【歴代CMを時系列で整理】どんぎつねの初登場から「さよなら」、そして復活へ
吉岡里帆さんとどん兵衛の関係は、2026年に突然始まったものではありません。最初の大きな転換点は2017年5月。日清食品のテレビCMで星野源さんと吉岡さんが共演し、吉岡さんが「どんぎつね」を演じたことからシリーズがスタートしました。

当初のCMは、どん兵衛を食べる男性の前に、きつねの耳をつけた不思議な女性が現れるというストーリー仕立て。星野さん演じる男性と、吉岡さん演じるどんぎつねの距離感や、少しコミカルな掛け合いがシリーズの特徴でした。
2017年11月には「ふっくらマフラー 篇」が公開され、星野さんがどんぎつねにマフラーを巻いてあげる場面も登場。単に商品のおいしさを伝えるだけでなく、登場人物の関係性を楽しむCMへと発展していきました。
どんぎつねの歴代CMと出演者の関係
2022年の「さよなら、どんぎつね 篇」は、星野さん演じる男性がどんぎつねの帰りを待ち続けるという内容でした。最後には、おばあさんとおじいさんの会話で「きつねか?」「いんや、マーケティングだ」という印象的なオチも用意されています。
このCMは放送ライブラリーにも2022年制作の広告作品として記録されています。出演者には星野源さん、吉岡里帆さんのほか、こがけんさん、久保田かずのぶさん、白石加代子さん、大久保鷹さん、野沢雅子さん、美輪明宏さんらの名前も掲載されています。
ここで押さえておきたいのは、2022年の「さよなら」はCMのストーリー上の別れだったという点です。2026年の復活によって、どんぎつねというキャラクターが再び吉岡さんによって演じられることになりました。
【本枯節で何が変わった?】2026年のどん兵衛リニューアルを解説
2026年のどん兵衛を語るうえで、CMの復活と並んで重要なのが、商品のだしのリニューアルです。
日清食品は2026年9月のリニューアルで、高級鰹節として知られる本枯節の粉末を新たに配合しました。これを映像で印象づけたのが、9月11日から全国放映された「おだしが変わった 篇」です。
本枯節とはどんな鰹節?
本枯節は、鰹節の中でも手間をかけて仕上げられる高級品です。一般的な鰹節と同じく、だしの素材として使われますが、製造工程を重ねて仕上げることで、豊かな香りとうまみを引き出すことを目指しています。
日清食品が今回打ち出したのは、この本枯節を粉末としてどん兵衛のだしに加えること。鰹節を使うという従来の方向性を維持しながら、だしのおいしさをさらに訴求する商品改良です。
ただし、本枯節が加わったからといって、東日本と西日本の味の設計が同一になったわけではありません。東は鰹と宗田鰹、西は鰹と昆布という基本の組み合わせは維持されています。地域ごとの味を残しながら、だしの魅力を高めるリニューアルと理解すると分かりやすいでしょう。
「おだしが変わった 篇」の見どころ
このCMでは、商品改良を説明するだけでなく、変化そのものを映像のテーマにしています。
- 音楽:「君は薔薇より美しい」の替え歌を使用。
- 衣装:街を歩くたびに、どんぎつねのファッションが変化。
- 小道具:高級鰹節の本枯節を抱えて登場。
- 演出:パリ風の街並みを舞台に、明るく華やかな雰囲気を展開。
- ストーリー:待ち合わせ相手をめぐるユーモラスな展開を用意。
日清食品の公式CM紹介では、衣装・楽曲・新キャラクターまで「変わった」という企画意図が説明されています。商品だけでなく広告そのものも変化させることで、リニューアルの印象を強く残す構成です。
【2026年11月最新】どん兵衛「年に一度のだし比べ」全6品を比較
2026年11月2日には、日清食品から「日清のどん兵衛 年に一度のだし比べ」6品が全国で発売されました。
今回の企画で注目したいのは、東日本・西日本の味を全国で比較できることに加え、博多仕立てのうどんと信州仕立てのそばがラインアップに加わった点です。
さらに、パッケージには吉岡里帆さん扮するどんぎつねが登場。CMで復活したキャラクターが、商品を選ぶときにも目に入るようになっています。
東西のどん兵衛は何が違う?
