松本裕樹はソフトバンクの何番手?2026年最新成績とセットアッパーの役割を徹底解説
福岡ソフトバンクホークスの松本裕樹は、ブルペンの中心を担う右腕だ。2026年シーズンは58試合に登板し、防御率2.22、32ホールド、4セーブを記録。56回2/3を投げて53奪三振、WHIP1.02という成績を残した。勝ちパターンの終盤を任されるセットアッパーとして、チームの継投に欠かせない存在となっている。
2014年ドラフト1位でソフトバンクに入団した松本は、先発投手としての経験を経て救援投手として才能を開花させた。2024年には14セーブを記録し、2025年には最優秀中継ぎ投手賞を獲得。2026年も58登板と安定した稼働を続けている。NPB公式の年度別成績をたどると、若手時代から現在の絶対的なリリーフ投手へ成長した過程が見えてくる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年成績:58登板、防御率2.22、32ホールド、4セーブ、WHIP1.02。
- 現在の役割:ソフトバンクの勝ちパターンを支えるセットアッパー。主に8回を担当する。
- キャリアの実績:2014年ドラフト1位で入団し、2025年に最優秀中継ぎ投手賞を獲得。
【結論】松本裕樹はソフトバンクの8回を担う重要なセットアッパー
松本裕樹の現在の役割を端的に表すなら、試合終盤のリードを守るセットアッパーだ。
セットアッパーとは、主に先発投手や中継ぎ投手からバトンを受け取り、抑え投手につなぐ役割を担う救援投手のこと。一般的には7回から8回に登板し、勝利まであと少しという重要な局面を任される。
松本は2025年シーズンに主に8回を任され、51試合で防御率1.07、39ホールドを記録した。44ホールドポイントを挙げ、パ・リーグの最優秀中継ぎ投手賞も獲得している。
2026年も58試合に登板し、32ホールドを記録。4セーブも挙げており、セットアッパーを基本としながら、試合展開によっては最後まで投げ切る役割も果たしている。
チームの抑え投手を務める杉山一樹が2026年に35セーブを記録していることを踏まえると、松本はクローザー専任ではなく、その前の重要なイニングを支える存在と整理できる。
つまり、松本の価値はセーブ数だけでは判断できない。リードした状態で終盤を迎えた際、相手の反撃を断ち切り、チームに勝利を引き寄せることこそが最大の仕事だ。

【2026年最新成績】58登板・防御率2.22・32ホールドの実力
2026年の松本裕樹は、救援投手として十分な存在感を示した。NPB公式の2026年度個人成績によると、レギュラーシーズンの主な数字は以下のとおりだ。
- 登板数:58試合
- 防御率:2.22
- 勝利・敗戦:4勝5敗
- ホールド:32
- ホールドポイント:36
- セーブ:4
- 投球回:56回2/3
- 奪三振:53
- WHIP:1.02
- 奪三振率:8.42
- 与四球:8
特に注目したいのが、58登板という稼働量と防御率2.22の組み合わせだ。
防御率2.22は救援投手としてどう評価できる?
