万博休憩所の石とは?約750個・総重量90トンの構造と安全性、2026年再活用を徹底解説

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万博休憩所の石とは?約750個・総重量90トンの構造と安全性、2026年再活用を徹底解説
万博休憩所の石とは?約750個・総重量90トンの構造と安全性、2026年再活用を徹底解説
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🎵 万博休憩所の石とは?約750個・総重量90トンの構造と安全性、2026年再活用を徹底解説

大阪・関西万博で来場者の注目を集めた建築の一つが、休憩所2に設置された「石のパーゴラ」です。頭上に約750個もの自然石を吊り下げた独特の構造は、総重量約90トン、高さ約9.5メートルに達し、一般的な休憩施設とは大きく異なる景観を生み出しました。

使用されたのは、愛媛県産の大島石、岡山県産の万成石、香川県産の庵治石と小豆島石という瀬戸内地方の4種類の花こう岩です。設計を担当した建築家・工藤浩平氏が込めた意図、安全性をめぐって広がった議論、そして2025年10月の万博閉幕後に進んだ石材の再活用。2026年11月現在、万成石のベンチは岡山県の白十字 山陽店に移設され、地域の日常に受け継がれています。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 正体は「休憩所2」の石のパーゴラ: 約750個、総重量約90トンの自然石をケーブルで吊るした日よけ構造。
- 石材は瀬戸内産の4種類: 大島石、万成石、庵治石、小豆島石を採用。設計者は工藤浩平氏。
- 安全性は専門的な検証を実施: 構造計算、強度試験、原寸大モックアップ、指定確認検査機関による審査が行われた。
- 閉幕後も再活用が進む: 万成石のベンチは2026年2月21日、白十字 山陽店に設置された。
- 大阪湾への再利用も当初計画に含まれる: 海底の窪地改善や海洋生物の生息環境づくりを目的としている。


【万博休憩所の石とは?】休憩所2に設置された石のパーゴラの正体

「万博休憩所の石」と検索される対象は、大阪・関西万博の会場内に設けられた休憩所2の「石のパーゴラ」です。

パーゴラとは、もともと庭園や屋外空間に設置される日よけ棚のこと。一般的には木材や金属などで格子状の骨組みをつくり、植物を絡ませて日陰を生み出します。

しかし、休憩所2では、その日よけの役割を自然石に担わせました。

休憩所2はどこにあった?

休憩所2は、大阪・関西万博会場の西ゲートゾーン、大屋根リング西側外周に設けられた施設です。

トラム停留所と大屋根リングをつなぐ位置にあり、来場者が移動の途中で休憩できるだけでなく、万博の運営を支える機能も備えていました。

施設は一つの大きな建物ではなく、複数の建屋を分散させた構成です。

主な機能は次のとおりです。

- 来場者向けの休憩スペース
- 案内所
- トイレ
- 応急手当所
- 警備センター
- バス停留所などの交通関連機能
- 屋外のベンチや水遊び場

これらの建屋を自然石のパーゴラがゆるやかにつなぎ、施設全体に半屋外の居場所をつくっています。

建築専門メディア「TECTURE MAG」の2025年7月の施設紹介でも、休憩所2は単なる休憩施設ではなく、来場者向け機能と運営側のバックヤード機能を組み合わせた施設として紹介されています。

なぜ「石のネックレス」と呼ばれるのか

石のパーゴラの特徴は、石材を一つずつ加工し、穴にケーブルを通して連ねていることです。

その姿は、巨大な石のネックレスが空中に広がっているようにも見えます。

石が連続することで日差しを和らげ、一般的な屋根とは違う独特の陰影をつくり出しました。

なお、これは雨を完全に防ぐための屋根ではありません。日差しを和らげながら、風や光を感じられる半屋外空間をつくることが設計上の狙いでした。

【約750個・約90トン】石のパーゴラの構造と4種類の石材

石のパーゴラが大きな話題になった理由は、その外観だけではありません。

頭上に吊るされた石の数と重量が、一般的な建築物の感覚を大きく超えていたためです。

約750個の石を吊るした巨大構造

報道や施設資料で紹介されている主な数値は以下のとおりです。

項目規模・仕様
吊り下げる石の数約750個
石の総重量約90トン
石1個の重量約90〜250キログラム
パーゴラの最高高さ約9.5メートル
主な構造鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造
石の固定方法加工した石に鋼製ケーブルを通す方式
意匠設計工藤浩平建築設計事務所
構造設計平岩構造計画

