30代女性の年収はいくら?2026年最新統計で平均・手取り・雇用格差を徹底比較
30代女性の年収はいくらが平均なのでしょうか。転職や昇給、結婚・出産後の働き方、将来の生活設計を考えるなかで、同年代の収入が気になる人は少なくありません。2026年11月現在、最新の公的統計である国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」と厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」から、30代女性の給与水準を確認できます。
2025年の調査結果では、30〜34歳女性の平均年収は約376万円、35〜39歳女性は約362万円です。一方、正社員と非正規雇用では月額賃金に大きな差があり、平均年収だけでは実際の収入事情を判断できません。手取り、ボーナス、年収中央値、業種や地域による違いまで、最新の数字を使って比較します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 30代女性の平均年収:30〜34歳は約375.6万円、35〜39歳は約362.3万円(2025年分・国税庁)。
- 雇用形態による違い:厚生労働省の統計では、30代女性の正社員と正社員以外で月額賃金に約7万〜9万円の差がある。
- 手取りと中央値:額面年収と手取りは異なり、30代女性だけの公式な年収中央値も公表されていない。
【2026年最新】30代女性の平均年収は362万〜376万円!国税庁の最新データを確認
30代女性の平均年収を調べるうえで、まず確認したいのが国税庁の民間給与実態統計調査です。
2026年9月に公表された「令和7年分民間給与実態統計調査」は、2025年中の民間企業における給与実態をまとめた最新の年次統計です。1年を通じて勤務した給与所得者を対象としており、毎月の給料や手当だけでなく、賞与も含めた年間給与を比較できます。
30〜34歳と35〜39歳では平均年収が異なる
令和7年分の年齢階層別データによると、女性の平均給与は次のとおりです。
- 30〜34歳女性:約375.6万円
- 35〜39歳女性:約362.3万円
30代前半と後半では約13.3万円の差があります。30代前半のほうが高い数字になっていますが、これは同じ女性が年齢を重ねるにつれて給与が下がることを意味するものではありません。
国税庁の統計には、正社員だけでなくパートやアルバイトなども含まれます。勤務時間、雇用形態、年間を通じた給与の支給状況など、集計対象の構成が年齢階層によって異なるためです。
一方、厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、30〜34歳女性の月額賃金は28万3,200円、35〜39歳女性は29万2,400円です。こちらは所定内給与を中心に比較した数字で、年齢が上がるにつれて月額賃金も上昇しています。
女性全体の平均年収と比較するとどうなる?
国税庁による2025年分の女性全体の平均給与は341.8万円です。30代女性の平均は、女性全体の平均を上回っています。
ただし、女性全体には20代から60代以上まで幅広い年齢層が含まれます。30代の平均が全体平均より高いからといって、すべての30代女性が300万円台後半の収入を得ているわけではありません。
また、国税庁の平均給与は税金や社会保険料を差し引く前の金額です。銀行口座に振り込まれる手取り額とは区別する必要があります。

【30代前半・後半を比較】平均年収・月収・雇用形態の違い
30代女性の収入を正確に理解するには、国税庁と厚生労働省の統計を組み合わせることが有効です。ただし、両調査では対象者や賃金の定義が異なるため、同じ種類の数字として単純比較することはできません。
30代女性の年収・月額賃金比較表
| 統計・項目 | 30〜34歳女性 | 35〜39歳女性 | 数字の意味 |
|---|---|---|---|
| 国税庁・平均年収 | 375.6万円 | 362.3万円 | 賞与を含む年間給与 |
| 厚労省・月額賃金 | 28.32万円 | 29.24万円 | 所定内給与の平均 |
| 正社員・正職員 | 29.34万円 | 30.72万円 | 月額賃金 |
| 正社員・正職員以外 | 22.22万円 | 21.78万円 | 月額賃金 |
出典:国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」第10表、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」第2表・第6-1表。金額は万円・千円単位を換算。厚労省の月額賃金は2025年6月分の所定内給与であり、残業代と賞与を含まない。
この比較で注目したいのは、国税庁の年間給与では30代後半の平均が低くなっている一方、厚生労働省の月額賃金では30代後半のほうが高いことです。
両者の違いは、集計対象の違いを考えると理解できます。国税庁の調査は1年間勤務した給与所得者を対象にパートやアルバイトも含めるのに対し、厚生労働省の一般労働者の賃金統計は通常の所定労働時間・日数で働く労働者を中心に集計しています。
つまり、年収と月額賃金は、対象者と集計期間をそろえて比較しなければ実態を見誤る可能性があります。
30代女性の月収はどのくらい?
