大地震前兆予言は当たるのか?2026年最新の科学的根拠と南海トラフ情報を徹底解説
「○月○日に日本で大地震が起きる」「地震雲が現れた」「動物が突然異常な行動を始めた」――SNSや動画サイトでは、大地震の前兆や発生日時を予言する情報が繰り返し拡散されている。2026年も地震への警戒が続くなか、こうした情報を目にして不安を感じている人は少なくない。では、大地震前兆予言には本当に科学的な根拠があるのだろうか。

気象庁、日本地震学会、地震調査研究推進本部の最新の公表資料を確認すると、現代の科学では大地震の発生日時・場所・規模を正確に特定する予知は困難である一方、南海トラフ地震については30年以内の発生確率が高い評価を受けている。2025年9月の長期評価の改訂や、2026年10月の気象庁による評価結果も踏まえ、地震雲、動物の異常行動、日付指定の予言から本当に役立つ防災情報まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 大地震前兆予言の真相:科学的に検証された日付指定の地震予言はなく、気象庁も日時・場所を特定する予知は困難としている。
- 前兆現象の実態:地震雲や動物の異常行動には、現時点で実用的な地震予測に使えるだけの科学的根拠が確立されていない。
- 2026年の南海トラフ評価:2025年9月26日の長期評価改訂で、今後30年以内の発生確率は算定モデルに応じて60~90%程度以上、または20~50%と評価された。
- 最新の観測情報:気象庁が2026年10月7日に公表した評価では、南海トラフ沿いで発生可能性が平常時より相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない。
- 本当に必要な対策:予言に振り回されるのではなく、家具の固定、水・食料の備蓄、避難経路の確認など、根拠ある防災対策を進めることが重要。
【結論】大地震前兆予言は科学的に信頼できるのか?気象庁の公式見解
最初に押さえておきたいのは、地震予知と地震発生確率の評価は、まったく異なる情報だという点だ。
地震予知とは、地震が発生する時期、場所、規模の3要素を精度よく限定して予測することを指す。一方、長期評価は過去の地震履歴や地質学的なデータなどから、一定期間内に地震が発生する可能性を統計的に評価するものだ。
気象庁は公式FAQで、例えば「1週間以内に東京直下でマグニチュード6~7の地震が発生する」といった精度の高い予測について、現在の科学的知見では難しいと説明している。
また、日時と場所を特定した地震予知情報については、一般にデマと考えられるとの見解を示している。これは地震が発生しないという意味ではない。日本ではいつ地震が起きてもおかしくないため、特定の予言を信じることと、日頃から備えることを分けて考える必要がある。
地震予知・地震予測・地震速報の違い
ネット上では、地震予知、地震予測、緊急地震速報が同じ意味で使われることがある。しかし、それぞれ役割が異なる。
| 情報の種類 | 内容 | 科学的な位置づけ |
|---|---|---|
| 地震予知 | 発生日時・場所・規模を事前に特定する | 高精度な実現は困難 |
| 長期評価 | 数十年単位の発生確率を評価する | 統計・地質学的な評価 |
| 地震活動の評価 | 観測された地震活動や地殻変動を分析する | 実際の観測データに基づく |
| 南海トラフ臨時情報 | 異常現象を受けて相対的な発生可能性の変化を知らせる | 防災対応の判断材料 |
| 緊急地震速報 | 地震発生後、強い揺れの到達前に知らせる | 発生済みの地震を利用する速報 |
特に緊急地震速報は、地震が発生する前に予言する仕組みではない。地震波を観測して震源や規模を推定し、強い揺れが到達する前に警告するシステムだ。
つまり、現在の地震科学は「いつ地震が起きるかを正確に言い当てる」段階には至っていないものの、観測技術を使って地震活動の変化を把握し、被害を減らすための情報を提供する段階には進んでいる。
【前兆現象を徹底検証】地震雲・動物の異常行動・地下の異変に根拠はある?