これらの数値は、2024年9月のJ-CASTニュースによる設計者・博覧会協会への取材や、建築関連資料で紹介されています。

なお、資料によって石の数を約700個とする表記もあります。約750個という数字を含め、いずれも概数として理解するのが適切です。

万博休憩所で使用された4種類の石材

採用されたのは、瀬戸内地方で産出される4種類の花こう岩です。

1.大島石(愛媛県産)

愛媛県今治市の大島で産出される石材です。

青みを帯びた落ち着いた石肌が特徴で、石質の硬さや耐久性に定評があります。墓石や建築関連の用途でも知られる、瀬戸内を代表する石材の一つです。

2.万成石(岡山県産)

岡山県を代表する花こう岩で、「桜御影」とも呼ばれる淡い桜色が特徴です。

きめ細かな結晶構造を持ち、割れにくく風化に強い性質があります。城郭、橋梁、記念碑、公共建築などにも利用されてきました。

2026年には、この万成石を使ったベンチが白十字 山陽店に移設され、再利用事例として注目されています。

3.庵治石(香川県産)

香川県高松市の庵治・牟礼地域で産出される高級花こう岩です。

最大の特徴は、研磨した石の表面に現れる独特のまだら模様「斑(ふ)」です。繊細な石目と美しい光沢で知られ、伝統的に高級墓石材や工芸品に使用されています。

4.小豆島石(香川県産)

香川県の小豆島で産出される花こう岩です。

小豆島は古くから石材産業が発展してきた地域で、大阪城の築城にも瀬戸内の石材が使われました。

万博での採用は、地域の石材文化と大阪の歴史をつなぐ意味も持っていました。

なぜ瀬戸内地方の石を選んだのか

この選択には、単純な材料調達以上の意味がありました。

約400年前の大阪城築城では、瀬戸内海沿岸の石材が海運を通じて大阪へ運ばれました。

工藤浩平氏は、当時の石材の流通経路と現代の建築を重ね合わせることで、地域の歴史を感じられる施設を目指したと建設通信新聞のインタビューで説明しています。

つまり、石のパーゴラは単なる奇抜なデザインではありません。

瀬戸内の石材産業、大阪の歴史、現代の建築技術を一つの空間にまとめたプロジェクトだったのです。

【安全性は大丈夫?】90トンの石を吊るす構造と強度検証

石のパーゴラをめぐって最も議論になったのが、安全性です。

総重量約90トンの石が頭上に吊られていると聞けば、落下や破損を心配する人が出てくるのは自然な反応です。

実際、2024年8月から9月にかけて、SNSなどで安全性を疑問視する声が広がりました。

なぜ危険性が指摘されたのか

主な懸念は次の3点でした。

- 石が落下した場合、下にいる来場者に重大な被害が及ぶ可能性
- 強風や台風によって石同士が衝突したり、ケーブルに負荷がかかったりする可能性
- 地震による揺れや、石材の穴あけ部分からの割れ・破損の可能性

