女子プロレスSareee(サリー)の現在は?2026年最新の経歴・王座・復帰を徹底解説
2026年11月現在、女子プロレスラーのSareee(サリー)は、国内外の団体を舞台に活躍する女子プロレス界のトップ選手の一人だ。15歳でのプロデビューから、WWEでのSARRAY時代、日本復帰後のタイトル獲得まで、そのキャリアは数々の転換点を経てきた。2025年にはIWGP女子王座を獲得し、2026年にはデビュー15周年を迎えている。
一方、2026年5月には首の負傷による欠場を発表し、予定されていた海外での試合も見送られた。その後、6月にリングへ復帰。8月・9月には自主興行Sareee-ISMを開催し、11月に入っても他団体への参戦を続けている。現在の所属形態やタイトル歴、彩羽匠とのタッグ活動、WWEを離れた理由まで、最新の動向を時系列で整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- プロフィール:1996年3月31日生まれ。15歳だった2011年4月17日に里村明衣子戦でデビュー。
- 海外経験:2021年からWWEでSARRAYとして活動し、2023年5月にSareeeとして日本復帰。
- タイトル実績:2024年マリーゴールド初代ワールド王者、2025年IWGP女子王者、AAAWタッグ王者などを経験。
- 2026年の近況:5月に首の治療で欠場したが、6月21日に復帰。11月も試合に参戦している。
- 注目のタッグ:彩羽匠とのスパーク・ラッシュで活動し、2026年11月にはタッグリーグにも出場予定。
【Sareeeのプロフィール】本名・年齢・身長と15歳でのデビュー
Sareeeは、女子プロレス団体ディアナでキャリアをスタートさせた東京都板橋区出身のプロレスラーだ。リングネームはSareee(サリー)。「太陽神」というニックネームでも知られ、力強いファイトと感情を前面に出した試合運びを持ち味としている。
基本プロフィール
- リングネーム:Sareee(サリー)
- 生年月日:1996年3月31日
- 年齢:30歳(2026年11月5日現在)
- 出身地:東京都板橋区
- 身長:158cm
- 体重:61kg(公式プロフィール掲載値)
- ニックネーム:太陽神
- 主な活動形態:フリーランス
- 得意技:変形裏投げ、裏投げ、ローリングソバット、突っ込みキック、エルボー
- 入場テーマ曲:島谷ひとみ「太陽神」
これらのプロフィールは、本人の公式サイト「Sareee Live」に掲載されている情報に基づく。
プロレスとの出会いは小学1年生
Sareeeがプロレスに興味を持ったきっかけは、父親の影響だった。父親はアントニオ猪木の大ファンで、幼い頃から家庭でプロレスに触れる機会があったという。
女性自身の2020年のインタビューでは、本人がプロレスとの出会いを6歳、小学1年生の頃と振り返っている。早い段階でプロレスラーになる夢を抱き、その後、中学卒業とともに女子プロレス団体ディアナへ入門した。
15歳で里村明衣子と対戦してデビュー
2011年4月17日、Sareeeは15歳でプロデビューを果たした。デビュー戦の相手は、センダイガールズプロレスリングの代表としても知られる里村明衣子だった。
新人選手がいきなり経験豊富なトップレスラーと対戦することは、決して簡単な経験ではない。里村明衣子という実力者をデビュー戦の相手に迎えたことは、その後のSareeeのレスラー人生を考えるうえでも象徴的だ。
デビュー当初から大きな体格やパワーだけに頼るのではなく、技術、気迫、相手に向かっていく姿勢で存在感を示してきた。若手時代から橋本千紘、世志琥、彩羽匠らとの競争を経験し、現在のファイトスタイルを形成していった。

【Sareeeの経歴年表】ディアナから世界進出、そして日本復帰まで
Sareeeの経歴を理解するには、ディアナでの下積み、WWEへの挑戦、日本復帰後のフリーランス活動という3つの段階に分けると分かりやすい。
| 時期 | 出来事 | 関係者・団体 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|---|
| 2011年4月17日 | 15歳でプロデビュー | ディアナ・里村明衣子 | 女子プロレスラーとしての出発点 |
