【NHK五輪派遣アナウンサー9人】担当会場と役割を一覧で整理
NHKが2025年12月17日に発表した派遣アナウンサーは、合計9人。今回の特徴は、式典を担当するアナウンサーと、競技会場ごとに配置される現地中継担当者を分けた編成にある。
統括を務めたのは、過去のオリンピック中継経験も豊富な渡辺憲司アナウンサー。開会式と閉会式にはそれぞれ2人が配置され、残る5人はミラノ周辺の競技会場に分散した。
2026年ミラノ・コルティナ五輪のNHKアナウンサー一覧
| アナウンサー | 主な担当 | 役割・配置 |
|---|---|---|
| 曽根優 | 開会式 | 星麻琴アナと共同担当 |
| 星麻琴 | 開会式 | 曽根優アナと共同担当 |
| 渡辺憲司 | 閉会式・統括 | 派遣チームの統括も担当 |
| 吉岡真央 | 閉会式 | 渡辺憲司アナと共同担当 |
| 深澤健太 | バルディフィエメ | 現地中継 |
| 黒住駿 | ミラノ | 現地中継 |
| 浅田春奈 | ミラノ | 現地中継 |
| 宮本真智 | リビーニョ | 現地中継 |
| 条谷有香 | コルティナ | 現地中継 |
出典:2025年12月17日付の日刊スポーツ報道。担当区分は発表された配置に基づく。
この表から分かるのは、9人全員が同じ仕事をするわけではないということだ。
開会式・閉会式のような大会全体を象徴する式典と、各競技の現場を伝える中継では、求められる知識や進行能力が異なる。NHKは、それぞれの役割に応じた人員配置を行った。
現地中継の5人はどこに配置された?
今回の大会は、ミラノだけで完結するものではなかった。
競技会場が複数地域に分散していたため、現地中継の担当者もそれぞれ異なる拠点に配置された。
- バルディフィエメ:深澤健太アナウンサー
- ミラノ:黒住駿アナウンサー、浅田春奈アナウンサー
- リビーニョ:宮本真智アナウンサー
- コルティナ:条谷有香アナウンサー
特にミラノには2人が配置されている。一方、山岳地域にも担当者を置くことで、複数の競技会場から情報を届ける体制が整えられた。
ここで注意したいのは、担当会場と担当競技は同じ意味ではないという点だ。発表された情報は中継拠点を示すものであり、個々のアナウンサーが特定競技の全試合を実況したという意味ではない。
【開会式・閉会式キャスター】曽根優・星麻琴・渡辺憲司・吉岡真央の4人
NHKの五輪報道で特に注目されたのが、開会式と閉会式のキャスター陣だ。
2026年1月27日にNHK放送センターで開催されたメディア説明会には、4人が出席。それぞれが担当する式典への意気込みを語った。
曽根優アナウンサー:冬季競技の知識と豊富な五輪経験
札幌放送局
夏季・冬季オリンピックの実況経験を持つベテランアナウンサー。
曽根アナは、今回の開会式を担当するうえで重要な存在だった。
2010年のバンクーバー大会以降、オリンピックやワールドカップなどの国際大会を経験してきた実績がある。
今回の開会式について注目していたのは、複数会場で同時進行する入場行進だった。
ミラノと山岳地域を結ぶ分散型の式典は、従来の一会場型とは異なる伝え方が必要になる。曽根アナは、視聴者と驚きを共有しながら進行したいという趣旨の意気込みを語っていた。
冬季スポーツへの知識も強みであり、競技の背景を理解したうえで式典を伝えられる点が期待された。
星麻琴アナウンサー:初めての五輪中継に挑戦
東京アナウンス室
「ニュースウオッチ9」のメインキャスターとしても知られる。
星アナにとって、ミラノ・コルティナ大会は初めてのオリンピック中継だった。
2026年1月27日の説明会では、スポーツ関連の仕事はこれまでほとんど経験がなく、約10年前の選抜高校野球のアルプスリポート以来だと説明している。
その一方、開会式に向けた準備には力を入れていた。
毎日キレイの取材によると、イタリアの歴史や文化を理解するため、レオナルド・ダ・ヴィンチやジョルジオ・アルマーニに関する本などをスタッフと回し読みしていたという。
さらに、選手の名前と顔を覚えるため、一覧表を作成して情報を整理していたことも明かした。
この準備は、星アナの役割を考えるうえで興味深い。
開会式は単に選手を紹介するだけではない。開催国の文化や歴史、式典の演出を日本の視聴者に伝える必要がある。