大地震の前兆として語られる現象には、空に現れる特徴的な雲、犬や猫などの異常行動、井戸水の変化、電磁波の異常、地鳴りなどがある。
これらの現象のなかには、地震との関連性を研究する価値があるものも含まれる。しかし、ある現象が地震の前に観察されたという事実だけでは、地震を予測できる証拠にはならない。
1.地震雲は大地震の前兆なのか
地震雲とは、大地震の発生前に現れるとされる特殊な形状の雲を指す俗称だ。代表的なものとして、帯状、放射状、断層状、竜巻状などの雲が挙げられる。
しかし、日本地震学会のFAQによると、地震研究者の間では一般に雲と地震との関係はないと考えられている。
その理由は、地下深くで発生する地震と大気中に形成される雲を直接結びつける科学的メカニズムが十分に説明されていないためだ。
例えば、地震前の岩石の微小破壊によって電磁波が発生するという仮説が取り上げられることがある。しかし、その電磁波が地下から地表まで伝わり、さらに雲の形成に影響するという一連の仕組みは確立されていない。
また、地震雲とされる写真の多くは、飛行機雲や巻雲、巻積雲、層積雲など、通常の気象現象として説明できる可能性がある。珍しい雲を見た後に地震が起きると記憶に残りやすい一方、地震が起きなかったときの雲は忘れられやすいという問題もある。
検証のポイント:雲の形だけで地震発生を判断することはできない。気象条件と照合し、気象庁の情報を優先するのが適切だ。
2.動物の異常行動は地震を予知するのか
犬が突然激しく吠える、猫が落ち着かなくなる、鳥が一斉に飛び立つ、魚が大量に水面に現れるといった現象も、大地震の前兆として紹介されることがある。
動物の感覚は人間とは異なるため、人間が気づかない音や振動、気圧、環境変化などに反応する可能性はある。実際、動物の異常行動と地震の関係を調べる研究は過去にも行われてきた。
ただし、気象庁は動植物が地震以外の理由でも通常と異なる行動をすることを指摘している。動物自身の行動メカニズムや地震前兆現象にも未解明の部分があり、異常行動の原因を地震と結びつける科学的説明は確立していない。
したがって、ペットの異常行動があったというだけで、数時間後や数日後に大地震が起きると判断することはできない。
3.地下水・電磁波・地殻変動は本当の前兆なのか
地震の前兆研究で重要なのは、目に見える現象だけではない。地下の岩盤やプレート境界で起きる変化を観測する研究も続いている。
主な研究・観測対象は次のとおりだ。
- 地殻変動:GPSやGNSSなどを使い、地面の移動や変形を観測する。
- 地震活動:微小地震の発生頻度や震源分布の変化を調べる。
- ひずみ:地中の観測機器によって岩盤の変形を測定する。
- 地下水:水位や水質、地下水に含まれる成分の変化を研究する。
- 電磁気現象:地磁気や地電流などの変化と地震活動との関係を調べる。
- ゆっくりすべり:プレート境界で発生する、通常の地震とは異なるゆっくりとしたずれを観測する。
重要なのは、こうした観測対象が研究されていることと、それを使って大地震の日時を予測できることは別だという点である。
例えば、南海トラフ地震の監視では、ひずみ計や地殻変動の観測などが活用されている。異常な変化が複数の観測点で確認されれば、専門家による評価につながる。しかし、単独の観測値の変化が直ちに巨大地震の発生を意味するわけではない。
4.過去の大地震には前兆があったのか
過去の地震を振り返ると、本震の前に比較的大きな地震が発生していた事例がある。
代表例が2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震だ。気象庁の資料によると、本震の2日前にあたる3月9日には、震源付近でマグニチュード7.3の地震が発生していた。
その後、3月11日の巨大地震に至るまでにも複数の地震が発生している。こうした地震活動は、本震の発生後に振り返れば前震として捉えられる。しかし、最初の地震が起きた時点で、それが巨大地震につながる前震なのか、独立した地震なのかを判断することは難しい。
