・地方の所属を問わず優秀なダート馬が集まる。

2026年の主なJpnI競走

2026年のJpnI競走には、次のレースが含まれている。

- 川崎記念(川崎)
- 羽田盃(大井)
- かしわ記念(船橋)
- 東京ダービー(大井)
- さきたま杯(浦和)
- 帝王賞(大井)
- ジャパンダートクラシック(大井)
- マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡)
- JBCクラシック(持ち回り)
- JBCスプリント(持ち回り)
- JBCレディスクラシック(持ち回り)
- 全日本2歳優駿(川崎)

2026年11月3日には、金沢競馬場でJBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシックの3競走がJpnIとして開催された。

同日に門別競馬場で開催されたJBC2歳優駿はJpnIIIであり、同じJBCシリーズでも格付けは異なる。

ここで間違えやすいのが、JRAのGⅠと地方競馬のJpnIの違いだ。

例えば、大井競馬場で行われる東京大賞典は、地方競馬場で開催されるレースだが、格付けは国際競走のGⅠである。JpnIと同じものではない。

開催場所が地方競馬場だからといって、すべての重賞がJpnIになるわけではない。

この区別は、競馬ニュースや出走表を見るときにも役立つ。

【初心者向け】地方競馬の馬券購入方法は?JRAネット投票も利用可能

地方競馬の馬券は、競馬場に行かなくても購入できる。

JRAの馬券購入サービスと地方競馬専用の投票サービスを使い分けることで、スマートフォンやパソコンから全国のレースを楽しめる。

1.JRAネット投票で地方競馬を購入する

JRAでは「JRAネット投票×地方競馬」というサービスを提供している。

利用できる主な会員区分は次の2つ。

即PAT

地方競馬ネット投票の発売日を対象に、地方競馬の馬券を購入できる。

A-PAT

JRA開催日や一部の祝休日、JBC開催日など、指定された日に地方競馬の馬券を購入できる。

注意したいのは、即PATとA-PATでは地方競馬の発売対象日が異なることだ。

また、JRAダイレクトやプッシュホン投票は地方競馬の購入対象外となっている。

2.地方競馬専用のネット投票サービスを利用する

地方競馬の購入方法には、以下のサービスもある。

SPAT4

地方競馬の全レースを購入できるサービス。南関東競馬を中心に利用されており、トリプル馬単などの重勝式にも対応している。

楽天競馬

地方競馬の全レースを購入できるネット投票サービス。楽天銀行口座を利用する仕組みで、ポイントサービスも特徴だ。

オッズパーク

地方競馬だけでなく、競輪やオートレースなども扱う投票サービス。ただし、地方競馬については南関東4競馬場とホッカイドウ競馬が購入対象外となっている。

サービスごとに発売対象や会員登録条件が異なるため、利用前に確認しておきたい。

3.競馬場や場外発売所で購入する

実際に地方競馬場へ行き、現金で馬券を購入する方法もある。

基本的な流れは以下のとおり。

1. 出馬表を確認する。
2. 購入したいレースと馬券の種類を決める。
3. マークカードに必要事項を記入する。
4. 自動発売機で購入する。
5. レース結果を確認し、的中した場合は払戻しを受ける。

一部の競馬場では専用ICカードによるキャッシュレス投票にも対応している。

なお、地方競馬場や場外発売所では、他の競馬場のレースを発売している場合もある。自場の開催がない日でも、他場のレースを購入できるケースがある。

初心者はどの購入方法を選べばよい?

地方競馬を初めて楽しむなら、普段利用しているサービスとの相性で選ぶとよい。

- JRAの即PATをすでに利用している人:JRAネット投票×地方競馬
- 地方競馬を幅広く楽しみたい人:SPAT4や楽天競馬
- 競馬以外の公営競技にも関心がある人:オッズパーク
- 競馬場の雰囲気を楽しみたい人:現地の自動発売機

ただし、馬券の購入は必ず余裕を持って行いたい。発売締切は投票サービスや競馬場によって異なるため、発走直前の操作には注意が必要だ。

【転入馬と見分け方】JRAの地方上がり・マル地・カク地の意味とは?

中央競馬と地方競馬の関係を理解するとき、もう一つ知っておきたいのが競走馬の移籍だ。

競走馬は一度登録された所属先だけで競走生活を終えるとは限らない。成績や条件に応じて中央から地方へ、あるいは地方から中央へ移る場合がある。

地方上がりとは地方競馬からJRAに移籍した馬

JRAの競馬用語辞典では「地方上がり」を、地方競馬から中央競馬に転籍してきた馬と説明している。

地方競馬で実績を積み、中央競馬へ移籍して新たな競走生活を送るケースだ。

ただし、地方競馬で走った経験があれば誰でもJRAに転入できるわけではない。

JRAの馬主向けFAQによると、地方競馬から中央競馬へ転入する際には、年齢に応じた収得賞金の基準などを満たす必要がある。また、競走馬登録申請前の6カ月間に出走していない馬は転入できないとされている。