特に注目されたのは、石そのものの重量です。

1個当たり約90〜250キログラムという重さのものが、地上約9.5メートルの高さまで吊り上げられます。

一般的な日よけ棚とは異なる構造であるため、設計段階から十分な説明が求められました。

工藤浩平氏が説明した安全性の検証

2024年9月5日、設計者の工藤浩平氏はSNSで安全性について詳しい説明を公開しました。

その内容には、次のような検証方法が含まれています。

構造計算

建築構造設計の専門家が、常時荷重だけでなく、風荷重や地震荷重についても検討。構造計算の結果を設計に反映しています。

石材の強度試験

石そのものの強度だけでなく、ケーブルを通すために加工した部分の耐久性も検証対象とされました。

原寸大モックアップ

実物大の模型を製作し、石材やケーブルなどの耐久性を確認する試験が行われました。

石同士の衝突防止

強風などで石が大きく揺れた場合にも、石同士が衝突しないよう、ケーブル間の距離などを構造計算に基づいて検討しています。

J-CASTニュースが紹介した工藤氏の説明では、モックアップの検証過程で石の割裂やケーブルの破断が確認されなかったことも報告されています。

大阪府と博覧会協会の安全性に関する見解

安全性については、設計者個人の説明だけでなく、公的な確認手続きも重要です。

大阪府が公開した「府民の声と府の考え方」では、石のパーゴラについて次のような経緯が説明されています。

1. 計画段階で専門家が構造計算を実施。
2. 指定確認検査機関による審査を受ける。
3. 建築基準法に基づく構造安全性への適合を確認。
4. 工事完了後にも法令適合について審査を受ける。

また、博覧会協会も、構造設計の専門家による計算や指定確認検査機関での審査に加え、石の引張強度試験や原寸大モックアップによる耐久性確認を実施したと説明しています。

【検証結果】安全性をどう判断すべきか

ここで区別したいのは、法令上の構造安全性と、将来にわたる完全な無事故保証は同じではないという点です。

公的な審査や強度試験が実施されたことは、設計・施工上の重要な安全確認です。一方、自然石という素材を使い、屋外で長期間風雨にさらされる以上、経年変化や維持管理の問題までなくなるわけではありません。

したがって、この施設については「安全性の検証が行われていなかった」という見方は事実と異なります。

同時に、「試験や審査を通過したから、あらゆる状況でリスクがゼロ」と理解することも適切ではありません。

設計段階の安全確認、完成後の検査、運用中の点検を分けて考えることが、建築物の安全性を正しく評価するポイントです。

【関係者・設計意図を整理】石のパーゴラをめぐる人物とプロジェクトの関係

石のパーゴラを理解するには、意匠設計、構造設計、石材の産地、検査機関、閉幕後の再利用という関係を整理すると分かりやすくなります。

関係する人物・組織・素材担当・役割プロジェクトとの関係
工藤浩平氏意匠設計休憩所2と石のパーゴラの設計
工藤浩平建築設計事務所建築設計施設全体の設計を担当
平岩構造計画構造設計石を吊るす構造の安全性を検討
大島石愛媛県産の花こう岩パーゴラの使用石材
万成石岡山県産の花こう岩使用石材。ベンチの再活用にもつながる
庵治石香川県産の花こう岩パーゴラの使用石材
小豆島石香川県産の花こう岩パーゴラの使用石材
指定確認検査機関第三者の確認審査構造安全性・法令適合性を確認
株式会社白十字石材の再活用万成石ベンチを山陽店に設置

大阪・関西万博の公式発表では、休憩所2の設計者として工藤浩平建築設計事務所が選定されています。また、建築専門メディアの施設資料では、構造設計を平岩構造計画が担当したことが明記されています。

