将棋の駒数は全部で40枚!2026年版・8種類の内訳と初期配置を徹底解説
将棋の駒数は、通常の対局で全部で40枚です。先手と後手がそれぞれ20枚ずつ持ち、玉将・王将、飛車、角行、金将、銀将、桂馬、香車、歩兵の8種類を使って対局します。1人分の内訳を見ると、歩兵が9枚と最も多く、金将・銀将・桂馬・香車はそれぞれ2枚、玉将または王将・飛車・角行はそれぞれ1枚です。
ただし、将棋の駒数を正しく理解するには、基本の40枚だけでなく、9×9マスの初期配置、敵陣に入ったときの成り駒、取った駒を再利用する持ち駒の仕組みも知っておく必要があります。2026年11月現在の日本将棋連盟の対局規則を基準に、駒の名前と読み方から駒落ち将棋の枚数まで、初心者にも分かるように整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 将棋の駒数:通常は全部で40枚。先手・後手が各20枚ずつ持つ。
- 駒の内訳:基本の駒は8種類。歩兵が各9枚で、最も枚数が多い。
- 成り駒:成ることができる基本駒は6種類。成っても物理的な駒の総数は増えない。
- 将棋盤:9×9の81マスに、双方の駒を合計40枚配置する。
- 持ち駒:取った相手の駒は自分の駒として再利用できる。
【まず結論】将棋の駒数は全部で40枚!1人分は20枚
将棋の駒数は、一般的な平手の対局で合計40枚です。対局する2人がそれぞれ20枚を持ち、決められた初期配置からゲームを始めます。
この20枚という数字は、先手と後手で共通です。先手だけが多くの駒を持っていたり、後手だけが歩兵を少なくしたりすることはありません。通常の平手では、両者が同じ種類・同じ枚数の駒を使います。
1人分20枚の基本構成
1人分の20枚は、次の8種類で構成されています。
- 玉将または王将:1枚
- 飛車:1枚
- 角行:1枚
- 金将:2枚
- 銀将:2枚
- 桂馬:2枚
- 香車:2枚
- 歩兵:9枚
合計すると、1+1+1+2+2+2+2+9=20枚です。これが先手と後手にそれぞれあるため、20枚×2人で40枚になります。
歩兵は1人何枚?最も多いのは歩の9枚
初心者が覚えておきたいのが、歩兵の枚数です。歩兵は1人につき9枚、両者合わせて18枚あります。
つまり、将棋の全40枚のうち18枚は歩兵です。全体の45%を占めており、将棋の駒の中でも特に枚数が多い存在です。
歩兵は1マスずつ前進するシンプルな駒ですが、敵陣に入ると「と金」に成ることができます。数の多さだけでなく、成りによって金将と同じ動きができるようになる点も、将棋における歩の大きな特徴です。
【一覧表】将棋の駒8種類の名前・読み方・枚数と成り駒
将棋の駒は8種類あり、それぞれ読み方、枚数、動き方が異なります。日本将棋連盟の公式解説でも、玉将・王将から歩兵までの8種類が基本の駒として整理されています。
以下は、1人分の枚数と成った後の名称をまとめた一覧です。
| 駒の名前 | 読み方 | 1人分 | 成った後の名前 |
|---|---|---|---|
| 玉将・王将 | ぎょくしょう・おうしょう | 1枚 | 成らない |
| 飛車 | ひしゃ | 1枚 | 龍王(竜) |
| 角行 | かくぎょう | 1枚 | 龍馬(馬) |
| 金将 | きんしょう | 2枚 | 成らない |
| 銀将 | ぎんしょう | 2枚 | 成銀 |
| 桂馬 | けいま | 2枚 | 成桂 |
| 香車 | きょうしゃ | 2枚 | 成香 |
| 歩兵 | ふひょう | 9枚 | と金 |
大駒は飛車と角行の2種類
飛車と角行は、将棋で大駒(おおごま)と呼ばれます。どちらも1人につき1枚です。
飛車は縦と横に何マスでも進める駒で、角行は斜め方向に何マスでも進めます。ただし、どちらも途中にある駒を飛び越えることはできません。
成ると、飛車は龍王、角行は龍馬になります。龍王は飛車の動きに加えて斜めに1マス、龍馬は角行の動きに加えて縦横に1マス動けるようになります。
