【クローザー評価】岩崎優は抑えとセットアッパーのどちらが適任?
岩崎の評価を考える際に欠かせないのが、クローザーとセットアッパーという2つの役割です。
クローザーは試合終盤のリードを守り切る投手であり、セットアッパーは主に終盤の勝ち越しやリードを維持した状態で、抑えにつなぐ投手です。どちらも失敗が許されにくい重要なポジションですが、登板するタイミングや試合状況は異なります。
2026年は固定的な守護神ではなく柔軟な起用
岩崎は2022年に28セーブ、2023年にはキャリア最多となる35セーブを記録しました。2025年にも31セーブを挙げており、クローザーとしての実績は十分です。
一方、2026年は11セーブに対して19ホールド。役割が抑え一辺倒ではなくなったことが数字にも表れています。
2026年の阪神ブルペンでは、R・ドリス、工藤泰成、木下里都、及川雅貴らも重要な役割を担いました。
9月1日付のマイナビニュースによると、シーズン序盤には救援陣の陣容が不安定だったものの、8月には工藤が勝ち試合の9回を担当し、ドリスもセットアッパーに配置転換。岩崎も8月に8試合登板、防御率1.42を記録していました。
つまり、岩崎に特定のイニングだけを任せるのではなく、チーム事情に合わせて重要な局面で投入する運用が見られたわけです。
藤川球児監督からの信頼
2026年9月11日付のデイリースポーツでは、藤川球児監督が救援陣の起用について言及しています。
9月9日の試合でドリスと岩崎を起用したことについて、監督は次のように説明しました。
「あそこの状況で投げられるのはドリス、岩崎の方が現状ではいいと判断して投げさせています」
【検証資料 1】阪神タイガース岩崎の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)
この発言から読み取れるのは、岩崎が単に過去の実績で登板機会を得ているのではなく、試合の状況を踏まえた選択肢として評価されていることです。
岩崎優のクローザーとしての評価
岩崎の強みは、長年の救援経験と、抑え・中継ぎの双方に対応できることです。
- 2022年:28セーブ、防御率1.96
- 2023年:35セーブ、防御率1.77
- 2024年:23セーブ、17ホールド、防御率2.20
- 2025年:31セーブ、防御率2.10
- 2026年:11セーブ、19ホールド、防御率2.54
2023年には35セーブを記録し、抑えとしての能力を数字で証明しました。2024年以降はセーブとホールドの両方を積み重ねています。
2027年以降も、岩崎の役割をセーブ数だけで評価するのは適切ではありません。勝ち試合の終盤を任せられるか、左腕として相手打線に対応できるか、連戦でも安定した投球を続けられるかが重要な判断材料になります。
【FA残留の理由】海外FA権を行使しなかった背景と年俸2億円の新契約
2026年10月30日、阪神タイガースは岩崎優が海外FA権を行使せず、球団に残留すると発表しました。
報道によると、新契約は2027年からの2年契約、年俸は現状維持の2億円(金額は推定)です。2年間の契約総額に換算すると4億円となります。
2022年のFA残留から2026年の再残留へ
岩崎は2022年オフにも国内FA権を行使し、阪神への残留を選んでいます。
当時の契約は4年総額8億円と報じられました。複数回の交渉を経て球団から評価を受け、宣言残留という形を取りました。
2022年10月24日付の日刊スポーツによると、当時の岩崎は、阪神に必要とされているかという不安があったことを明かしたうえで、球団から必要とされたことが残留理由の一つだったと説明しています。
その後、2023年から2026年までの4年間、阪神でプレーしました。
2026年8月には海外FA権を再取得。シーズン終了後には、再び選択の機会を迎えました。
しかし、今回も移籍ではなく阪神でのプレー継続を選びました。
2026年10月30日の残留会見で明かした決断理由
今回の残留で注目されたのは、岩崎本人が球団からの評価を決断の理由として挙げたことです。
日刊スポーツの2026年10月30日付報道によると、岩崎は会見で次のように説明しました。
「タイガースに必要とされるのが自分にとって一番」
さらに、来季以降もチームのために役割を全うしたいと思える評価を受けたことを明かしています。
残留の理由を整理すると、次の3点が見えてきます。
1. 球団からの継続的な評価
年俸2億円を維持した2年契約は、35歳の救援投手に対する球団の評価を示す契約です。単年の成績だけでなく、これまでの実績やブルペンでの役割も考慮されたものと考えられます。
2. 阪神で積み重ねたキャリア
2014年の入団以来、阪神一筋でプレーしてきました。2023年のリーグ優勝と日本一など、チームの大きな節目も経験しています。
3. 自分の役割を理解したうえでの選択
クローザーだけでなく、セットアッパーとしても登板する2026年の起用法を受け入れ、引き続きチームに貢献する意思を示しました。