工藤浩平氏が目指した「持続する建築」

工藤氏の設計思想で特に注目したいのが、建築を完成した瞬間だけで評価しないという考え方です。

建設通信新聞の2025年10月のインタビューでは、工藤氏は「成長」よりも「持続」を意識した建築づくりについて語っています。

万博は半年間のイベントですが、建築に使う石は何万年もの時間をかけて地球が生み出した素材です。

そこで工藤氏は、会期中は石を空中に吊るして人々の居場所をつくり、閉幕後には大阪湾に戻して別の役割を与えるという構想を立てました。

建築をつくることだけでなく、つくった後に素材がどう生き続けるかまでを設計対象にした点が、このプロジェクトの大きな特徴です。

【閉幕後の石はどうなった?】大阪湾への再利用と2026年のベンチ移設

2025年10月13日に大阪・関西万博が閉幕した後、休憩所2の石材には新しい役割が想定されていました。

それが、大阪湾の海底環境への再利用です。

大阪湾の海底窪地を改善する計画

当初の設計構想では、会期終了後に石を大阪湾へ沈め、海底の窪地の改善や海洋生物の生息環境づくりに活用することが計画されていました。

大阪湾では、過去の開発や埋め立てなどによって海底に窪地が形成されてきました。

こうした窪地は海水の循環や底質環境に影響を及ぼす要因の一つとされ、生態系の改善が課題になっています。

工藤氏の構想は、万博会場で使用した自然石を廃棄物として扱うのではなく、海底環境に新しい役割を与えるというものでした。

つまり、石の移動は次のような時間の流れを想定しています。



第1段階
大地
瀬戸内地方で長い年月をかけて形成された自然石





第2段階
空
万博の休憩所2で日よけとして活用





第3段階・当初計画
海
大阪湾の海底窪地改善や海洋生物の生息環境への活用

この構想は、TECTURE MAGの施設紹介や工藤氏のインタビューでも説明されています。

ただし、ここで注意したいのは、大阪湾への再利用計画と、実際に石材の投入が完了したという事実は別だということです。

2026年11月現在、公開されている関連資料から確認できるのは、海底窪地の改善や漁礁としての活用を想定した計画です。石材の投入完了日、具体的な投入場所、実施量を示す公表情報までは確認できません。

そのため、約750個の石がすべて大阪湾に移設されたと断定することはできません。

2026年2月21日、万成石のベンチが白十字 山陽店へ

2026年に確認できる具体的な再活用事例が、岡山県赤磐市にある白十字 山陽店への万成石ベンチの設置です。

株式会社白十字は2026年2月19日、万博の「石のパーゴラ」で使用された万成石のベンチを、移転リニューアルする山陽店に設置すると発表しました。

設置開始日は2026年2月21日です。

白十字の公式発表によると、このベンチは万博会期に向けた展示・検証の過程で実際に使用されたものです。

展示終了後に廃棄するのではなく、日常的に人が利用できる場所に再配置することが目的でした。

なぜ白十字 山陽店に設置されたのか

万成石は岡山県を代表する石材です。

その石材を使ったベンチが、岡山県内の店舗に設置されたことには、地域資源を地域の日常に戻すという意味があります。

白十字は公式発表で、万成石の特徴として次の点を紹介しています。

- 淡い桜色の色調
- きめ細かな結晶構造
- 割れにくく風化に強い性質
- 長期使用を前提とする建築・土木用途への適性

また、白十字はベンチを店舗空間の一部として常設する方針を示しています。

単に万博の記念品を展示するのではなく、来店者が実際に腰掛けられる場所として活用する取り組みです。

白十字 山陽店の場所と現在の状況


白十字 山陽店

2026年2月21日移転リニューアルオープン
- 所在地:岡山県赤磐市沼田850-1
- 営業時間:9:00〜19:00
- 併設施設:HAKUYA KIOSK
- 万博関連展示:万成石のベンチ
※営業時間などは変更される場合があります。