厚生労働省の2025年調査では、30代女性の所定内給与は月額28万〜29万円台です。
所定内給与とは、基本給や毎月決まって支給される手当などから、時間外勤務手当や休日勤務手当などを除いた金額です。所得税や社会保険料を差し引く前の額面であり、実際の振込額とは異なります。
残業代や賞与、各種手当が加わる会社では、年間の総支給額が月額賃金を12倍した数字より高くなることもあります。
【正社員と非正規雇用】30代女性の年収格差とボーナス平均
30代女性の収入を左右する大きな要因の一つが雇用形態です。同じ年代であっても、正社員・正職員と、それ以外の雇用形態では給与水準に違いがあります。
正社員と非正規雇用では月額賃金に約7万〜9万円の差
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、30〜34歳女性の正社員・正職員の月額賃金は29万3,400円、正社員・正職員以外は22万2,200円です。
その差は月額7万1,200円。35〜39歳になると、正社員・正職員は30万7,200円、正社員・正職員以外は21万7,800円となり、差は8万9,400円に広がります。
正社員の賃金を100とした場合、正社員以外の賃金水準は30〜34歳で75.7、35〜39歳で70.9です。
年齢が上がるにつれて正社員の賃金は上昇する一方、正社員以外の賃金は大きく伸びていません。雇用形態による収入差が30代後半でさらに広がる構造が読み取れます。
30代女性のボーナス平均は47万円
国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査によると、女性全体の平均賞与は年間47万円です。男性の平均賞与96万円と比較すると、49万円の差があります。
この47万円は30代女性だけの平均ではなく、全年齢の女性を対象にした数字です。30〜34歳、35〜39歳それぞれの平均ボーナスとして扱うことはできません。
賞与は会社の業績、個人の評価、役職、勤続年数、雇用契約などによって変わります。年収を比較するときには、月給だけでなく年間賞与の支給実績も確認する必要があります。
非正規雇用だから必ず年収が低いとは限らない
非正規雇用には、パート、アルバイト、契約社員、派遣社員など複数の働き方があります。勤務時間や契約期間も一様ではありません。
例えば、専門性の高い業務を担当する契約社員と、週数日の短時間勤務をするパートでは、年間の収入が大きく異なります。
統計上の平均には労働時間の違いも反映されるため、雇用形態だけで個人の能力や仕事の価値を判断するのは適切ではありません。
比較する際は、勤務時間、基本給、賞与、昇給制度、福利厚生、契約更新の条件まで確認することが大切です。

【年収中央値と分布】平均年収300万円台後半でも安心できない理由
平均年収を見て「自分は同年代より低いのでは」と感じる人もいるかもしれません。しかし、平均値は必ずしも一般的な給与水準や、多くの人が実際に受け取っている金額を示すものではありません。
30代女性の年収中央値は公表されている?
国税庁の民間給与実態統計調査では、年齢階層別の平均給与や給与階級別の人数・構成割合などが公表されていますが、30代女性に限定した年収中央値は直接公表されていません。
そのため、30代女性の中央値を特定の金額として断定することはできません。
参考として、2025年分の女性全体の給与分布を確認すると、次のような特徴があります。
- 100万円以下:約12.1%
- 100万円超200万円以下:約18.5%
- 200万円超300万円以下:約18.7%
- 300万円超400万円以下:約18.1%
- 400万円超500万円以下:約13.7%
女性全体では年収300万円以下が49.3%、400万円以下が67.4%です。この分布から、女性全体の中央値が入る給与階級は300万円超400万円以下と推定できます。
ただし、これは全年齢の女性を対象にした分布です。30代女性だけの中央値ではありません。
平均年収と中央値はなぜ違う?
平均年収は、対象者全員の給与を合計して人数で割った数字です。一部の高所得者が平均値を押し上げる場合があります。
一方、中央値は給与を低い順から並べたときに中央に位置する金額です。極端に高い給与や低い給与の影響を受けにくく、収入の真ん中の位置を把握するのに適しています。
例えば、同じ10人のグループに年収1,000万円の人が1人いる場合、残り9人の年収が300万〜400万円程度でも、平均値は大きく上昇します。
同年代との比較で自分の立ち位置を知りたいなら、平均年収だけではなく、年収分布や給与階級も併せて見ることが重要です。
年収400万円・500万円は30代女性にとって高い?