4年間の成果をどう受け止めているのか
阪神球団の2026年10月30日付公式発表では、岩崎本人が2022年の残留後の4年間について振り返っています。
その期間に、3度のリーグ優勝と1度の日本一を経験できたことを、何物にも代え難い喜びとして語りました。
「来年からもまたタイガースのために投げ続けます」
このコメントには、これまでのチームへの感謝と、次の契約期間も阪神でプレーする意思が表れています。
【プロの結論】岩崎優の本当の価値はセーブ数だけでは測れない
岩崎優を評価するとき、2026年の11セーブという数字だけに注目するのは十分ではありません。
むしろ重要なのは、50試合登板、19ホールド、6年連続50試合以上の登板、そして通算600試合登板という実績です。
評価すべき3つのポイント
① 長期的にブルペンを支えてきた継続力
2021年から2026年まで、毎年50試合以上に登板しています。救援投手は短い登板を繰り返すため、登板数を継続して積み上げること自体に大きな意味があります。
しかも、岩崎は6年連続の50試合登板で阪神球団の最長記録を更新しました。
② 役割が変わっても成績を残す対応力
2022年、2023年には抑えとしてセーブを積み重ね、2026年にはホールド数がセーブ数を上回りました。
登板する場面が変わっても、ブルペンの重要な選択肢であり続けています。
③ 若手救援投手を支える経験値
阪神には工藤泰成、木下里都、及川雅貴ら、重要な場面を任される救援投手がいます。
岩崎の経験は、試合終盤の選択肢を増やすだけでなく、長いシーズンを戦うブルペンの厚みにもつながります。
2027年以降に注目したい判断基準
新たな2年契約で、岩崎は2027年、2028年も阪神の一員としてプレーすることになります。
今後の評価では、次のポイントが重要です。
- 50試合前後の登板を継続できるか
- 防御率2点台を維持できるか
- クローザーとセットアッパーの両方で結果を残せるか
- 登板間隔や連投への対応を含め、起用法を柔軟に調整できるか
- 若手投手とともに救援陣全体の安定に貢献できるか
35歳という年齢を踏まえれば、登板数だけを追い求めるのではなく、シーズンを通じて能力を発揮できる起用管理も大切です。
岩崎の価値は、毎年何セーブを挙げるかという一点ではなく、チームが必要とする場面でマウンドを任せられるかにあります。
【よくある質問】阪神タイガースの岩崎優に関するFAQ
Q1:岩崎優の2026年最新成績は?
A1:2026年は50試合に登板し、3勝3敗、11セーブ、19ホールド、防御率2.54でした。投球回は46イニング、奪三振は37です。
Q2:岩崎優は2026年にFA権を行使した?
A2:行使していません。2026年10月30日に海外FA権を行使せず、阪神への残留を発表しました。
Q3:岩崎優の2027年からの年俸はいくら?
A3:報道によると、年俸は現状維持の2億円(推定)です。契約期間は2027年からの2年間で、総額は推定4億円となります。
Q4:岩崎優の背番号は何番?
A4:阪神タイガースでの背番号は13番です。
Q5:岩崎優の出身高校と大学は?
A5:静岡県立清水東高校を卒業後、国士舘大学に進学しました。2013年ドラフト6位で阪神に入団しています。
Q6:岩崎優はクローザーを続けている?
A6:2026年は11セーブ、19ホールドを記録しており、クローザーとセットアッパーの両方で起用されました。固定的な守護神というより、試合展開に応じて重要な場面を任される投手としての役割が見られます。
Q7:岩崎優の通算成績は?
A7:NPBの2026年シーズン終了時の公式記録では、606試合登板、39勝48敗、131セーブ、176ホールド、防御率2.74です。
まとめ:岩崎優は新2年契約で阪神のブルペンを支える
阪神タイガースの岩崎優は、2026年に50試合登板、防御率2.54、11セーブ、19ホールドを記録しました。6年連続50試合登板と通算600試合登板という節目も達成し、救援投手としての実績をさらに積み上げています。
2026年10月30日には海外FA権を行使せず残留を決断。年俸2億円、2027年からの新2年契約で阪神に残ることになりました。
残留の背景には、球団から必要とされているという評価と、タイガースのために投げ続けたいという本人の意思があります。
2023年の35セーブ、2025年の31セーブというクローザーとしての実績に加え、2026年には19ホールドを記録。役割の変化に対応できる点も岩崎の大きな強みです。
今後の注目点は、2027年以降にどのような場面を任され、どれだけ安定した投球を続けられるか。
背番号13の左腕は、阪神の救援陣にとって引き続き重要な存在です。セーブ数だけでは見えない貢献度にも注目しながら、新たな契約期間の活躍を見守りたいところです。 (出典: 阪神 タイガース 岩崎(Yahoo!ニュース))