【巨人での現在地】泉口友汰はショートのレギュラーを担う存在
2026年の泉口を評価するうえで、打撃と同じくらい重要なのが遊撃守備だ。
遊撃手は内野の中心に位置し、二塁手との連係、併殺プレー、三遊間の打球処理など、多くの場面で高い判断力を求められる。打撃が好調でも守備が不安定なら、年間を通じてレギュラーを任されることは難しい。
2026年は128試合で遊撃を守る
NPBの2026年度個人守備成績によると、泉口は遊撃手として128試合に出場。刺殺180、補殺371、失策12、守備率.979を記録した。
打撃成績の129試合出場と合わせて見ると、2026年もほぼシーズンを通じて遊撃のポジションを任されていたことが分かる。
守備率.979は、刺殺と補殺の合計に対する守備機会の成功割合を示す指標だ。失策12という数字も含め、守備範囲や送球の安定性を評価する際には、守備率だけでなく実際のプレー内容も見る必要がある。
泉口のショート守備が評価される理由
泉口の守備面で注目したいのは、単に打球を捕る技術だけではない。高校時代から強豪校の内野で競争し、大学ではスローイングの改善に取り組み、社会人野球でも遊撃手として経験を積んできた。
特に、下半身を使った送球への意識は、プロの試合で求められる安定した守備につながる要素だ。遊撃手は体勢を崩した状態や深い位置から送球する場面も多く、捕球後の動作を含めた技術が問われる。
2025年のゴールデングラブ賞受賞、2026年の遊撃手としての継続的な出場は、泉口が守備を武器にできる選手であることを示している。
巨人にとって泉口はどんな選手なのか
現在の泉口を一言で表すなら、攻守両面で年間を通じて計算できる遊撃手だ。
2025年には打率.301を記録し、2026年には8本塁打、49打点をマークした。遊撃守備を維持しながら打撃でも一定の数字を残せることは、チーム編成上の大きな価値となる。
もちろん、今後も同じポジションを確約されているわけではない。巨人には複数の内野手が在籍しており、競争は続く。それでも、2026年に遊撃で128試合に出場した実績は、レギュラーとしての信頼を裏付ける数字だ。
【ベストナイン・ゴールデングラブ賞】泉口友汰が2025年に獲得したタイトル
泉口の知名度と評価を大きく押し上げたのが、2025年シーズンの2つの個人タイトルだ。
2025年度のセ・リーグでは、ベストナインの遊撃手部門と三井ゴールデン・グラブ賞の遊撃手部門をともに初受賞した。
ベストナインは遊撃手部門で初受賞
2025年の泉口は133試合に出場し、154安打、打率.301を記録。セ・リーグの打率ランキングでは2位に入った。
日本野球機構が公表したベストナインの投票結果では、遊撃手部門で198票を獲得。広島の小園海斗らを上回り、初めて選出された。
この受賞は、守備だけでなく打撃面でもリーグを代表する遊撃手として評価されたことを意味する。
ゴールデングラブ賞も初受賞
さらに、守備の評価を示す三井ゴールデン・グラブ賞も受賞した。
2025年度のセ・リーグ遊撃手部門では165票を獲得し、初受賞。ベストナインとの同時受賞によって、攻守両面で高い評価を受けたことが明確になった。
ベストナインがシーズンを通じた総合的な活躍を評価する賞であるのに対し、ゴールデングラブ賞は守備面に焦点を当てた表彰だ。性格の異なる2つの賞を同時に獲得したことは、泉口の選手としての価値を考えるうえで大きい。
2026年の受賞歴と混同しないことが重要
ここで注意したいのは、ベストナインとゴールデングラブ賞の受賞年度だ。泉口が初めて両賞を獲得したのは2025年度である。
2026年の打率.264や8本塁打という数字は2026年シーズンの実績であり、2025年の表彰歴とは区別する必要がある。2025年の受賞実績を、2026年にも同じ賞を獲得したという意味で紹介するのは正確ではない。
それでも、2026年も遊撃で128試合に出場した事実は、前年のタイトル獲得が一時的な活躍だけではなかったことを考える材料になる。
【泉口友汰の年俸推移】2026年は推定5900万円まで上昇
プロ野球選手の評価を知るうえで、年俸の推移も参考になる。泉口は2025年に大きく成績を伸ばし、その活躍を受けて翌2026年度の年俸が大幅に上昇した。
年度別の推定年俸
2024年度
プロ1年目
2025年度
前年比1,200万円増
2026年度
前年比3,700万円増
2025年11月27日の契約更改では、泉口は前年から3,700万円増となる推定年俸5,900万円で契約した。これは2025年の打率.301、133試合出場、ベストナインとゴールデングラブ賞の受賞を反映した評価と考えられる。