国税庁の統計では、女性全体の年収400万円超500万円以下の割合は13.7%です。全年齢の女性の分布だけを基準にすると、年収400万円以上は多数派ではありません。
30代女性の場合、国税庁の年齢階層別平均給与は30代前半で約376万円、後半で約362万円です。そのため、年収400万円は両方の平均を上回る水準です。
年収500万円も同様に、30代女性の平均を大きく上回ります。ただし、職種、企業規模、役職、勤務時間などによって年収は変わるため、500万円に届いていないことを理由にキャリアが遅れていると考える必要はありません。
【業種別・都道府県別】30代女性の年収が高い仕事と地域の特徴
30代女性の給与には、年齢や雇用形態だけでなく、勤務する業種や地域も関係します。同じ30代でも、専門知識を必要とする仕事と、比較的賃金水準の低い業種では月額給与に差が生じます。
30代女性の業種別賃金を比較
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査には、性別・年齢階級・産業別の賃金データがあります。30代女性の所定内給与を一例として見ると、次のような違いがあります。
- 学術研究・専門技術サービス業:30〜34歳で月35万9,600円、35〜39歳で37万3,900円。
- 電気・ガス・熱供給・水道業:30〜34歳で月35万3,200円、35〜39歳で40万3,400円。
- 情報通信業:30〜34歳で月34万3,300円、35〜39歳で37万9,300円。
- 金融業・保険業:30〜34歳で月32万600円、35〜39歳で33万2,400円。
- 宿泊業・飲食サービス業:30〜34歳、35〜39歳ともに月25万9,800円。
これらは2025年の女性一般労働者の月額賃金で、賞与や残業代を含まない数字です。
専門的な知識や資格、業務経験が評価される業種では、比較的高い賃金水準が見られます。一方、宿泊・飲食サービス業などでは、賃金水準が相対的に低い傾向があります。
ただし、業種別の数字は職種や役職、企業規模の違いも含んだ平均です。同じ業界でも、営業、事務、専門職、管理職では給与条件が異なります。
都道府県によっても賃金水準は変わる
地域差を確認する際には、厚生労働省の都道府県別賃金データが参考になります。
2025年の賃金構造基本統計調査では、男女計・年齢計の一般労働者の月額賃金は全国平均34万600円、東京都は41万8,300円でした。神奈川県や愛知県、大阪府なども全国平均を上回っています。
もっとも、この数字は男女計・年齢計であり、東京都で働く30代女性の平均年収を示すものではありません。
都市部は企業の集積や産業構造、専門職の求人などが賃金水準に影響する一方、住居費や通勤費など生活コストも高くなりやすいという特徴があります。
転職先を比較するときには、額面給与だけでなく、家賃、通勤時間、住宅手当、リモートワーク制度なども含めて判断することが重要です。

【男女間賃金格差】30代女性の給与が伸びにくい背景と収入を上げる方法
30代女性の年収を考えるうえで、男女間の賃金格差も見逃せません。厚生労働省の2025年調査では、女性の一般労働者の平均賃金は28万5,900円、男性は37万3,400円でした。
男性を100とした場合の女性の賃金水準は76.6です。前年の75.8から0.8ポイント改善しましたが、依然として男女間には差があります。
30代前半と後半で男女の賃金差はどう変わる?