小駒は金将・銀将・桂馬・香車・歩兵
飛車と角行以外の駒は、一般に小駒(こごま)と呼ばれます。金将・銀将・桂馬・香車は各2枚、歩兵は9枚です。
金将は成ることができない駒ですが、銀将・桂馬・香車・歩兵は成ることができます。これら4種類は、成ると金将と同じ動きになるため、敵陣での攻防に欠かせません。
玉将と王将の違いは?動き方は同じ
玉将と王将は、文字が異なるため別々の駒だと思われることがありますが、将棋における役割と動き方は同じです。
どちらも自分の周囲8方向に1マスずつ動ける、最も重要な駒です。成ることはできず、相手の玉を詰ませることが対局の目的になります。
一般的な駒のセットでは王将と玉将が1枚ずつ用意され、伝統的な慣習では上手が王将、下手が玉将を使います。平手では先手・後手の間でも使い分けられます。
なお、日本将棋連盟の対局規則では、各対局者が「玉将または王将」を1枚持つと定められています。文字の違いによって駒の性能が変わるわけではありません。
【初期配置を解説】将棋盤9×9マス・81マスへの正しい並べ方
将棋の駒数40枚を理解したら、次に覚えたいのが初期配置です。将棋盤は縦9マス×横9マスの合計81マスで構成されています。
この81マスのうち、対局開始時に先手と後手がそれぞれ20枚ずつ配置します。盤の中央部分には駒を置かず、双方が向かい合う形になります。
自分側の駒の並べ方は3段構成
先手側を基準にすると、駒は手前から3段に分けて並べます。
1段目(自分に最も近い段)
左から香車・桂馬・銀将・金将・玉将・金将・銀将・桂馬・香車の順に並べます。中央に玉将を置き、その左右に金将を配置するのが特徴です。
2段目(中央の段)
飛車と角行を1枚ずつ配置します。先手から見て、2筋の位置に飛車、8筋の位置に角行を置きます。
3段目(相手に近い段)
歩兵を9枚、横一列に並べます。1筋から9筋まで、すべての列に1枚ずつ歩を置く形です。
初期配置の枚数を確認する
- 1段目:9枚
- 2段目:2枚
- 3段目:9枚
合計20枚です。後手側も同じ構成で、先手と向かい合うように配置します。
日本将棋連盟の対局規則第3条では、将棋盤が9×9の81マスであること、双方が8種類・合計20枚の駒を持つこと、盤上の初期配置について定めています。
将棋盤の筋と段の読み方
将棋盤では、縦方向を「筋」、横方向を「段」と呼びます。筋は右から左へ1筋から9筋、段は上から下へ一段から九段と数えます。
例えば、先手の飛車が初期配置されている場所は2八、角行は8八です。こうした筋と段の組み合わせによって、棋譜では駒の位置や移動先を記録します。
盤面の読み方を覚えると、対局中の駒の位置を正確に把握できるようになります。

【成り駒は全部で6種類】基本の8種類と数え方が違う理由
将棋の駒数を調べる際に、特に間違えやすいのが成り駒の扱いです。
基本の駒は8種類ですが、そのうち6種類の駒が成ることができます。成り駒とは、敵陣に入るなど一定の条件を満たしたとき、駒を裏返して動き方を変えたものです。
成り駒6種類の一覧
- 飛車 → 龍王(竜)
- 角行 → 龍馬(馬)
- 銀将 → 成銀
- 桂馬 → 成桂
- 香車 → 成香
- 歩兵 → と金
成ることができないのは、玉将・王将と金将です。玉将はもともと王を表す重要な駒であり、金将も成った後の動きが基本的に同じため、成りの対象にはなりません。
成ると駒の枚数は増える?
答えは増えません。
例えば、歩兵が1枚と金になっても、歩兵が消えて別の駒が新しく増えるわけではありません。同じ駒を裏返して使うため、物理的な駒数は1枚のままです。
つまり、将棋の駒を数える場合には、次のように整理すると分かりやすくなります。
- 基本の駒:8種類
- 成り駒:6種類
- 基本の駒と成り駒の名称を合わせた区分:14種類
- 通常の対局で使う物理的な駒:合計40枚
成り駒6種類を40枚とは別に数えるのは誤りです。成り駒は、既存の40枚の中で状態が変化したものです。
駒はいつ成ることができる?