東西の違いは、単にパッケージの色や名称だけではありません。つゆに使うだしの組み合わせや、麺の食感にも特徴があります。
- 東日本:鰹と宗田鰹のWだし。コクと旨みが特徴で、きつねうどんはコシの強い麺を合わせています。
- 西日本:鰹と昆布のWだし。奥深い旨みを重視し、きつねうどんはもっちりとしたつるみのある麺が特徴です。
通常のどん兵衛では地域に合わせて展開されている味ですが、今回の期間限定企画では東西の両方を全国で購入できるのが大きな魅力です。
6品のラインアップと特徴
2026年11月2日発売・希望小売価格は各248円(税別)
1. きつねうどん 年に一度のだし比べ 東
鰹と宗田鰹のWだし。コクのあるつゆとコシの強いうどんが特徴。
2. きつねうどん 年に一度のだし比べ 西
鰹と昆布のWだし。淡い色のつゆと、もっちりしたうどんを楽しめる。
3. 天ぷらそば 年に一度のだし比べ 東
東日本向けの鰹と宗田鰹のWだしを生かした天ぷらそば。
4. 天ぷらそば 年に一度のだし比べ 西
西日本向けの鰹と昆布のWだしを楽しめる一杯。
5. きつねうどん 年に一度のだし比べ 博多
焼あご、鰹、さば、いわしなどの魚介節を使ったつゆ。やわらかいうどんが特徴で、調理時間は7分。
6. 天ぷらそば 年に一度のだし比べ 信州
濃口醤油と鰹の風味を生かしたつゆに、噛み応えのある太切りそばを合わせた商品。調理時間は5分。
なお、「信州」は信州の手打ちそばをイメージした商品設計を表すもので、信州産そば粉を使用しているという意味ではありません。地域名から原材料の産地まで推測しないことも、商品を正しく理解するポイントです。
どの味を選ぶべき?
東西の違いを楽しみたいなら、同じ種類のうどん同士、またはそば同士を食べ比べるのがおすすめです。麺の食感とつゆの違いを同時に確認できます。
魚介の風味に興味がある人は博多、鰹と濃口醤油の組み合わせや太切りそばを試したい人は信州を選ぶと、定番とは違う楽しみ方ができます。
今回の6品はいずれも希望小売価格248円(税別)。ただし期間限定商品なので、購入時には店頭の在庫や販売状況を確認してください。
【どんぎつねの現在】吉岡里帆は続投?きつねあにきの正体も検証
2026年11月現在、吉岡里帆さんは日清食品のどん兵衛CMに出演しており、どんぎつね役としての活動が確認できます。
3月の復活CMだけでなく、9月の「おだしが変わった 篇」にも出演。さらに11月発売の「年に一度のだし比べ」ではパッケージにも起用されています。つまり、2026年はテレビCMだけの一時的な復活ではなく、商品展開にもキャラクターが連動した年です。
「きつねあにき」は本当に新キャラクター?
「おだしが変わった 篇」の紹介文には、新キャラクターとして「きつねあにき」という名前が登場します。
ただし、日清食品の公式ストーリー説明を読むと、どんぎつねが待ち合わせ相手に手を振る場面で、「きつねあにき」ではなく女友達が待っていたというオチになっています。
そのため、このCMを見て「きつねあにきがどんぎつねの新しい相棒として本格登場した」と理解するのは正確ではありません。名前を使った演出と、実際のストーリー上の登場人物を区別する必要があります。
2022年の「さよなら」は本当に卒業だった?
