本田圭佑監督とは?カンボジアでの実績と2026年の日本代表就任意欲を徹底解説
2026年11月現在、本田圭佑は日本代表監督には就任していない。しかし、将来的な日本代表監督への意欲を公言しており、カンボジア代表のGMとして実質的な指揮を執った経験も持つ。さらに現在は、シンガポールのFCジュロンで現役選手としてプレーしている。
「本田圭佑監督」という検索が増える背景には、2018年から2023年まで続いたカンボジアでの指導活動と、2026年7月に本人が発信した日本代表監督への立候補がある。ただし、本人の就任希望と日本サッカー協会による正式な人事決定は別の話だ。2026年7月には森保一監督の続投と大岩剛監督への将来的な交代が決まり、11月にはアジアカップの日程変更という新たな動きも生じている。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の肩書:日本代表監督ではなく、FCジュロン所属の現役選手。
- 監督経験:2018年8月から2023年5月まで、カンボジア代表のGMとして実質的な指揮・強化を担当。
- 日本代表への意欲:2026年7月に監督就任を自ら志願し、9月にもW杯優勝を監督として実現したいと発言。
- 大きな課題:日本代表監督に必要なJFA Proライセンスを取得していないこと。
- JFAの正式人事:森保一監督の続投と、その後の大岩剛監督への交代が決定済み。アジアカップ延期に伴う日程の再調整が焦点。
【2026年最新】本田圭佑監督とは何を指す?現在の肩書と活動を整理
まず押さえておきたいのは、本田圭佑が2026年11月現在、日本代表や海外クラブの正式な監督に就任しているわけではないという点だ。
「本田圭佑監督」という呼び方は、主にカンボジア代表での過去の活動と、将来の日本代表監督を目指す本人の発言を背景に使われている。
現在はFCジュロンの現役選手
2026年4月10日、FCジュロンは本田圭佑と2026/27シーズンの選手契約を締結することで合意したと発表した。
FCジュロンは、旧アルビレックス新潟シンガポールが2026/27シーズンから名称を変更したクラブで、シンガポール・プレミアリーグに所属している。
本田は2024年10月にブータンのパロFCで1試合限定の契約による出場を経験していたが、今回の契約は新シーズンに向けたクラブとの選手契約だ。
実際に2026年9月18日のホウガン・ユナイテッド戦で後半37分から途中出場し、FCジュロンでの公式戦デビューを果たした。さらに10月30日のタンジョン・パガー戦でも後半79分から出場している。
したがって、現在の本田を説明するなら、監督への挑戦を視野に入れながら、現役選手としても競技を続けている人物という表現が正確だ。
2026年9月には日本代表監督への意欲を再表明
2026年9月1日放送の日本テレビ系「news zero」では、将来の日本代表監督について改めて言及した。
「日本代表の監督をやれと言われれば、もういつでもという感じです」
スポーツ紙の報道によると、本田は選手時代から掲げてきたワールドカップ優勝という目標を、今度は監督として達成したいという考えを示した。
選手として日本代表のワールドカップに3大会連続で出場した本田が、次の目標として指導者の立場から世界一を目指す。その意欲は一貫している。

【カンボジア代表の指揮経緯】2018~2023年の5年間に何をしたのか
本田圭佑の監督経験を語るうえで欠かせないのが、2018年8月に始まったカンボジア代表の強化プロジェクトだ。
ロシアワールドカップ終了後の2018年8月12日、本田はプノンペンでカンボジアサッカー連盟と会見し、同国代表のGM(ゼネラルマネジャー)に就任することを発表した。
当時、本田はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーで現役選手としてプレーしていた。つまり、選手生活を続けながら、別の国の代表チームの強化を担う異例の挑戦だった。
登録上の監督はフェリックス氏だった
ここで重要になるのが、フェリックス・アウグスティン・ゴンザレス・ダルマス氏の存在だ。
本田は当時、指導者ライセンスを持っておらず、現役選手でもあった。そのため、カンボジア代表の登録上の監督にはアルゼンチン人指導者のフェリックス氏が就任した。
フェリックス氏はアルゼンチンの最高位の指導者ライセンスを持ち、本田の個人アシスタントとしても活動していた。報道によると、両者は長い時間をともに過ごし、共通するサッカー観を持っていた。
本田はGMとして代表選考やチーム構成、強化方針などを担い、実質的な監督の役割を果たした。登録上の監督と実際の強化責任者を分けることで、現役選手との兼任を可能にしたのである。
2018年から2023年までの主な出来事
| 時期 | 主な出来事 | 内容・実績 |