成ることができる場所は、相手側の陣地である敵陣です。将棋盤の相手側から数えて3段目までが敵陣に該当します。
日本将棋連盟の対局規則では、駒を移動する際、移動前または移動後の位置が敵陣に入っている場合に成ることができるとされています。
つまり、敵陣に入るときだけでなく、敵陣内で動くときや、敵陣から出るときにも成ることができます。
ただし、成るかどうかを自由に選べる場面でも、成らないと次に動けなくなる駒には注意が必要です。
- 歩兵・香車:敵陣の一段目では成る必要がある。
- 桂馬:敵陣の一段目と二段目では成る必要がある。
このように、成り駒は単に駒の名前が変わるだけではありません。移動できる範囲や戦術にも影響する重要なルールです。
【持ち駒のルール】取った相手の駒を再利用できる仕組み
将棋がほかの多くのボードゲームと大きく異なる特徴が、相手から取った駒を自分の駒として再利用できることです。
相手の駒を取ると、その駒は自分の持ち駒になります。持ち駒は自分の手番で盤上に打つことができ、再び戦力として使えます。
持ち駒になったら成りは解除される
例えば、相手のと金を取った場合、その駒は持ち駒の歩として扱われます。龍王を取れば飛車、龍馬を取れば角行として使います。
つまり、成った状態のまま自分の駒になるわけではありません。持ち駒として再利用するときは、必ず成る前の基本の状態に戻ります。
また、持ち駒は成った状態で盤上に打つことができません。打った後に敵陣へ進めば、改めて成ることができます。
持ち駒を打つときの3つの注意点
持ち駒は空いているマスに打つことができますが、どこにでも自由に置けるわけではありません。代表的な制限は次の3つです。
1.二歩の禁止
同じ筋に、成っていない自分の歩兵を2枚置くことはできません。すでに自分の歩がある筋に、もう1枚の歩を打つ行為は二歩という反則です。ただし、と金は歩として扱われないため、と金がある筋に歩を打つことはできます。
2.行き所のない駒を打たない
歩兵と香車は敵陣の一段目、桂馬は敵陣の一段目と二段目に打つことができません。次に進める場所がなくなるためです。
3.打ち歩詰めの禁止
持ち駒の歩を打つことで、相手の玉を逃げられない詰みの状態にすることは禁止されています。ただし、歩を打って王手をかけること自体は禁止されていません。盤上にある歩を進めて詰ませる突き歩詰めも反則ではありません。
これらの反則は、日本将棋連盟の対局規則第10条にも定められています。
持ち駒があるから実際の駒数は変わらない
将棋では、取った駒を相手から自分へ移す仕組みになっています。駒を取ってもゲームから消えるわけではありません。
そのため、平手の対局では、盤上の駒と双方の持ち駒を合計すると、基本的には40枚という物理的な総数が保たれます。
盤上にある枚数だけを数えると、対局が進むにつれて40枚より少なくなります。しかし、持ち駒も含めて数えれば、駒そのものが増減したわけではないことが分かります。

【駒落ち将棋の駒数】香落ち・角落ち・二枚落ちでは何枚になる?
将棋には、実力差がある相手同士でも対局を楽しめるように、強い側が一部の駒を使わずに対局する「駒落ち」という仕組みがあります。
通常の平手では40枚を使いますが、駒落ちでは上手(うわて)側が指定された駒を盤上に配置せずに対局するため、使用する駒数が変わります。
代表的な駒落ちの種類と残り枚数
日本将棋連盟の公式FAQでは、東京将棋会館の道場における手合割として、段級差に応じた駒落ちの種類が紹介されています。
- 香落ち:上手の左香車を1枚落とす。上手19枚、全体39枚。
- 角落ち:上手の角行を1枚落とす。上手19枚、全体39枚。
- 飛車落ち:上手の飛車を1枚落とす。上手19枚、全体39枚。
- 飛車香落ち:飛車と左香車を落とす。上手18枚、全体38枚。
- 二枚落ち:飛車と角行を落とす。上手18枚、全体38枚。
- 四枚落ち:飛車・角行・左右の香車を落とす。上手16枚、全体36枚。
- 六枚落ち:飛車・角行・左右の香車・左右の桂馬を落とす。上手14枚、全体34枚。
下手は通常どおり20枚を持ち、上手だけが駒を減らします。例えば、二枚落ちなら下手20枚、上手18枚なので、合計38枚で対局します。
段級差によって駒落ちの種類が変わる
東京将棋会館の道場で紹介されている目安は次のとおりです。
- 1段級差:下位者先手
- 2段級差:香落ち
- 3段級差:角落ち
- 4段級差:飛車落ち
- 5段級差:飛車香落ち
- 6〜7段級差:二枚落ち
- 8〜9段級差:四枚落ち
- 10段級差以上:六枚落ち
なお、これは東京将棋会館の道場における手合割の例です。道場や大会によって、採用する手合割や実力差の基準が異なる場合があります。
