【ファイトスタイルと強さ】牛久絢太郎の武器は柔道だけではない
牛久の強さを理解するには、柔道をベースにした組み技と、総合格闘技に対応する打撃技術の両方を見る必要があります。
1. 柔道を土台にしたテイクダウン能力
牛久は小学1年生から高校まで柔道を経験しています。
2015年のMMA専門メディア「MMAPLANET」のインタビューでは、自身の基本的な戦い方について、タックルで倒してから攻撃するスタイルだと説明していました。
相手を倒して終わりではなく、グラウンドでの攻撃につなげることが、牛久のMMAにおける基本設計です。
2. 打撃技術とサウスポーへの適応
牛久は組み技専門の選手ではありません。
2021年の斎藤裕戦では、膝蹴りによって相手に負傷を与え、TKO勝利を収めました。また、RIZIN公式の試合レポートでは、2024年の佐藤将光戦でサウスポーとオーソドックスを切り替える動きも記録されています。
こうした戦い方からは、相手に応じて距離や構えを変える対応力がうかがえます。
3. グラウンドでのサブミッション
2025年11月の椿飛鳥戦で見せたヴォンフルーチョークによる一本勝ちは、牛久のグラップリング技術を示す好例です。
58秒という短時間で勝負を決めたことからも、組みの展開に持ち込んだ際の決定力は、現在も注目すべき武器です。
牛久絢太郎の強みと課題
| 評価項目 | 強み | 今後の課題 |
|---|---|---|
| 柔道・組み技 | テイクダウンを軸に展開できる | 相手の組み技への対応 |
| 打撃 | 膝蹴りなどで決定機を作れる | 強打を持つ相手との距離管理 |
| 寝技 | 一本勝ちを狙える技術 | 上位選手に対する攻防の安定 |
| 試合運び | 相手に応じて構えや展開を変える | ラウンドを通じた攻撃の継続 |
| 経験 | DEEP・RIZINの王座戦を経験 | 現在のトップ戦線での再証明 |
牛久の強さは、特定の技だけに依存しない総合力にあります。一方、近年の連敗や水野戦の結果を踏まえると、その総合力を現在の上位選手に対してどこまで発揮できるかが課題です。
【現在の評価と今後の展望】元RIZIN王者は再び頂点に戻れるのか
2026年11月現在の牛久絢太郎は、過去の実績と直近の試合結果を分けて評価する必要がある選手です。
第10代DEEPフェザー級王者、第2代RIZINフェザー級王者という実績は、国内MMAでの確かなキャリアを示しています。
しかし、2024年から2026年にかけての戦績を見ると、バンタム級での3連敗、フェザー級復帰後の水野新太戦での敗北など、厳しい時期も経験しています。
現在の牛久を評価する4つの視点
① 元王者としての経験
斎藤裕との2連勝をはじめ、タイトル戦の経験は大きな財産です。大舞台でのプレッシャーや試合運びを知っている点は、若い選手にはない強みです。
② 階級変更から得た経験
バンタム級への転向とフェザー級への復帰は、必ずしも成功とは言い切れません。しかし、異なる階級での経験は、今後の戦い方を考える材料になります。
③ ATTでの成長
アメリカン・トップチームでの練習は、牛久が世界水準の選手との対戦を視野に入れるうえで重要です。今回のリー・カイウェン戦は、海外でのトレーニング成果を実戦で示す機会でもあります。
④ 若手との競争
水野新太のような新世代の選手が台頭するなか、過去のタイトルだけでは現在の序列を維持できません。技術のアップデートと試合結果が求められます。
【プロの結論】リー・カイウェン戦はキャリア再構築の重要な一戦
今回の試合を評価するポイントは、勝敗だけではありません。
特に注目したいのは次の3点です。
- カイウェンの強打を受けずに自分の距離を作れるか。
- 組み技を使って打撃戦以外の勝ち筋を作れるか。
- 水野戦で見えた課題を修正し、最後まで安定した試合運びができるか。
もし牛久が勝利すれば、RIZINフェザー級の上位戦線に再び名乗りを上げる足掛かりになります。
反対に敗れた場合は、元王者としての実績とは別に、現在の競技力を改めて問われることになるでしょう。
なお、今回の試合は王座決定戦ではありません。勝利しても自動的にタイトル挑戦が決まるわけではなく、その後の対戦相手や内容によって評価が変わります。
牛久に求められるのは、過去の栄光を振り返ることではなく、現在のフェザー級で勝てる選手であることを証明することです。
【牛久じゅんたろうの現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:牛久じゅんたろうの本名・正式な漢字表記は?
A1:正式な表記は「牛久絢太郎」です。「うしくじゅんたろう」と読みます。DEEPやRIZINで活躍するプロ総合格闘家です。
Q2:牛久絢太郎は現在もRIZINフェザー級王者ですか?
A2:いいえ。2021年10月に第2代RIZINフェザー級王者となりましたが、2022年10月のクレベル・コイケ戦で敗れて王座を失っています。2026年現在は元RIZINフェザー級王者です。
Q3:牛久絢太郎の2026年最新戦績は?
A3:2026年5月4日のDEEP 131 IMPACTで水野新太と対戦し、判定0-5で敗れています。次戦は11月8日のリー・カイウェン戦です。
Q4:牛久絢太郎とリー・カイウェンの試合はいつですか?
A4:2026年11月8日開催のRIZIN.55です。千葉県のLaLa arena TOKYO-BAYで、66kg契約、5分3ラウンドのMMAルールで行われる予定です。
Q5:牛久絢太郎の現在の所属ジムはどこですか?
A5:アメリカのアメリカン・トップチーム(ATT)です。2023年に練習環境をアメリカへ移し、現在もRIZIN公式プロフィールで同ジムへの所属が紹介されています。
Q6:牛久絢太郎はなぜバンタム級に転向したのですか?
A6:2023年9月の萩原京平戦後にバンタム級への転向を表明しました。それに伴ってDEEPフェザー級王座を返上しています。その後、バンタム級で3連敗を経験し、2025年11月にフェザー級へ復帰しました。
Q7:牛久絢太郎は朝倉未来や斎藤裕に勝っていますか?
A7:斎藤裕には2021年10月のRIZIN.31でTKO勝利し、2022年4月のRIZIN.35でも判定勝利しています。一方、朝倉未来には2023年4月のRIZIN LANDMARK 5で判定負けしています。
まとめ:牛久絢太郎の再起を左右する2026年11月8日
牛久絢太郎は、DEEPとRIZINのフェザー級王座を獲得した実績を持つ総合格闘家です。
バンタム級への転向、アメリカン・トップチームへの移籍、フェザー級への復帰など、キャリアのなかで大きな変化を経験してきました。
2026年5月の水野新太戦では判定負けを喫しましたが、11月8日にはリー・カイウェンとのRIZIN復帰戦が控えています。
今回の対戦は、単なる元王者の復帰ではありません。水野に勝利したカイウェンを相手に、牛久が現在の実力を示せるかという重要な試金石です。
今後の牛久絢太郎を追うなら、次の3点を押さえておくと試合の見方が深まります。
1. ATTで磨いた技術が試合内容に反映されているか。
2. フェザー級で本来の組み技と打撃のバランスを取り戻せているか。
3. 元王者という肩書だけでなく、現在の実力で上位選手に勝てるか。
2026年11月8日のリー・カイウェン戦は、牛久絢太郎が再びRIZINフェザー級の主役候補に返り咲けるかを占う一戦です。 (出典: 牛久 じゅん たろう(Yahoo!ニュース))