|---|---|---|
| 2018年8月 | GM就任 | カンボジア代表の強化責任者に就任。フェリックス氏が登録上の監督を担当。 |
| 2018年9月 | 初采配 | マレーシアとの親善試合で1-3の敗戦。 |
| 2018年11月 | 初勝利 | AFFスズキカップでラオスに3-1で勝利。 |
| 2019年6月 | W杯予選 | パキスタンとの1次予選を2戦合計4-1で突破。 |
| 2021年3月 | 契約延長 | カンボジア代表との契約を2023年まで延長。 |
| 2023年1月 | A代表GM退任 | タイ戦を最後にA代表での活動を終了。 |
| 2023年5月 | プロジェクト終了 | SEA GamesでU-22代表を率いた活動を最後に約5年間のプロジェクトが終了。 |
2018年11月20日のラオス戦は、本田体制での初勝利となった。さらに2019年6月にはパキスタンとのワールドカップ1次予選を突破している。
一方、ワールドカップ2次予選ではイランやイラクなどの強豪国に大差で敗れる試合もあり、2022年のアジアカップ予選でもグループ突破は実現しなかった。
2021年3月の契約延長時点で、報道されたA代表の成績は16試合3勝3分け10敗だった。勝利だけを見れば厳しい数字だが、代表チームの強化には短期的な試合結果だけでなく、選手育成や競技環境の整備という側面もある。
2023年5月、カンボジアでの活動が終了
2023年1月3日、カンボジアサッカー連盟は本田のA代表GM退任を発表した。ただし、これですべての活動が終わったわけではない。
本田は同年5月に開催されたSEA Games(東南アジア競技大会)でU-22代表を率いた。最後の試合となった5月10日のインドネシア戦は1-2で敗れ、カンボジアは1勝1分け2敗のグループ3位で敗退した。
翌11日、本田は自身のSNSで約5年間のプロジェクト終了を報告した。最後の大会を満足のいく結果で終えられなかった悔しさと、カンボジアの選手たちの将来への期待を伝えている。
この経験は、本田にとって単なる肩書上の監督経験ではない。代表チームの強化、選手選考、国際大会への準備を長期間にわたって担った実務経験だった。
【GMと正式監督の違い】本田圭佑はなぜ監督と呼ばれたのか
本田圭佑のカンボジアでの経歴が分かりにくい最大の理由は、GMという正式な肩書と、実質的な監督という役割が一致していなかったことにある。
GMはチーム全体の強化・運営を担う役職
GMはGeneral Managerの略称で、一般的にはクラブや代表チームの編成、選手獲得、組織運営、強化方針などを担当する。
一方、正式な監督は、日々のトレーニング、戦術の構築、試合のメンバー選考、試合中の交代や戦術変更など、競技面の指揮を担う。
ただし、GMの権限は組織によって異なり、監督の選任や試合運営にどこまで関与するかも一律ではない。
カンボジアの場合、本田には代表強化の大きな権限が与えられ、実質的な指揮を執る立場にあった。この特殊な運用が「本田監督」という呼び方につながっている。
正式監督とGMの役割を比較
| 比較項目 | GM | 正式監督 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 組織運営・チーム編成・強化方針 | 練習・戦術・試合の指揮 |
| 選手編成 | 補強や編成方針に関与 | 戦術に応じた選手起用 |
| 試合中の判断 | 組織によって関与範囲が異なる | 交代や戦術変更などを担当 |
| 本田のカンボジアでの立場 | 代表チームのGM・実質的な強化責任者 | 登録上はフェリックス氏が担当 |
したがって、本田がカンボジアで正式な登録監督だったという説明は正確ではない。しかし、単なる運営担当者だったという説明も実態とは異なる。
正式な肩書はGM、実際の役割は監督に近い代表強化の責任者。この2つを分けて理解することが重要だ。

【2026年の日本代表監督問題】本田の立候補と森保一監督の後任人事
本田の監督就任への意欲が大きく注目されたのは、2026年7月2日のことだ。
FIFAワールドカップ2026終了後、日本代表の次期監督をめぐる報道が相次ぐなか、本田は自身の公式Xで森保一監督の後任に自ら名乗りを上げた。
「僕を1年試してみてください」
「もしアジア杯で負けたら問答無用でクビにしてくれていい。その勝負に受けて立ちます」
これは単なる将来の夢を語ったものではない。1年間という具体的な期間と、アジアカップで結果が出なければ退任しても構わないという条件を提示した、明確な監督就任へのアピールだった。
日本サッカー協会が決めた正式な後任は大岩剛
しかし、2026年7月23日、日本サッカー協会(JFA)は正式な監督人事を発表した。
決定内容は、森保一監督が引き続き日本代表を率い、AFCアジアカップサウジアラビア2027終了後に大岩剛氏が後任に就任するというものだった。