地震調査研究推進本部も、前震は本震の直前から数日前に発生することが多い一方、1か月以上前から発生するケースもあり、事前に前震かどうかを判断することは難しいと説明している。
つまり、過去の地震に前震が存在したという事実を、未来の大地震を予知できる証拠として扱うことはできない。
【噂と事実を比較】大地震前兆予言の信頼性を一覧で検証
大地震前兆予言を見極めるには、情報の発信者や内容だけでなく、科学的に何が分かっているのかを比較することが大切だ。
ここでは、代表的な前兆情報と公的機関・専門学会の見解を整理する。
| 対象・情報 | ネット上で語られる内容 | 科学的な評価・現状 |
|---|---|---|
| 地震雲 | 特殊な形の雲が大地震を知らせる | 再現性のある予測手法は確立されていない |
| 動物の異常行動 | 犬や猫が地震を事前に察知する | 地震との一貫した関係は証明されていない |
| 地下水の異常 | 水位や水質の変化が地震を知らせる | 観測研究はあるが、普遍的な予知手法ではない |
| 電磁波の異常 | 電磁波の変化から地震を予測できる | 実用的な予測方法として確立されていない |
| 地鳴り | 地鳴りが聞こえたら巨大地震が近い | 音だけで発生日時や規模は判断できない |
| 前震 | 小さな地震の後に巨大地震が起こる | 前震かどうかは本震発生後に判明する場合がある |
| 日付指定の予言 | 特定日に巨大地震が発生する | 科学的根拠に基づく予測は不可能と日本地震学会が説明 |
| 南海トラフ長期評価 | 30年以内の発生確率を示す | 地震履歴などに基づく公的な確率評価 |
| 南海トラフ臨時情報 | 異常現象を受けて警戒を促す | 観測データと専門家の評価に基づく防災情報 |
この比較で特に注目したいのは、地震雲や動物の行動と、南海トラフ地震の長期評価・臨時情報では、情報の成り立ちが根本的に異なることだ。
日本地震学会は2026年6月に地震の噂に関するFAQを改訂し、日付を指定した科学的根拠のある地震予測は不可能との見解を改めて示している。発生日時・場所・規模のいずれかが曖昧な情報は、予測としての価値が乏しいという指摘も重要だ。
日付指定の地震予言が拡散する理由
科学的な根拠が乏しいにもかかわらず、大地震の予言が繰り返し話題になるのには理由がある。
第一に、地震への恐怖と不確実性が強く結びついていることだ。いつ、どこで発生するか分からない災害に対し、人は具体的な日付や場所を示す情報に安心感や危機感を抱きやすい。
第二に、予言の表現が曖昧な場合、後から実際の地震と結びつけやすいことが挙げられる。「日本のどこかで大きな揺れが起きる」といった広い予測は、地震活動が日常的に発生する日本では偶然一致する可能性がある。
第三に、予言が外れた場合には話題にならず、偶然一致した場合だけ注目されるという情報の偏りがある。さらに、SNSでは不安を強く刺激する画像や断定的な見出しが拡散されやすい。
予言が多くの人に共有されていることと、その情報が正しいことは同じではない。閲覧数、フォロワー数、コメント数は地震予測の科学的な精度を示す指標にはならない。
【2026年最新】南海トラフ地震の発生確率と地震調査研究推進本部の評価
大地震前兆予言を検証するうえで、最も重要な公的情報の一つが南海トラフ地震の長期評価だ。
南海トラフは、フィリピン海プレートが日本列島側のプレートの下に沈み込んでいる海域で、プレート境界にひずみが蓄積することによって巨大地震が発生すると考えられている。
地震調査研究推進本部は、南海トラフで発生する地震の規模をM8~M9クラスと評価している。2025年9月26日には、最新の知見を踏まえて地震活動の長期評価を一部改訂した。
南海トラフ地震の30年以内の発生確率
2025年9月の改訂後に示された発生確率は、計算方法によって次のように異なる。
すべり量依存BPTモデル
防災対策で念頭に置くことが推奨される評価
BPTモデル
別の計算モデルによる評価
地震調査研究推進本部による2025年1月1日を基準日とした30年以内の発生確率。