| 2017年 | SEAdLINNNGへの移籍とディアナ復帰 | SEAdLINNNG・ディアナ | 他団体での経験を積む |
| 2020年2月 | WWEとの契約を発表 | WWE | 海外進出を決断 |
| 2021年4月 | SARRAYとしてNXTデビュー | WWE・NXT | アメリカでの活動開始 |
| 2023年3月 | WWEとの契約終了を発表 | WWE | 日本での再始動を選択 |
| 2023年5月16日 | Sareee-ISMで日本復帰 | 新宿FACE | 自主興行を軸とする活動開始 |
| 2024年7月13日 | マリーゴールド初代ワールド王者 | ジュリア | 国内トップ選手としての実績を確立 |
| 2024年12月 | プロレス大賞・女子プロレス大賞受賞 | 東京スポーツ新聞社 | 年間を代表する女子選手として評価 |
| 2025年5月20日 | AAAWタッグ王座を獲得 | 彩羽匠 | スパーク・ラッシュの実績 |
| 2025年6月21日 | 第5代IWGP女子王者に戴冠 | 朱里 | キャリア最大級のタイトル獲得 |
| 2025年10月13日 | IWGP女子王座から陥落 | 朱里 | 4度目の防衛戦で敗北 |
| 2026年5月〜6月 | 首の治療による欠場と復帰 | マーベラス | コンディションを整えながら再始動 |
| 2026年8月〜11月 | 自主興行と他団体への参戦 | Sareee-ISM・LLPW-Xなど | 国内での活動を継続 |
ディアナ所属時代に培った基礎
デビュー後のSareeeは、ディアナの所属選手として経験を積み、WWWD世界シングル王座を2度獲得するなど実績を重ねた。
その後、2017年にはSEAdLINNNGへ移籍し、他団体の選手とも積極的に対戦。世志琥とのタッグではBEYOND THE SEA TAG TEAM王座を獲得するなど、活動の幅を広げた。
こうした複数団体での経験は、現在のフリーランスとしての活動にもつながっている。特定団体の所属選手としてだけでなく、団体の枠を越えて対戦相手や興行を選べるキャリアを築いてきた。
【WWE時代のSARRAY】日本を離れた理由と2023年の復帰
Sareeeの経歴で大きな転換点となったのが、2020年のWWEとの契約だ。日本の女子プロレス界で実績を積んだ選手が世界最大級のプロレス団体に挑戦することは、本人にとっても大きな決断だった。
2020年に契約、2021年にNXTデビュー
2019年のWWE日本公演で、当時WWEの幹部だったトリプルHからスカウトを受けたことが、海外進出につながった。2020年2月にWWEとの契約を発表したが、新型コロナウイルスの感染拡大や渡航制限によって渡米は延期された。
その後、2021年4月20日にWWE傘下のNXTでデビュー。リングネームをSARRAY(サレイ)に変更し、アメリカのファンに向けて試合を展開した。2022年にはNXT UKにも参戦している。
日本で培った技術や身体能力を海外の舞台で試す機会を得た一方、出場機会やキャラクターの方向性など、自身の理想とWWE側が求める演出との違いも経験した。
なぜWWEを退団して日本に戻ったのか
2023年3月、SareeeはWWEとの契約終了と日本復帰を発表した。契約更新の話もあったと後のインタビューで明かしているが、本人は長年やりたかった自分自身のプロレスを、日本で実現したいと考えていた。
2023年のWeb Sportiva関連インタビューを紹介した海外プロレスメディアPOST Wrestlingによると、SareeeはWWEで十分に学ぶことができたと感じており、27歳という身体的にも充実した時期に、自分が信じるプロレスを実践したいと考えて契約更新を選ばなかったという。
したがって、日本復帰を単純にWWEでの失敗や解雇と結び付けるのは正確ではない。本人は渡米を肯定的に振り返る一方、次のキャリアでは自分のスタイルをより強く表現する道を選んだ。
2023年5月16日にSareeeとして日本復帰
日本復帰の舞台となったのが、新宿FACEで開催された自主興行「Sareee-ISM」だ。復帰後はフリーランスとして活動を始め、さまざまな団体のリングに参戦するようになった。