駒落ちで重要なのは、落とした駒の枚数だけでなく、どの種類の駒を使わないかという点です。飛車や角行のような大駒を落とす場合と、香車や桂馬などの小駒を落とす場合では、対局の難しさや戦い方が変わります。
【プロの結論】将棋の駒数を正しく数えるための3つの判断基準
将棋の駒数を理解するときには、単純に40枚という数字を覚えるだけでは不十分です。実際の対局では、駒の種類、状態、所在によって数え方が変わるためです。
判断基準1:基本の駒数と成り駒の種類を混同しない
最も大切なのは、基本の8種類と成り駒6種類を別の物理的な駒として数えないことです。
例えば、歩兵9枚のうち3枚がと金になっていたとしても、歩兵が6枚、と金が3枚という状態になっただけです。最初の20枚という合計は変わりません。
判断基準2:盤上の枚数と持ち駒を区別する
対局中に盤上にある駒だけを数えると、初期配置の40枚から減っているように見えることがあります。
しかし、取った駒は持ち駒として再利用されるため、盤上だけでなく駒台にある駒も数える必要があります。
盤上の駒と持ち駒を合算することが、実際の駒数を把握する基本です。
判断基準3:平手と駒落ちを区別する
40枚という数字は、通常の平手の対局における基本枚数です。駒落ちでは上手が指定された駒を使わないため、合計枚数が減ります。
将棋のルールや初期配置を説明するときには、平手なのか駒落ちなのかを最初に確認すると、枚数の誤解を防げます。
なお、2026年11月時点で日本将棋連盟が公開している対局規則には、2025年10月1日付の改定資料も掲載されています。この改定は入玉宣言法の条文番号に関する誤植修正であり、基本の駒数40枚や8種類という構成を変更するものではありません。
将棋の駒数に関するよくある質問(FAQ)
Q1:将棋の駒数は全部で何枚ですか?
A1:通常の平手では全部で40枚です。先手と後手がそれぞれ20枚ずつ持ち、8種類の駒を使います。
Q2:歩兵は1人何枚ありますか?
A2:1人につき9枚です。先手と後手を合わせると18枚になります。
Q3:将棋の駒は何種類ありますか?
A3:基本の駒は8種類です。玉将・王将、飛車、角行、金将、銀将、桂馬、香車、歩兵があります。このうち6種類は成ることができます。
Q4:成り駒は全部で何種類ですか?
A4:6種類です。龍王、龍馬、成銀、成桂、成香、と金があります。成っても新しい駒が増えるわけではありません。
Q5:玉将と王将は何が違うのですか?
A5:表記が異なるだけで、動き方や対局上の役割は同じです。伝統的な慣習では、上手が王将、下手が玉将を使います。
Q6:将棋盤は何マスありますか?
A6:縦9マス、横9マスの合計81マスです。双方の駒20枚ずつ、合計40枚を所定の位置に並べて対局を始めます。
Q7:相手から取った駒はどうなりますか?
A7:自分の持ち駒になります。成っていた駒も元の種類に戻り、自分の手番で盤上に打って再利用できます。ただし、二歩や打ち歩詰めなどの反則には注意が必要です。
Q8:二枚落ちでは将棋の駒は何枚になりますか?
A8:飛車と角行を上手が使わないため、下手20枚、上手18枚の合計38枚になります。
まとめ:将棋の駒数40枚・8種類の基本を覚えれば対局が分かる
将棋の駒数は、通常の平手で全部で40枚、1人分20枚です。基本の駒は8種類で、玉将または王将・飛車・角行が各1枚、金将・銀将・桂馬・香車が各2枚、歩兵が9枚という構成になっています。
また、成り駒は6種類ありますが、成ることによって物理的な駒数が増えるわけではありません。相手から取った駒も持ち駒として再利用できるため、盤上と駒台を合わせて数えることが大切です。
初期配置は9×9の81マスに双方20枚ずつ並べる形が基本です。一方、駒落ち将棋では使用しない駒の数だけ全体の枚数が変わります。
将棋を始める人は、まず「40枚・20枚・8種類・成り駒6種類」という4つの数字を覚えておくとよいでしょう。駒の名前や読み方、初期配置、持ち駒のルールまで理解すれば、対局の仕組みがより明確になり、観戦や実戦も一段と楽しめるようになります。
主な根拠資料
- 日本将棋連盟「対局規則」:駒数、初期配置、成り、持ち駒、反則規定。
- 日本将棋連盟「将棋の基礎知識」:駒の名称、読み方、動き方。
- 日本将棋連盟「将棋のルールに関するご質問」:駒落ちの種類と段級差の目安。
- 日本将棋連盟・新宿将棋センターの手合割資料:四枚落ち・六枚落ちの具体的な駒の構成。
- 日本将棋連盟「対局規則の改定」(2025年10月1日):改定内容。 (出典: 将棋 の 駒 数(Yahoo!ニュース))