つまり、本田の立候補が報道された後も、JFAが決定した後任は本田ではなかった。
2026年11月5日現在も、JFA公式発表では森保監督がSAMURAI BLUEを率いている。11月14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦に向けた代表メンバーも森保監督が発表している。
2026年11月にアジアカップの日程が変更
ここで最新の動きとして見逃せないのが、2026年11月3日にアジアサッカー連盟(AFC)が発表したアジアカップの日程変更だ。
当初2027年1月7日から2月5日に予定されていた大会は、2027年12月23日から2028年1月21日までに延期された。
7月のJFA決定では、森保監督がアジアカップ終了まで指揮し、その後、大岩剛監督が2030年ワールドカップを目指す日本代表を率いる計画だった。
しかし大会日程が大きく変わったことで、森保監督の任期と大岩監督への引き継ぎ時期についても再調整が必要になる可能性がある。11月6日時点では、JFAからこの変更に伴う新たな監督交代日程は発表されていない。
少なくとも現時点で、本田が後任候補として正式に選任された事実はない。日本代表監督への就任意欲と、協会による正式決定は明確に区別する必要がある。
【指導者ライセンスの壁】本田圭佑が日本代表監督になるための条件
本田の日本代表監督就任を考えるうえで、最も大きな制度上の論点が指導者ライセンスだ。
本田はプロコーチライセンスを取得していない
本田は2026年7月、自身のXで過去のライセンスに関する投稿を引用し、プロコーチライセンスを持っていないことを改めて明らかにした。
本田は、ライセンス制度そのものを否定するのではなく、資格を必須条件とする制度のあり方に疑問を投げかけている。
2024年12月の発言でも、ライセンス取得を必須ではなく任意にするべきだという考えを示していた。カンボジアで実現したような、資格制度にとらわれない指導の可能性を模索している。
JFAの規定ではProライセンスが必要
一方、日本サッカー協会の公式FAQでは、日本代表監督になるための資格について、Jリーグのトップチーム監督と同様にProライセンス、または原則として同等以上の資格が必要と説明している。
これは単なる慣習ではなく、JFAが公表している指導者資格制度上の要件だ。
また、日本代表監督の選任は、本人が希望を表明すれば決まる仕組みではない。JFAの技術委員会が適性要件を定め、候補者を選定し、インテグリティチェックや本人との交渉を経たうえで、理事会の協議によって正式に決定する。
つまり、本田が日本代表監督を目指す場合、資格の問題だけでなく、協会が定める選任プロセスを通過する必要がある。
ライセンスをめぐる議論はなぜ分かれるのか
本田の監督就任に対する反応は、大きく期待と慎重論に分かれている。
期待する側が評価するのは、世界各国のクラブでプレーした経験、ワールドカップ3大会連続出場という実績、カンボジア代表での強化経験、そして明確な目標を発信する姿勢だ。
一方、慎重な意見では、トップレベルの代表チームを率いるための資格や、長期的な監督経験、戦術構築や選手マネジメントの実績を重視する声がある。
どちらの意見にも検討すべき論点がある。優れた選手だったことと、優れた監督になれることは同じではない。また、資格を持っていることだけで監督としての成功が保証されるわけでもない。
本田の挑戦は、個人の能力だけでなく、日本サッカー界における指導者育成制度のあり方にも議論を広げている。

【FCジュロンで現役続行】2026/27シーズンの選手活動と今後の展望
日本代表監督への意欲が話題になる一方、本田は2026年も現役選手として新たな挑戦を始めている。
シンガポール・プレミアリーグのFCジュロンに加入
2026年4月10日、旧アルビレックス新潟シンガポールは、本田圭佑が2026/27シーズンからFCジュロンに加入すると発表した。
クラブは本田の加入について、単なる選手補強だけではなく、クラブの価値向上やシンガポールサッカー界全体の発展につながるものと説明している。
本田自身も、クラブを通じてリーグ優勝を目標に掲げた。
2026年9月18日のホウガン・ユナイテッド戦で公式戦デビューを果たし、同年10月30日のタンジョン・パガー戦にも途中出場。2026年11月現在、実際に試合へ出場する現役選手として活動している。
選手と監督、2つのキャリアをどう考えているのか
本田の特徴は、選手としてのキャリアを完全に終えてから指導者に転向するという一般的な道筋を選んでいないことだ。
カンボジア代表のGM就任時も、メルボルン・ビクトリーでプレーしながら代表チームの強化を担当していた。2026年もFCジュロンでプレーを続けながら、日本代表監督への意欲を公言している。