WWEで経験したエンターテインメント性や海外のプロレス文化を取り入れながらも、中心に置いたのは日本で培った真っ向勝負のファイトスタイルだった。
海外経験を経て、単に元の所属団体へ戻るのではなく、自分自身で大会をプロデュースするという選択をしたことも、Sareeeのキャリアにおける大きな特徴だ。

【Sareeeのタイトル歴と得意技】IWGP女子王座・AAAWタッグ王座の実績
Sareeeは複数の団体でタイトルを獲得してきた実績を持つ。特に2024年のマリーゴールド初代ワールド王座、2025年のIWGP女子王座は、キャリアを代表するタイトルといえる。
2024年7月13日、マリーゴールド初代ワールド王者に
2024年7月13日、両国国技館で開催された「MARIGOLD Summer Destiny 2024」で、Sareeeはジュリアと初代マリーゴールド・ワールド王座決定戦を戦った。
試合時間は25分48秒。最後はフィンガーブレイカーによるレフェリーストップでジュリアを破り、初代王者に輝いた。
新団体の旗揚げ初年度に初代王者となったことは、Sareeeが女子プロレス界でどれほど高い評価を受けていたかを示す実績の一つだ。
2025年6月21日、念願のIWGP女子王座を獲得
2025年6月21日、スターダムの「STARDOM THE CONVERSION 2025」で、Sareeeは朱里が保持していたIWGP女子王座に挑戦した。
両者はそれ以前にも対戦しており、2025年3月のSareee-ISMでは時間切れ引き分けに終わっていた。再戦となったタイトルマッチは32分49秒に及ぶ激闘となり、最後はSareeeのリストクラッチ式裏投げからの片エビ固めで決着した。
Sareeeは第5代IWGP女子王者となった。
その後、小波、鈴季すず、アレックス・ウィンザーを相手に3度の防衛に成功。アメリカのROHでもタイトル防衛を果たし、海外のリングでIWGP女子王座の存在を示した。
しかし、2025年10月13日の新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTLING 2025」で行われた4度目の防衛戦では、挑戦者の朱里に14分56秒、朱世界で敗北。IWGP女子王座を失った。
王座在位中に国内外で防衛戦を重ねたことは、Sareeeの実力と国際的な活動範囲を示す重要な記録となっている。
彩羽匠とのAAAWタッグ王座
2025年5月20日、Sareeeはマーベラスの彩羽匠と組み、AAAWタッグ王座を獲得した。2人はタッグ名を「スパーク・ラッシュ」とし、女子プロレス界でも注目されるコンビへと成長した。
第23代王者組として防衛を重ね、2025年10月には伊藤薫と渡辺智子を相手に3度目の防衛に成功。師匠でもある伊藤薫との対戦も話題になった。
2026年6月21日には、マーベラス福岡大会でナイラ・ローズ&ナイトシェイドの保持するAAAWタッグ王座に挑戦。しかし、彩羽とSareeeは19分56秒、ドラゴンスリーパーで敗れ、王座奪還はならなかった。
また、2026年5月5日のマーベラス旗揚げ10周年大会では、彩羽が保持するAAAWシングル王座にも挑戦したが、24分48秒、ランニングスリーで敗れている。
主なタイトル・受賞歴
- WWWD世界シングル王座:第8代・第10代
- WWWD世界タッグ王座:第5代(ジャガー横田とのタッグ)
- JWP認定ジュニア王座・POP王座
- センダイガールズワールド王座:第9代
- BEYOND THE SEA TAG TEAM王座:第7代(世志琥とのタッグ)
- マリーゴールド・ワールド王座:初代
- AAAWタッグ王座:第23代(彩羽匠とのタッグ)
- IWGP女子王座:第5代
- プロレス大賞2024:女子プロレス大賞
- プロレス大賞2025:敢闘賞
2024年の女子プロレス大賞受賞は、1年間の活動を総合的に評価された結果だ。2025年にも敢闘賞を受賞しており、単年の話題性にとどまらず、継続的に実績を残している。
得意技は裏投げと変形裏投げ
Sareeeの試合を語るうえで欠かせないのが、裏投げだ。相手を背後から抱え、後方へ投げる技で、Sareeeの場合は相手の体勢や腕の取り方を変えた変形バージョンも使用する。