この2つの数値は、異なる計算モデルに基づく評価である。単純に20~90%という一つの幅にまとめるものではない。
地震調査研究推進本部は、防災対策を進める際には、高い方の評価である60~90%程度以上を念頭に行動するよう説明している。
ここで注意したいのは、60~90%という数値が「2026年中に地震が起きる確率」でも「今月中に地震が起きる確率」でもないことだ。
これは基準日から30年間という期間を対象とした長期的な評価であり、具体的な発生日を示すものではない。
2026年の南海トラフ最新観測情報
2026年の最新状況を確認するうえでは、気象庁が公表する南海トラフ沿いの地震活動に関する定例評価が重要になる。
気象庁の発表履歴で確認できる2026年10月7日の第110回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会では、南海トラフ周辺の地殻活動を評価した結果、次のように整理された。
南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない。
これは2026年10月7日時点の観測結果に関する説明であり、将来の地震発生を否定するものではない。
南海トラフ地震の長期的な発生リスクは引き続き高い評価にある一方、短期的に発生可能性が平常時より高まったと判断する特段の変化は確認されていない。この2つは矛盾する情報ではなく、異なる時間軸を扱っている。
過去の南海トラフ巨大地震と発生間隔
南海トラフでは、過去にも巨大地震が繰り返し発生してきた。
- 1707年:宝永地震。
- 1854年:安政東海地震・安政南海地震。
- 1944年:昭和東南海地震。
- 1946年:昭和南海地震。
地震調査研究推進本部によると、過去1400年間の南海トラフでは、おおむね90~270年の間隔で大地震が発生してきた。
また、東海側と南海側が同時に動く場合もあれば、時間差を伴って発生する場合もある。1854年の安政東海地震と安政南海地震は約32時間の間隔で発生し、1944年の昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震は約2年の間隔で続いた。
このような多様性があるため、過去の発生間隔だけで次の地震の日時や震源域を正確に割り出すことはできない。
【南海トラフ地震臨時情報】巨大地震警戒・巨大地震注意の意味と対応
南海トラフ地震臨時情報は、大地震の発生を日付指定で予言するものではない。
南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合に、その現象と大規模地震との関連性を調査し、発生可能性が平常時より相対的に高まっているかどうかを知らせる情報だ。
この仕組みは2019年5月から運用されており、気象庁が観測結果を発表し、政府や自治体が情報に応じた防災対応を呼びかける。
南海トラフ地震臨時情報の4つのキーワード
| キーワード | 発表される主な状況 | 基本的な対応 |
|---|---|---|
| 調査中 | M6.8以上の地震など、関連性の調査が必要な現象を観測 | 避難準備や情報収集を開始 |
| 巨大地震警戒 | 想定震源域内でM8.0以上の地震が発生したと評価 | 特別な警戒と対象地域での事前避難 |
| 巨大地震注意 | M7.0以上の地震や通常と異なるゆっくりすべりなどを評価 | 備えを再確認し、すぐ避難できる状態を整える |
| 調査終了 | 警戒・注意の条件に該当しないと評価 | 通常の生活を続けながら備えを維持 |
「調査中」は、必ず巨大地震が発生するという意味ではない。異常現象が確認され、南海トラフ地震との関連性を調べている段階だ。
その後、専門家による評価検討会の結果を踏まえて、巨大地震警戒、巨大地震注意、調査終了のいずれかが発表される。
防災庁の説明によると、M6.8以上の地震などを観測した場合、調査中の情報は通常5~30分後に発表される。調査結果については、巨大地震警戒に該当する場合、現象発生後最短で2時間程度を目安に発表される。
巨大地震警戒が発表された場合はどうする?
