世界一平均身長が高い国はオランダ!2026年最新データで男女別ランキングを徹底解説
世界一平均身長が高い国はどこなのか。2026年11月現在、国際的な比較資料として重要なのが、NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)が公表した2019年の19歳を対象とする国際推計です。このデータでは、男性・女性ともにオランダが世界1位。男性は平均183.8cm、女性は平均170.4cmという結果になっています。
続くのはモンテネグロで、男性183.3cm、女性170.0cm。エストニアも男性182.8cm、女性168.7cmと、男女ともに世界トップクラスです。なぜ北西ヨーロッパやバルカン半島の国々に高身長の人が多いのでしょうか。日本人との身長差や、遺伝・栄養・生活環境との関係、過去100年間の世界の平均身長の推移まで、国際的な研究データを基に解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 世界1位はオランダ: 2019年の19歳データでは男性183.8cm、女性170.4cmで、男女ともにトップ。
- 上位には欧州諸国が集中: モンテネグロ、エストニア、デンマーク、アイスランドなどが上位に入る。
- 日本との身長差は約12cm: 同じ19歳の比較では、オランダと日本の男女ともに約12cmの差がある。
- 高身長の理由は複合的: 遺伝だけではなく、胎児期から思春期までの栄養状態や感染症、医療、生活環境が関係する。
- 2026年でも2019年データを基準にする理由: 国際的に統一された条件で比較できるNCD-RisCの推計が、今回のランキングの基礎になっている。
【2026年の答え】世界一平均身長が高い国はオランダ
世界一平均身長が高い国として名前が挙がるのは、北西ヨーロッパに位置するオランダです。
NCD-RisCの国際研究を掲載した医学誌『The Lancet』の2020年の研究では、2019年時点の19歳の平均身長について、オランダが男女ともに世界最高水準となりました。
具体的な数値は次のとおりです。
- オランダ男性:183.8cm
- オランダ女性:170.4cm
男性は183cmを超え、女性も170cmを超えています。男女のどちらか一方だけが高いのではなく、両方の平均値が世界1位という点が特徴です。
オランダ男性の平均身長は183.8cm
オランダ男性の平均身長183.8cmは、一般的な日本人男性の感覚からするとかなり高い数値です。
身長180cmを超える男性は日本でも珍しくありませんが、オランダでは19歳男性の集団平均がすでに183.8cmに達しています。
これは一部の高身長の人が平均を押し上げているという意味ではありません。国全体の若年男性の身長分布が高い位置にあることを示す推計です。
オランダ女性の平均身長も170cmを超える
オランダ女性の平均身長は170.4cmです。
日本人女性の同じ年齢層と比較すると、その違いはさらに分かりやすくなります。
日本の19歳女性の平均身長は158.5cmと推計されており、オランダとの差は11.9cmです。
男女ともに約12cmの差があるため、オランダの高身長は男性だけに限った特徴ではありません。
【男女別ランキング】モンテネグロ・エストニアとの比較
世界の平均身長ランキングを見ると、上位にはオランダ以外にもヨーロッパの国々が並んでいます。
特に注目したいのが、バルカン半島のモンテネグロと、バルト三国の一つであるエストニアです。
両国は男性の平均身長が182cmを超えており、女性も168cm以上。世界的に見ても非常に高い水準です。
男性の平均身長・国別ランキング
2019年の19歳男性の推計値を基にした上位国は次のとおりです。
| 男性順位 | 国名 | 平均身長 |
|---|---|---|
| 1位 | オランダ | 183.8cm |
| 2位 | モンテネグロ | 183.3cm |
| 3位 | エストニア | 182.8cm |
| 4位 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 182.5cm |
| 5位 | アイスランド | 182.1cm |
オランダとモンテネグロの差はわずか0.5cmです。
エストニアも182.8cmで、1位との差は1.0cmしかありません。
つまり、上位3か国は平均身長183cm前後に集中しており、国ごとの差は非常に小さくなっています。
女性の平均身長・国別ランキング
女性の場合もオランダとモンテネグロが1位、2位を占めます。ただし、3位以下の順位は男性とは異なります。
| 女性順位 | 国名 | 平均身長 |
|---|---|---|
| 1位 | オランダ | 170.4cm |
| 2位 | モンテネグロ | 170.0cm |
| 3位 | デンマーク | 169.5cm |
| 4位 | アイスランド | 168.9cm |
| 5位 | ラトビア | 168.8cm |
| 6位 | エストニア | 168.7cm |
エストニアは男性では3位ですが、女性では6位です。
この違いは、男性と女性の平均身長が必ずしも同じ順位で並ぶわけではないことを示しています。
男女別の順位を比較すると何が分かる?