特にIWGP女子王座を獲得した朱里戦では、リストクラッチ式裏投げがフィニッシュとなった。32分を超える試合の最後を決めた技として、Sareeeの代名詞を象徴する場面になった。
そのほか、ローリングソバット、突っ込みキック、エルボーなども得意としている。打撃で相手を追い込み、投げ技で試合を決める攻撃の組み立てが大きな特徴だ。
【2026年最新】首のけがから復帰したSareeeの現在と試合動向
2026年のSareeeを語るうえで外せないのが、5月に発表された首の負傷による欠場だ。タイトル戦線で活躍していた時期の欠場だっただけに、ファンや関係者の関心を集めた。
2026年5月13日に首の治療による欠場を発表
2026年5月13日、Sareeeは首の治療に専念するため、約1カ月間の欠場を発表した。
スポニチアネックスなどの報道によると、以前から首を負傷した状態で試合に出場していたが、医師の診断を受けた結果、ドクターストップがかかった。腕などにしびれが出ていたことも、日刊スポーツの取材で明らかになっている。
本人は今後のプロレス人生を優先し、治療に専念する判断をした。欠場発表時には、ファンや関係者に向けて復帰する意思も伝えていた。
AEWへの出場が見送りに
当時、SareeeにはアメリカのAEWへの出場機会も予定されていた。しかし、首のけがによるドクターストップのため、渡米後に試合への出場が見送られた。
2026年6月26日の日刊スポーツの報道によると、アメリカ側では負傷当時の古いMRI画像しかなく、新しい画像が必要と判断されたことが出場見送りの理由だった。一方、日本では医師の許可を得たうえで試合に復帰していたと本人が説明している。
6月21日にマーベラス福岡大会で復帰
約1カ月半の休養を経て、Sareeeは2026年6月21日のマーベラス福岡大会でリングに復帰した。
ただし、復帰戦から以前と同じ状態に戻ったわけではない。週刊プロレスの取材では、本人もコンディションを上げている途中であり、試合を重ねながら感覚を取り戻していると説明している。
復帰戦では彩羽匠と組み、AAAWタッグ王座に挑戦したものの、ナイラ・ローズ&ナイトシェイド組に敗れた。結果は残念なものだったが、長期的なキャリアを考えれば、リングに戻って実戦を重ねること自体が大きな意味を持つ。
8月・9月はSareee-ISMを連続開催
復帰後の活動で大きな節目となったのが、自主興行Sareee-ISMだ。
2026年8月24日にはChapter XI、9月26日にはChapter XIIを東京・新宿FACEで開催した。新宿FACEは同年9月30日をもって閉館することが発表されており、Sareee-ISMにとっても思い入れの深い会場での最後の大会となった。
Chapter XIでは彩羽匠とのスパーク・ラッシュで、スターダムのなつぽい&安納サオリ組と対戦して勝利。続くChapter XIIではVENY&葉月組を相手にメインイベントを戦い、22分32秒、SareeeがVENYから3カウントを奪った。
首の負傷による欠場を経ても、自主興行の開催とメインイベントでの勝利を実現したことは、2026年後半の大きなトピックとなった。
11月2日の試合結果と11月8日の予定
2026年11月2日には、LLPW-Xの神取忍40周年記念大会に参戦。SareeeはMIRAIとタッグを組み、神取忍&橋本千紘組と対戦した。
結果は8分34秒、神取忍のスリーパーホールドによる敗北。短時間ながら、神取の40周年記念大会のメインイベントで、現役トップ選手とレジェンドがぶつかるカードに名を連ねた。
さらに、11月8日のマーベラス花巻大会では、彩羽匠とのスパーク・ラッシュで「タッグリーグ・ザ・ベスト2026」のBブロック1回戦に出場予定だ。対戦相手は暁千華&Chi Chi組。優勝チームにはAAAWタッグ王座への挑戦権が与えられる。
2026年11月5日現在、Sareeeは首の治療による欠場を終え、国内の複数団体で試合を続けている。現在の課題は、復帰後のコンディションをさらに高めながら、再びタイトル争いの中心に戻れるかどうかだ。

【Sareee-ISMと彩羽匠】スパーク・ラッシュが女子プロレス界で注目される理由
Sareeeの現在の活動を特徴づけるもう一つの要素が、所属団体に縛られないフリーランスとしての立場と、自主興行のプロデュースだ。