報道番組で培った情報整理力と、開催国についての事前学習を組み合わせたキャスターとしての仕事だった。
渡辺憲司アナウンサー:派遣チームの統括と閉会式
NHKアナウンサー
ロンドン、リオ、東京大会などの五輪経験を持つ。
今回の9人の中で、全体をまとめる立場を担ったのが渡辺アナだ。
日刊スポーツの報道では、ロンドン、リオ、東京の各大会でも経験を積んできたことが紹介されている。
今回は吉岡真央アナとともに閉会式を担当した。
開会式が大会の始まりを伝える式典であるのに対し、閉会式は選手の活躍を振り返り、大会の終わりを届ける役割を持つ。
さらに、現地のアナウンサー配置を含めた派遣チームの統括も担うため、式典の進行だけでなく全体を見渡す経験が求められた。
吉岡真央アナウンサー:スポーツ報道の経験を生かす閉会式
東京アナウンス室
「ニュースウオッチ9」などでスポーツ関連の情報を伝えてきた。
吉岡アナは渡辺アナとともに閉会式を担当した。
スポーツキャスターとしての経験を持ち、選手や競技に関する情報を視聴者に分かりやすく伝える役割を担ってきた。
閉会式では、競技結果だけでなく、選手が大会を通じて経験したことや開催地の雰囲気も伝える必要がある。
渡辺アナの国際大会経験と吉岡アナのスポーツ報道経験を組み合わせた編成は、閉会式を伝えるうえで合理的な組み合わせだった。
【NHKアナウンサーの現地中継】深澤健太・黒住駿・浅田春奈・宮本真智・条谷有香
開会式・閉会式の4人に加えて、今回の大会を支えたのが現地中継担当の5人だ。
この5人はそれぞれ異なる会場を拠点に、競技や現地の様子を伝える役割を担った。
深澤健太アナウンサー
担当:バルディフィエメ
深澤アナは、バルディフィエメを担当する現地中継メンバーとして派遣された。
バルディフィエメはイタリア北部の山岳地域に位置し、冬季スポーツの会場として知られる地域だ。
今回の派遣では、開会式や閉会式のような大会全体の進行ではなく、競技会場に近い場所から現地情報を届ける役割が中心となった。
黒住駿アナウンサー
担当:ミラノ
黒住アナは浅田アナとともにミラノに配置された。
ミラノは今大会の主要開催都市であり、開会式の会場も設けられた中心的な地域だ。
複数の競技会場がある大会では、現地の状況を迅速に伝えるための中継体制が欠かせない。ミラノに2人を配置したことも、こうした情報発信の必要性と関係している。
浅田春奈アナウンサー
担当:ミラノ
浅田アナは2019年にNHKへ入局。秋田放送局、名古屋放送局を経て東京アナウンス室で勤務した経歴を持つ。
2024年度には「NHKニュースおはよう日本」のリポーターや「英雄たちの選択」の司会などを担当。その後、スポーツ関連の番組にも携わってきた。
今回の五輪では黒住アナとともにミラノに配置された。
宮本真智アナウンサー
担当:リビーニョ
宮本アナは2019年入局。初任地の鹿児島放送局を経て、松山放送局などで地域ニュースや中継を経験した。
2024年のパリオリンピックでは現地リポーターも務めている。
2025年度からは「サンデースポーツ」のキャスターを担当しており、スポーツ報道に関する経験を重ねてきた。
ミラノ・コルティナ大会ではリビーニョを担当。過去のオリンピック現地取材経験も、今回の派遣につながる経歴の一つだ。
条谷有香アナウンサー
担当:コルティナ
条谷アナは2021年度入局で、今回の派遣メンバーの中でも若手にあたる。
入社5年目での五輪派遣は、今回の発表時にも注目された。
2025年4月からは松山放送局で勤務。地域ニュースやスポーツ取材などを経験し、今回のコルティナ担当に抜てきされた。
日刊スポーツは、2025年12月17日の派遣発表を伝える記事で、条谷アナの起用を取り上げている。
現地担当者の配置から見えるNHKの中継戦略
5人の配置を整理すると、今回の編成には明確な特徴がある。
1つ目は、競技会場が離れていることを前提に、複数地域に中継担当を配置したこと。
2つ目は、ミラノに2人を置き、主要都市の情報発信体制を確保したこと。
3つ目は、地域放送局で経験を積んできたアナウンサーも派遣メンバーに加えたことだ。
五輪中継は、全国放送の看板番組を担当するアナウンサーだけで成立するものではない。現地で取材し、競技の進行を追い、視聴者に必要な情報を届ける人材がそろって初めて成立する。
【NHK ONEの五輪実況・ライブ配信】全競技・全種目をどう届けた?