白十字の公式店舗案内でも、山陽店には大阪・関西万博で使用された万成石のベンチが設置されていることが紹介されています。

ここで大切なのは、このベンチが約750個の吊り石そのものと同一ではないという点です。

万博の石のパーゴラに関連して使用されたベンチを、展示・検証後に別の場所で再利用した事例です。

したがって、万博の石材がすべて同じ方法で再利用されているわけではありません。

【プロの結論】万博休憩所の石が残した3つの価値と今後の注目点

石のパーゴラをめぐる一連の経緯から見えてくるのは、単なる奇抜な建築デザインではありません。

この施設には、建築技術、地域の石材文化、資源循環という3つのテーマが重なっています。

1.建築技術への挑戦

約90トンの石を頭上に吊るす構造は、一般的な軽量屋根とは異なる設計上の課題を伴います。

石材の加工、ケーブルの配置、風や地震への対応、支持部分の剛性など、多くの技術的要素を組み合わせる必要がありました。

特に、意匠だけでなく構造設計の専門家が参加し、検証を重ねたことは、この施設を評価する上で重要です。

2.瀬戸内地方の石材文化を伝えたこと

大島石、万成石、庵治石、小豆島石は、それぞれ異なる地域で育まれてきた石材です。

それらを一つの建築物に集めたことで、万博という国際的なイベントの中に、瀬戸内地方の石材文化を持ち込むことができました。

大阪城築城の歴史と現代の建築を結びつけた点も、単なる装飾にはない意味を持っています。

3.閉幕後の再利用まで考えたこと

万博の仮設建築は、イベント終了後に解体されることが少なくありません。

しかし、石のパーゴラでは、自然石の長い寿命を生かし、閉幕後も別の用途で使い続ける構想が採用されました。

2026年2月の白十字 山陽店への万成石ベンチ移設は、その思想が実際の地域生活に引き継がれた具体例です。

一方、大阪湾への石材再利用については、今後、実施状況や環境面での効果を確認する必要があります。

最も重要なのは、万博で使われた素材が、その後どこで、誰に、どのように使われるかまで追い続けることです。

建築の評価は、完成時の見た目や話題性だけでは決まりません。安全性、耐久性、地域とのつながり、閉幕後の資源循環まで含めて考えることが、本当の意味でのレガシー評価につながります。

【万博休憩所の石】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:万博休憩所の石とは何ですか?

A1:大阪・関西万博の休憩所2に設置された「石のパーゴラ」のことです。約750個の自然石をケーブルで吊るした日よけ構造で、総重量は約90トン、高さは約9.5メートルです。

Q2:石のパーゴラにはどこの石が使われていますか?

A2:愛媛県産の大島石、岡山県産の万成石、香川県産の庵治石、小豆島石の4種類です。いずれも瀬戸内地方を代表する花こう岩です。

Q3:石のパーゴラは危険ではなかったのですか?

A3:安全性については、構造計算、強度試験、原寸大モックアップによる検証、指定確認検査機関の審査が実施されました。大阪府も構造安全性が法令に適合していることを確認したと説明しています。

Q4:設計した建築家は誰ですか?

A4:工藤浩平氏です。工藤浩平建築設計事務所が意匠設計を担当し、構造設計は平岩構造計画が担当しました。

Q5:閉幕後、約750個の石はどうなりましたか?

A5:当初は大阪湾の海底窪地の改善や、海洋生物の生息環境づくりへの再利用が計画されていました。ただし、2026年11月現在、すべての石の投入完了を裏付ける公表情報は確認できません。

Q6:万博の石は2026年現在も見られますか?

A6:はい。2026年2月21日から、岡山県赤磐市の白十字 山陽店で、万博の石のパーゴラに関連して使用された万成石のベンチが設置されています。店舗のテラスで実際に利用できる形で再活用されています。

まとめ:万博休憩所の石は地域と未来をつなぐ建築レガシー

大阪・関西万博の休憩所2に設けられた石のパーゴラは、約750個、総重量約90トンの自然石を吊るした独創的な建築でした。

大島石、万成石、庵治石、小豆島石という4種類の瀬戸内産石材を採用し、建築家・工藤浩平氏が意匠設計を担当。安全性をめぐる議論に対しては、構造計算や強度試験、第三者機関による審査などが実施されました。

そして2026年には、万成石のベンチが岡山県の白十字 山陽店に設置され、万博で使用された素材が地域の日常へと引き継がれています。

一方、大阪湾への石材再利用は当初から掲げられた重要な構想であり、今後は実際の再利用状況や環境への効果が注目されます。

万博休憩所の石が伝えるのは、建築は完成した瞬間に役割を終えるものではないということです。

大地から生まれた石が、万博では人々の居場所をつくり、その後も地域や自然の中で役割を持ち続ける。その長い時間軸こそが、石のパーゴラに込められた最大のメッセージです。 (出典: 万博 休憩所 石(Yahoo!ニュース))

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