Sareee-ISMは自分の理想を実現する舞台
Sareee-ISMは2023年5月16日に始まった自主興行シリーズだ。Sareee自身が大会をプロデュースし、他団体の選手や実力者との対戦を実現してきた。
通常、団体に所属するレスラーは、その団体の興行方針や対戦カードを軸に活動する。一方、フリーランスのSareeeは複数団体のリングに上がりながら、自分の自主興行で理想のカードを組むことができる。
この自由度は、橋本千紘、朱里、彩羽匠など、団体の垣根を越えた実力者との対戦を実現するうえでも大きな強みになっている。
彩羽匠とのタッグ「スパーク・ラッシュ」
2025年5月に本格的にスタートした彩羽匠とのタッグチームが、スパーク・ラッシュだ。
彩羽はマーベラス所属の選手で、Sareeeとは若手時代から互いを意識してきた関係にある。週刊プロレスの2026年5月のインタビューでSareeeは、彩羽について、15年のプロレス人生で初めて本格的に組むタッグパートナーという趣旨の発言をしている。
2人の関係が興味深いのは、単なる仲の良いタッグではないことだ。パートナーでありながら、互いに負けたくないライバルでもある。
実際、2026年5月5日にはAAAWシングル王座を懸けて直接対決。Sareeeは彩羽に敗れたが、2人の関係はそこで終わらず、タッグとしても活動を続けている。
スパーク・ラッシュの魅力は、個々の実力に加えて、連係技や試合中の役割分担にもある。シングルではライバルとして激しくぶつかり、タッグでは互いの強みを生かす。この二面性がチームの見どころだ。
自主興行と他団体参戦を両立する活動形態
2026年にはSareee-ISMを2カ月連続で開催する一方、マーベラス、LLPW-X、センダイガールズなど、他団体への参戦も続けている。
特定の団体に活動を限定しないことで、対戦相手の幅が広がり、若手選手からベテランまで異なるタイプの選手と試合を組める。これはSareee自身の経験値を高めるだけでなく、女子プロレス全体の交流を促す役割も果たしている。
【プロの結論】Sareeeの評判と試合評価を判断する3つの視点
Sareeeの評価を考える際、単純な勝敗や獲得ベルトの数だけで判断するのは十分ではない。実績、試合内容、観客への影響力という3つの視点が必要だ。
1. タイトル実績が示す競技的な実力
2024年のマリーゴールド初代ワールド王者、2025年のIWGP女子王者という実績は、異なる団体のトップ戦線で結果を残してきたことを示している。
特に朱里とのIWGP女子王座戦は、32分49秒という長時間の激闘だった。打撃、投げ技、関節技を組み合わせた攻防を制し、最後は得意の裏投げで勝利した点は、Sareeeの技術とスタミナを理解するうえで重要な試合だ。
2. ブーイングも生む感情を揺さぶる存在感
Sareeeの評判には、強い支持と批判的な反応の両方がある。
2025年9月の集英社オンラインの記事では、自主興行のチケットが早期完売する一方、スターダム参戦時には観客から大きなブーイングが起きた現象が取り上げられた。
これは、Sareeeのプロレスが誰からも好かれることを目指したものではなく、対戦相手や観客の感情を正面から刺激するスタイルであることとも関係している。
本人も2025年11月のインタビューで、闘いにおける感情の重要性について次のように語っている。
「怒りのない闘いってつまんなくないですか?」
ブーイングが発生することだけで試合の質が低いと判断することはできない。プロレスでは、観客が選手に反発したり、応援したりする感情も試合の一部になるからだ。
3. 技術だけでなくストーリーを生み出す力
Sareeeの魅力は、リング上の技術に加え、対戦相手との関係性を試合の物語に変える力にもある。
例えば、彩羽匠との関係は、タッグパートナーでありながら王座を争うライバルという複雑な構図を持つ。橋本千紘や朱里との対戦も、過去の試合や勝敗が次の対戦への期待につながっている。
また、自主興行を開催することで、自分が実現したいカードをファンに提示できる。これは選手としてだけでなく、興行を作る側としての存在感を示すものでもある。
初めてSareeeの試合を見るなら何に注目する?