防御率は、投手が9イニングを投げた場合に何点の自責点を許すかを示す指標だ。松本の2.22は、終盤の重要な場面を任される投手として安定した数字である。
2025年の防御率1.07と比較すると数字は上昇したが、2026年も58試合に登板し、56回2/3で自責点14に抑えている。前年とは異なる成績になったものの、救援陣の主力として十分な働きを続けた。
WHIP1.02が示す走者を出しにくい投球
WHIPは、1イニング当たりに許した安打と四球の合計を示す指標だ。一般的に数値が低いほど、投手が走者を出しにくいことを意味する。
2026年の松本はWHIP1.02。56回2/3を投げ、50安打、8四球という内容だった。四球を8個に抑えた点は特に注目できる。
救援投手は登板直後から走者を背負った状況で投げることもある。四球による余計な走者を増やさない能力は、接戦の終盤で大きな意味を持つ。
奪三振率8.42とK/BB6.63にも注目
奪三振率は9イニング換算の奪三振数を示す。2026年の松本は8.42で、53個の三振を奪った。
さらに、奪三振数を与四球数で割ったK/BBは6.63。三振を奪う能力と四球を与えない能力の両面で、バランスの取れた投球を見せている。
2025年の奪三振率9.95、WHIP0.81と比較すると、2026年は走者を出さないことと三振を奪うことの両面で前年を下回った。それでも、与四球を8個に抑えたことは、投球の安定性を評価する材料になる。
【年度別成績】2016年から2026年までのキャリアを比較
松本裕樹の成長を理解するには、単年の数字だけでなく、入団後の年度別成績を比較することが重要だ。
NPB公式の個人年度別成績を基に、登板数、防御率、ホールド、セーブの推移をまとめた。
| 年度 | 登板 | 防御率 | ホールド | セーブ | キャリア上の位置付け |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年 | 1 | 9.00 | 0 | 0 | 一軍デビュー |
| 2017年 | 15 | 4.78 | 0 | 0 | 一軍で経験を積む |
| 2018年 | 6 | 3.45 | 0 | 0 | 登板機会が限られる |
| 2019年 | 7 | 4.01 | 0 | 0 | 一軍定着を目指す時期 |
| 2020年 | 25 | 3.49 | 6 | 0 | 救援での起用が進む |
| 2021年 | 33 | 3.79 | 4 | 0 | リリーフ経験を積む |
| 2022年 | 44 | 2.66 | 15 | 0 | 勝ちパターンで存在感 |
| 2023年 | 53 | 2.68 | 25 | 0 | 主力中継ぎへ成長 |
| 2024年 | 50 | 2.89 | 23 | 14 | 抑えも経験 |
| 2025年 | 51 | 1.07 | 39 | 0 | 最優秀中継ぎ投手賞 |
| 2026年 | 58 | 2.22 | 32 | 4 | セットアッパーとして活躍 |
※2026年はレギュラーシーズン終了時の成績。ホールドとセーブはNPB公式の記録に基づく。
2022年から2023年にかけて救援投手として飛躍
転機として注目したいのが2022年だ。44試合に登板して防御率2.66、15ホールドを記録。翌2023年には53試合、25ホールドと数字を伸ばした。
この時期に重要なのは、単に防御率が改善したことだけではない。年間を通じて登板機会を確保し、チームの勝ちパターンに組み込まれるようになった点だ。
2024年は14セーブを記録して抑えも経験
2024年は50試合に登板し、23ホールドに加えて14セーブを記録した。
開幕から8回を任されていたが、シーズン途中にはロベルト・オスナの状態を受けて抑えに抜てきされた。松本はプロ初セーブを含む14セーブを挙げ、クローザーとしても結果を残した。
この経験は、現在の役割を理解するうえでも重要だ。松本は8回専門の投手というだけではなく、必要に応じて試合を締めくくることもできる救援投手なのである。
2025年はキャリアの大きな到達点
2025年は51試合に登板して防御率1.07、39ホールド、44ホールドポイントを記録。パ・リーグの最優秀中継ぎ投手賞を初めて獲得した。
特にWHIP0.81という数字は見逃せない。走者をほとんど許さず、相手打線の反撃を抑え込んだシーズンだった。
2022年から積み重ねてきた救援投手としての経験が、タイトル獲得という形で実を結んだ年といえる。

【経歴・プロフィール】盛岡大付高校から2014年ドラフト1位でソフトバンクへ
松本裕樹は1996年4月14日生まれ。神奈川県出身の右投左打の投手だ。