国別の平均身長を比較するときは、男性と女性を分けて確認することが大切です。
例えば、エストニアは男性の身長が非常に高い一方、女性ではデンマークやアイスランドなどが上回っています。
一方、オランダとモンテネグロは男女ともに1位・2位を占めています。
この2か国は、性別を問わず高身長の傾向が強い国として、世界の平均身長を考える際の代表例です。
【NCD-RisCのデータ】2019年・19歳の平均身長を使う理由
今回の世界ランキングの根拠となるのが、NCD-RisCによる国際的な大規模研究です。
研究タイトルは「Height and body-mass index trajectories of school-aged children and adolescents from 1985 to 2019 in 200 countries and territories」。
2020年に『The Lancet』で発表され、世界200の国・地域を対象に、1985年から2019年までの子ども・青少年の身長とBMIの推移を分析しています。
2181件の研究と6500万人のデータを統合
この研究の規模は非常に大きなものです。
- 対象:200の国・地域
- 使用した研究:2181件
- 対象者:約6500万人
- 分析期間:1985~2019年
- 対象年齢:5~19歳
各国の人口ベースの調査や測定データを集め、統計モデルを用いて年齢別の平均身長を推計しています。
自己申告の身長を単純に集計したランキングとは異なり、実測データを基礎に国際比較を行っている点が大きな特徴です。
なぜ19歳の平均身長を比較するのか
19歳は、一般的に身長の伸びがほぼ落ち着く年齢です。
そのため、子どもから成人への成長が進んだ段階として、各国の成長状況を比較するのに適しています。
ただし、19歳ですべての人の成長が完全に止まるわけではありません。また、今回の数値は19歳の男女を対象とした推計値であり、全年齢の成人を集計した平均身長ではありません。
この違いを理解せずに、国の成人全体の平均身長として紹介すると、数字の意味が変わってしまいます。
2026年時点での最新データの見方
2026年11月時点で、今回のように19歳の男女を同じ条件で比較する国際ランキングでは、2019年を対象としたNCD-RisCの推計が重要な基準になっています。
研究の発表年は2020年、対象となるデータの年は2019年です。
この2つは混同してはいけません。
2026年にランキングを検索しても、2019年の数字が表示されるのは、2019年の測定・推計値を2026年の実測値として扱っているからではなく、国際比較の基準として同じ調査方法のデータを使用しているためです。
NCD-RisCの公式データ公開ページでも、身長に関する国別・年齢別のデータが提供されています。
【日本との比較】オランダ人と日本人の平均身長は何cm違う?