- 技の迫力を楽しみたい人:裏投げ、変形裏投げ、エルボーなどの攻防に注目。
- 本格的な女子プロレスを見たい人:朱里や橋本千紘など、実力者とのシングルマッチがおすすめ。
- タッグの連係を楽しみたい人:彩羽匠とのスパーク・ラッシュに注目。
- 選手同士の関係性を楽しみたい人:Sareee-ISMの自主興行や、ライバルとの再戦に注目。
一方、華やかな演出やアイドル的なパフォーマンスを中心に楽しみたい観客にとっては、Sareeeの真っ向勝負を重視するスタイルが少し荒々しく感じられるかもしれない。
しかし、強い技を受け、相手と正面からぶつかり、最後まで勝利を諦めないプロレスを見たい人にとっては、非常に見応えのある選手だ。
【女子プロレスSareeeに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:Sareeeは現在何歳ですか?
A1:1996年3月31日生まれで、2026年11月5日現在は30歳です。東京都板橋区出身で、2011年4月17日に15歳でデビューしました。
Q2:Sareeeは現在もWWEに所属していますか?
A2:いいえ。WWEとの契約は2023年に終了しています。WWEではSARRAYというリングネームで活動し、退団後はSareeeとして日本に復帰しました。
Q3:SareeeはIWGP女子王座を獲得したことがありますか?
A3:あります。2025年6月21日に朱里を破り、第5代IWGP女子王者になりました。その後3度の防衛に成功しましたが、2025年10月13日に朱里に敗れて王座から陥落しました。
Q4:Sareeeの首のけがは治りましたか?
A4:2026年5月に治療のため欠場し、6月21日にリングへ復帰しています。ただし、本人は復帰後もコンディションを上げている途中と説明しており、完全に以前と同じ状態に戻ったと断定できる医学的情報は公表されていません。
Q5:Sareeeは彩羽匠と現在もタッグを組んでいますか?
A5:はい。スパーク・ラッシュとして活動を継続しています。2026年11月8日には、マーベラスのタッグリーグ・ザ・ベスト2026に彩羽匠と出場する予定です。
Q6:Sareeeの得意技は何ですか?
A6:代表的な得意技は裏投げと変形裏投げです。リストクラッチ式裏投げは、2025年に朱里からIWGP女子王座を獲得した試合でもフィニッシュとして使用されました。
まとめ:Sareeeの現在は国内トップ戦線への再挑戦期
Sareeeは15歳で里村明衣子とのデビュー戦を経験し、ディアナ、SEAdLINNNG、WWE、そして日本復帰後のフリーランス活動を通じてキャリアを築いてきた女子プロレスラーだ。
2024年にはマリーゴールド初代ワールド王者となり、同年のプロレス大賞で女子プロレス大賞を受賞。2025年には彩羽匠とのAAAWタッグ王座、さらにIWGP女子王座も獲得した。国内女子プロレス界で積み重ねてきた実績は十分に大きい。
2026年は首の負傷による欠場という試練があったものの、6月に復帰。8月・9月のSareee-ISM開催や、11月の他団体参戦によって活動を再び活発化させている。
今後の注目点は、首の負傷からのコンディション回復、IWGP女子王座への再挑戦、そしてスパーク・ラッシュによるAAAWタッグ王座奪還だ。
特に2026年11月のタッグリーグ・ザ・ベストは、彩羽匠とのコンビが再びタイトル戦線へ進むための重要な機会となる。15歳でデビューした選手が30歳を迎え、海外経験と数々のタイトル実績を携えて次のステージへ向かう。その歩みは、2026年後半の女子プロレス界を追ううえでも見逃せない。
主な参照資料:Sareee公式プロフィール・公式スケジュール、週刊プロレス、日刊スポーツ、スポニチアネックス、スターダム公式試合記録、新日本プロレス公式記録、集英社オンライン、東京スポーツなど。
(出典: 女子 プロレス サリー(Yahoo!ニュース))