高校時代は岩手県の盛岡大付高校でプレーし、2014年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けた。2015年からプロとしてのキャリアをスタートさせている。
NPB公式の選手プロフィールに掲載されている基本情報は次のとおり。
- 氏名:松本裕樹(まつもと・ゆうき)
- 生年月日:1996年4月14日
- 出身地:神奈川県
- 身長・体重:182cm・84kg
- 投打:右投左打
- 出身高校:盛岡大付高校
- ドラフト:2014年ドラフト1位
- 所属球団:福岡ソフトバンクホークス
- 背番号:66
- ポジション:投手
ドラフト1位の期待を背負ってプロ入り
松本が指名された2014年のドラフトは、将来性を重視した若手選手への期待が大きかった時期でもある。
ドラフト1位という評価を受けて入団したものの、プロ入り直後から一軍の主力として定着したわけではない。2016年に一軍デビューを果たし、2017年には15試合に登板。その後も一軍での経験を重ねながら、自身の投球スタイルを確立していった。
現在の安定したリリーフ投手というイメージだけでは、入団当初から救援専門だったように見えるかもしれない。しかし、松本は先発への意欲も持ちながら、チームの事情や自身の適性を踏まえて役割を変えてきた選手だ。
【先発から中継ぎへ】松本裕樹がセットアッパーとして成功した理由
松本裕樹のキャリアで興味深いのは、先発投手としての可能性を追求しながら、最終的に救援投手として大きな成果を残したことだ。
先発投手と中継ぎ投手では、求められる能力が異なる。先発には長いイニングを投げ抜くスタミナや試合全体を組み立てる能力が必要だ。一方、セットアッパーには短いイニングで相手打線を抑える集中力と、登板機会が不規則でも状態を整える調整力が求められる。
本人も先発への思いを持っていた
2024年の週刊ベースボールONLINEのインタビューでは、松本自身が先発への気持ちを持っていたことを明かしている。
一方で、首脳陣との話し合いを経て中継ぎに集中することを選択。先発と救援のどちらかに曖昧な状態で取り組むのではなく、求められた役割でシーズンを通して結果を残す姿勢を示していた。
この判断は、その後の成績を見ると大きな意味を持っていたことが分かる。2022年の15ホールド、2023年の25ホールド、2025年の39ホールドと、救援投手として着実に実績を積み上げたからだ。
勝ちパターンを任される投手に必要な3つの能力
松本の成績から読み取れる強みは、大きく3つある。
1つ目は、年間を通じて登板できる安定性だ。2024年から2026年まで50試合以上に登板している。ブルペンの主力としてシーズンを戦うには、継続的なコンディション管理が欠かせない。
2つ目は、四球を抑える制球力だ。2026年は56回2/3で与四球8。ピンチで無駄な走者を出さないことは、勝ちパターンの投手にとって大きな武器になる。
3つ目は、役割の柔軟性だ。2024年の14セーブ、2025年の39ホールド、2026年の32ホールドと4セーブという変化が示すように、チームの継投事情に応じて異なる役割を担える。
救援陣では、同じ投手が毎年まったく同じ場面を担当するとは限らない。松本の価値は、8回を任せられる能力だけでなく、状況に応じて配置を変えられる経験値にもある。

【2026年の現在地】背番号66の役割と日本シリーズで見せた信頼
2026年シーズン終了時点で、松本裕樹はソフトバンクの救援陣を支える中心選手だ。背番号は入団後の登録で知られる66。主戦場は8回であり、クローザーにつなぐ重要な役割を担っている。
2026年の日本シリーズでも、松本の役割を象徴する場面があった。
日テレNEWS NNNの2026年10月29日の報道によると、松本はシリーズ第1戦で牧秀悟に同点本塁打、第2戦では筒香嘉智に逆転3ランを浴びた。第3戦はベンチ外となったが、第4戦では再び8回に登板し、相手の上位打線を三者凡退に抑えた。
小久保裕紀監督は第3戦の判断について、松本に一日リセットする時間を与えたことを説明している。そのうえで第4戦でも再び8回を任せたことは、チームが松本を重要な局面で必要とする投手として位置付けていることを示すエピソードだ。
杉山一樹との役割分担
ソフトバンクの終盤の継投を理解するうえでは、杉山一樹との役割の違いも押さえておきたい。
2026年のレギュラーシーズンでは杉山が35セーブを記録し、主なクローザーを務めた。一方、松本は32ホールドを挙げ、主にその前のイニングを担当した。
つまり、両者は同じ救援投手でも役割が異なる。杉山が試合を締めくくる役割を担い、松本がそこにつなぐ。チームが終盤のリードを守るためには、この継投の連携が欠かせない。
もちろん、投手の調子や試合展開によって登板順は変わる。松本自身も4セーブを記録しているため、固定された8回限定の投手と考えるのは正確ではない。