年齢階級別に比較すると、次のようになります。
- 30〜34歳:男性33万400円、女性28万3,200円。女性は男性の約85.7%。
- 35〜39歳:男性36万6,200円、女性29万2,400円。女性は男性の約79.8%。
30代前半では約4万7,200円だった月額賃金の差が、30代後半では約7万3,800円に広がっています。
この差には、職種や業種、役職、勤続年数、雇用形態、労働時間など複数の要因が関係しています。管理職への登用状況や、出産・育児などを背景とする働き方の変化も、長期的な収入形成に影響する要素です。
単純に男女の平均額だけを比較しても、個々の仕事に対する評価や処遇の適正さまでは判断できません。同じ職種、同じ役職、同程度の経験年数で比較する視点も必要です。
30代女性が年収アップを目指すための判断基準
30代は、これまでの職務経験や専門性を給与に反映させやすい時期です。収入を上げたい場合には、次のポイントを確認するとよいでしょう。
- 専門スキルを高める:IT、経理、法務、語学、データ分析など、業務上の専門性を証明できる経験や資格を積み上げる。
- 評価制度を確認する:昇給基準、賞与の決定方法、役職登用の条件が明確な会社を選ぶ。
- 同業他社の給与と比較する:現在の年収が業界相場や自分の職種の水準に対してどの位置にあるかを把握する。
- 雇用形態を見直す:希望する働き方を維持しながら、正社員登用や無期雇用への転換が可能か確認する。
- 転職時は総報酬で判断する:基本給だけでなく、賞与、残業代、退職金、住宅手当などを含めて比較する。
特に注意したいのは、年収アップだけを優先して労働条件を悪化させないことです。給与が増えても、残業時間や通勤負担が大幅に増えるなら、生活全体で見たメリットは小さくなる可能性があります。
【プロの結論】30代女性は平均年収よりも収入の伸び方を見る
30代女性の収入を評価するとき、現在の年収が平均より高いか低いかだけで判断するのは十分ではありません。
重要なのは、今後5年、10年と働いたときに、基本給や賞与がどのように伸びる仕組みになっているかです。
例えば、現時点で年収350万円でも、毎年の昇給制度があり、専門職や管理職へのキャリアアップが見込める会社と、年収380万円でも昇給の機会がほとんどない会社では、将来の収入に違いが生まれる可能性があります。
比較する際の基準は、同じ年齢だけではなく、雇用形態、業種、職種、勤続年数、役職、勤務時間をそろえることです。さらに、額面年収と手取り、福利厚生、将来の昇給可能性まで確認すれば、自分にとって納得できる働き方を選びやすくなります。
【30代女性の年収】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:30代女性の平均年収はいくらですか?
A1:国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査では、30〜34歳女性が約375.6万円、35〜39歳女性が約362.3万円です。賞与を含む年間給与で、正社員以外の給与所得者も含まれます。
Q2:30代女性の年収中央値はいくらですか?
A2:30代女性だけの公式な年収中央値は公表されていません。参考として、女性全体の給与分布では中央値が入る給与階級は300万円超400万円以下です。ただし、30代女性に限定した中央値とは異なります。
Q3:30代女性で年収400万円は高いほうですか?
A3:国税庁の年齢階層別平均と比較すると、30〜34歳女性の約375.6万円、35〜39歳女性の約362.3万円を上回る水準です。ただし、業種や勤務先の規模、雇用形態によって年収相場は異なります。
Q4:30代女性で年収500万円を稼ぐことは可能ですか?
A4:可能です。専門職、IT・情報通信、金融、管理職などでは比較的高い給与水準が見られます。ただし、業界や企業規模、役職、経験年数による違いがあり、特定の職種なら必ず500万円になるわけではありません。
Q5:年収375万円の30代女性の手取りはいくらですか?
A5:税金や社会保険料を差し引くと、一般的な概算では年間約282万〜301万円程度が目安になります。月平均に換算すると約23万5,000〜25万円ですが、賞与の配分、扶養状況、居住地、加入する社会保険などで変わります。
Q6:30代女性の正社員と非正規雇用ではどのくらい収入差がありますか?
A6:厚生労働省の2025年調査では、30〜34歳女性の月額賃金は正社員29万3,400円、正社員以外22万2,200円。35〜39歳女性では正社員30万7,200円、正社員以外21万7,800円です。
まとめ:2026年の30代女性は平均年収だけでなく働き方と将来性を比較しよう
2026年11月現在、最新の公的統計から見る30代女性の平均年収は、30〜34歳で約375.6万円、35〜39歳で約362.3万円です。国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査に基づく数字で、賞与を含む年間給与となっています。
一方、厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、30代女性の月額賃金は30〜34歳で28万3,200円、35〜39歳で29万2,400円です。正社員と正社員以外では月額賃金に7万〜9万円程度の差があり、雇用形態が収入を左右する大きな要素になっています。
また、30代女性だけの公式な年収中央値は公表されていません。平均年収だけを見て一喜一憂するのではなく、年収分布、手取り、ボーナス、業種、地域、勤務条件まで確認することが大切です。
30代はこれまでの経験を生かしながら、今後の収入や働き方を見直せる時期でもあります。同年代との単純な比較にとどまらず、自分の仕事に対する評価や昇給制度、将来のキャリア形成を基準に、納得できる収入を目指していきましょう。
主な参考資料:国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」、政府統計の総合窓口(e-Stat)掲載の関連統計表。
(出典: 30 代 女性 年収(Yahoo!ニュース))