2026年のミラノ・コルティナ五輪で、アナウンサーの派遣体制と並んで注目されたのが、NHK ONEによるインターネット配信だ。
NHK ONEは2025年10月1日に始まったNHKのインターネットサービス。番組の同時・見逃し配信に加えて、ニュース記事や動画などをまとめて利用できる仕組みだ。
今回の大会は、NHK ONEが始まってから初めてのオリンピックとなった。
NHK ONEで予定されていた主な配信内容
| 項目 | 大会時の配信計画 |
|---|---|
| 対象競技 | 全競技・全種目 |
| 配信方法 | ライブストリーミング・見逃し視聴 |
| 日本選手の出場競技 | すべて日本語実況付きの配信を予定 |
| 配信時間 | 特設ページで840時間以上を予定 |
| テレビ放送 | 総合・Eテレの番組を同時・見逃し配信 |
| 関連情報 | 結果速報・選手情報・ニュース・ハイライト |
出典:2026年1月27日付AV WatchのNHK発表に関する報道。
特設ページはいつ開設された?
大会に先駆けて、NHKはオリンピック専用の特設ページを段階的に開設した。
- 2026年1月29日: NHK ONEのWeb版に特設ページを本格オープン。
- 2026年2月2日: スマートフォン向けなどのNHKプラスアプリ内にも特設ページを開設。
- 2026年2月6日: ミラノ・コルティナ五輪が開幕。
この特設ページでは、テレビ放送だけでは伝えきれない競技映像もライブストリーミングなどで届ける計画だった。
また、日本選手が出場する競技・種目については、すべて日本語実況付きで配信する予定と発表されていた。
NHK ONEの配信で何が変わったのか?
従来のテレビ中継には、放送時間や番組編成の制約がある。
たとえば、同じ時間帯に複数の競技で日本選手が出場している場合、地上波だけですべての競技を同時に伝えることは難しい。
そこで、インターネット配信が重要になる。
NHK ONEでは、テレビの同時配信や見逃し配信だけでなく、競技ごとのライブストリーミングも組み合わせる計画だった。
さらに、次のような機能も用意された。
- 競技名やメダリストなどのタグから動画を探せる。
- 日本選手の速報動画や1日単位のハイライトを視聴できる。
- 選手情報や大会日程、結果速報を確認できる。
- スマートフォンだけでなくテレビ向けアプリでも視聴できる。
特に注目したいのは、テレビとネットを別々のサービスとして扱うのではなく、同じ大会情報を集約する方向へ進んだことだ。
なお、840時間以上という数字は大会前に公表された配信予定時間であり、現在の視聴可能なアーカイブ時間を示すものではない。2026年11月時点で過去の競技映像を視聴できるかどうかは、個別の配信期間や番組の公開状況によって異なる。
【よくある誤解を検証】NHKオリンピックアナウンサーの情報で注意したい3つのポイント
NHKの五輪アナウンサーを検索すると、開会式のキャスター、競技実況者、現地リポーターなど、異なる役割の情報が混在することがある。
特に注意したいのは次の3点だ。
誤解1:9人全員が開会式・閉会式に出演した?
これは正確ではない。
開会式を担当したのは曽根優アナと星麻琴アナ。閉会式は渡辺憲司アナと吉岡真央アナだ。
残る5人は、バルディフィエメ、ミラノ、リビーニョ、コルティナの現地中継担当だった。
誤解2:現地中継担当者は全員が競技実況を担当した?