【プロの結論】松本裕樹を評価するときに見るべきポイント
松本裕樹の実力を評価する際、最も避けたいのは防御率やセーブ数だけで判断することだ。
救援投手には、それぞれ異なる役割がある。クローザーならセーブ数が大きな評価材料になるが、セットアッパーの場合はホールドやホールドポイント、登板数、投球内容を総合的に見る必要がある。
2025年と2026年の数字の違いをどう見るか
2025年は防御率1.07、WHIP0.81、39ホールドという圧倒的な成績だった。2026年は防御率2.22、WHIP1.02、32ホールドとなっている。
前年と比較すると成績が下がった部分はある。しかし、2026年は58試合に登板しており、前年の51試合を上回る稼働量だった。
ここで重要なのは、2025年の数字を毎年維持できなかったことだけを問題視しないことだ。58試合という登板数、8四球という制球面の数字、32ホールドという役割への貢献を併せて見るべきである。
松本裕樹の成績を見極める4つの判断基準
- 防御率:失点をどの程度防いでいるかを確認する。
- ホールド・HP:勝ちパターンの救援投手として、どれだけチームのリードを守ったかを見る。
- WHIP・与四球:無駄な走者を出さずに投球できているかを判断する。
- 登板数・投球回:シーズンを通してブルペンを支えられているかを確認する。
特に、ホールドポイントは救援勝利とホールドの合計だ。松本の2026年は4勝と32ホールドで36HPとなっている。ホールド数だけでは見えない貢献も把握できる。
こうした複数の指標を組み合わせることで、松本が単に登板機会の多い投手なのか、それとも重要な場面を任されて結果を出す投手なのかを区別できる。
2025年のタイトル獲得と2026年の58登板を踏まえれば、松本は一時的に好調だった中継ぎではなく、複数年にわたってチームの救援陣を支えてきた主力と評価できる。
【松本裕樹の現在と役割】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松本裕樹はソフトバンクで現在どんな役割を担っていますか?
A1:主に8回を担当するセットアッパーです。抑えの杉山一樹につなぐ勝ちパターンの投手として、終盤の重要な場面を任されています。試合展開によってはセーブ機会も担当します。
Q2:松本裕樹の2026年の成績は?
A2:58試合に登板し、4勝5敗、防御率2.22、32ホールド、4セーブを記録しました。56回2/3を投げて53奪三振、WHIP1.02、奪三振率8.42です。
Q3:松本裕樹は2025年にどのようなタイトルを獲得しましたか?
A3:2025年にパ・リーグの最優秀中継ぎ投手賞を獲得しました。51登板、防御率1.07、39ホールド、44ホールドポイントという好成績を残しています。
Q4:松本裕樹は2024年に何セーブを記録しましたか?
A4:2024年は14セーブを記録しました。開幕当初はセットアッパーを務め、シーズン途中から抑えにも起用されたシーズンです。
Q5:松本裕樹の出身高校とドラフト順位は?
A5:岩手県の盛岡大付高校出身です。2014年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受け、2015年からプロとして活動しています。
Q6:松本裕樹の背番号はいくつですか?
A6:福岡ソフトバンクホークスでの背番号は66です。2026年のNPB公式選手名鑑でも66番の投手として登録されています。
まとめ:松本裕樹はソフトバンクのブルペンを支える不可欠な存在
松本裕樹は、2014年ドラフト1位でソフトバンクに入団し、先発への挑戦も経験しながら救援投手として大きく成長してきた。
2024年は14セーブを挙げ、2025年には防御率1.07、39ホールドで最優秀中継ぎ投手賞を獲得。そして2026年は58試合に登板し、防御率2.22、32ホールド、4セーブという成績を残した。
数字を振り返ると、松本のキャリアは単なる防御率の改善だけでは説明できない。登板数を増やしながら勝ちパターンに定着し、セットアッパーとクローザーの両方を経験してきたことに大きな価値がある。
今後の注目点は、年間を通じた登板の安定性、WHIPや奪三振率の推移、そして終盤の重要な場面でどれだけホールドを積み重ねられるかだ。
背番号66の松本裕樹は、ソフトバンクが勝利を目指すうえで欠かせない救援投手の一人。2026年までの実績は、チームのブルペンを支える主力として確かな地位を築いたことを示している。
主な根拠資料: NPB公式の個人年度別成績・2026年度投手成績、福岡ソフトバンクホークス選手名鑑、日刊スポーツ、週刊ベースボールONLINE、日テレNEWS NNN。 (出典: 松本 裕樹 ソフトバンク(Yahoo!ニュース))