そのため、地方での実績だけでなく、中央競馬の登録条件を満たしているかどうかも重要になる。

マル地とカク地の違い

JRAの出馬表などで見かけることがあるのが「マル地」と「カク地」という記号だ。

両者は似ているようで、意味は異なる。

マル地

JRAの競走馬登録時に、すでに地方競馬に出走した経験がある馬を示す記号。ただし、カク地に該当する馬は除く。

カク地

中央競馬の指定交流競走に出走する地方競馬所属馬を示す記号。

つまり、マル地は地方競馬での出走歴を持つJRA登録馬、カク地は地方競馬に所属したまま中央の指定交流競走に出走する馬を区別するものだ。

この違いを知っておけば、JRAの出馬表で地方競馬との関係を読み取りやすくなる。

中央競馬と地方競馬を見分ける4つのポイント

競馬中継やニュースを見て、どちらの競馬なのか判断するには、次のポイントを確認したい。

1. 競馬場名を確認する: 東京・中山・阪神などのJRA10競馬場なら中央競馬。大井・川崎・船橋・高知などなら地方競馬。
2. 主催者を確認する: JRA主催なら中央競馬、自治体や一部事務組合の主催なら地方競馬。
3. 出走表の所属表示を見る: JRA所属、地方所属などの表記やマル地・カク地の記号を確認する。
4. レースの格付けを見る: GⅠなのかJpnIなのかを確認する。ただし、地方競馬場でJRAの馬が走る交流競走もあるため、開催場所だけで出走馬の所属までは判断できない。

特に重要なのは、競馬場と競走馬の所属先は別の情報だという点だ。

例えば、地方競馬場でJRA所属馬が出走するダートグレード競走もある。競馬場が地方だからといって、出走馬がすべて地方所属というわけではない。

【プロの結論】地方競馬を見るなら主催者・所属・格付けを分けて考える

JRAと地方競馬を正しく理解するためには、次の3つを別々に考えることが大切だ。

- 主催者:どの組織がレースを開催しているか
- 所属:競走馬がどの競馬制度に登録されているか
- 格付け:そのレースがどの競走体系に位置付けられているか

この3つを混同しなければ、JRAの馬が地方競馬に参戦するケースも、地方所属馬が中央の競走に出走するケースも理解しやすい。

また、地方競馬には地域ごとに異なるコースや競走条件がある。中央競馬の基準だけで比較するのではなく、それぞれの競馬場の特徴や所属馬の実績を確認することが、レースを深く楽しむための判断基準になる。

【よくある質問】JRAと地方競馬に関するFAQ

Q1:JRAと地方競馬は同じ組織が運営しているの?

A1:違う。JRAは日本中央競馬会が中央競馬を主催している。一方、地方競馬は自治体や一部事務組合が主催し、NARが登録や免許、開催業務などを支援している。

Q2:地方競馬は全国に何カ所ある?

A2:2026年現在、地方競馬の開催場は全国15カ所。北海道の帯広・門別から、盛岡、水沢、南関東4場、金沢、笠松、名古屋、園田、姫路、高知、佐賀まで広がっている。

Q3:地方競馬の登録馬13,848頭は現在の数字?

A3:13,848頭は2026年4月1日現在のNAR公式登録頭数。サラブレッド系12,925頭、ばんえい923頭の合計であり、11月時点の最新登録数を示すものではない。

Q4:JRAの馬は地方競馬に出走できる?

A4:できる。地方競馬の指定交流競走やダートグレード競走など、出走資格を満たす競走に参戦できる。1995年以降、中央と地方の交流は大きく拡大している。

Q5:地方競馬の馬はJRAのレースに出走できる?

A5:できる。ただし、指定交流競走やGⅠ競走など、それぞれのレースで定められた出走資格や選定条件を満たす必要がある。

Q6:JpnIとJRAのGⅠは同じ意味?

A6:同じではない。ダートグレード競走では、国際競走をG、それ以外をJpnと表記する。どちらも最上位の格付けとしてⅠがあるが、区分が異なる。なお、大井競馬場で開催される東京大賞典はGⅠに分類される。

Q7:JRAの即PATで地方競馬の馬券を買える?

A7:買える。即PAT会員は地方競馬ネット投票の発売日に購入できる。A-PAT会員も一部の日程で購入できるが、JRA開催日や特定の祝休日などに限定される。

Q8:地方上がりとはどういう意味?

A8:地方競馬から中央競馬へ転籍した馬を指す競馬用語。地方での競走経験を持つ馬がJRAに移籍して競走を続けるケースを表す。

まとめ:JRAと地方競馬は違いを知ればもっと面白くなる

JRAと地方競馬の最大の違いは、競馬を主催する組織にある。

JRAは日本中央競馬会が全国10競馬場で中央競馬を開催する。一方、地方競馬は自治体や一部事務組合が主催し、全国15競馬場で地域に根差した競馬を展開している。

その地方競馬を全国的に支えるのがNARだ。2026年4月1日時点の登録馬は13,848頭。馬主や競走馬の登録、騎手・調教師の免許、開催業務の公正確保など、多岐にわたる業務を担っている。

さらに、1995年以降に拡大した中央・地方の交流競走によって、所属の違いを超えた対戦も実現している。JpnIをはじめとするダートグレード競走は、その象徴といえる存在だ。

馬券についても、即PATやSPAT4、楽天競馬などを利用すれば、地方競馬を自宅から楽しめる。

競馬をより深く楽しむためのポイントは、主催者、競走馬の所属、レースの格付けを正しく区別すること。

中央競馬だけでなく地方競馬にも目を向ければ、全国各地の競馬場、地域独自の競走、中央と地方の実力馬がぶつかる交流重賞など、競馬の楽しみ方はさらに広がっていく。

主な事実確認資料: 地方競馬全国協会(NAR)の2026年登録統計・組織概要・競馬場ガイド、JRAの2026年度競馬番組・地方競馬交流競走資料、地方競馬情報サイトの開催日程・馬券購入案内。 (出典: jra 地方 競馬(Yahoo!ニュース))

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