日本人と外国人の平均身長を比較するとき、特に気になるのが日本とオランダの差です。
同じ2019年の19歳データで比較すると、次のようになります。
| 国 | 男性平均身長 | 女性平均身長 |
|---|---|---|
| オランダ | 183.8cm | 170.4cm |
| モンテネグロ | 183.3cm | 170.0cm |
| エストニア | 182.8cm | 168.7cm |
| 日本 | 172.1cm | 158.5cm |
日本の数値は、同じNCD-RisCの2019年推計系列を基にした国別比較値です。
日本人男性とオランダ人男性の差
日本人男性は172.1cm、オランダ人男性は183.8cmです。
その差は11.7cmになります。
日本人男性の平均身長を基準にすると、オランダ人男性は約12cm高い計算です。
また、エストニア男性との差も10.7cmあり、ヨーロッパ上位国と日本の間には明確な開きがあります。
日本人女性とオランダ人女性の差
女性の場合、日本は158.5cm、オランダは170.4cmです。
差は11.9cm。
男性とほぼ同じ開きになっています。
モンテネグロ女性との差は11.5cm、エストニア女性との差は10.2cmです。
韓国や中国と比較しても興味深い
東アジアの国々を比較することも重要です。
2019年の19歳データでは、中国人男性は175.7cm、韓国人男性は175.5cm。女性は中国が163.5cm、韓国が163.2cmです。
日本の172.1cm、158.5cmと比較すると、中国・韓国の若年層は男女ともに高い数値を示しています。
特に注目したいのは、過去には日本が中国や韓国を上回っていた時代があったことです。
平均身長は国民の遺伝的特徴だけで決まるものではなく、世代ごとの栄養状態や健康環境によって変化します。
【平均身長が高い理由】オランダやモンテネグロに共通する背景
なぜオランダやモンテネグロ、エストニアなどの国々では平均身長が高いのでしょうか。
その答えを一つの食品や生活習慣だけに求めることはできません。
身長は遺伝的な影響を強く受けますが、実際にどこまで成長できるかは、胎児期から思春期までの環境にも左右されます。
1. 遺伝的な要因
身長には多くの遺伝子が関係しています。
米国国立医学図書館のMedlinePlus Geneticsでは、個人の身長の違いの約80%が遺伝的な要因に関連すると推定されています。
ただし、これは個人間の身長の違いについての説明です。
国と国との平均身長の差が、そのまま80%遺伝によって決まるという意味ではありません。
遺伝的な特徴と生活環境の両方を考慮する必要があります。
2. 子どもの頃の栄養状態
身長の成長には、胎児期から成長期にかけての栄養状態が関係します。
特に重要なのが、成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどを適切に摂取できることです。
慢性的な栄養不足が続くと、骨や身体の発達に影響する可能性があります。
逆に、成長期に必要な栄養を十分に確保できる環境は、遺伝的に持っている成長能力を発揮しやすくします。
3. 感染症や医療環境
身長に影響するのは食事だけではありません。
子どもの頃に繰り返し感染症にかかったり、慢性的な病気を抱えたりすると、身体の成長に必要なエネルギーが十分に確保できない場合があります。
妊娠中の母親の健康状態や胎児期の発育、出生後の医療環境も関係します。
NCD-RisCの研究でも、胎児期の成長、母親の栄養、幼少期から思春期の栄養状態や感染症が、成人身長に関係する要因として取り上げられています。
4. 乳製品を多く飲めば身長が伸びるのか
オランダといえば、チーズや牛乳などの乳製品を連想する人も多いでしょう。
乳製品にはタンパク質やカルシウムが含まれており、成長期の栄養を支える食品の一つです。
しかし、オランダ人の身長が高い理由を牛乳だけで説明することはできません。
栄養状態、遺伝、感染症への対策、医療や生活環境などが複雑に関係しています。
また、NCD-RisCの過去の研究では、国ごとの平均BMIの変化と平均身長の変化には、男性ではほとんど相関が認められませんでした。
単純に食事量や体重が多ければ身長も伸びるという説明は、科学的には十分ではありません。
【世界の平均身長の推移】100年間でランキングはどう変わった?