巨大地震警戒では、後発の大規模地震に備えた特別な防災対応が求められる。
特に、津波からの避難に時間がかかり、地震発生後の避難では間に合わない可能性がある地域の住民には、1週間の事前避難が必要となる場合がある。
一方、巨大地震注意では、原則として一律の事前避難は求められない。日常生活を続けながら、家具の固定、非常用品、避難経路などを再確認し、地震発生時に速やかに行動できる状態にしておく。
調査終了となっても、南海トラフ地震の発生可能性がゼロになったわけではない。臨時情報は警戒の強さを判断する材料であり、日常的な備えを終了させる合図ではない。
【デマを見抜く方法】大地震予言の信頼性を判断する7つの基準
大地震の予言情報を目にしたとき、最初に確認したいのは「誰が言っているのか」だけではない。情報の根拠、予測の具体性、過去の的中率などを総合的に判断する必要がある。
日本地震学会の2026年6月改訂FAQでも、発生時間・場所・規模を曖昧にした情報や、特定の日付を指定する予言には科学的な根拠が乏しいと説明されている。
信頼できる地震情報を見分けるチェックポイント
{@body const checks = ["発信者が気象庁・地震調査研究推進本部などの公的機関か確認する","地震の日時・場所・規模が具体的に示されているか確認する","観測データや研究論文などの根拠が提示されているか確認する","予測が地震発生前に公表されていた記録を確認する","的中例だけでなく外れた予測も公開されているか確認する","複数の独立した専門機関による検証があるか確認する","不安を煽るだけの投稿ではなく具体的な防災行動につながる情報か確認する"]}
{@body const [done,setDone] = DIL.useState()}
{done.length} / {checks.length} 項目確認済み
{#each checks as item,i}
{/each}
特に注意したい危険な予言情報
次のような特徴を持つ情報は、信頼性を慎重に判断したい。
- 「絶対に○月○日に大地震が来る」と断定している。
- 科学者や研究機関の名前を出しているが、元資料が示されていない。
- 過去の的中例だけを並べ、外れた予測を公開していない。
- 地震雲や動物の異常行動だけで巨大地震の発生を断定している。
- 情報を拡散しないと危険だと訴え、読者に強い不安を与えている。
- 古い地震情報や過去の映像を、現在発生している現象として紹介している。
また、地震発生後に「以前から予言していた」という投稿が現れた場合は、元の投稿日時を確認することが大切だ。後から編集された内容や、発生後に初めて公開された予測は、事前予知の証拠にはならない。
信頼性を検証するなら、元の発表記録、発表日時、対象地域、予測期間、マグニチュード、予測の成否を一つずつ確認する必要がある。
【今すぐできる防災対策】大地震に備える非常用品と家庭の準備
地震予言の真偽を調べること以上に、生活を守るために確実に役立つのが日頃の防災対策だ。
大地震は正確な発生日を予測できなくても、家具の転倒や停電、断水、通信障害など、想定される被害に対して事前に準備することはできる。
1.水・食料は最低3日分、できれば1週間分
首相官邸や防災関係機関は、家庭で最低3日分、できれば1週間分の備蓄を行うよう案内している。
飲料水は1人1日3リットルが目安となる。
| 備蓄品 | 1人分の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 飲料水 | 1日3リットル | 飲料・調理 |
| 保存食 | 最低3日分 | 主食・副食 |
| 携帯トイレ | 余裕を持った数量 | 断水時の排泄 |
| ウェットティッシュ | 1パック以上 | 清潔の維持 |
| モバイルバッテリー | 1台以上 | 通信・情報収集 |
| 常備薬 | 必要な日数分 | 持病や体調管理 |
| 懐中電灯 | 1個以上 | 停電時の照明 |
例えば、4人家族なら飲料水だけでも1日12リットル必要になる。3日分で36リットル、7日分では84リットルが目安だ。
備蓄食料はアルファ米、缶詰、レトルト食品、乾パンなどを組み合わせるとよい。普段から食べている食品を多めに購入し、消費した分を買い足すローリングストックも有効だ。
2.非常用持ち出し袋に入れるもの
自宅で生活できなくなった場合に備え、避難時に持ち出すものをまとめておく。
{@body const supplies = ["飲料水・携帯できる非常食","懐中電灯・予備電池","携帯ラジオ","スマートフォン・充電器","モバイルバッテリー","現金・身分証明書のコピー","常備薬・救急用品","マスク・ウェットティッシュ","軍手・ヘルメット","下着・着替え・タオル","携帯トイレ・衛生用品","眼鏡・コンタクト用品"]}
{@body const [packed,setPacked] = DIL.useState()}
{packed.length} / {supplies.length} 点準備済み
{#each supplies as item,i}
{/each}
乳幼児がいる家庭では粉ミルクやおむつ、高齢者がいる家庭では介護用品、ペットを飼っている家庭ではペットフードやトイレ用品なども必要になる。
3.家具の固定と寝室の安全確保
地震による負傷を防ぐためには、家具の転倒防止が欠かせない。
- 大型家具や本棚を固定器具で固定する。
- 寝室には倒れやすい家具をできるだけ置かない。
- ガラス飛散防止フィルムを活用する。
- 避難経路に荷物を置かない。
- 玄関や廊下に避難用の靴やライトを準備する。
特に夜間の地震では、停電や家具の転倒によって避難が難しくなる可能性がある。寝室の安全確保は、費用をかけずに始められる重要な対策の一つだ。
4.家族の安否確認と避難場所を決める
災害時には携帯電話がつながりにくくなる可能性があるため、家族間の連絡方法を事前に決めておきたい。
災害用伝言ダイヤル171や災害用伝言板の利用方法を確認し、家族が別々の場所にいるときの集合場所も決めておく。
また、自宅や職場、学校の周辺にある避難場所、津波浸水想定区域、土砂災害警戒区域などを自治体のハザードマップで確認することも欠かせない。
南海トラフ地震が想定される地域では、揺れへの備えだけでなく、津波から迅速に避難するための経路と所要時間を確認しておくことが重要だ。
【大地震前兆予言】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に日本で大地震が起きるという予言は本当ですか?