2024年の1,000万円から比較すると、2026年度の年俸は約5.9倍に増加した。プロ2年目でレギュラーを獲得し、個人タイトルまで手にしたことが、契約条件にも表れている。
なお、5,900万円は2026年度の推定年俸だ。2027年度の契約更改後の金額とは異なるため、年俸情報を見る際には対象年度を確認したい。
【プロの結論】泉口友汰の本当の強みと今後の成長ポイント
泉口のキャリアを振り返ると、プロ入り前から一貫して守備力を磨き、出場機会をつかむために必要な技術を積み重ねてきたことが分かる。
大阪桐蔭では激しい競争を経験し、青山学院大学ではリーグMVPと主将を経験。NTT西日本で社会人野球の実戦を積み、巨人ではプロ2年目に打率3割と2つの個人タイトルを獲得した。
評価ポイント1:守備を土台にレギュラーを確立
遊撃手として128試合に出場した2026年の実績は、泉口の最大の強みを示している。遊撃手を固定できることは、二塁手との連係や内野全体の守備配置を安定させるうえでも重要だ。
評価ポイント2:打撃の引き出しが増えている
2025年の打率.301は大きな実績だが、2026年は打率.264に下がった一方で本塁打と打点が増えた。安打を量産する能力に加え、長打や走塁でも貢献できる選手へ成長する余地がある。
評価ポイント3:次の課題は打率と出塁率の回復
2026年の出塁率は.345、OPSは.729。2025年の.362、.755を下回っている。今後は甘い球を確実に捉える打撃を継続し、出塁率を高めることが課題になる。
2025年1月ではなく、2026年1月12日に公開されたSportivaのインタビューでは、泉口自身も2025年の好成績を振り返りながら、得点圏での打席に悔しさを感じていたことを明かしている。数字だけでは見えない、本人の改善意識も注目したい。
巨人にとって泉口は、守備固めや一時的な代役ではなく、打線にも組み込めるレギュラー遊撃手だ。今後の評価は、2025年の打率3割を再現できるかだけでなく、2026年に伸ばした長打や打点を維持できるかによって変わってくる。
【泉口友汰に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:泉口友汰の読み方は?
A1:いずぐち・ゆうたと読む。巨人の内野手で、背番号35を着用している。
Q2:泉口友汰は何歳?出身地はどこ?
A2:1999年5月17日生まれで、2026年11月現在27歳。和歌山県出身だ。
Q3:泉口友汰の2026年の成績は?
A3:129試合に出場し、打率.264、120安打、8本塁打、49打点、9盗塁を記録した。
Q4:泉口友汰は2025年にどんなタイトルを獲得した?
A4:セ・リーグのベストナイン遊撃手部門と三井ゴールデン・グラブ賞遊撃手部門を初受賞した。
Q5:泉口友汰の出身高校・大学は?
A5:大阪桐蔭高校と青山学院大学。大学卒業後はNTT西日本で社会人野球を経験した。
Q6:泉口友汰の年俸はいくら?
A6:2026年度の推定年俸は5,900万円。2025年の推定2,200万円から3,700万円増加した。
Q7:泉口友汰は巨人でどんなポジションを担っている?
A7:主に遊撃手を務める。2026年は遊撃手として128試合に出場しており、攻守両面でチームを支える内野手として活躍した。
まとめ:泉口友汰は巨人の遊撃を支える攻守の要へ
泉口友汰は、大阪桐蔭高校、青山学院大学、NTT西日本を経て、2023年ドラフト4位で巨人に入団した内野手だ。
プロ1年目の2024年は打率.201だったが、2025年には打率.301、154安打を記録。ベストナインとゴールデングラブ賞を初受賞し、一気にリーグを代表する遊撃手の一人へと成長した。
2026年は打率.264と前年を下回ったものの、8本塁打、49打点、9盗塁を記録。遊撃手としても128試合に出場し、レギュラーとしての役割を果たした。
今後の注目点は、2025年のような高打率を再び記録できるか、2026年に伸びた長打力と打点を維持できるか、そして遊撃守備の安定性をさらに高められるかという3点だ。
泉口の価値は打率だけでは測れない。守備を土台に、出塁・長打・走塁を組み合わせて貢献できることこそ、巨人が背番号35に期待する最大の強みである。プロ3年目を終えた2026年は、若手の有望株からチームの中心選手へと進む重要な段階になった。 (出典: 泉口 友 汰(Yahoo!ニュース))