世界の平均身長は、時代によって大きく変化してきました。
NCD-RisCが2016年に発表した別の研究「A century of trends in adult human height」では、1896年から1996年までに生まれた人々の成人身長を、200か国を対象に分析しています。
対象となったのは1472件の人口ベースの研究で、測定された人数は1860万人以上です。
韓国人女性は約20cmも高くなった
この研究で特に大きな変化が確認されたのが韓国人女性です。
1896年生まれの世代と1996年生まれの世代を比較すると、平均身長は20.2cm増加しました。
イラン人男性も同じ100年間で16.5cm伸びています。
日本でも平均身長は大きく上昇しましたが、1960年代初め以降に生まれた世代では、上昇が止まる傾向が確認されています。
一方、中国やタイなどでは、その後も平均身長の上昇が続いていると研究は報告しています。
オランダは長期的にも高身長の国
オランダは2019年の19歳ランキングだけでなく、過去の成人身長の研究でも世界最高水準です。
1996年生まれのオランダ人男性の平均身長は182.5cmと推計され、当時の世界最高水準でした。
つまり、オランダの高身長は一時的な若年層の現象ではなく、長期的な世代の傾向としても確認できます。
身長ランキングは今後も変わる可能性がある
現在のランキングが今後も永久に続くとは限りません。
過去の研究では、国によって身長の伸びが止まった時期が異なることも確認されています。
日本では成長が早い時期に頭打ちとなり、韓国では男性の上昇が1980年代生まれの世代から鈍化しました。
こうした変化を考えると、世界の平均身長ランキングは、遺伝的な特徴だけで固定されるものではありません。
次の世代がどのような栄養環境や健康環境で育つかによって、国際的な順位が変わる可能性があります。
【世界一平均身長が高い国】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世界一平均身長が高い国はどこですか?
A1:2019年の19歳を対象としたNCD-RisCの国際推計では、オランダです。男性183.8cm、女性170.4cmで、男女ともに世界1位となっています。
Q2:世界で最も身長が高い男性が多い国はどこですか?
A2:国別の19歳男性の平均身長ではオランダが1位で183.8cmです。2位はモンテネグロの183.3cm、3位はエストニアの182.8cmです。
Q3:世界で最も身長が高い女性が多い国はどこですか?
A3:オランダです。19歳女性の平均身長は170.4cmで、2位のモンテネグロは170.0cmです。
Q4:モンテネグロの平均身長は何cmですか?
A4:2019年の19歳データでは、男性183.3cm、女性170.0cmです。男女ともに世界2位の水準です。
Q5:エストニアの平均身長は何cmですか?
A5:男性182.8cm、女性168.7cmです。男性は世界3位、女性は世界6位に位置しています。
Q6:日本人とオランダ人では平均身長にどのくらい差がありますか?
A6:19歳の比較では、男性が11.7cm、女性が11.9cmです。オランダの男女ともに、日本より約12cm高い平均値になっています。
Q7:2026年の最新ランキングなのに、なぜ2019年のデータなのですか?
A7:国際比較では、調査対象年や年齢、測定方法を統一する必要があります。2019年の19歳データは、NCD-RisCによる大規模な国際研究に基づく比較資料です。2026年のランキング記事で紹介する場合も、測定年と公表年を区別する必要があります。
まとめ:世界一のオランダから見る平均身長の本当の意味
世界一平均身長が高い国はオランダです。
2019年のNCD-RisCの19歳データでは、男性183.8cm、女性170.4cmで、男女ともに世界1位となりました。
2位のモンテネグロ、3位のエストニアも非常に高い数値を記録しており、ヨーロッパの一部地域に高身長の国が集中していることが分かります。
一方、日本との比較では男女ともに約12cmの差があります。ただし、この違いは国民一人ひとりの優劣を示すものではありません。
身長は遺伝だけでなく、胎児期から成長期にかけての栄養、感染症、医療、生活環境など、多くの要素が積み重なって形成されます。
また、過去100年間の研究では、韓国やイランなど、平均身長が大きく伸びた国も確認されています。
世界一という順位だけを見るのではなく、その背景にある世代ごとの健康状態や生活環境まで理解することが、世界の平均身長ランキングを正しく読み解くポイントです。
主な研究・データ根拠
- NCD-RisC『The Lancet』2020年、200か国・地域の子どもと青少年の身長推移に関する研究。
- NCD-RisC公式データ公開ページ。
- NCD-RisC『A century of trends in adult human height』(eLife、2016年)。
- MedlinePlus Genetics、身長と遺伝・環境要因の解説。
- 2019年の日本・中国・韓国の19歳平均身長比較資料。 (出典: 世界 一 平均 身長 が 高い 国(Yahoo!ニュース))