A1:特定の日付を指定した大地震予言について、科学的に信頼できる根拠は確認されていない。気象庁も日時と場所を特定した地震予知は困難としている。ただし、日本では地震がいつ発生してもおかしくないため、日頃の防災対策は必要だ。
Q2:地震雲が出たら大地震が近いのでしょうか?
A2:地震雲と大地震の発生を結びつける科学的なメカニズムや、再現性のある予測手法は確立されていない。雲の形は気流や気圧、地形などの影響でも変化する。
Q3:犬や猫の異常行動は地震の前兆ですか?
A3:動物が地震以外の環境要因によって異常行動を起こすこともあるため、行動の変化だけで地震を予測することはできない。動物と地震の関係については研究が続いている。
Q4:南海トラフ地震の発生確率は2026年現在どれくらいですか?
A4:地震調査研究推進本部の2025年9月改訂の評価では、2025年1月1日を基準とした30年以内の発生確率は、すべり量依存BPTモデルで60~90%程度以上、BPTモデルで20~50%とされている。計算方法によって数値が異なる。
Q5:南海トラフ地震臨時情報が発表されたら必ず避難する必要がありますか?
A5:キーワードによって対応が異なる。巨大地震警戒では対象地域の一部住民に1週間の事前避難が必要となる場合がある。巨大地震注意では、原則として一律の事前避難ではなく、日頃の備えを再確認して迅速に避難できる状態を整える。
Q6:地震の前兆を確認するには何を見ればよいですか?
A6:気象庁の地震情報、南海トラフ地震関連情報、地震調査研究推進本部の長期評価、自治体の防災情報を確認するのが基本だ。SNSの予言や未検証の画像だけで判断しないことが大切だ。
Q7:地震への備えは何日分必要ですか?
A7:最低3日分、できれば1週間分の水・食料を備蓄することが推奨されている。水は1人1日3リットルを目安にし、携帯トイレ、常備薬、照明、充電器なども準備したい。
まとめ:大地震前兆予言に惑わされず科学的な情報と備えを優先する
2026年現在、大地震の発生日時・場所・規模を正確に特定する科学的な予知は実現していない。地震雲や動物の異常行動についても、実用的な予測に利用できるだけの科学的根拠は確立されていない。
一方、南海トラフ地震については、地震調査研究推進本部が2025年9月に長期評価を改訂し、今後30年以内の発生確率を高いランクに位置づけている。2026年10月7日の気象庁の評価では、平常時と比べて発生可能性が相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない。
この2つの情報を正しく理解することが重要だ。短期的な予言を信じる必要はないが、長期的な地震リスクを軽視する理由にもならない。
【プロの結論】
大地震への備えで本当に信頼すべきなのは、日付を断定する予言ではなく、継続的に観測されたデータと専門機関の評価だ。
地震予言の情報を見たときは、発信者、観測データ、予測方法、過去の検証結果を確認する。そして、公式情報を基準に行動し、家庭の備蓄や避難経路を見直す。
大地震がいつ起きるかを正確に知ることはできなくても、地震が起きたときに自分や家族の命を守る準備は今日から始められる。恐怖を煽る予言ではなく、科学的な観測と具体的な防災行動に目を向けることが、2026年を安全に過ごすための最も現実的な選択だ。 (出典: 大 地震 前兆 予言(Yahoo!ニュース))