【加入前の実績】爆笑レッドシアターでも評価されていたジャルジャル
めちゃイケ加入後の苦労が語られることは多いが、2人のキャリアを正しく理解するには、加入前の活動も押さえておきたい。
ジャルジャルは、めちゃイケに選ばれる以前から、コントを中心に実績を重ねていた。
2007年のNHK新人演芸大賞で大賞を受賞
2007年、ジャルジャルは『NHK新人演芸大賞』の演芸部門で大賞を受賞した。
さらに翌2008年には『ABCお笑い新人グランプリ』で優秀新人賞を獲得している。
この2つの受賞は、若手芸人として早い段階から実力を認められていたことを示す実績だ。
爆笑レッドシアターでコント芸人として活躍
2009年から2010年にかけて放送された『爆笑レッドシアター』にもレギュラー出演していた。
同番組は内村光良がMCを務めたコント中心のバラエティー番組で、ジャルジャルのネタの持ち味をテレビで発揮する場となった。
つまり、2人はコント芸人としての活動基盤を持った状態で、めちゃイケの新メンバーに加わったのである。
この経歴は、2018年のオリコンによるインタビュー記事でも紹介されている。
めちゃイケと爆笑レッドシアターは何が違ったのか
両番組の違いを考えると、ジャルジャルが加入後に苦労した理由が見えてくる。
| 比較項目 | 爆笑レッドシアター | めちゃイケ |
|---|---|---|
| 番組の中心 | コント | 総合バラエティー |
| 主な見せ場 | ネタやキャラクター | ロケ・企画・人間関係・コント |
| 芸人に求められる力 | ネタの構成力や演技力 | 即興性や対応力、番組全体への貢献 |
| ジャルジャルの立ち位置 | コントを披露する芸人 | 既存メンバーと関係を築く新メンバー |
ジャルジャルの得意分野は、設定や会話の違和感を積み上げて笑いにすることだった。
一方、めちゃイケでは、企画の流れを理解し、他の出演者との関係の中で役割を果たすことも必要だった。
この違いは、2人の苦悩を理解するうえで見逃せないポイントだ。
【2026年最新】ジャルジャルは現在も単独ライブを精力的に開催
めちゃイケ終了後、ジャルジャルはテレビ番組のレギュラー出演だけに活動の軸を置くのではなく、コントそのものを中心にした活動を続けている。
その象徴が、継続的に開催している単独ライブツアーだ。
2026年春は「っせ」を開催
2026年2月20日、ジャルジャルの公式サイトで春の単独ライブツアー「っせ」の開催が発表された。
正式名称は「っせ ―JARUJARU CONTE TOUR 2026SS―」。
東京・名古屋・大阪の3都市で開催され、全編新作コントによる公演として企画された。
東京公演はIMM THEATERで5月18日から24日まで開催された。
秋冬は全国9カ所・全31公演の大型ツアー
さらに2026年8月21日、吉本興業から秋冬ツアーの開催が正式発表された。
マルゲリータ男とキャンパスガール
JARUJARU CONTE TOUR 2026AW
- 開催期間:2026年9月29日~12月13日
- 出演:ジャルジャル
- 内容:全編新作コント
- 前売SS席:8,000円
- 前売S席:6,000円
- 高校生以下:5,000円
公演地は大阪、名古屋、山形、仙台、広島、福岡、新潟、北海道、東京の9カ所。
11月5日には福岡市民ホール中ホールで2公演が組まれ、その後も新潟、北海道、東京へとツアーが続く。東京公演は12月7日から13日までIMM THEATERで開催される予定だ。
吉本興業の公式発表では、すべて新作ネタで構成するツアーと説明されている。
20年間続けてきた単独ライブへのこだわり
今回の公式発表で特に興味深いのが、後藤淳平のコメントだ。
後藤は、ジャルジャルが年2回のペースで単独ライブを続けていることに触れ、20年間このペースを維持できていることを「奇跡」と表現した。
福徳も、今回のツアーがすべて新作コントであることを強調している。
ここから見えてくるのは、ジャルジャルにとって単独ライブが単なる営業活動ではなく、コンビの創作活動の中心にあるということだ。
めちゃイケ時代には、番組全体の企画や出演者同士の関係に合わせる必要があった。しかし現在は、自分たちが作ったネタを自分たちの舞台で披露するという活動に、より明確な軸を置いている。
これは、2010年の加入当初に後藤が感じていた「個性を出せない」という葛藤と対照的な現在の姿でもある。
【プロの結論】ジャルジャルにとってめちゃイケ出演は何を意味したのか
めちゃイケとジャルジャルの関係を振り返る際、単に「新メンバーとして人気者になった」という説明だけでは不十分だ。