2022年の「さよなら、どんぎつね 篇」を見て、吉岡さんのどんぎつね役は完全に終了したと思っていた人もいるかもしれません。
しかし、2026年には同じ吉岡さんが「帰ってきたどんぎつね 篇」で復帰し、さらに別のCMにも出演しています。したがって、2022年の別れを2026年以降の出演まで含めた永久的な降板と解釈することはできません。
また、2026年のCMは吉岡さんと若本規夫さんの声による演出が中心です。2017年からの星野源さんとの共演ストーリーと、2026年の復活CMは、同じどんぎつねを軸にしながらも別の演出として見ると理解しやすくなります。
【プロの結論】2026年のどん兵衛はキャラクター復活と商品進化が連動した
2026年の吉岡里帆さんとどん兵衛の展開には、広告戦略として興味深い特徴があります。それは、人気キャラクターの復活と、商品の中核であるだしの改良を同じタイミングで訴求していることです。
2017年のどんぎつねは、星野源さんとの不思議な関係性を描くキャラクターでした。2022年の別れを経て、2026年には大人っぽいビジュアルで復帰。そこに本枯節の追加という商品上の変化が重なっています。
単に過去の人気CMを再現するのではなく、キャラクターの印象を変えながら新しい商品の魅力を伝える。この構成によって、以前からのファンには懐かしさを、新しい視聴者には新鮮さを届けられる設計になっています。
また、11月の「年に一度のだし比べ」は、CMを見て興味を持った人が実際に商品を手に取るきっかけにもなります。東西の味を全国で比較できることも、広告から購買体験につなげる仕掛けの一つです。
商品選びでは、次の3点を基準にすると失敗しにくくなります。
- 昔ながらのどん兵衛が好きな人:まずは食べ慣れた東西の味を基準にする。
- だしの違いを楽しみたい人:東と西を同じ種類で食べ比べる。
- 地域ごとの麺やつゆに興味がある人:博多のうどんや信州のそばにも挑戦する。
吉岡里帆さんの復帰だけに注目すると見落としがちですが、2026年のどん兵衛は、広告と商品が一体となって新しい魅力を打ち出したキャンペーンです。
【吉岡里帆のどん兵衛CM】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉岡里帆のどん兵衛CMはいつ復活しましたか?
A1:2026年3月31日に「帰ってきたどんぎつね 篇」がウェブで先行公開され、4月24日から全国でテレビ放映されました。2022年の「さよなら、どんぎつね 篇」以来、約4年ぶりの復活です。
Q2:2026年のどんぎつね役は誰ですか?
A2:引き続き吉岡里帆さんです。3月の復活CM、9月の「おだしが変わった 篇」、11月発売のだし比べシリーズのパッケージに登場しています。
Q3:2026年のどん兵衛は何が変わりましたか?
A3:2026年9月のリニューアルで、高級鰹節の本枯節粉末が新たに配合されました。東日本は鰹と宗田鰹、西日本は鰹と昆布という基本のWだしは維持されています。
Q4:「きつねあにき」はどんぎつねの新しい相棒ですか?
A4:公式CMのストーリー説明では、きつねあにきではなく、待ち合わせをしていた女友達が登場するという展開です。新しい相棒が正式に登場したという内容ではありません。
Q5:2026年の「年に一度のだし比べ」はいつ発売されましたか?
A5:2026年11月2日に全国発売されました。東西のきつねうどんと天ぷらそば、博多仕立てのきつねうどん、信州仕立ての天ぷらそばの全6品で、希望小売価格は各248円(税別)です。
まとめ:吉岡里帆のどんぎつねは2026年に新しいステージへ
吉岡里帆さんのどん兵衛CMは、2017年の初登場から2022年の「さよなら」を経て、2026年に約4年ぶりの復活を果たしました。
「帰ってきたどんぎつね 篇」では大人っぽいビジュアルへと変化し、「おだしが変わった 篇」では本枯節を取り入れた商品の進化を表現。さらに11月2日発売の「年に一度のだし比べ」では、どんぎつねが6品のパッケージを彩っています。
2026年の注目点は、吉岡さんの復帰だけではありません。どんぎつねという長く親しまれてきたキャラクターと、東西のだしの違いや本枯節という商品価値が、ひとつのキャンペーンとして結びついたことです。
今後のCM展開でも、吉岡さんが演じるどんぎつねの新しい姿と、どん兵衛の商品改良の両方に注目したいところです。 (出典: 吉岡 里帆 どん 兵衛(Yahoo!ニュース))