選手として競技の現場に立ち続けることには、現代サッカーの変化を直接感じられる利点がある。一方で、監督としてチーム全体の準備や選手管理を継続的に担うこととは、求められる時間や責任が異なる。
FCジュロンでの活動が、今後どのような指導者経験につながるかは注目点の一つだ。ただし、現時点で同クラブの正式監督に就任したという事実はない。
【プロの結論】本田圭佑監督への期待をどう評価すべきか
本田圭佑の指導者としての可能性を評価する際には、3つの視点が必要だ。
1. 国際経験と発信力は大きな強み
本田は日本代表としてワールドカップ3大会に出場し、海外の複数リーグでプレーした経験を持つ。異なるサッカー文化を知り、国際的な舞台で結果を求められた経験は、指導者としても生かせる可能性がある。
また、カンボジア代表のGMとして約5年間活動した経験は、単なる選手出身の監督志望者とは異なる経歴を形成している。
2. 監督としての実績は別の基準で評価する必要がある
一方、カンボジア代表での活動を、そのまま日本代表監督としての実力の証明とすることはできない。
代表チームの戦術構築、選手の能力を最大限に引き出す方法、試合ごとの修正、長期的なチームマネジメントなどは、実際の指導実績によって評価されるべき領域だ。
カンボジアでの活動には成功した部分もあれば、国際大会で目標に届かなかった部分もある。両方を踏まえることが、公平な評価につながる。
3. 日本代表監督への道は制度と実績の両方が鍵
日本代表監督への就任を実現するには、本人の意欲だけでは足りない。JFAの資格要件、指導者としての実績、協会との交渉、正式な人事決定が必要になる。
本田の挑戦を評価するなら、話題性や知名度だけではなく、こうした具体的な条件をどこまでクリアできるかを見るべきだろう。
ワールドカップ優勝を監督として実現したいという目標は明確だ。その目標を現実に変えるには、選手時代の実績とは異なる指導者としての証明が求められる。
本田圭佑監督に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、本田圭佑は日本代表監督ですか?
A1:いいえ。2026年11月現在、日本代表監督は森保一氏です。JFAは2026年7月、大岩剛氏を次期監督とする方針も正式決定しています。
Q2:本田圭佑は本当に監督経験がありますか?
A2:あります。2018年8月から2023年5月までカンボジア代表のGMとして実質的な指揮を担当しました。ただし、登録上の監督はフェリックス・アウグスティン・ゴンザレス・ダルマス氏でした。
Q3:本田圭佑は指導者ライセンスを持っていますか?
A3:2026年7月の報道では、JFA Proライセンスを取得していないことが明らかになっています。JFAの公式FAQでは、日本代表監督にはProライセンスまたは原則として同等以上の資格が必要とされています。
Q4:本田圭佑は日本代表監督に立候補したのですか?
A4:はい。2026年7月2日、自身の公式Xで「僕を1年試してみてください」と投稿し、次期日本代表監督への意欲を表明しました。
Q5:本田圭佑は現在どこのチームでプレーしていますか?
A5:シンガポール・プレミアリーグのFCジュロンです。2026/27シーズンから加入し、2026年9月18日に公式戦デビューを果たしています。
Q6:カンボジア代表での活動はいつ終了しましたか?
A6:2023年5月です。A代表のGMは同年1月に退任し、5月のSEA GamesでU-22代表を率いた活動を最後に、約5年間のプロジェクトが終了しました。
まとめ:本田圭佑監督の実現は今後の資格と指導実績が焦点
2026年11月現在、本田圭佑は日本代表監督ではなく、シンガポールのFCジュロンで現役選手として活動している。一方、2018年から2023年までカンボジア代表のGMとして実質的な指揮を担った経験があり、指導者としてのキャリアを持つことも事実だ。
2026年7月には日本代表監督への就任を自ら志願し、9月にはワールドカップ優勝を監督として実現したいという目標を改めて語った。しかし、JFAは森保一監督の続投と大岩剛氏への交代を決定しており、本田の希望が正式な就任につながったわけではない。
今後注目すべきポイントは、JFA Proライセンスをめぐる制度上の課題、FCジュロンでの選手活動、そして指導者として新たな実績を積む可能性だ。
本田圭佑の監督挑戦は、単なる有名選手の次のキャリアという話にとどまらない。日本サッカーの指導者資格制度、代表チームの強化方針、選手経験をどのように指導へ転換するかという問題にもつながっている。
「本田圭佑監督」が現実になるかどうか。その判断材料は、本人の発言だけでなく、今後の正式な人事発表と指導者としての実績にある。
(出典: 本田 圭佑 監督(Yahoo!ニュース))