注目すべきなのは、自分たちの得意な笑いを持つ芸人が、完成された長寿番組の中で新しい役割を獲得していった過程である。
1. 新メンバーとしての評価と芸人としての実力は別物
2010年のオーディションでは、ジャルジャルを含む5組7人が選出された。
しかし、オーディションに合格したことと、番組に適応して個性を発揮できることは同じではない。
ジャルジャルの場合、加入前から受賞歴やコント番組への出演実績があった。それでも番組の中では苦戦した。
この事実は、芸人の実力をテレビ番組での立ち回りだけで判断できないことを示している。
2. みなみくんは後藤の個性を伝える入口だった
後藤の「みなみくん」は、コンビ名を知らない視聴者にも印象を残しやすいキャラクターだった。
テレビでは、ネタ全体を見てもらう前に、短い出演時間で個性を伝えなければならない場面がある。
その意味で、特徴の明確なキャラクターを持つことは、芸人個人の認知度を高めるうえで大きな武器になる。
3. 苦悩を経て、自分たちの強みを明確にした
マイナビウーマンの2020年のインタビューでは、2人は若手時代に苦手な仕事にも取り組んできたことを振り返っている。
福徳は、さまざまな仕事に挑戦した経験を肯定的に捉えていた。
後藤も、得意なことと苦手なことは実際にやってみなければ分からないという考えを語っている。
この経験は、現在のネタ中心の活動にもつながっている。
4. めちゃイケの新メンバー評判を見るときの注意点
ネット上では、新メンバー全体への評価とジャルジャル個人への評価が混同されることがある。
しかし、2010年のオーディションでは5組7人が同時に選ばれており、それぞれ違う個性や役割を持っていた。
ジャルジャルについて評価するなら、次の3つを分けて考えると理解しやすい。
- 加入当初:既存メンバーの中で自分たちの立ち位置を模索していた時期。
- 出演期間中:みなみくんなどのキャラクターや企画を通じて存在感を発揮した時期。
- 番組終了後:単独ライブや賞レースなどを通じて、コンビ独自のコントを追求する時期。
特定の企画への批判や、一部の視聴者の反応だけで、約7年半の出演期間全体を評価するのは適切ではない。
むしろ、本人たちがインタビューで語った苦悩と、その後も続く創作活動を合わせて見ることで、めちゃイケ出演の意味が見えてくる。
【めちゃイケとジャルジャル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジャルジャルがめちゃイケに加入したのはいつ?
2010年10月30日の新メンバーオーディション特番で選出された。後藤淳平と福徳秀介の2人が、たんぽぽ、敦士、重盛さと美、三中元克とともに新メンバーとなった。
Q2:めちゃイケの「みなみくん」は誰が演じていた?
後藤淳平が演じていた高校生キャラクター。極端な早口で話す独特の設定が特徴で、ジャルジャルの番組内での代表的なキャラクターの一つとなった。
Q3:ジャルジャルはめちゃイケに何年間出演していた?
2010年10月の新メンバー加入から2018年3月31日の最終回まで、約7年半にわたって出演した。
Q4:ジャルジャルは2026年も単独ライブを開催している?
開催している。2026年は春の「っせ」に続き、秋冬には「マルゲリータ男とキャンパスガール」を全国9カ所・全31公演で開催。新作コントを中心とする活動を継続している。
まとめ:めちゃイケでの苦悩を経て、独自のコントを追求するジャルジャル
ジャルジャルと『めちゃイケ』の関係は、2010年10月の新メンバーオーディションから始まり、2018年3月31日の最終回で一区切りを迎えた。
約7年半の出演期間には、みなみくんのような人気キャラクターの誕生だけでなく、加入当初の葛藤、先輩芸人からの助言、企画をめぐる批判など、さまざまな経験があった。
本人インタビューから分かるのは、2人が最初から番組に自然に溶け込めたわけではないということだ。
しかし、その経験を経てもコントへの情熱を失わず、コンビとして活動を続けてきた。
2026年現在も、春と秋冬の単独ライブツアーを展開し、全国の観客に新作コントを届けている。
めちゃイケはジャルジャルのキャリアにおける重要な転機だった。しかし、2人の芸人人生は番組の終了で止まらなかった。
2010年の加入当初に感じていたもどかしさから、2026年の全国ツアーへ。この変化こそが、ジャルジャルとめちゃイケの関係を振り返る最大の見どころである。
主な参考資料:フジテレビ番組公式情報、オリコンニュース(2010年・2018年)、マイナビウーマン(2020年)、吉本興業公式発表(2026年)。 (出典: めちゃ イケ ジャルジャル(Yahoo!ニュース))