派遣発表で明らかになったのは、各アナウンサーの中継拠点と担当区分だ。
個々の競技で誰が実況を担当したのかは、番組ごとの出演者情報を確認する必要がある。
現地中継、スタジオ進行、競技実況は、それぞれ異なる仕事である。
誤解3:NHK ONEなら現在もすべての五輪映像を見られる?
大会期間中は全競技・全種目の配信が計画されていたが、ライブ配信と見逃し配信には違いがある。
見逃し配信は公開期間が設定される場合があるため、大会当時の配信予定を、そのまま2026年11月現在の視聴可能状況と考えるのは正確ではない。
情報を調べる際には、NHKの番組情報やNHK ONEの公開状況を確認することが大切だ。
【プロの結論】2026年のNHK五輪中継はアナウンサーの専門性とデジタル配信が鍵
今回のNHK派遣アナウンサー9人を分析すると、3つの特徴が浮かび上がる。
第一に、経験豊富なアナウンサーと新しい挑戦をするアナウンサーの組み合わせだ。
曽根優アナや渡辺憲司アナのように国際大会の経験を持つ人材が式典や統括を担う一方、星麻琴アナのように初めて五輪中継に携わる人材も重要な役割を担当した。
経験だけでなく、報道番組で培った能力や事前準備も、五輪キャスターに必要な要素となっている。
第二に、現地中継は地域分散型の体制だった。
ミラノだけでなく、バルディフィエメ、リビーニョ、コルティナにも担当者を配置した。
大会全体を伝えるためには、競技会場ごとの情報を集める現地取材網が必要になる。9人という人数だけでなく、どこに誰を配置したかを見ることでNHKの中継体制が理解しやすくなる。
第三に、NHK ONEによって視聴方法が広がった。
テレビの放送枠に左右されず、複数の競技を配信で追える仕組みは、スポーツ中継のあり方に変化をもたらす。
今後、NHKの五輪アナウンサーを評価する際には、知名度や式典の出演者だけで判断するのではなく、次の基準で見るとよい。
- 大規模な国際大会での実況・中継経験があるか。
- 競技や選手について十分な情報を持っているか。
- 現地の文化や開催地の背景を伝えられるか。
- テレビとインターネット配信の双方に対応できるか。
こうした視点から見ると、2026年の9人は単なる出演者リストではなく、式典・現地取材・競技情報を組み合わせたNHKの五輪報道体制そのものを表している。
【NHKオリンピックアナウンサー2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のNHKオリンピック派遣アナウンサーは誰ですか?
A1:曽根優、星麻琴、渡辺憲司、吉岡真央、深澤健太、黒住駿、浅田春奈、宮本真智、条谷有香の9人です。NHKは2025年12月17日に派遣メンバーを発表しました。
Q2:NHKのオリンピック開会式・閉会式のキャスターは誰でしたか?
A2:開会式は曽根優アナと星麻琴アナ、閉会式は渡辺憲司アナと吉岡真央アナが担当しました。
Q3:NHK ONEでミラノ・コルティナ五輪の全競技を配信しましたか?
A3:NHKは全競技・全種目のライブストリーミングや見逃し視聴を計画し、特設ページで840時間以上の配信を予定していました。日本選手が出場する競技・種目については、日本語実況付きでの配信を予定していました。
まとめ:NHK五輪アナウンサー2026年版で押さえるべき全貌
2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪では、NHKから9人のアナウンサーが派遣された。
開会式は曽根優アナと星麻琴アナ、閉会式は渡辺憲司アナと吉岡真央アナが担当。深澤健太アナ、黒住駿アナ、浅田春奈アナ、宮本真智アナ、条谷有香アナは、それぞれの地域で現地中継を担った。
また、NHK ONEによる全競技・全種目の配信計画は、テレビ放送だけに依存しない五輪報道の広がりを示すものだった。
2026年のNHKオリンピックアナウンサーを調べるなら、9人の名前だけでなく、式典担当・現地中継担当・配信体制の3つをセットで理解することがポイントだ。
大会の実況や中継を振り返る際にも、この担当区分を押さえておけば、誰がどのような役割を担ったのかを正確に把握できる。 (出典: nhk オリンピック アナウンサー(Yahoo!ニュース))